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2020年7月 9日 (木)

2020 ラジオNIKKEI賞 G3 レース回顧

先行したい馬が多い組み合わせなものの、それらの初速や二の足のスピード能力を戦績から比較するとパンサラッサが上位であることを発見することはそう難しくなかったものの、バビットが今回ほどの先行力があることを見抜くことが難しいレースとなった。

1.レース結果の基礎データ

2020年 7月 5日(日) 2回福島2日 天候: 曇 馬場状態:稍重
11R 第69回ラジオNIKKEI賞
3歳・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 1800m 12頭立


馬場差 +0.1 完全タイム差 +0.3
タイムランク C メンバーランク C

LAP :12.0-10.8-12.6-11.9-12.3-11.9-11.9-11.6-12.3
通過:35.4-47.3-59.6-71.5 上り:71.9-60.0-47.7-35.8

先行馬が多い組み合わせのわりにはそう前半は速くならず、平均ペース程度となった。3角で早めにペースアップして早めに脱落する馬もいたり、末脚が削がれた馬もいたので、先行力と持続力のが問われるレースとなった。


2.完全タイム差検証

2020070802

成長時期の3歳馬であれば、上位入選馬がこのくらいのパフォーマンスをしていても不思議ではないので、妥当な完全タイム差に思える。今年のレベルで真完全タイム差+0.3はややレベルが高いが、この時期の3歳重賞の基準タイムは古馬2勝クラスより0.3秒速い程度なので、そもそもの基準はレベルがあまり高くない。


3.各馬の分析

1着 1番 バビット 牡 3 内田博幸 53 1.47.3 35.8

好スタートから最内枠を活かし1角に入るまでに先頭に立つ。向こう正面でややせりかけられそうになるも先頭をキープし、3,4角でインを距離ロスなく走れることでリードを広げ直線に入っても勢い衰えることなく2着0.8秒差をつけて勝利した。
先行していた馬が多い組み合わせであったものの、初速の速い馬がそう多くなく、他い初速の速いパンサラッサが外枠だったこともあり、1番枠が活きて、序盤で楽に先頭に立てたことが大きいが、速いペースで逃げて最後まで勢いが衰えなかったので能力はある。1勝クラスの勝利がスローペースの逃げで勝っていたので、戦績からこうした速い逃げが打てる馬と考えるのは難しかった。

2着 11番 パンサラッサ 牡 3 三浦皇成 54 1.48.1 36.4

スタートは速かったが、外枠だったため、1角でインに切れ込む際に外の3番手のポジションにつく、3角から早めの進出を試み直線に入るまでに2番手の位置押し上げ、最後脚色が鈍りかけたが、追い込んでくる馬をギリギリ凌いでの2着だった。
終始やや外を回っていたので、3,4角の追い上げで距離ロスがあった。直線に入るまでのバビットとの差は距離ロスの分であったが、直線で突き放されたので総合力ではバビットに劣るが、最後までしぶとかったので3着馬以降とは力差があることを示した。戦績から速いペースに対応できることは分かるのでこの馬の好走を予想するのは難しくはなかった。

3着 2番 ディープキング 牡 3 戸崎圭太 52 1.48.1 36.0

スタートで1番枠、3番枠の馬に挟まれるようになりやや出負けする。1,2角はインぴったりを回り中団のポジションをキープしたが、向こう正面で馬場状態のいい外に出すも、3角のペースアップではやや勢いがつかず、4角でもあまり位置を上げれず後ろの位置で直線を迎えたがジワジワ伸びて、残り200mで勢いがついて追い込んできたが、パンサラッサを交わすまでには至らず3着になった。
今までより後ろの位置の競馬となったが、やや速いペースでは好位が取れないことを示した。加えてコーナーでの加速が今一つで直線だけで差し込むタイプながらトップスピードはさほど速くなく、かつ短いので今後さらに強いメンバーとの対戦では好走は難しいかもしれない。


4着 9番 パラスアテナ 牝 3 武豊 52 1.48.2 36.2

後方から3番目のインを追走。向こう正面で馬場のよい外に出しジワジワポジションを押し上げ3,4角で勝負圏内の位置まで上げてくるものの、直線で伸びているものの大した伸び脚ではなかった。
切れる脚が使える馬ながら、道悪だったこととを速いペースを早めに進出したため末脚が鈍ったことはありそう。

5着 12番 ルリアン 牡 3 坂井瑠星 54 1.48.4 36.6

終始外を回る。序盤は中団のやや後方の位置にいたが、向こう正面からポジションを押し上げ、直線入口では前から3頭目の位置まで上がってきていたが、直線では勢いが続かなかった。
終始外を回ってかなりの距離ロスがあったが、馬が終始外に逃げ気味だったとのこと。気性の幼さを見せた。


6着 5番 サクラトゥジュール 牡 3 石橋脩 54 1.48.5 36.1

序盤はやや勢いつかず後方から2番手になる。向こう正面では一旦最後方まで位置を下げるも3角で早めに外を勢いつけて回って追い上げてきていて、直線入口では大外から前を捕らえられそうな勢いがあったが、勢い続かず伸びなかった。
外を回る距離ロスは大きかったが、前半後方で脚を貯められていたわりにはあまりいい脚が使えなかったので現時点の能力はあまり高くない。

7着 3番 アルサトワ 牡 3 田辺裕信 54 1.48.6 36.8

スタートで騎手の手が激しく動き明らかに先頭を狙っていたが、先頭を取れるほどの勢いはなく、2番手を追走する。が、向こう正面で他馬が速く4番手の位置まで下げてしまう。そこからいいところはなかった。
逃げ先行が多い馬ながら戦績から緩いペースのレースが多かったので、先行争いで苦戦すると予想するのは難しくなかった。


8着 6番 アールクインダム 牝 3 吉田豊 51 1.49.1 36.6

後方追走のまま、特に見どころはなかった。

9着 7番 ベレヌス 牡 3 西村淳也 53 1.50.3 38.4

前から5,6番手の位置を追走していたが、4角のペースアップ時にはもう勢いがなかった。

10着 8番 グレイトオーサー 牡 3 レーン 54 1.50.8 39.2

スタートはまずまず速く、5番手くらいの位置につけていたが、1角の入口で躓き、勢いが削がれたかに見えたが、向こう正面で一気に前に進出し、先頭をつつくような位置に押し上げる。3角までは前で我慢できていたが、4角から勢いがなくなってしまった。
明らかに中盤まででのエネルギーの消耗が激しい走りをしてしまい、気性の幼さを見せた。この時期でもまだ3戦目とキャリアが浅い馬はこういうことがあったりするので、2連勝していても過信はできない。

11着 4番 コンドゥクシオン 牡 3 石川裕紀 53 1.50.9 38.6

後方のまま見どころなし。ここでは能力不足は明らか。

12着 10番 コスモインペリウム 牡 3 柴田大知 53 1.50.9 38.9

中団追走するも3角のペースアップについていけず。ここでは能力不足は明らか。

 

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