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2020年8月 5日 (水)

2020 クイーンS レース回顧

人気馬スカーレットカラーは堅実ではあるものの、差してきても届かず、穴馬が勝つといったパターンを予想することはさほど難しくないものの、レッドアネモスをピックアップすることは難しかった。こうした馬を目ざとくピックアップできるようになるべく、しっかりレース回顧をしていく。

1.レース結果の基礎データ

2020年 8月 2日(日) 1回札幌4日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第68回北海道新聞杯クイーンS
3歳以上・オープン・G3(別定) (牝)(国際)(特指) 芝 1800m 14頭立

馬場差 -1.7 完全タイム差 +0.5
タイムランク D メンバーランク D

2020080402


今回からラップタイムを視覚的に表現することを試みてみる。
序盤はそう速いわけではないものの、ペースが落ちるところがなかったので先行していた馬には息が入りにくい厳しい展開になった。


2.完全タイム差検証

2020080401

ほぼ全馬前走よりパフォーマンスを大きく上げているように見えてしまうので、明らかに過大評価。上位馬はパフォーマンスを前走より上げているので、0.8秒ほど低く見るのが妥当と思える。


3.各馬の分析

1着 1番 レッドアネモス 牝 4 吉田隼人 55 1.45.9 35.0

スタートはよかったが、先行争いには加わらずインぴったりの中団を追走する。4角もじっくり回り4角の終わりでやや外に持ち出すとそこからしっかり伸びて1着となった。
前走はコーナーでの加速にもたついたものの、最後はしっかり伸びていたのだが、今回はインを距離ロスなく走ることでコーナーをうまく立ち回ることができたことが大きい。軽い走りをする馬ということなので、良馬場だったことと、コーナーの緩い馬場だったこともよかったかもしれない。
近走大敗したのは道悪競馬だったり、昨年はオープン特別で今年宝塚記念3着のモズベッロに勝っていることからこれだけ走れても不思議ではない。こうしたことにレース前から気づけるようになりたいものである。


2着 9番 ビーチサンバ 牝 4 福永祐一 55 1.46.0 34.9

スタートはよくなく後方から4番手あたりのインを追走。向こう正面から少しづつポジションを上げ、4角の終わりころにはレッドアネモスの少し後ろの位置につけたが、そこから外に持ち出す際に前の馬が壁になりさらに外に出すロスがあったが、残り200mで前が開くとグングン伸びて2着になった。
レース映像からはっきりわかるように、4角の終わりから直線入口のロスによってレッドアネモスと差が出来てしまったことが大きい。末脚は堅実ではあるが、近走はゲートで動いてしまうことが癖になっているのか、スタートがよくないことが多いようだ。


3着 2番 スカーレットカラー 牝 5 岩田康誠 56 1.46.0 34.7

後方から2番手のインを追走。4角もじっくり回るもコーナーワークでポジションを上げ、直線に入ってイン突きを狙うも前が開かずもたつき、残り200mを越えたあたりで騎手が焦って進路を外に変え、必死に鞭を入れて追い込み3着になった。
インぴったりを距離ロスなく走って最後鋭い末脚を使うこの馬の典型的なパターンの競馬をした。前走は乗り替わりで騎手がうまく乗れず「難しい馬」とコメントしていたが、岩田騎手が乗ればしっかり能力を引き出すことができるようだ。しかしながら、位置取りが後ろ過ぎたのと、直線に入ってからのロスが大きかった。岩田騎手も「笑うくらい下手に乗ってしまった。」と自虐的なコメントをしている。

4着 14番 シャドウディーヴァ 牝 4 内田博幸 55 1.46.1 34.9

後方でやや外を回り追走する。残り600mの手前から外を回って追い上げを開始し、最後までしっかりのびたが4着までだった。
追走力に難があるが、いい脚が長く続くことが強みであり、外を回る距離ロスを考えれば強い競馬をしている。600mを越えるロングスパートでいい走りをしていたことはしっかり記憶しておきたい。


5着 6番 カリビアンゴールド 牝 6 藤岡康太 55 1.46.1 35.4

5,6番手でやや外を回り追走。600mの手前で追い上げを開始し、最後までしっかり伸びて上位とあまり差のない5着となった。
この馬もいい脚が長く使える。シャドウディーヴァとはトップスピードの速さで劣るものの、追走力があり、前目のポジションにつけれることが強みとなる。噛み合え馬どこかでチャンスはありそう。


6着 8番 フェアリーポルカ 牝 4 和田竜二 56 1.46.1 35.3

中団追走。4角の終わりでじっくり外に出してきて、直線入口では突き抜けそうな雰囲気があったものの、他馬と脚色はあまり変わらず、6着までだった。
重賞2連勝していたが、あまり強さは感じられない走りだった。2連勝したのは福島、中山の1800mが似たようなコース形態だったことが大きかったようだ。


7着 10番 リープフラウミルヒ 牝 5 丹内祐次 55 1.46.2 35.1

中団追走。4角ではじっくり乗りすぎたのか、一旦最後方近くまで位置を下げたが、直線に入って鋭く伸びてきた。しかし、最後まで脚は続かなかった。
いい脚は長く使えないようで、脚の使いどころが難しい馬のようだ。

8着 3番 ナルハヤ 牝 6 藤田菜七 55 1.46.3 36.4

スタート速く先手を取る。2番手の馬にずっと突かれる厳しい展開になるが、2番手の馬は直線の手前で脱落する中、この馬は残り100mあたりまでしぶとく粘れていた。
まだ3勝クラスの馬ではあったが、先行力があり、展開次第では十分重賞で戦える能力を示した。

9着 13番 サムシングジャスト 牝 4 武豊 55 1.46.3 35.0

後方追走。最後は大外から伸びては来ていたが、大した脚ではなかった。

10着 7番 コントラチェック 牝 4 ルメール 55 1.46.6 36.4

スタートは速くなく中団の位置になったが、1,2角で外からポジションを上げ3番手を追走する。が、直線に入っての伸びがなかった。
ルメール騎手のコメントによると「彼女にはちょうどいいペースだったし、3番手で息も入っていた。ただ、追い出すと頭を上げてやめてしまった。」とのこと。戦績から、マイペースの逃げにならないと好走できない馬のようで、近走は初速もあまり速くないので、今後好走する機会はあまりないかもしれない。


11着 5番 アロハリリー 牝 5 池添謙一 55 1.46.6 36.0

インぴったりの4,5番手を追走。4角を距離ロスなく回ることで、直線入口では勝負圏内の位置につけたが、そこから伸びなかった。
先行力や立ち回りの上手さはあるものの、重賞では末脚が足りない。


12着 12番 オールフォーラヴ 牝 5 横山武史 55 1.46.6 35.7

中団追走、4角と直線で2度前が詰まる不利があったが、他馬より勢いが劣るから受けたものであり、特に見どころのある走りではなかった。

13着 4番 タガノアスワド 牝 6 西村淳也 55 1.47.8 37.8

2番手追走するも4角の終わりで脱落した。
戦績から逃げないとダメな馬なようだ。

14着 11番 モルフェオルフェ 牝 5 柴田善臣 55 1.47.9 37.3

前の3頭から少し離れた4番手を追走していたが、4角で脱落した。

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