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2020年8月12日 (水)

2020 レパードS G3 レース回顧

ケンシンコウの扱いが難しいレースだったのだが、3歳戦は過去のレース戦績のみならず、成長の余地があるかどうかを考えるのが重要だということを改めて思い知らされる結果となった。

1.レース結果の基礎データ

2020年 8月 9日(日) 2回新潟6日 天候: 曇 馬場状態:不良
11R 第12回レパードS
3歳・オープン・G3(馬齢) (国際)(指定) ダート 1800m 15頭立


馬場差 -1.8 完全タイム差 -0.5
タイムランク B メンバーランク C

2020081003

かなり時計の速い馬場になってはいたが、最初の直線が長いわりには、あまり逃げたい馬がいなかったのか、序盤のペースは速くなかった。このことが意外な馬が逃げたひとつの要因になっている。
新潟ダートは3,4角が急なことから、ここを逃げ馬がインぴったりを回って直線に入るまで後続との差を広げることがやりやすいので前残りが発生しやすい傾向があるのだが、L4Fからペースアップすることで、このレースもまさにそんな展開となった。


2.完全タイム差検証

2020081004

0.7秒ほど低く見た方がよい。それでもややレベルは高く見えるが、この時期の3歳重賞は2勝クラスより0.5秒速い程度の基準タイムとなっている。


3.各馬の分析

1着 1番 ケンシンコウ 牡 3 丸山元気 56 1.49.2 36.6

スタートは特に速いわけではなかったが、最初の直線で先行争いをする馬が多い中、最内枠を活かして、最初のコーナーのコーナーワークで先頭に立つ。外から、タイガーインディが突いてくる形になり後続を少し離した逃げになったが、ペースはそう速いわけではなかった。3,4角の急なコーナーを速いスピードで回り、距離得を活かして最後の直線入口で後続との差を広げるとそのまま押し切った。
過去6戦している中、5戦が後ろからで、1戦のみ先行できていた馬なので、この馬が逃げると予想するのは極めて難しかった。前走の前半3Fが12.1-10.9-11.2で先行勢についていけなかったのが、今回は12.6-11.1-12.0と脚抜きのいい馬場を考慮するとそう速いわけでなかったので、前に行けたということのようだ。あと、1番枠で距離ロスなく走れたことが大きい。ただ、手前を変えてほしい時に変えない課題があるようなので、まだ成長の余地を残している。
ユニコーンSで3着だったものの、このコースには合わないと考えてしまい軽視してしまったが、まだ成長途上の3歳馬なので、新味を見せる可能性を考慮すべきだった。特に、この馬の過去の騎手のコメントを見ると、「まだ子供っぽい」とか「気性面の成長が必要」といったことが書かれていたので、成長の余地があったことを考慮に入れることは可能であった。
3歳戦の予想では過去のレースの実績のみならず成長の可能性を考慮すべきということを改めて思い知らされる結果だった。

2着 7番 ミヤジコクオウ 牡 3 和田竜二 56 1.49.6 36.1

スタート後騎手の手が激しく動き、鞭が1発入ったが、序盤は速くなく、インで7,8番手を追走。3角から鞭が激しく入り進出しようとするもののなかなかエンジンがかからず、直線大外から、末脚を伸ばしてきたが、さすがに最後まで鋭い脚は続かず、内にいたブランクチェックをギリギリで競り落としての2着だった。
エンジンのかかりが遅いズブさを見せていたが、過去のレースでほとんど上り最速で走っているように末脚が堅実であり、このメンバーで上位の末脚があることを示した。展開があまり向かない中での2着なので力はあることは明らか。ただ、かなりズブいことは記憶すべき。

3着 2番 ブランクチェック 牝 3 戸崎圭太 54 1.49.7 36.4

まずまずのスタートから、インで6番手を追走、3,4角をインぴったり走ることが、前にいた馬との差を少しづつ詰めていき、直線に入っての脚色はよかったものの、いい脚は長く続かず。それでも最後まで粘って3着を確保した。
先行力と内枠の利を活かしての3着だった。最後脚色が鈍ったのでもう少し短い距離の方がよいのかもしれない。

4着 4番 デュードヴァン 牡 3 川田将雅 56 1.50.0 36.8

4,5番手を追走。4角でもあまり加速できず、直線に入ってミヤジコクオウの少し内で併せ馬のようにして伸びてきたが、最後は脚色が少し鈍った。
全走と違って、前目のポジションが取れるペースであったが、追走に脚を使ったためか、最後の伸び脚が足りなかった。
ユニコーンS2着からか1番人気になったが、コース形態の違いからユニコーンS好走馬が苦戦することが多いこと、この馬自身コーナー4つのレースが初めてだったことを考えると危険な1番人気馬であった。

5着 13番 ニュートンテソーロ 牡 3 北村友一 56 1.50.6 36.6

スタートは遅いが、最初の直線でインに切れ込み、後方のインを追走。4角でも後方のままインを回り、直線で少し伸びたが、直線入口での位置が後ろ過ぎた。末脚はそこそこあるものの、前半の追走力があまりよくないようだ。

6着 5番 ラブリーエンジェル 牝 3 木幡巧也 54 1.50.7 37.0

後方インを回り最後の直線で少し伸びた。追走力に難がある。

7着 6番 ラインベック 牡 3 M.デム 56 1.50.8 37.9

3番手追走するも最後は伸びなかった。
前走は前走は2勝クラスで勝ったとはいえ3ハロン目が13.3とかなり緩いペースだったので、今回のペースでは末脚は発揮できないようだ。

8着 3番 タイガーインディ 牡 3 鮫島克駿 56 1.50.9 38.2

2番手追走し、直線でも粘ってはいたが、最後は脚色が鈍った。
先行力がある馬ながら、1400m戦までの経験しかなかったことから、1800mは少し長いようだ。
スタート後の先行力は一番よかったが、すぐに内に切れ込むことをせず、ケンシンコウにあっさり前を譲ったので、逃げるよりも2番手追走がよいと判断があったようだ。

9着 8番 ダンツエリーゼ 牝 3 太宰啓介 54 1.51.1 36.8

少しあおり気味のスタートでダッシュがつかず後方から、最後はちょっと伸びては来ていたが、追走力がなさすぎる。

10着 11番 フレイムウィングス 牡 3 西村淳也 56 1.51.5 37.8

中団追走から見どころなし。1勝クラス勝ち直後ではここでは能力不足なのは明らか。

11着 14番 フリーフロー 牡 3 丸田恭介 56 1.52.1 38.1

後方追走のまま見どころなし。1勝クラス勝ち直後ではここでは能力不足なのは明らか。

12着 10番 ライトウォーリア 牡 3 岩田望来 56 1.52.5 39.2

4,5番手を追走していたが、3角あたりから手応えが怪しくなり、直線で後退するのみだった。
前走の走りからすると負けすぎに感じるが、前々走も惨敗しているので、成績の安定しないムラ馬ということなのかもしれない。

13着 15番 フェイバリット 牡 3 原優介 56 1.52.6 38.7

特に見どころなし。

14着 12番 バンクオブクラウズ 牡 3 藤井勘一 56 1.52.9 39.2

特に見どころなし。

15着 9番 メイショウダジン 牡 3 幸英明 56 1.52.9 39.0

出遅れて後方のまま見どころなし。

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