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2020年5月28日 (木)

2020 オークス G1 レース回顧

桜花賞が道悪競馬だったので、2400mへの距離延長に加え高速馬場適正を考えるためのデータも少ない、予想の難しいレースとなったが、結果はデアリングタクトの強さが目立つものとなった。ただ、例年に比べてもレースレベルは高くない結果となった。

1.レース結果の基礎データ

2020年 5月24日(日) 2回東京10日  天候: 晴   馬場状態: 良
11R  第81回優駿牝馬
3歳・オープン・G1(定量) (牝)(国際)(指定)  芝 2400m   18頭立


馬場差 -2.8 完全タイム差 +0.9
タイムランク D メンバーランク C

LAP :12.3-11.1-12.0-12.3-12.1-12.7-13.0-12.6-12.1-11.2-11.2-11.8
通過:35.4-47.7-59.8-72.5  上り:71.9-58.9-46.3-34.2

馬場差-2.8と、かなりの高速馬場になっていた。ペースは緩く瞬発力勝負になっているが、L3Fから速くなっていて、ここで早めにペースアップした馬はかなりの持続力が必要になるペースとなった。そのため、4角で少し脚を温存出来た馬が上位に入れる結果となった。

2.完全タイム差検証

2020052801

ほぼ妥当な完全タイム差と考えられる。あまりレースレベルは高くない。


3.各馬の分析

1着   4番  デアリングタクト   牝 3 松山弘平  55  2.24.4 33.1

まずまずのスタートでインの中段の位置につけたものの向こう正面に行くまでに徐々にポジションを下げやや後方のポジションにつく。4角の勝負所でもポジションを押し上げることができず、直線に入ってやや外に出して追いあげようとするも前が開かず、残り300mくらいで内の前が開くと進路を内に切り替えるとそこから馬が抜群の瞬発力、反応の良さを見せ一気にポジションを上げて全馬を差し切り1着となった。
高速馬場の経験が初めてだったが、高速馬場の切れ味勝負でもこのメンバーでは一段抜けた実力を示した。ただし、前半の追走力は今一つで、序盤はインぴったりで距離ロスなく走っていたのに、徐々にポジションを下げてしまっていたので、今後東京ほど直線の長くないコースでは取りこぼすこともありそう。また、直線でかなり外に出すことにこだわっていた騎手の騎乗もよくなく、騎手のコメントのとおり馬に助けられた勝利だった。それにしても、一瞬の反応の良さ瞬発力の鋭さはかなりのものであった。

2着  16番  ウインマリリン     牝 3 横山典弘  55  2.24.5 34.0

外枠ながら二の脚の速さで1角に入るころまでに2番手でインのポジションを取る。先頭がやや速かったので離れた2番手を進み、3,4角で後続が早めにペースアップする中インでじっとしていて直線に入って最内を回るもあまり勢いがないように見えたもののジワジワと伸び続け、2着になった。
インを距離ロスなく走ることで、L3-2Fの高速馬場スピード勝負を上手くやり過ごし持続力の高さで2着を確保した。騎手の好騎乗と、実はそうレベルが高くなかったメンバーに恵まれた2着。

3着   7番  ウインマイティー   牝 3 和田竜二  55  2.24.6 34.1

インの5番手を追走。4角では回りのペースアップに惑わされず外を回らないようにじっくり進み直線に入って追い出すと、早めに先頭に立つが、ゴール直前で上位2頭に差されての惜しい3着だった。
1着馬にはケタ外れの瞬発力。2着馬にはトリッキーな騎手の好騎乗に屈してのもので、この展開では一番真っ当な勝負をしての3着だった。そのため、このメンバーでは力上位であることを示した。

4着   6番  リアアメリア       牝 3 川田将雅  55  2.24.7 33.7

中段のデアリングタクトの少し前を追走。4角で外に出して早めの進出を試みるものの、中々スピードが上がらず、ジワジワ伸び続けてようやく4着に浮上した。
いい末脚を発揮することがある馬ながら、過去2戦でペースが速くなると末脚が鈍ることを示したが、今回はスローペースだったので、そこそこの末脚が発揮出来た。が、さほど鋭い末脚ではなかった。

5着  12番  マジックキャッスル 牝 3 浜中俊    55  2.24.8 33.4

後方追走でじっくり脚を貯めるが、直線に入ってもたつき、残り200mを過ぎたところでようやくエンジンがかかり末脚を発揮し5着まで上がった。
過去5戦で道悪の桜花賞以外は好走しているので、このくらいやれて当然の馬。非凡な瞬発力があるものの、追走力がないのとエンジンのかかりが遅いので、活躍の機会はそう多くなさそう。直線でもたついている間に、デアリングタクトに前をカットされる場面があったが、この馬がもたついている間に受けた不利であり、着順に影響を与えるものではなかった。

6着  15番  チェーンオブラブ   牝 3 石橋脩    55  2.24.9 33.4

ほぼ最後方追走から、直線大外より伸びてくるも6着まで。
スローペースであれば瞬発力が発揮出来ることを示したが、追走力がない。

7着  10番  ミヤマザクラ       牝 3 武豊      55  2.24.9 34.1

中段インのポジションを追走し、直線でジワジワ伸びてはいたが、大した末脚ではなかった。

8着   5番  ホウオウピースフル 牝 3 内田博幸  55  2.25.0 34.3

5番手追走するも、最後は大した伸び脚ではなかった。

9着  11番  リリーピュアハート 牝 3 福永祐一  55  2.25.1 33.9

スタートで鼻が地面につきそうなくらい躓いて後方から追走となる。直線で一瞬伸びてきそうな雰囲気はあったが、そう鋭い脚でなかった。
前目のポジションで勝負できる馬なので、スタートの躓きが痛かった。前のポジションが取れていたらもう少しやれていた可能性はある。

10着  17番  マルターズディオサ 牝 3 田辺裕信  55  2.25.1 34.4

中段追走。直線で少し伸びたが最後までいい脚が続かなかった。
外枠ではあるものの、前目のポジションで勝負すべき馬なので、前半はやや消極的な騎乗に見えた。

11着   1番  デゼル             牝 3 レーン    55  2.25.1 33.8

後方追走から直線外から伸びてはきているものの、最後まで速い脚は続かなかった。
瞬発力がある実績はあったが、追走力がなく、いい脚もそう長くは続かないことを示した。

12着  13番  ウーマンズハート   牝 3 藤岡康太  55  2.25.2 34.2

中段追走するも、最後は大した伸び脚ではなかった。

13着  18番  サンクテュエール   牝 3 ルメール  55  2.25.4 34.1

後方追走から、直線でも大して伸びなかった。

14着  14番  フィオリキアリ     牝 3 田中勝春  55  2.25.6 35.1

5番手追走するも、最後は伸びなかった。

15着   2番  クラヴァシュドール 牝 3 M.デム  55  2.25.7 35.4

3番手追走から、4角で早めに2番手に上がり、直線に入ってウインマイティーと先頭を争う走りを見せたが、残り200mで脱落した。
早めのペースアップが裏目に出て、他馬以上に厳しい持続力が必要な戦いをしてしまった。そのため、L1Fでの失速も納得。
ウインマリリンのクレバーさとは対極の拙さで、デムーロ騎手らしくない騎乗だった。

16着   8番  スマイルカナ       牝 3 柴田大知  55  2.25.8 35.6

逃げたが、最後バテた。高速馬場の瞬発力勝負ではさすがに厳しい。好走歴のある逃げ馬なので、この大敗で見限るべきではない。

17着   3番  アブレイズ         牝 3 藤井勘一  55  2.26.1 35.7

4番手追走するも直線ではまるで伸びず。
先行力はあるが、高速馬場の瞬発力勝負が向かなかった形だが、この馬も4角での早めのペースアップが裏目にでた。

18着   9番  インターミッション 牝 3 石川裕紀  55  2.26.3 34.7

中段追走するも4角で早々と最後方まで下がる。ここでは明らかに能力が劣った。

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