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2020年5月15日 (金)

2020 NHKマイルC G1 レース回顧

前走レースレベルの高い重賞出走馬が上位にくる結果となったが、ファルコンS、アーリントンCともに1,2着馬の着順が逆転していることに注目すべきである。さらに、ファルコンS、アーリントンCともにハイペース戦で、着順を上げた2着馬はともに前目のポジションで厳しいレースをしていたということも共通点として挙げられる。こうしたことを踏まえてしっかりレース回顧することが、馬券力向上に役立ちそうだ。

1.レース結果の基礎データ

2020年 5月10日(日) 2回東京6日  天候: 晴   馬場状態: 良
11R  第25回NHKマイルカップ
3歳・オープン・G1(定量) (牡・牝)(国際)(指定)  芝 1600m   18頭立


馬場差 -1.7 完全タイム差 +0.4
タイムランク D メンバーランク C

LAP :12.3-10.4-11.4-11.9-12.0-11.3-11.2-12.0
通過:34.1-46.0-58.0-69.3  上り:69.8-58.4-46.5-34.5 

例年どおりの高速馬場で、2、3F目は速いが中盤が少し緩んでいる。そのため前目のポジションの馬が有利になった点はあるが、上がり3ハロンで33秒台を出したのが最後方から追い込んだ1頭だけだったので、例年より瞬発力がやや劣るメンバーだったともいえるかもしれない。ただし、この日はダートの砂が舞うほどの強風で最後の直線は向かい風だったので、追い込みづらい馬場だった可能性はある。

2.完全タイム差検証

2020051301

ほぼ順当な完全タイム差に思える。なので、レースレベルはそう低くないと考えられる。


3.各馬の分析

1着  11  ラウダシオン       牡 3 M.デム  57  1.32.5 34.4

そう速いスタートではなかったものの二の足が速く一旦先頭のレシステンシアに競りかけそうな勢いで前に上がってきた。その後3ハロン過ぎたあたりで一旦馬を下げて、レシステンシアの少し後ろを追走する。直線に入って追い出し残り200mくらいの地点でレシステンシアが甘くなったところで一気に先頭に立ちそのまま押し切った。
前目のポジションで競馬ができるこの馬の強みを活かした好騎乗だった。序盤で2番手まで押し上げたのがよく、そこで回りにペースを乱されることがなかったことに恵まれ、最後も末脚の鋭い馬がいなかったことに恵まれたので、色々恵まれての勝利であり、今後も勝ち切る機会はそう多くないように思うが、ペースが速くても前目のポジションが取れて最後まで末脚の衰えない馬ということはしっかり覚えておくべきである。

2着   3  レシステンシア     牝 3 ルメール  55  1.32.7 34.7

好スタートから先頭に立ち、最後は少し甘くなるもしっかり2着を確保した。
競り合いにならなかったので、4,5F目で少しペースを緩めることが出来た。最後は甘くなるので、この戦法で2,3着が多くなりそうで今後勝ち切ることは難しそう。

3着   6  ギルデッドミラー   牝 3 福永祐一  55  1.32.8 34.2

序盤3番手争いに加わりそうな勢いで前に出るも、3角までには5番手あたりのインのポジションを取る、距離ロスのないことを活かして4角をじっくり回り、直線では3番手争いのポジションになり、そこから直線ではしっかり伸び3着を確保した。
この馬も前目のポジションを取って、さらにインを距離ロスなく走ることで3着になった。前走ハイペース戦を前目で好走した実績が活きた3着であったが、1,2着馬との差は着差以上にあるように感じられた。

4着   2  タイセイビジョン   牡 3 石橋脩    57  1.32.8 34.5

インの3番手を追走。最後はギルデッドミラーとの競り合いでわずかに敗れての4着だった。
前走のアーリントンCはハイペース戦で後方に控え上手くインを突き、前目のポジションから直線では外を回ったギルデッドミラーとは内外大きく離れての勝負で勝ったが、同じようなポジションで同じような競馬をした場合は、ギルデッドミラーに僅かに敗れたのは納得いく結果だった。

5着  14  ルフトシュトローム 牡 3 レーン    57  1.33.0 34.0

後方追走から、直線に入ってすぐは前が詰まり、内に進路を切り替えて伸びてきた5着になった。
前が詰まってもすぐ進路が開いたのでそう不利とはいえず、前が開いてからの脚も大したことなかった。ニュージーランドTのレベルがそう高いものでもないので、まあこんな程度だろうという走りだった。

6着  5  シャインガーネット 牝 3 田辺裕信  55  1.33.1 34.5 

中段のインを追走。直線に入ってすぐのところではスピードの勢いがあり、前の馬を捕らえられそうな勢いがあったが、残り200mで勢いが止まってしまった。前走勝利したファルコンSの上がり3Fタイムが34.7なので、この馬の能力はしっかり発揮しており、高速馬場適正がいまひとつということだったようだ。あと、1400mの方が適正があるということも言えそう。


7着  18  ウイングレイテスト 牡 3 横山武史  57  1.33.1 33.7

最後方追走から直線では大外から鋭い末脚で伸びてきた。このレースで唯一の33秒台の上がり3Fタイムなので、末脚は目立った。
追走力はないが、高速馬場適正はありそうで、どこかで穴を空ける可能性はありそう。

8着   9  ラインベック       牡 3 武士沢友  57  1.33.1 34.6

中段追走。直線に入っての勢いはあまりなかったが、最後まで伸びてはいた。

9着  12  ボンオムトゥック   牝 3 田中勝春  55  1.33.4 34.9

中段追走。直線に入っての勢いはあまりなかく、最後の伸びもなかった。


10着  15  ソウルトレイン     牡 3 藤井勘一  57  1.33.5 34.5

後方追走であまり見所はなかった。

11着   7  メイショウチタン   牡 3 吉田豊    57  1.33.5 34.7

特に見所無し。

12着  16  ストーンリッジ     牡 3 松田大作  57  1.33.5 35.2

特に見所無し。

13着  17  サトノインプレッサ 牡 3 武豊      57  1.33.7 34.7

後方のままいいところなし。
毎日杯は「先週の結果分析」の評価でもタイムランクEで低評価だったので、今回の人気は過大評価だった。それと、高速馬場適正がなかったということは言えそう。

14着   8  サクセッション     牡 3 横山典弘  57  1.33.8 35.1

コーナーの加速で勝負する馬なので、直線の末脚比べになる東京コースは明らかに向いていない。


15着   4  プリンスリターン   牡 3 原田和真  57  1.33.9 35.4

先行して粘るタイプながら、高速馬場適正はいまひとつのよう。

16着   1  シャチ             牡 3 木幡育也  57  1.34.1 35.2

特に見所無し。

17着  10  ハーモニーマゼラン 牡 3 大野拓弥  57  1.34.3 35.5

特に見所無し。

18着  13  ニシノストーム     牡 3 江田照男  57  1.34.7 35.4

特に見所無し。

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