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2020年8月19日 (水)

2020 小倉記念 G3 レース回顧

1,3着馬は展開やポジショニングに恵まれた結果であり、予想するのは極めて難しかった。こうした馬がなぜ連対したのかしっかりレース回顧して、こういうことも起こりえるということをしっかり記憶することが大切である。

1.レース結果の基礎データ

2020年 8月16日(日) 2回小倉2日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第56回農林水産省賞典小倉記念
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 2000m 14頭立

馬場差 -1.8 完全タイム差 +1.5
タイムランク E メンバーランク D

2020081801


かなりの高速馬場になっている。
ここ数年の小倉記念に比べて、前半の3ハロンはかなり速いのだが、向こう正面の中盤はそう速くはない、それでもコーナーでのスパートが早めになる展開になったのでここで脚を使った馬は苦しくなり、後方待機だったり、コーナーをじっくり回った馬が直線で浮上する展開になった。極端な追い込み馬が2着になっているが、追い込み決着になるほどの展開になっていないことはしっかり記憶すべき。


2.完全タイム差検証

2020081802

タイムランクEの時は妥当な評価が多いのだが、それでもやや高めの評価に見える。あと0.2秒ほどは低く見た方がよい。


3.各馬の分析

1着 3番 アールスター 牡 5 長岡禎仁 53 1.57.5 34.8

スタートはまずまずよくて中団のインにつける。3,4角では加速はあまりつかないものの、最内を距離ロスなく走れたことが活きて直線に入るころには前から5頭目くらいの勝負圏内の位置につける。残り200mを過ぎたあたりから最内をついて加速すると一気に伸びて1着になった。
最内を距離ロスなく走れたこと、4角で加速した馬が直線ではバテたり、追い込み馬が極端に外を回ったことなど、多くのことがかみ合ったとしか言いようのない勝ち方だった。まだ3勝クラスの馬だったところかハンデも恵まれており、さすがにこれだけ条件がかみ合うことは今後はないのではないだろうか。いい脚も一瞬しかつかえず、コーナーの加速もよくない。

2着 5番 サトノガーネット 牝 5 松山弘平 55 1.57.7 34.3

かなり後方を追走し、向こう正面では最後方まで下がってしまう。4角から大外回って加速するもそれでもかなり後方の位置。残り200mから鋭く伸びて2着に浮上した。先行した馬、早めに進出馬が最後バテるのに乗じた追い込みで展開がハマった形だが、中日新聞杯での好走の時も書いたが、G1,G2を走ることが多い馬であり、そこで成績今一つでもG3では能力上位ということはまだ健在なようだ。追い込み馬ならが、ここ数戦は上り3ハロンタイムの順位がよくなかったのだが、それでもG3戦では通用する上りを使えていたということのようだ。こうしたところは、しっかりチェックすべきだったということが今回の反省点になる。
狙うのが難しい馬が上位に来るレースになったが、この馬だけは狙いが立つ要素があった。

 

3着 4番 アウトライアーズ 牡 6 丸田恭介 54 1.57.9 35.1

最初は離れた最後方を追走するも、向こう正面で少しづつポジションを上げ、3,4角はあまりスパートせず、外を回りすぎないようにじっくり回り直線で伸びてきて3着になった。
直線の伸び脚は大した脚には見えなかったが、バテる馬が多かったのに恵まれて3着に浮上できた印象。向こう正面のこのレースとしてはペースが緩んだところでポジションを上げて、3,4角ではじっくり回って脚が貯めれたことが大きい、戦績からもここまでハマることは今後なかなかなさそう。馬券対象にピックアップするのが極めて難しい馬だった。

4着 7番 アメリカズカップ 牡 6 和田竜二 55 1.57.9 35.1

スタートは速くなく、アールスターの少し後ろのインを追走。3,4角でもあまり加速せず、4角の終わりあたりから少し外に出してスパートし、あまり目立つ脚ではなかったものの、最後は4着まで上がった。
この馬としてよい着順になったが、早めにスパートした馬がバテたのに乗じた4着でありあまり評価できない。オープン戦でほとんど凡走しているこの馬が4着ということはこのレースのレベルがかなり低いことを示している。


5着 1番 ノーブルマーズ 牡 7 高倉稜 56 1.58.0 35.5

インで先頭からは少し離れた3,4番手を追走。インを回ることで3,4角もじっくり回ることが出来たが、直線での伸びは大したことなかった。
先行して最後ひと足使う馬ながら、追走に脚を使いすぎると最後のひと足が使えないので、今回いいポジションにつけれても、このペースではこの馬の出番はなかった。

6着 14番 ランブリングアレー 牝 4 武豊 53 1.58.2 35.8

外を回って5番手を追走。3角で外からロードクエストがマクッてきたため、早めにスパートせざるを得なくなり、直線に入ってすぐは一旦先頭に立つも最後まで脚は続かなかった。
好ポジションにつけて早めのスパートで先頭に立ち押し切る、小回りコース向きの馬ながら、早めにスパートせざるを得なくなったことが不運だった。ただ、オープンではそもそもこの程度の能力の可能性もある。

7着 12番 ショウナンバルディ 牡 4 鮫島克駿 53 1.58.2 35.5

中団でアールスターと同じような位置の外を追走するも、直線では大してのびなかった。
3勝クラスながら、ランブリングアレーとあまり差のない競馬をした実績があり、ハンデがよいので少し期待したが、そもそも先行力が武器の馬なので、道中ランブリングアレーの後ろを位置を取ったことでノーチャンスだった。先行馬ながらオープンでは先行力は通用しないようだ。


8着 13番 ロードクエスト 牡 7 西村淳也 57 1.58.3 35.7

中団やや後ろの外を回る3角に入って残り600mのかなり前からスパートしてしまい、直線では先頭グループの位置にいたものの、最後まで脚は続かなかった。
持続力がある馬ではないので、早仕掛けなのは明らか、騎手のコメントによると反応が良すぎたとのこと。以前は追走力が劣り末脚はよくても勝負圏内まで来れない馬だったのだが、近走では追走がかなりましになってきているので、どこかでチャンスはあるかもしれない。

9着 10番 レイホーロマンス 牝 7 秋山真一 51 1.58.4 35.5

後方インを追走。直線で後方インから伸びようとするも大した脚は使えなかった。
後方の位置でも、この馬にとってはペースが速かったようで脚を貯めれる場面がなかったようだ。差し馬ながらどこかでペースが緩むことが必要な馬。

10着 6番 サラス 牝 5 松若風馬 53 1.58.5 35.4

後方追走。直線では大外回って伸びようとするも大して伸びず。
休み明けから2戦凡走を続けたので、この程度の実力と考えてよさそうだ。

11着 11番 サトノルークス 牡 4 川田将雅 56 1.58.5 35.8

中団追走から特にいいところがなかった。
菊花賞2着から人気になりがちであるものの、古馬重賞では2戦続けて凡走している。古馬戦線で戦うには能力不足の可能性が高く、今後も人気になるようなら嫌った方が妙味がありそう。

12着 9番 タニノフランケル 牡 5 幸英明 55 1.58.7 36.4

2番手で先行するも、直線に入って苦しくなってしまった。
先行力はあるものの、末脚がないので内枠で軽ハンデになるなどかなり恵まれた条件にならないと厳しい。

13着 8番 サマーセント 牝 4 酒井学 52 1.59.5 37.1

外の3,4番手を追走するも直線で大きく脱落した。
先行力はあってもここでは能力不足なのは明らか。

14着 2番 ミスディレクション セ 6 太宰啓介 54 2.02.8 40.5

速いペースで逃げたが、3角で早々とバテた。
オープン初戦の逃げ馬だったが、速いペースでの逃げ実績が今一つなので妥当な結果。

 

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