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2020年5月22日 (金)

2020 京王杯SC G2 レース回顧

ダノンスマッシュの強さが目立ったレースであったが、G2,3戦ですごく強いダノンスマッシュがG1では好走できないのはどういうことなのか、じっくり考えてみる必要がありそうだ。

1.レース結果の基礎データ

2020年 5月16日(土) 2回東京7日  天候: 雨   馬場状態:稍重
11R  第65回京王杯スプリングカップ
4歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定)  芝 1400m   13頭立

馬場差 -1.2 完全タイム差 -0.2
タイムランク C メンバーランク C

LAP :12.4-11.5-11.3-11.5-10.9-10.9-11.3
通過:35.2-46.7-57.6-68.5  上り:67.4-55.9-44.6-33.1

かなり雨が降って緩い馬場になっているように見えたものの、時計の出る高速馬場になっていた。また、序盤がかなり遅いので上がりの速いレースとなった。

2.完全タイム差検証

2020052002

かなりの過大評価で、1.3秒ほどは低く見るべき。レースのレベルはさほど高くはない。

3.各馬の分析

1着  13番  ダノンスマッシュ   牡 5 レーン    56  1.19.8 33.1 

好スタートから内の馬が遅いのでじっくり先頭に立つ。後続を離さないゆっくりとした逃げで、最後まで脚色衰えることなく1着になった。
逃げて、上がり33.1の脚を使われたら、後続の出番は全くなかった。元々二の足の速い馬なので、序盤が12.4-11.5のペースであれば楽に先頭に立てるのも納得。1400mも問題なかった。差してきたステルヴィオを最後まで寄せ付けなかったので末脚もかなりよい。この走りであれば1600mもこなせるかもしれない。
前走の高松宮杯のような時計のかかる道悪はダメであったが、時計の速い高速馬場でやや緩い重馬場の場合は問題がないようだ。G2,G3戦では全く崩れていない。G1でダメなのは不運が重なっているだけなのかもしれない。

2着  12番  ステルヴィオ       牡 5 川田将雅  57  1.20.0 33.0 

さほどよいスタートではなかったが、すぐ加速がつき前から4番手のポジションを取る。直線に入ってしっかり伸びてはいたものの、最後はダノンスマッシュと同じような脚色になり0.2秒差の2着になった。
スタートがよくなく後方になることが多い馬ながら、最後に末脚を使って追い込んでくるレースが多かったので、前目のポジションが取れればこれだけやれるのも納得。ただ、序盤が緩いペースだったことに恵まれたことが大きい。最後ダノンスマッシュに迫れなかったように、そう鋭い末脚ということではない。

3着   2番  グルーヴィット     牡 4 M.デム  56  1.20.1 33.1 

インの3番手を追走。直線ではもたついているように見えたものの、それでもステルヴィオ以外の後続には交わさせず、最後はステルヴィオにやや迫りつつの3着だった。
この馬も序盤が緩いペースで好ポジションが取れたことが大きい。エンジンのかかりが遅い馬ではあるが、高速馬場でスピードが出ることを活かして前の位置を維持することができた。

4着   1番  ラヴィングアンサー 牡 6 吉田豊    56  1.20.1 32.4

後方でじっくり脚をため、直線外から上がり最速の32.4の脚で追い込んできた。しかし、ゴール前ではやや脚色が鈍った。追い込みは鋭かったが、スローペースでも後方で脚を貯める必要があることや、ゴールまで脚色が続かないことから重賞では少し足りないのかもしれない。

5着   9番  セイウンコウセイ   牡 7 内田博幸  57  1.20.1 33.3 

2番手を追走。残り400mを過ぎたところで一旦後方に下がりかけたが、残り200mから再び盛り返し、一旦交わされたタワーオブロンドンを差し返して5着になった。
近走では先行しても早めに交わされて脱落するレースが多かったが、不調だったとはいえタワーオブロンドンを差し返したのは驚きだった。少し復調してきている可能性がある。

6着   3番  ケイアイノーテック 牡 5 石橋脩    57  1.20.3 32.5 

後方インを追走。直線でもややもたつき、それでも最後は少し伸びた。
32.5の上がりといっても他馬との比較で末脚の鋭さは感じられなかった。さらに前半の追走力が絶望的になく、重賞での好走の可能性は極めて低い。

7着   7番  ストーミーシー     牡 7 田辺裕信  56  1.20.4 33.0 

中段のやや後方を追走。最後は外から少し差してきてはいた。
やはり重賞では少し足りない馬。

8着  10番 タワーオブロンドン 牡 5 ルメール  58  1.20.4 33.3 

4番手追走から、直線に入って伸びるかに見えたものの、まるで勢いがなく後退してしまった。
ルメール騎手は馬場が緩かったことを敗因にしているが、それでも一旦交わしたセイウンコウセイに差し返されるのは不満で、今期は明らかに昨年秋の調子にはないと考えるべきではないかと思う。復調までしばらく時間がかかるのではないだろうか。

9着  11番  エントシャイデン   牡 5 松山弘平  56  1.20.4 33.1

6番手追走から直線では特に伸びるところがなかった。
オープン特別で、3着、2着と好走していたが、重賞では少し足りない。

10着   8番  ショウナンライズ   牡 7 和田竜二  56  1.20.6 33.3

中段追走から最後も伸びるところがなかった。重賞では少し足りない。

11着   5番  レッドアンシェル   牡 6 福永祐一  56  1.20.6 33.3

中段インを追走。直線に入ってすぐは伸びそうな雰囲気があったものの、まるで伸びなかった。
戦績からして少し負けすぎ。今回休み明けだったので、もう一戦様子を見たいところ。

12着   6番  ライラックカラー   牡 5 武豊      56  1.20.7 33.1

中段のやや後方のインで脚を貯めていたが、直線では大した伸び脚ではなかった。上がり3ハロンタイムは速いがインを距離ロスなく走れてのもので、評価すべきではない。このメンバーでは末脚が足りなかった。

13着   4番  ドーヴァー         牡 7 三浦皇成  56  1.21.4 33.5

後方のまま見所無し。追走力が足りず、ここでは末脚も勝負にならない。

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