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2020年9月16日 (水)

2020 京成杯オータムH G3 レース回顧

米子Sの走りからスマイルカナがここでもいい走りをすることは予想できたものの、トロワゼトワルが去年より斤量も展開も厳しい中好走できると予想するのは難しかった。明らかのこの夏秋で成長していて、やはり古馬になって成長するのは牝馬が多いというのが最近のトレンドなのかもしれない。

1.レース結果の基礎データ

2020年 9月13日(日) 4回中山2日 天候: 曇 馬場状態: 良
11R 第65回京成杯オータムH
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 1600m 16頭立


馬場差 +0.2 完全タイム差 +0.6
タイムランク DC メンバーランク C

2020091501


平均ペースではあるが、さほど速くないので前につけていないと話にならない展開になった。


2.完全タイム差検証

2020091502

0.6秒ほど低く見た方がよさそう。

3.各馬の分析

1着 10番 トロワゼトワル 牝 5 横山典弘 55 1.33.9 35.3

外からじわっと先団グループに取り付き、1角あたりで2番手の位置を取り切る。残り400mからジワジワと追い出し、最後の坂のところでは一旦脚色が鈍るかに見えたものの、そこからもしぶとく伸び続けてわずかにスマイルカナを交わして1着になった。
昨年に続き2連覇となった。前が競り合うことなくやや落ち着いたペースになったことが大きそうではあるが、昨年は軽ハンデで、高速馬場で一人旅の逃げでの勝利であり、今回はハンデ得なし、高速でない馬場、2番手追走と全く異なる形での好走だったので、今年の勝利の方が中身が濃い。今年に入ってさらに成長していると考えてよさそう。今後も軽視できない存在になった。


2着 16番 スマイルカナ 牝 3 柴田大知 52 1.33.9 35.6

スタートは速くなかったが、二の足で大外から一気にインに切れ込み1角に入るまでに先頭の位置を取り切る。その後も2番手を少し離した逃げを打ち、最後までしぶとい走りで2着になった。
先行してかなりしぶといこの馬の能力は重賞でも通用することを示した。前走の米子Sでは3番手追走から勝っているので逃げなければダメというわけではく、速すぎるペースになれば控えることが出来るのも強みで、今後好走できるレースの幅は広そうだ。今回やはり大外で先頭に立つまでに脚を使わざるを得なかったことが大きく、着差を考えると内枠だったら勝っていた可能性は高かったと思う。

3着 2番 ボンセルヴィーソ 牡 6 木幡巧也 55 1.33.9 35.2

スタートは速く一旦先頭に立つが、前2頭が速かったので3番手を追走する。最内を通ることで4角をじっくり回り、直線に入ると前を脅かすほどの脚ではなかったが、しっかり伸びて、最後は前2頭にかなり迫っての3着だった。
内枠の先行前残りの典型的な穴パターン。戦績からすればこの馬が前で有利な競馬をすることは十分考えられるので、こういう馬を警戒すべきとの教訓になった。

4着 7番 ジャンダルム 牡 5 藤井勘一 56 1.34.1 35.3

スタートよく一旦ボンセルヴィーソと先行争いをしかけたが、結局4番手になる。4角のコーナリングで少しだけボンセルヴィーソに離され、直線になってしっかり伸びるものの、脚色は3着のボンセルヴィーソと大差なかった。
ペースがあまり速くならずインを通った先行馬有利の流れに恵まれての4着と見る。勝負所のコーナーでの加速はあまり上手くないように見えた。

5着 8番 シゲルピンクダイヤ 牝 4 和田竜二 54 1.34.2 35.2

ゲートに入るのをかなり嫌がり、入るまで3分近く要した。スタートはよく一旦先行争いに加わるも結局ジャンダルムの少し後ろの位置に落ち着く。4角でインを回って鞭が入るが、やはり前走同様にズブい。直線に入って伸びてはいるが、先行した分鋭い末脚は使えなかった。
勝負所でかなりズブいのはもう変わらなさそうだ。さらにゲート入りもいがやるので、牝馬によくある年齢を重ねて走りたくなくなるパターンに入ってしまったように思える。


6着 3番 アルーシャ 牝 5 戸崎圭太 55 1.34.3 34.7

スタートは遅く後方のインを追走。4角で外に持ち出し、直線ではメンバー中一番いい脚色で追い込んだが、6着までが精いっぱいだった。
直線入口での位置取りが後ろ過ぎた。直線の長いコース向きであるのは明らか。

 

7着 4番 ストーミーシー 牡 7 田辺裕信 57 1.34.4 34.9

スタートはまずまずよかったものの、最初の直線で中団の位置から後方までポジションを下げてしまう。残り600mを過ぎたところからスパートして、外を回すも、直線入口ではアルーシャよりは前の位置ながらそれでも先頭からはかなり後ろで、そこから伸びても7着が精いっぱいだった。
今回ペースが速いわけでなく、せっかく中団のやや前目のポジションがとれそうなところを後方まで下げてしまったのは不可解な騎乗だと思った。今日の展開では後方に位置した時点でノーチャンスだった。


8着 12番 エントシャイデン 牡 5 大野拓弥 56 1.34.5 35.2

中団やや後ろの外を追走。4角を外を回りすぎないように回り、直線入るころには馬郡の真ん中の前が壁になる位置になり、抜け出すスペースがないわけではないものの、そこからジワジワとしか伸びなかった。
勝負所で前が壁になるポジションになることが多い馬で、以前は穴予想家から注目されやすかったのだが、そもそもの末脚がこの程度なので、もう少し前のポジションにつけて、インを立ち回るような競馬をしないと3着に入るのは難しい馬。

9着 14番 アストラエンブレム セ 7 横山武史 57 1.34.5 35.8

スタートは遅く、後方の位置だったが、二の足で中団の位置まで押し上げる。3角にくると3番手の位置まで押し上げたが直線入口ではもう勢いがなく、伸びなかった。
重賞では少し能力が足りない。

10着 5番 アンドラステ 牝 4 ルメール 53 1.34.5 35.2

好スタートから先行争いに加わろうとするが、他馬が速く一旦中団のインにつける。3角で勢いなくさらにポジションを下げ、4角ではかなり後ろから外を回りすぎないように回り直線に入って鞭を入れるも前が壁になり勢いつかず伸びなかった。
1番人気馬であったが、3角で後退したこと、直線で前が壁になったことは不利があったためと騎手や競馬記者のコメントをみるとされているようだが、勢いを感じられる場面がなかったので、不利が敗因とは思えない。前走でギリギリの3着だったのもあまり勢いを感じられるものでなかったので、やはり重賞での平均ぺース以上のレースではやや能力が劣るのだと思う。今回不利を受けたことを理由に次走も人気になりそうなので、嫌った方がよいと思う。「先週の結果分析」風に言えば、次走危険馬ということ。

11着 13番 ミッキーブリランテ 牡 4 坂井瑠星 54 1.34.6 35.6

中団やや外を追走。直線に入って追い出すもさほど伸びなかった。
コーナーでも直線でもどこかで短いひと脚が使える馬なのだが、今回はなだれ込んだだけになってしまった。脚の使いどころが難しい馬なので、一流騎手が乗らないと3着以内に入るのは難しいのかもしれない。2走前の中京記念では福永騎手ですら脚の使いどころを誤ったと認めているくらいなので、非常に乗り難しい馬と記憶すべき。

12着 9番 アフランシール 牝 4 津村明秀 52 1.34.8 35.4

後方追走から、残り700mくらいから早めにスパートをかけたが直線まで脚は続かなかった。
昇級初戦で、ロングスパート型の馬のようだが、700mのロングスパートはさすがに無謀だった。ハイペース戦とか、今回とは異なる展開になればロングスパートがハマる機会があるかもしれない。この一戦で見限るべきではない。

13着 11番 ラセット 牡 5 秋山真一 55 1.34.8 34.8

最後方追走、4角で早めに外を回って進出を試みるものの、直線入口ではかなり後方の大外に位置になる、そこから伸びるもの、早めにスパートした分最後まで脚は続かなかった。
追走力がないので、直線の短い小回りコースは明らかに向かない。

14着 6番 スイープセレリタス 牝 4 丸山元気 52 1.35.0 35.9

中団インを追走。3,4角ではスパートできずややポジションを下げ直線でもインから大して伸びなかった。インぴったりを回ってこの程度なので、重賞では能力不足なのは明らか。


15着 15番 メイケイダイハード 牡 5 酒井学 55 1.35.1 35.8

スタートは遅かったが、二の足で中団の位置をとるが、そこからまるでいいところがなかった。
やはり前々走の中京記念の時は、奇跡的にすべてがこの馬向きの展開になったということなのだろう。

16着 1番 ルフトシュトローム 牡 3 石橋脩 54 1.35.3 35.9

中団インのやや後ろを追走。4角の勝負所でややポジションを下げ直線入口は外の最後方の位置。そこからまるで伸びなかった。
NHKマイルカップがG1とは言え、このときの3歳G1は古馬3勝クラスと同等かそれ以下のレベルなので、この馬が最下位でもまったく不思議ではない。
古馬と戦えるだけの成長はなかったということだろう。

 

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