2020 菊花賞 G1 レース回顧
3冠馬の勝ち方としては珍しい、接戦での勝利となったのでまたまたコントレイルの実力を推し量るのが難しい結果となった。
1.レース結果の基礎データ
2020年10月25日(日) 4回京都6日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第81回菊花賞
3歳・オープン・G1(馬齢) (牡・牝)(国際)(指定) 芝 3000m・外 18頭立
馬場差 +1.2 完全タイム差 -1.5
タイムランク A メンバーランク C
そこそこ流れたペースとなり、L3Fよりペースアップしているので、持久力勝負となったが、L1Fでの減速はさほど大きくないので、極端な持久力勝負になはっていない。中盤でままずまず息の入れれる展開にはなっていたようだ。
2.完全タイム差検証
滅茶苦茶な過大評価。初めて走る3000mのレースで14着馬まで前走より大幅にパフォーマンスアップしているように見えてしまうので、明らかに不自然。どの程度補正すべきかは難しいところなのだが、少なくとも1.8秒は低く見るべきだろう。
3.各馬の分析
1着 3番 コントレイル 牡 3 福永祐一 57 3.05.5 35.2
好スタートから一旦下げて7番手を追走。3角ではあまり外を回りすぎないように回りながらポジションを5番手まで上げていき、4角の終わりで外に出して追い出すと、直線の内回りとの合流地点あたりで早くも先頭に立つ。しかし、伸びは今一つで外からアリストテレスに迫られる。しかし、追い比べて競り勝つ根性を見せて1着になった。
ギリギリの勝利であったが、レース映像を見返すと最後は首差は縮まりようがないように見えて、接戦での勝負強さを見せた。コーナーでの立ち回りの上手さは相変わらずであったが、最後の伸び脚は今一つだったので、長距離戦は合ってないのは確かなようだ。ただし、並んでからの勝負強さはかなりのものであったので、これであれば、メンバーが強化されても自身のパフォーマンスがアップする可能性はありそう。まだまだ、この馬の可能性は未知数となった。
2着 9番 アリストテレス 牡 3 ルメール 57 3.05.5 35.1
終始コントレイルのすぐ外の後ろを追走してプレッシャーをかけ、最後の直線ではあわやの場面を作った。
前走の真完全タイム差が比較的よく、その時の騎手の評価が「すごくスタミナのある馬」ということだったので、長距離戦に向いていたのは確か。ただし、前走は2勝クラス戦であり、古馬と戦った時どうかは未知数。
3着 10番 サトノフラッグ 牡 3 戸崎圭太 57 3.06.1 35.2
道中は最後方に近い位置を追走。3角から外よりポジションを少しづつあげていくが、直線入口ではまだ後方。直線に入って鞭を入れるとジワジワ伸びて最後は3着まで上がった。
最後は意外なほどの持続力を見せた。これならば、古馬重賞でも十分戦えるかもしれない。
4着 8番 ディープボンド 牡 3 和田竜二 57 3.06.2 36.1
5番手を追走。4角の終わりでは楽な手応えで先頭に近い位置まで押し上げてきたが、直線での伸びは大したことなかった。
前目のポジションで最後まで粘り切るこの馬の持ち味は今回も発揮された。堅実ではあるが、今後も4,5着になることが多そうな馬。
5着 15番 ブラックホール 牡 3 藤岡佑介 57 3.06.2 35.4
後方だが、サトノフラッグより少し前を追走。4角で早めに進出するも大外に行ったことと直線での加速に時間ががかり、サトノフラッグに前にでられてしまう。直線の途中でかなりの加速を見せたが、最後はサトノフラッグと同じ脚色になり5着まで。
一瞬の脚はあるものの、器用さに欠ける。
6着 13番 ロバートソンキー 牡 3 伊藤工真 57 3.06.6 35.6
後方追走から4角では比較的内を回り、直線入口の伸び脚はよかったが、最後まで脚は続かなかった。
前走3着がフロックではないことを示した末脚ではあった。
7着 6番 ヴェルトライゼンデ 牡 3 池添謙一 57 3.06.9 36.3
中団追走。4角の加速はよく、直線入口ではまずまずの位置につけたが、そこから伸びなかった。直線に入るまでに脚を使い切ってしまった印象。
8着 14番 ヴァルコス 牡 3 岩田康誠 57 3.07.1 36.5
中団追走から、最後はなだれ込んだだけであまり見どころはなかった。
9着 2番 ガロアクリーク 牡 3 川田将雅 57 3.07.5 37.4
前目の位置で追走するも、直線ではまるで伸びなかった。
10着 11番 バビット 牡 3 内田博幸 57 3.07.6 37.7
2番手追走するも、直線でバテた。
11着 4番 マンオブスピリット 牡 3 M.デム 57 3.07.6 36.9
後方追走から直線ではさほど伸びず。
12着 5番 サトノインプレッサ 牡 3 坂井瑠星 57 3.07.8 37.2
中団追走するも最後は伸びず。
13着 1番 ディアマンミノル 牡 3 幸英明 57 3.07.9 37.1
後方追走から直線ではさほど伸びず
14着 16番 ターキッシュパレス 牡 3 富田暁 57 3.07.9 36.6
後方追走から直線ではさほど伸びず
15着 7番 ダノングロワール 牡 3 北村友一 57 3.08.5 38.1
5番手の位置につけたが、最後は大きくバテた。
16着 12番 レクセランス 牡 3 松山弘平 57 3.09.2 38.4
3番手追走していたが、3角で早くもバテた。
17着 18番 ビターエンダー 牡 3 津村明秀 57 3.09.4 38.3
後方のまま見どころなし。
18着 17番 キメラヴェリテ 牡 3 松若風馬 57 3.11.7 41.8
果敢に後続をやや離して逃げたが、残り600mで早々と脱落した。
« 2020 富士ステークス G2 レース回顧 | トップページ | 「Hello! Petitluxe〜コンセプトルーム&宿泊プラン〜」は超お得かも »
「競馬」カテゴリの記事
- レース回顧記事を終了します(2022.06.30)
- 2022 宝塚記念 G1 レース回顧(2022.06.30)
- 2022 マーメイドステークス G3 レース回顧(2022.06.23)
- 2022 ユニコーンステークス G3 レース回顧(2022.06.23)
- 2022 エプソムC G3 レース回顧(2022.06.15)
「レース回顧」カテゴリの記事
- レース回顧記事を終了します(2022.06.30)
- 2022 宝塚記念 G1 レース回顧(2022.06.30)
- 2022 マーメイドステークス G3 レース回顧(2022.06.23)
- 2022 ユニコーンステークス G3 レース回顧(2022.06.23)
- 2022 エプソムC G3 レース回顧(2022.06.15)
« 2020 富士ステークス G2 レース回顧 | トップページ | 「Hello! Petitluxe〜コンセプトルーム&宿泊プラン〜」は超お得かも »
コメント