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2020年11月

2020年11月25日 (水)

2020 東京スポーツ杯 2歳ステークス G3 レース回顧

ダノンザキッドの強さだけが目立つ、例年に比べるとやや低調な一戦になった。それでも、ダノンザキッドの走りは今後の期待が持てるものだった。

1.レース結果の基礎データ

2020年11月23日(祝) 5回東京7日 天候: 曇 馬場状態: 良
11R 第25回東京スポーツ杯2歳S
2歳・オープン・G3(馬齢) (国際)(指定) 芝 1800m 10頭立


馬場差 -1.4 完全タイム差 +0.3
タイムランク C メンバーランク C

2020112303
一頭だけ飛ばす展開だったので、実質的にはかなりのスローペースだった。その割にはいい瞬発力を見せた馬は多くなかった。

2.完全タイム差検証

2020112304

補正の必要のない妥当な完全タイム差に思える。

3.各馬の分析

1着 3番 ダノンザキッド 牡 2 川田将雅 55 1.47.5 33.5

好スタートから先行グループに加わる位置につけるも、前2頭が速いので3番手つける。落ち着いていたようにみえたが、やや力みがあったようだ。直線に入って、少しづつ伸びてきて、坂の終わりで先頭に立つとそこからは他馬を突き放し1着となった。
他馬とは実力の差を見せつける勝利で、新馬戦タイムランクAの評価どおりの走りだった。新馬戦では直線で追い出すと内にささるところがあったが、今回はそのようなことがなく成長も感じさせた。今後が楽しみな存在。

2着 2番 タイトルホルダー 牡 2 戸崎圭太 55 1.47.7 33.9

好スタートから先行しようとするも、1頭速い馬がいたので離れた2番手につける。直線に入ってジワジワのびて、ダノンザキッドにはあっさり交わされるもそれ以外の馬には交わされずの2着。
先行力があり、2番手に控えることができる機動力を示したが、他馬の末脚が大したことないことに恵まれた感はあった。


3着 10番 ジュンブルースカイ 牡 2 武豊 55 1.47.8 33.6

6番手辺りの中団を追走し、4角の終わりでダノンザキッドの少し後ろ位置まで押し上げ、直線に入ってジワジワ伸びたが、上位2頭を脅かすような脚色ではなかった。
前走の2着もそうだが、勝ち切るのに少し足りない感じで、今後も堅実でも2,3着が多くなりそうな走りだった。

4着 6番 プラチナトレジャー 牡 2 田辺裕信 55 1.47.9 33.6

後方から2番手を追走。4角をインで距離ロスなく回ることで、直線入口では勝負圏内の位置まで押し上げたが、そこからの伸びが足りなかった。
道悪巧者で、高速馬場で上りの速い競馬は向いていないようだ。

5着 7番 ヴェローチェオロ 牡 2 横山典弘 55 1.48.1 34.0

スタート遅く後方からになるが、向こう正面で外から4番手辺りの位置まで押し上げる。4角も外を回り直線で伸びては来ていたが、上位勢とは見劣った。

6着 1番 ドゥラヴェルデ 牡 2 ルメール 55 1.48.3 34.3

やや出遅れるも二の足速く難なく中団のインの位置につける。インぴったりを距離ロスなく走ることで、直線入口では好位につけたが、そこからの伸びが足りなかった。
勝った新馬戦では直線の加速にもたつきあまり強さを感じられなかった、今回もその印象通りであまり強いとは思えなかった。荒れていた内の馬場を通ったロスはあるが、その分距離得を得ているので、特に不利はない走りだった。

7着 9番 モリノカンナチャン 牝 2 横山和生 54 1.48.6 34.2

後方追走。直線大外から大して伸びなかったが、最後の最後で少しだけ伸びた。ここでは能力不足は明らか。

8着 4番 レインフロムヘヴン 牡 2 M.デム 55 1.48.7 35.5

先頭に立つと抑えきれず1頭だけ他馬を離した逃げになり直線であっさり失速した。
抑えきれない気性面の問題が解消されないと好走は難しそう。

9着 8番 モメントグスタール 牡 2 大野拓弥 55 1.49.5 35.5

中団追走するも、直線でまるで伸びなかった。

10着 5番 トーセンジャック 牡 2 山田敬士 55 1.50.6 35.9

後方追走のまままるでいいところがなかった。実力が足りなすぎで、まるで勝負にならない。

 

 

「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。

 

完全タイム差を検証する表について説明します。

 

2020 マイルCS G1 レース回顧

実力馬が実力通りの走りをする、見ごたえのあるレースとなった。今後の参考になるような各馬の特徴もよくみれたので、今後に向けてしっかりレース回顧しておきたい。

1.レース結果の基礎データ

2020年11月22日(日) 5回阪神6日 天候: 曇 馬場状態: 良
11R 第37回マイルチャンピオンシップ
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝 1600m・外 17頭立


馬場差 -1.3 完全タイム差 +0.3
タイムランク C メンバーランク B

2020112301

前半かなり速くなるかと思われたものの、4ハロン目で落ち着いたので前のポジションにつけた馬が余力を残せる展開になった。そのため、逃げたレシステンシアがL3Fで早めのペースアップを仕掛けても他馬が余裕でついてこれた。しかし、早めのペースアップのためさすがにL1Fの坂では少し減速したが、後方にいた馬が届くほどの減速ではなかった。


2.完全タイム差検証

2020112302

微妙なところだが、あと0.3秒ほど低く見た方がよさそう。豪華メンバーの割には、レースレベルはやや低かったと見るべきなのかもしれない。

3.各馬の分析

1着 4番 グランアレグリア 牝 4 ルメール 55 1.32.0 33.2

好スタートからやや内の5番手を追走。4角も上位馬郡の後ろでじっくり回る。直線に入って追い出し最初はアドマイヤマーズとラウダシオンの間をつこうとするも、馬がやや怯んでしまい、少しづつ外に出していく。やや外に出て残り150mくらいのところで鞭が入ると坂なのにものすごい末脚を繰り出し、最後は2着馬に1馬身をつけての勝利だった。
好スタートから絶好のポジションにつけれたが、以前から不安のあった馬郡での立ち回りはやはりよくなかった。それでも勝つのだから桁違いに強いのは明らかな勝利だった。


2着 8番 インディチャンプ 牡 5 福永祐一 57 1.32.1 33.2

好スタートから一旦中団やや内の位置まで下げる。4角をじっくり回り直線に入ってやや外に出してジワジワ伸び続け、残り200mを過ぎて先頭に立ち最後までしっかり伸びているのだが、グランアレグリアの桁違いの末脚に屈しての2着だった。
最後甘くなることがある馬ながら、今回はゴールまでしっかり伸びていた。1600万条件のときに阪神コースで高いパフォーマンスを見せていたので、直線長く最後坂の阪神コースは合っているようだ。相手が悪かったとしかいいようのない2着。

3着 7番 アドマイヤマーズ 牡 4 川田将雅 57 1.32.2 33.6

外の3,4番手を追走。直線に入ってジワジワ伸び続け、残り200mの少し前で一瞬先頭に立つもすぐインディチャンプに交わされ、それでもしぶとく伸び続け3着を確保した。
早めの競馬でこの馬の勝負根性を最大限に引き出した。この馬の末脚ではこれが限界であり、もう少し上りがかかるようになるレースが向いている。


4着 11番 スカーレットカラー 牝 5 岩田康誠 55 1.32.4 33.3

スタートはまずまずだったが早くないものの、早めにインに切れ込むことで中団のインのポジションを確保する。4角をじっくり回り直線では最内からしっかり伸びてはいたが、上位3頭には及ばなかった。
近走ではもっともよい位置につけれた走りだったが、これで引退とのこと。

5着 17番 サリオス 牡 3 M.デム 56 1.32.4 33.1

まずまずのスタートから、インに切れ込もうとするも前の馬郡が雁行状態で内に入る隙間がなく、3角に入るころにはかなり後方のポジションになってしまった。直線では後方から伸びてきてはいるものの、直線入口での位置が後ろ過ぎた。
一応上り3ハロンタイムは最速だった。前目のポジションが取りたい馬なので、大外枠が堪えたことはありそう。デムーロ騎手のコメントでは「内に入れることも考えたが、ゴチャつくと良くないので、外めで流れに乗った。」といっているので、馬郡の中での競馬は得意でないと陣営は考えているのかもしれない。今後のサリオスの狙い時を考える上でよく覚えておきたい。

6着 16番 ヴァンドギャルド 牡 4 戸崎圭太 57 1.32.5 33.3

スタートはよく、早めにインに切れ込むことで、3角ではサリオスよりだいぶ前の中団のやや後ろの位置につけることが出来た。4角をじっくり回り直線に入ってしっかり伸びてくるも、6着までだった。
心配のあったスタートが決まり能力が発揮できた。が、ここでは足りなかったものの、G2,3ならば十分上位争いができる能力を示した。

7着 15番 ペルシアンナイト 牡 6 大野拓弥 57 1.32.6 33.2

後方から2番手を追走。直線入口でもかなり後方ながら最後までしっかり伸びてきていた。


8着 2番 レシステンシア 牝 3 北村友一 54 1.32.8 34.3

逃げて道中ややペースを落とし、残り600mからペースアップするも前の他馬も楽に追走しているので差を広げることができず。残り200mで脱落してしまった。速いペースで先行してもかなり粘れる馬ながら、このメンバーでは通用しなかった。


9着 1番 ベステンダンク 牡 8 藤岡佑介 57 1.32.8 34.0

スタートはよく、インの3,4番手のポジションで追走する。4角のペースアップでやや離されそうになるも、最後まで食らいついて少しは伸びていた。
ここでは明らかに能力が足りないが、立ち回りは悪くないので、どこかで好走する機会はありそう。

10着 14番 サウンドキアラ 牝 5 松山弘平 55 1.32.9 33.7

中団のやや後ろを追走。4角はじっくり回り、直線に入ってサリオスの内の位置にいたが、伸び脚は大したことなかった。
今季休み明け2戦目で調子上がらず。今季は調子がいまいちなのかもしれない。


11着 5番 メイケイダイハード 牡 5 酒井学 57 1.33.0 33.9

馬郡の中団を追走するも、最後は大して伸びなかった。


12着 12番 アウィルアウェイ 牝 4 藤岡康太 55 1.33.2 33.9

中団やや後方のインを追走。4角のペースアップではやや後退気味。直線に入って伸び脚は大したことなかった。
1200戦で直線だけの極端な追い込みがハマる馬なので、L3Fのコーナーから加速が始まるペースはまるで向いていないようだ。

13着 3番 ケイアイノーテック 牡 5 津村明秀 57 1.33.2 33.6

ほぼ最後方追走。直線は大外から、伸びようとするが大した伸び脚ではなかった。
ここでは通用しなかったが、長い直線でジワジワ伸びてくる馬なので、展開がハマればまたどこかでチャンスはありそう。

14着 13番 タイセイビジョン 牡 3 石橋脩 56 1.33.2 34.2

中団追走から、見どころない。この秋2戦凡走したので、古馬には通用しない可能性が高そう。

15着 6番 ラウダシオン 牡 3 武豊 56 1.33.2 34.6

2番手追走。4角のペースアップもついていき、直線の途中までよかったが、最後は止まった。
戦績から負けすぎなので、高速馬場で上り速い決着は向いていない可能性が高い。さらに、最後坂のコースも向いていない可能性が高い。

16着 10番 ブラックムーン 牡 8 幸英明 57 1.33.4 33.9

後方のまま見どころなし。

17着 9番 カツジ 牡 5 池添謙一 57 1.34.3 35.6

外の4,5番手を追走していたが、直線でまるで伸びず。
ここでは能力は劣るのは明らかで、前走のように極端に恵まれないと好走は難し。

 

 

 

「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。

 

完全タイム差を検証する表について説明します。

2020年11月17日 (火)

2020 エリザベス女王杯 レース回顧

ラッキーライラックのよさを最大限に引き出したルメール騎手の好騎乗が光るレースとなった。今季のルメール騎手には逆らわない方がよさそうだ。

1.レース結果の基礎データ

2020年11月15日(日) 5回阪神4日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第45回エリザベス女王杯
3歳以上・オープン・G1(定量) (牝)(国際)(指定) 芝 2200m・内 18頭立

馬場差 -2.1 完全タイム差 +0.5
タイムランク C メンバーランク B

2020111605


平均ペースのようなラップになっているが、これはノームコアが他馬を離して逃げたもののため、実質はかなりスローバランスのレースだった。そのため、直線入口では横長に近い隊列になり、外差しが叶いやすい隊列になった。そのため、外からレベルの高い末脚を繰り出していた馬が上位に来た。

 

2.完全タイム差検証

2020111606


0.6秒くらい低く見た方がよさそう。ウインマリリン、リアアメリアはインを上手く立ち回って恵まれて前に残ったので、大きくパフォーマンスアップしたとは考えない方がよい。

3.各馬の分析

1着 18番 ラッキーライラック 牝 5 ルメール 56 2.10.3 33.9

中団を追走。残り600mの手前から一気に加速していくと直線入口では外からもう先頭のすぐ後ろの位置まで上がってくる。残り300mくらいで先頭に立ち、最後は2着馬にかなり迫られたが、ギリギリ凌いで1着になった。
先行力はあるものの、最後まで脚が続かないところが弱みだった馬なのだが、スローを見越していつもより後ろの位置で脚を貯め、4角から加速し直線で早めに先頭に立って、最後の坂ではそう鋭い末脚を使える馬がいないことを見越した、全てがうまくいったレースとなった。

2着 13番 サラキア 牝 5 北村友一 56 2.10.4 33.7

後方から4番手を追走。残り800mを過ぎたあたりから外から少しづつポジションを上げていく。直線入口では大外から、後方ながら前を捕らえそうなポジションになり、そこからジワジワ伸び続けて2着になった。
後方からながら4角の立ち回りは悪くなく、最後の坂の末脚は一番目立つ脚だった。この秋はかなり調子がよいようだ。

3着 11番 ラヴズオンリーユー 牝 4 M.デム 56 2.10.4 33.8

中団やや後方追走。3,4角の加速はやはりあまりよくなく、直線入口ではやや後方であったが、そこからよく伸びての3着。
古馬になってから一番いい走りだった。今年の春、秋初戦は凡走しているので、休み明け2戦目で調子を上げるタイプなのかもしれない。

4着 12番 ウインマリリン 牝 3 横山武史 54 2.10.7 34.4

先頭から少し離れた3番手のインを追走。4角をインぴったりで回ることにより距離得を得て、残り200mの手前では2番手の位置に上がったがそこから伸びず。4着。
インを効率よく走った典型的な前残りで、あまり評価できない4着。


5着 8番 センテリュオ 牝 5 戸崎圭太 56 2.10.8 33.9

後方のインを追走。残り600mで外に出すもそれでもまだ後方。直線入口でもかなり後方だったが、そこからよく伸びて5着まで。
後方からの差し馬ながら、中山、阪神での成績が良いのは、最後の坂の走りがよいからで、今回も最後の坂でよく伸びているのだが、L1Fが11.8では前に迫ることはできなかった。
今回は不発ながらこの馬の特徴はしっかり記憶すべき。


6着 4番 ソフトフルート 牝 3 福永祐一 54 2.10.9 34.5

インの5,6番手を追走。インを立ち回ることで4角をじっくり回り、直線に入って追い出すも末脚は大したことなかった。
トップスピードはそう速くない。前走の走りから、4角で一気に加速した方がよかった可能性はたかい。小回りコースのローカル重賞で見直してみたい存在。

7着 5番 リアアメリア 牝 3 川田将雅 54 2.10.9 34.9

先頭が飛ばす中、スローなペースの2番手追走となる。が、直線ではさほど伸びなかった。
展開は明らかに恵まれているので、前残りでようやく7着と見るべきで、あまり評価できない。


8着 1番 シャドウディーヴァ 牝 4 内田博幸 56 2.11.0 34.3

インで7番手あたりを追走するも、3,4角ではインでじっとしている間にどんどんポジションが下がってしまう。直線入口では大分後方になるものの、そこから少しは盛り返していた。ロングスパートが出来る馬にしては3,4角での立ち回りが消極的すぎた。

9着 2番 サムシングジャスト 牝 4 松山弘平 56 2.11.2 34.7

インの中団からやや後方を追走。最後の直線はインから少しは伸びたものの、大した脚ではなかった。タフな状態の馬場でインから伸びてくる馬なので、高速馬場では出番はなかった。

10着 16番 ミスニューヨーク 牝 3 加藤祥太 54 2.11.2 34.8

中団追走から、特に見どころなし。

11着 14番 サトノガーネット 牝 5 坂井瑠星 56 2.11.2 34.3

後方追走から、直線では大外から伸びてきてはいた。
追走力がないのだが、G1では末脚もたりない。小倉記念2着の時と同等の末脚は使っている。

12着 3番 リュヌルージュ 牝 5 団野大成 56 2.11.3 34.7

中団追走から特に見どころないのだが、たまに牝馬G3で好走するので、G3戦では注意が必要。

13着 15番 ウラヌスチャーム 牝 5 斎藤新 56 2.11.3 35.1

後方追走だったが、残り800mの少し前から外をまくって、4角の終わり近くでは一瞬3番手まで進出するもそこまでだった。
明らかに仕掛けが速すぎ。騎手もG1では経験不足ということなのだろう。

14着 9番 ウインマイティー 牝 3 和田竜二 54 2.11.4 35.1

中団追走からいいところがなかった。古馬とのレースでは通用しない可能性が高い。

15着 7番 ロサグラウカ 牝 5 幸英明 56 2.11.4 34.6

後方追走のまま見どころなし。

16着 6番 ノームコア 牝 5 横山典弘 56 2.11.6 36.1

スタートして、特に前に行く馬がいなかったので、1角までに先頭に立って、やや速いペースで逃げたが、自身の末脚を削いだだけで、後続の末脚を削ぐことはできなかった。
今回のペースと馬場状態であれば、末脚勝負に徹すれば、より上位の着順になれた可能性は高いだけに逃げたのは無謀すぎた。

17着 17番 エスポワール 牝 4 武豊 56 2.11.6 35.4

5番手あたりを追走するも、直線ではまるで伸びなかった。

18着 10番 カーロバンビーナ 牝 5 浜中俊 56 2.12.5 35.2

後方のまま見どころなし。

 

 

 

「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。

 

完全タイム差を検証する表について説明します。

 

2020 福島記念 G3 レース回顧

ハンデ戦ながら、ほぼ実績通りの波乱のない決着になったが、その割にはそこそこ配当のよい結果となった。

1.レース結果の基礎データ

2020年11月15日(日) 3回福島6日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第56回福島記念
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 2000m 16頭立

馬場差 +0.2 完全タイム差 +0.9
タイムランク E メンバーランク D

2020111607


前半はやや速く縦長の隊列になったが、後半はさほど減速ラップにはなっていないので、持続力勝負というわけでなく、平均ペースのレースとなった。

 

2.完全タイム差検証

2020111608

0.6秒ほど低く見た方がよさそう。低調なメンバーのローカル重賞ということもあり、レースのレベルは低い。

3.各馬の分析

1着 3番 バイオスパーク 牡 5 池添謙一 55 1.59.6 35.2

まずまずよいスタートからインのポジションをとり前が速いので中団の7番手くらいの位置を追走する。4角をインぴったり回ることでポジションを徐々に上げていき。直線入口では勝負圏内の位置まで上がり、そこからしっかり伸びて1着となる完勝だった。
何時もインぴったりを効率よく走る馬で、この馬のイメージ通りの走りだった。この程度メンバーのG3戦では結構やれるということのようだ。調教が軽かったとのことで、軽視した人が多かったようだったが、池添騎手がわざわざ福島まで騎乗しに行ったことから、陣営は勝負をかけていたと考えてもよかったのではないかと思う。

2着 9番 ヴァンケドミンゴ 牡 4 酒井学 55 1.59.6 35.2

中団のバイオスパークと同じような位置を追走し、4角の勝負所ではややもたつくかに見えたものの、鞭が入ると一気に外に出しそこから勢いよく伸びてきて、外から最後までよく伸びて2着になった。
福島の成績がよいので、人気になっていたが、その評価どおりの好走だった。後方からになる馬なのだが、4角の加速が福島コースに合っているということなのかもしれない。


3着 7番 テリトーリアル 牡 6 石川裕紀 56.5 1.59.8 36.6

やや速いペースの展開ながら、2番手で先頭をつつくような走りをして、直線に入って先頭に立ったものの、最後は上位2頭に差された。
「この馬の持ち味を生かす競馬をしましたが、結果的に勝ちにいき過ぎたかもしれません。」と騎手がコメントしていて、前半もう少し脚を貯めていればもう少しやれていた可能性はあるが、重賞3着はこの馬の久々の重賞での好走で、近走不調だったのが前走好走したのはリフレッシュしてよいころの調子を取り戻したということなのかもしれない。次走も注目してよいかもしれない。

4着 13番 デンコウアンジュ 牝 7 柴田善臣 56 1.59.9 35.0

後方外からよく伸びてきているが、最後は少し脚色が鈍った。休み明けで56キロだったので、次走以降もう少し調子を上げる可能性がある。

5着 11番 ウインイクシード 牡 6 松岡正海 56 2.00.0 35.9

5番手追走から、最後は少し伸びてきていた。たまに好走する馬で、戦績から10週以上の休み明けでは凡走しているので、次走はもう少し調子を上げる可能性はある。

6着 5番 ワセダインブルー 牡 5 大野拓弥 54 2.00.1 35.1

後方追走から直線はやや外から伸びてはいたが、目立つような脚ではなかった。


7着 8番 マイネルハニー 牡 7 宮崎北斗 55 2.00.1 35.9

5番手辺りのインを追走から、この馬の近走からしたら、最後までしっかり粘れていた。少し復調の兆しが見られたかもしれない。


8着 2番 トーラスジェミニ 牡 4 木幡育也 56 2.00.2 37.1

逃げたが直線であっさり交わされる。しかし、バッタリ止まらなかった。

9着 12番 マイネルサーパス 牡 4 丹内祐次 56.5 2.00.3 35.8

中団追走から、最後まで一応伸びてはいるが、大した伸び脚ではなかった。
やや人気にはなったものの、戦績から重賞では足りないとの評価でよさそう。

10着 6番 アドマイヤジャスタ 牡 4 富田暁 56 2.00.3 35.7

後方追走のまま見どころなし。

11着 1番 ロードクエスト 牡 7 西村淳也 57 2.00.4 34.5

かなり前から離れた後方から2番手を追走し、直線は大外から伸びて上り3ハロンタイム最速で走ったのだが、相変わらす追走力がなさすぎる。

12着 15番 ドゥオーモ 牡 7 藤岡康太 53 2.00.4 34.8

後方から3番手追走でこの馬も一応外から伸びていたが前半の追走力がなさすぎた。

13着 16番 レッドローゼス 牡 6 勝浦正樹 56 2.00.4 35.2

後方追走のまま見どころなし。

14着 4番 レッドアネモス 牝 4 吉田隼人 55 2.00.6 36.9

3番手追走するも、直線でまるで伸びず。2000mでの好走実績がないので、1800mまでの馬なのかもしれない。

15着 10番 マイネルファンロン 牡 5 藤井勘一 55 2.00.9 37.1

この馬も3番手追走するも、直線でまるで伸びず。近走ではまるで末脚が発揮できていない。

16着 14番 ソロフレーズ 牡 5 江田照男 53 2.01.1 34.9

最後方追走から、まるでいいところがなかった。

 

 

 

「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。

 

完全タイム差を検証する表について説明します。

2020 デイリー杯2歳ステークス G2 レース回顧

小頭数レースながら、上位2頭の長いたたき合いが見ごたえのあるレースになった。

1.レース結果の基礎データ

2020年11月14日(土) 5回阪神3日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第55回デイリー杯2歳S
2歳・オープン・G2(馬齢) (国際)(指定) 芝 1600m・外 8頭立


馬場差 -1.7 完全タイム差 -0.7
タイムランク B メンバーランク D

2020111603

前半、やや速いラップに見えるものの、後半の方が速いバランスになっているので、かなりの高速馬場であることがよくわかる。

2.完全タイム差検証

2020111604


かなりの過大評価であることは明らかで、1.1秒ほど低く見た方がよい。ただし、上位2頭はかなり強くなる可能性はある。

3.各馬の分析

1着 2番 レッドベルオーブ 牡 2 福永祐一 55 1.32.4 34.0

まずまずのスタートから二の足が付きすぎたのか一旦3番手に上がってところで頭を上げてしまい、そこから騎手が少し抑え気味にしてインの5番手を追走する。直線に入って前が狭かったもののインへの進路がわずかにできると瞬時にインに入り込みそこからの反応が速く先頭に立つ。しかしながらすぐ外のホウオウアマゾンの末脚もしぶとく、たたき合いになりわずかに制しての1着だった。
前半は気性の幼さを見せたものの、勝負どころの反応の速さはすごくよかった。最後まで戦う勝負根性もよかったが、瞬発力の威力はやや劣るかもしれない。

2着 1番 ホウオウアマゾン 牡 2 松山弘平 55 1.32.4 34.2

スタート速く、楽に先頭に立つ。途中からスーパーウーパーが先頭に立とうとしてきたので、無理せず2番手に控える。4角から早め進出し、直線入口で早々とスーパーウーパーを捕らえて先頭に立つと、すぐ内からレッドベルオーブに交わされそうになるもそこからゴールまで長いたたき合いになり、最後は僅かに屈しての2着。
先行して早め進出の競馬で強い内容だった。最後が坂の阪神コースは合っている。

3着 3番 スーパーホープ 牡 2 川田将雅 55 1.32.6 34.2

後方追走。4角では外を回りすぎないように回り、直線に入ってやや外からジワジワのびてきたが、1,2着に追いつくような脚色ではなかった。


4着 8番 ビゾンテノブファロ 牡 2 原優介 55 1.33.2 34.5

最後方追走。4角をインぴったり回ることで後方勢と同じような位置になり、最後までそれなりに伸びての4着。
上位3頭からは大分離されているので、特に見どころはない。

5着 6番 カイザーノヴァ 牡 2 坂井瑠星 55 1.33.3 35.1

好スタートから直線入口まではホウオウアマゾンのすぐ外の後ろで同じような脚色で走れていたが、直線では伸びなかった。

6着 4番 シティレインボー 牡 2 池添謙一 55 1.33.4 34.9

後方追走から4角で外を回り直線にはいって外から少し伸びてきたが、最後まで勢いは続かなかった。最後が坂の阪神はよくないということはありそう。

7着 7番 コスモアシュラ 牡 2 国分優作 55 1.34.6 36.3

4番手の外を追走するも4角の終わりくらいでもう勢いなく後退気味だった。

8着 5番 スーパーウーパー 牝 2 武豊 54 1.35.7 37.6

スタートして不自然に外に出てしまい、そこから勢いがつきすぎて最初のコーナー入口で先頭に立ってしまう。序盤のちぐはぐさにより4角終わりでもう勢いを失ってしまった。

 

 

 

「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。

 

完全タイム差を検証する表について説明します。

2020 武蔵野ステークス G3 レース回顧

高齢の古馬の実績馬がまだまだ健在であることを示す結果となった。特に、サンライズノヴァは今年は好調が長く続いているようだ。

1.レース結果の基礎データ

2020年11月14日(土) 5回東京3日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第25回東京中日スポーツ杯武蔵野S
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定) ダート 1600m 16頭立

馬場差 -0.5 完全タイム差 +0.1
タイムランク C メンバーランク C

2020111601


良馬場ながら、やや脚抜きの良い状態になっている。前半はかなり速く差し、追い込み有利の展開となった。

 

2.完全タイム差検証

2020111602

やや過大評価で0.4秒ほど低く見た方がよさそう。

3.各馬の分析

1着 6番 サンライズノヴァ 牡 6 松若風馬 58 1.35.0 35.4

まずまずのスタートながら行く気なく、一旦後方から3番手まで下げる。4角でもまだ後方から外に出し、直線に入って残り400mの少し手前から追い出すとグングン伸びて1着になった。
坂から徐々に加速し、残りの平坦でのトップスピードは速めに抜け出した各馬を圧倒するものだった。6歳馬ながら今年は好調を長く持続している。チャンピオンズカップでも4角のスパイラルカーブで外を回りすぎさえしなければ十分勝負圏内に入れそう。

2着 12番 ソリストサンダー 牡 5 北村宏司 56 1.35.1 35.6

スタートは遅かったが、中団外で徐々にポジションを上げていく直線入口でもまだやや後方であったが、残り400m-200mのところの加速がすごく速く一旦先頭にまでたったが、速い脚は最後まで続かず最後はサンライズノヴァに差された。
いい脚は長く続かないようだが、トップスピードの爆発力は凄いことを示した。前走はコーナ4つのレースで4角でインの加速がよかったので、様々なパターンのレースに対応できる器用さがあるようだ。東京の坂での加速が凄かったので、L1Fが坂の中山、阪神でもしっかり対応できそう。いい脚の使いどころがカギとなるが、上手い騎手が乗れば好走できるレースの幅は広そう。今後要注目。


3着 7番 エアスピネル 牡 7 三浦皇成 56 1.35.3 36.1

中団追走。4角はややインを回り、直線で早めに加速して上位に進出する。残り100mあたりでやや脚色が鈍ったが、それでも3着は確保した。
早めの競馬でしぶとく粘る走りは7歳になってもダートならば健在であることを示した。前走のエルムSの走りからこの馬は高速ダートでないとダメかと思われたが、そうでなくてもやれることを示した。ただ、この馬はワンターンのレースの方がよさそう。

4着 8番 ワンダーリーデル 牡 7 横山典弘 57 1.35.4 35.6

最後方追走から、3,4角はやや内を通り外を回りすぎないように回り少しポジションを上げる。しかし、直線に入って外に出すのにもたつき、勢いに乗ってからはよく伸びたものの4着までだった。
伸び始めるまでのモタついているので、7歳で衰えがあるのかもしれない。近走は4,5着までのレースが続いている。

5着 11番 タイムフライヤー 牡 5 ルメール 57 1.35.4 36.1

中団追走から最後まで伸びてはいるのだが、やはり伸び脚が足りない。やはり直線の長いコースだと末脚が足りないようだ。

6着 9番 メイショウワザシ 牡 5 浜中俊 56 1.35.9 37.3

先行して、坂を上がってからは上位勢に楽々交わされているのだが、最後までかなり粘れている。このしぶとさなら、最後が坂の阪神、中山ではより好走できるかもしれない。

7着 2番 モズアスコット 牡 6 横山武史 59 1.35.9 36.3

中団追走から、最後は目立たなかったが、一応伸びてきてはいる。やはり59キロが響いたと考えるべきだろう。

8着 5番 スマートダンディー 牡 6 津村明秀 56 1.36.1 36.3

後方から2番手を回るも、4角で大外を回り、直線入口では一旦最後方になり、そこから伸びては来るもののここまで。このメンバーに入ると、追走力も末脚もいまいち。

9着 3番 ロードグラディオ 牡 4 柴田大知 56 1.36.3 36.8

特に見どころなし。

10着 15番 レピアーウィット 牡 5 石橋脩 56 1.36.4 37.5

外から3番手を追走。砂を被るとよくない馬なので、外枠で気分よく先行できたようだが、最後は伸びなかった。東京で末脚勝負になるとまるで向いていないのは明らか。

11着 4番 ケンシンコウ 牡 3 丸山元気 56 1.36.8 37.7

4番手インを追走するも直線ではまるで伸びなかった。

12着 10番 エメラルファイト 牡 4 石川裕紀 57 1.37.0 37.3

後方のまま見どころなし。3歳限定せんのスプリングSを勝って以来古馬のレースでまるでいいところなく、今回初ダートだったが、ダートでも通用しなかった。

13着 16番 オメガレインボー 牡 4 大野拓弥 56 1.37.2 38.4

序盤速く2番手追走していたが、直線ではまるで伸びなかった。重賞では能力不足。

14着 13番 デュードヴァン 牡 3 M.デム 55 1.37.3 38.2

好位の5番手あたりを追走していたが、すぐ外を走っていたバティスティーニとずっと競り合う感じになり、4角で早めに追い出したものの、直線ではまるで伸びなかった。
古馬には通用しない可能性もありそうだったが、今回は力みがあったところもあるので、もう一戦様子をみたいところ。

15着 1番 フィードバック 牡 4 田辺裕信 56 1.38.2 38.9

中団追走するも、見どころなし。

16着 14番 バティスティーニ 牡 7 戸崎圭太 56 1.40.0 40.8

デュードヴァンのすぐ外の5,6番手あたりを追走していたが、直線に入って脱落した。

 

 

「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。

 

完全タイム差を検証する表について説明します。

2020年11月10日 (火)

完全タイム差を検証する表について説明します。

重賞レース回顧の記事で使っている「完全タイム差を検証する表」について説明します。

約2年前の記事で、

「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。

を書いたが、この考えに到達することによって、僕はタイムランクA,B相当で走った馬が次走凡走するケースに合点がいくようになった。ペース補正はスローペースだけでなく時計が速いレースでも必要だということだと思う。時計が速いレースでなぜ補正が必要か、全てのケースを説明しきれるほどの実力は僕にはまだないのだが、ひとつ確実に言えるのは緩急なく、速いラップを刻み続けるレースではギアの上げ下げがない分弱い馬でも惰性で速いタイムが出るということは確かだと思う。そうした補正が必要な場面に対応できないのが、スピード指数の限界であり、それを補うのが、各馬の前走のパフォーマンスと比較して妥当と思われる値を探る方式で、これはアンドリュー・ベイヤーが広めたスピード指数とJRAハンデキャッパーがやっているクラシフィケーションをミックスした考え方で、これがレースのレベルを定量的に表す方法として最も妥当性のある方法だと僕は考えている。このときに妥当な値を探るのに使用しているのが、「完全タイム差を検証する表」となる。以下に今年の菊花賞で使用した表を使ってこの表の内容を説明する。

2020111002

表の①~⑦の列について以下に記す。

①完全タイム差

 グリーンチャンネルの番組「先週の結果分析」で発表されている完全タイム差の値を出走各馬に当てはめた値となる。

②前走の完全タイム差

 出走各馬の前走の完全タイム差の値で、これは番組発表の値でなく、僕が補正済の値を使用している。

③前走クラス差

 菊花賞は3歳G1のレースなので、3歳G2,G3のレースの基準タイムはそれより低い値が使用されていて、2勝クラス、1勝クラスではさらに低い値になる。また、古馬重賞だとレベルの高い値になる。そのため、前走と比較するにはクラスによるレベル差を補正する必要がある。

④前走とのタイム差

 ①の値を②③を使って比較したものが、前走とのタイム差になる。完全タイム差が過大評価されていると出走馬で着順が悪い馬でも前走より高い完全タイム差になってしまう。菊花賞だと15着の馬まで前走よりパフォーマンスアップしているように見えてしまうので、これは明らかに過大評価と考えるのが自然だ。

⑤補正値

 完全タイム差をどの程度補正すべきかをこのセルで設定する。この値を上下させながら妥当な値を探る。

⑥真完全タイム差

 完全タイム差を⑤の値で補正したものになる。

⑦前走とのタイム差

 完全タイム差を補正した真完全タイム差と前走の値を改めて比較しているのがこの列になる。菊花賞は興味深いことに、どう補正しても、ある着順までは、上位馬はパフォーマンスアップしていて、下位馬はパフォーマンスをダウンさせている設定になる。この補正をどの程度に設定すべきが、実はまだ議論の余地が十分あると思っている。が、僕には菊花賞をギリギリで勝ったコントレイルが神戸新聞杯より2.5秒もパフォーマンスアップさせたとは到底思えない。

こうして、完全タイム差を出走各馬の前走のパフォーマンスと比較してみることで、より定量的に妥当性のある値を導くことができる。しかしながら、競走馬は常に一定のパフォーマンスで走るのではなく、調子やコース設定、展開によって激しくパフォーマンスをアップ・ダウンさせるので、当然ながら定量的な指標だけでは馬券で勝てず、過去のレースを定性的に判断して競馬予想しなければならない。それでも、競馬予想する上で定量的な指標を効果的に用いている人は多くはないので、真完全タイム差は競馬予想する上の大きな武器となり得るのである。

 

 

2020 みやこステークス G3 レース回顧

有力馬が早めの勝負で潰しあいをする見ごたえのあるレースとなった。クリンチャーが今後も同様の戦法を取るようになれば、今後も面白いレースがみれそうで、チャンピオンズカップの楽しみが広がった。

1.レース結果の基礎データ

2020年11月 8日(日) 5回阪神2日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第10回みやこS
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定) ダート 1800m 10頭立


馬場差 -0.6 完全タイム差 -0.2
タイムランク C メンバーランク D

2020110807

4ハロン目以降、速いラップを刻み続ける厳しいレースになった。その分L1Fで大きく減速している。例年の京都コースと違ってL1Fの坂が堪える展開となった。

2.完全タイム差検証

2020110808

やや過大評価で、エイコーンを物差しとして、0.6秒ほど下方修正するとしっくりきそう。


3.各馬の分析

1着 6番 クリンチャー 牡 6 川田将雅 57 1.49.9 37.3

スタートは速くなかったが、気合をつけて1角までに外の4番手の位置を取る。道中外から前の馬にプレッシャーをかける形で追走し、4角の途中で先頭にいたベストタッチダウンが早々と脱落し、直線に入ってからはすぐ前にいたエアアルマスとの一騎打ちに思われたが、これも残り200mの手前で脱落してしまい、他馬を蹴散らす形で2着に0.5秒差をつける完勝だった。
持続力はあるものの、速い脚が今一つで2,3着が多い馬であったが、早めに進出して持続力勝負に持ち込むことでこの馬のよさが最大限に活きた勝利だった。川田騎手は初騎乗であったが、レース映像を何度も見て持続力勝負に持ち込むのがよいと考えて、今回の作戦を試みたとのことで、さすがの好騎乗だった。


2着 7番 ヒストリーメイカー 牡 6 北村友一 56 1.50.4 37.6

中団追走から、4角で外を回って直線入口までに3番手に進出するとそこからグングン伸びて2着になった。
前がバテる展開に乗じたところはあるが、4角の加速、直線の末脚ともに見どころがあった。北村友一騎手は今回かなり久々の騎乗になったが、ここ数戦からは騎手が大幅に強化された形になった。今までこの馬が重賞ではいまいちスケール不足に感じられたのは騎手がいまいちだった可能性もある。騎手の大幅強化にはやはり注目すべということだろう。

3着 8番 エイコーン 牡 5 高倉稜 56 1.51.1 37.7

最後方追走。最後の直線でも後方の位置であったが、ジワジワ伸び続け3着に浮上した。
最後エアアルマスがバテ過ぎたのに乗じた感はあるが、休み明け4戦目ながら前走の好調子を持続していたようだ。調子を長く維持できるタイプなのかもしれない。

4着 10番 エアアルマス 牡 5 松山弘平 58 1.51.2 38.7

速いペースを2番手追走し、最後の直線の途中までよくクリンチャーと競っていたのだが、最後はちょっとバテ過ぎの感がある。41週の休み明けが堪えたのだろうか。

5着 2番 マグナレガーロ 牡 5 浜中俊 56 1.51.4 38.6

中団追走から最後までしっかり走ってはいたが、勝負圏内には入れず、重賞では少し足りない。

6着 4番 テーオーエナジー 牡 5 古川吉洋 57 1.51.5 38.4

中団追走から最後までしっかり走ってはいたが、勝負圏内には入れず、重賞では少し足りない。

7着 3番 ナムラカメタロー 牡 4 石川裕紀 57 1.52.1 38.7

後方追走のまま見どころなく終わる。重賞では少し足りない。

8着 9番 スワーヴアラミス 牡 5 藤岡康太 57 1.52.1 38.8

後方追走のまま見どころなく終わる。
前目の位置につけれたときにそこそこの成績を残す馬ながら、今回のような厳しいペースではまるで出番がなかった。

9着 1番 ワイドファラオ 牡 4 福永祐一 59 1.53.9 41.0

3番手追走していたが、3角で早々と脱落した。やはり中央競馬の古馬重賞では通用しない。

10着 5番 ベストタッチダウン 牡 4 武豊 56 1.54.4 41.9

逃げたが、4角で脱落。スピードはあるのだが、やはり1頭だけのマイペースで逃げれないと脆いようだ。

 

 

 

「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。

2020 アルゼンチン共和国杯 G2 レース回顧

青葉賞以来の3歳馬が勝ち、実績馬のユーキャンスマイルが飛ぶといった難しい結果になった。

1.レース結果の基礎データ

2020年11月 8日(日) 5回東京2日 天候: 曇 馬場状態: 良
11R 第58回アルゼンチン共和国杯
3歳以上・オープン・G2(ハンデ) (国際)(特指) 芝 2500m 18頭立

 

馬場差 -1.3 完全タイム差 +0.9
タイムランク D メンバーランク C

2020110805


前半速いラップになっているのだが、これは1頭だけ飛ばしたもので、それ以降はあまり速いペースではない、そのため、L3F,L2Fがかなり速くなっている。長距離戦でそこそこ速い末脚が発揮できてないと厳しいレースとなった。

 

2.完全タイム差検証

2020110806

ユーキャンスマイルは前走よりパフォーマンスを落としたと考えるべきであり、0.7秒ほど低く見た方がよさそう。オーソリティは前走より2キロ斤量が減っているので、1キロ0.2秒と考えれば、成長力によるパフォーマンスアップはあまり大きくないということなのかもしれない。


3.各馬の分析

1着 18番 オーソリティ 牡 3 ルメール 54 2.31.6 34.4

大外枠ながら最初の直線をじわじわ進出し、1角までに自然体で3番手の位置を取る。前が1頭飛ばすので先頭からは少し離れた3番手を追走する。4角で後続が殺到するもそれを抜かせない程度のペースでじっくり回り直線に入って残り400mで先頭に立つとそのまま押し切って1着になった。
3歳重賞のときも長くいい脚を使うところを見せていたが、今回も前目の位置につけ長くいい脚を使う個性を活かしての勝利だった。こういう長く脚を使う馬こそ軽い斤量が活きるので、もしかしたらブラストワンピースみたいに斤量が軽いときに長くいい脚を使えるタイプなのかもしれない。そう考えると、ユーキャンスマイルを除けば今回のメンバーは大したメンバーではないので、青葉賞からさほど成長が大きくなくても斤量が軽いことで勝てたということなのかもしれない。今回の勝利を過信せず、もう少し様子を見た方がよさそうだ。
それにしても、青葉賞以来で古馬重賞初戦の3歳馬が人気のような場合は嫌って妙味のあることが多いのだが、この時期の3歳馬の扱いは難しい。

2着 2番 ラストドラフト 牡 4 戸崎圭太 56 2.31.8 34.2

中団で距離ロスのないようにコーナーをややインで回る。直線に入ってやや外にだすとジワジワ伸びて、坂を上るとグンと伸びて2着に浮上した。
久々の好走となったが、やはりこの馬は末脚勝負に徹した方がいい。ただ、道中距離得があって、かなり弱いメンバーだったので、恵まれての好走と考えた方がよさそう。

3着 10番 サンアップルトン 牡 4 柴田善臣 55 2.31.9 34.1

後方追走から、直線で外からジワジワ伸びて3着になった。
前走オールカマーのレース回顧で僕は「休み明けでかなり太かったということなので、次走でパフォーマンスを上げる可能性はある。」と書いたのだが、その期待通り休み明け2戦目で一変してきた。2200m以上のレースで上り3ハロンタイム最速になることが近走多かった馬なので調子が上がればこれだけやれて不思議はない。

4着 5番 ユーキャンスマイル 牡 5 岩田康誠 58 2.32.0 34.6

中団追走し、3,4角も比較的インを回って距離得を得ることで早めに前に進出したのだが、そこからの伸びがこの馬らしくなかった。58キロではあったものの、昨年の天皇賞秋では58キロでもよく伸びていたので、斤量が問題ではないと思う。休み明けなので、次走ガラリ一変の可能性は十分あり得るのだが、次走の扱いが難しくなった。今回のメンバーなら完調でなくても3着以内に入るべき馬。


5着 13番 タイセイトレイル 牡 5 坂井瑠星 55 2.32.0 34.7

6番手追走から、最後は伸びずバテずになり、5着とはいえ、あまり見どころは感じられなかった。


6着 8番 サンレイポケット 牡 5 荻野極 55 2.32.0 34.4

中団ユーキャンスマイルの少し後ろを追走。直線に入ってすぐはユーキャンスマイルの内から脚色よく伸びていたのだが、伸び脚は最後まで続かなかった。
そこそこ走るが、末脚は少し足りない。毎日王冠3着から過剰人気になっていた。重賞では少し足りなくて、よくても3着までの馬と考えておいた方がよさそう。

7着 3番 ベストアプローチ セ 6 江田照男 56 2.32.1 34.3

後方追走から最後の直線ではサンアップルトンと同じような位置の内で併せ馬のようになったが、最後の末脚が劣った。

8着 16番 アールスター 牡 5 長岡禎仁 56 2.32.2 34.9

4番手追走するも最後は伸びず。

9着 17番 ゴールドギア 牡 5 田辺裕信 53 2.32.4 34.4

後方を追走し、最後は少し伸びる。追走力がないので、勝負にならない。


10着 9番 ミュゼエイリアン セ 8 横山和生 53 2.32.6 35.9

一頭だけ早いペースで先行したが、末脚がないので通用しなかった。


11着 14番 オセアグレイト 牡 4 三浦皇成 55 2.32.8 35.9

2番手追走から直線ではまるで伸びず。

12着 7番 アイスバブル 牡 5 横山武史 55 2.33.0 35.4

中団のやや後方のインを回り、コーナーでの距離ロスない走りをしていたが、直線でまるで伸びなかった。
2着になった目黒記念の上り3ハロンタイムが、35.3秒で今回が35.4秒ということからわかるようにこの馬は上りがかかるレースにならないとだめ。

13着 15番 サトノルークス 牡 4 大野拓弥 56 2.33.4 36.0

中団追走から4角で外から早め進出を試みたが、直線ではまるで伸びなかった。
やはりこの馬は古馬重賞では足りない。

14着 6番 トーセンカンビーナ 牡 4 M.デム 55 2.33.5 35.3

後方追走のまま見どころなし。復調の兆しは見られない。

15着 1番 バレリオ 牡 5 津村明秀 55 2.33.7 36.3

4番手あたりを追走していたが、4角の終わりで早くも後続に飲み込まれてしまった。
先行する競馬が合っていないということはありそう。

16着 11番 プリンスオブペスカ 牡 6 丸山元気 54 2.35.1 37.1

後方のまま見どころなし。

17着 12番 メイショウテンゲン 牡 4 池添謙一 56 2.35.4 37.6

見どころなし。負けすぎな感もあるので、調子がかなり悪かったのかもしれない。

18着 4番 エアウィンザー セ 6 横山典弘 57 2.37.4 39.5

後方追走のまま見どころなし。復調の兆しは見られない。

 

 

 

「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。

2020 京王杯2歳ステークス G2 レース回顧

前半が緩かったので、府中の長い直線どう走るか、各馬の個性がよく見れる一戦となった。

1.レース結果の基礎データ

2020年11月 7日(土) 5回東京1日 天候: 曇 馬場状態: 良
11R 第56回京王杯2歳S
2歳・オープン・G2(馬齢) (国際)(指定) 芝 1400m 18頭立


馬場差 -0.6 完全タイム差 +0.3
タイムランク C メンバーランク D

2020110803

前半は前が競り合うことなくかなりゆったりしたペースであったが、L3Fからペースアップする展開になった。


2.完全タイム差検証

6月の新馬戦を各馬の次走から補正していくところから積み重ねていき、2歳戦の真完全タイム差を作ってみたので、今週から検証を開始する。

2020110804

補正の必要のない完全タイム差のように思える。モントライゼは前走とパフォーマンスが変わらず。お行儀のいい走りだったので、今後の伸びしろはあまりない可能性がある。

3.各馬の分析

1着 6番 モントライゼ 牡 2 ルメール 55 1.21.8 34.5

好スタートから、先頭より1馬身近く離れた2番手を追走。直線に入ってじわっと先頭に立ち、坂を上り切るところで追い出すとさらに伸びて後続の追撃を最後まで抑えきって1着となった。
先行力があり、前半は速すぎないペースで追走し、L3Fで早めに進出してロングスパート戦にして後続の瞬発力を封じる完ぺきなレースだった。能力が高いのは明らかだが、ファンタジーステークスの上位3頭が粗削りな走りでレベルの高い走りをしているのを見ると、この馬は完成されすぎているような気がして、今後の伸びしろはどうだろうと疑問を感じてしまうのだが、操縦性が高いのは明らか。

2着 17番 ロードマックス 牡 2 岩田望来 55 1.21.8 33.7

後方外を追走。直線に入って外からジワジワ伸びてゴール直前に2着に浮上した。
切れる脚ではないが、長い直線を活かして長くいい脚を使うタイプのようだ。
今期の岩田望来騎手の東京コースでの成績がかなりよい。穴馬でも2,3着に入ることが多いので、東京コースでは馬券相手に岩田望来騎手を加えておけばそのうちいいことがありそう。

3着 16番 ユングヴィ 牡 2 柴田善臣 55 1.21.9 34.0

中団の外を追走。直線に入って、外からロードマックスよりも先に前へ進出してきたが、最後まで脚は続かなかった。
直線途中の反応はよかったので、一瞬の脚を活かすタイプなのかもしれない。

4着 14番 ストライプ 牝 2 斎藤新 54 1.21.9 34.0

ユングヴィと同じような位置のやや内を追走。4角のコーナーワークで直線に入ってすぐはユングヴィの少し前の位置にいるがなかなか伸びてこず、坂を上がったところから一瞬すごくいい脚を使ったかに見えたがいい脚はそう長く続かなかった。
いい脚を使えるのが短く、坂がない方はいいタイプなのかもしれない。

5着 11番 リフレイム 牝 2 木幡巧也 54 1.22.0 33.8

やや後方を追走。直線では外目でジワジワと伸びてはいるものの大した脚色ではなく、坂を上ってから少し脚色がよくなったが、5着までだった。
長く脚を使えそうではあるのだが、坂はない方がいいのかもしれない。

6着 10番 ジャガード 牡 2 M.デム 55 1.22.6 35.0

5番手辺りの外を追走。直線に入ってから伸びてきそうな雰囲気があったものの、坂を上がってからの脚色が今一つだった。
瞬発力はなさそう。

7着 15番 レガトゥス 牡 2 戸崎圭太 55 1.22.6 34.4

後方追走から、4角では比較的インを回り距離ロスのない走りをし、直線でもインから少しは伸びたが大した脚ではなかった。
この馬も瞬発力はなさそう。

8着 18番 ブルーシンフォニー 牡 2 田辺裕信 55 1.22.7 34.4

後方外を追走。直線も外からジワジワ伸びるが大した脚ではなかった。

9着 9番 ファルヴォーレ 牡 2 横山武史 55 1.22.7 34.8

後方インを追走。比較的インで距離ロスなく走ることで直線入口ではかなり前まで進出できて見せ場を作ったが、坂を上がってからの脚色が大したことなかった。

10着 3番 マツリダスティール 牡 2 内田博幸 55 1.22.8 34.3

後方イン追走。この馬も比較的インで距離ロスなく走ることで直線入口では少し前に進出できたものの、坂の脚色がいまいちで後退気味になるが、坂を上ってから少し盛り返してきた。
中央初戦で全く人気がないわりには善戦したように思う。

11着 13番 クムシラコ 牡 2 嶋田純次 55 1.22.9 34.3

後方追走で最後の直線も大外に持ち出し、坂を上がってから少し伸びてきた。

12着 4番 リンゴアメ 牝 2 丹内祐次 54 1.23.1 35.4

中団追走するも、特に見どころなかった。

13着 8番 オリアメンディ 牝 2 杉原誠人 54 1.23.3 35.7

4番手辺りを追走するも、最後の直線ではいいところがなかった。

14着 1番 ロンギングバース 牡 2 石橋脩 55 1.23.3 35.8

3番手追走するも、最後の直線ではいいところがなかった。


15着 5番 ニシノガブリヨリ 牡 2 松山弘平 55 1.23.5 35.8

7番手辺りのインで3,4角で距離ロスのない走りだったが、最後の直線でいいところがなかった。

16着 12番 タマダイヤモンド 牝 2 津村明秀 54 1.23.7 35.1

ほぼ最後方追走で、見どころなかった。

17着 7番 プルスウルトラ 牡 2 江田照男 55 1.24.1 35.9

特にみどころなし。

18着 2番 リメス 牡 2 三浦皇成 55 1.25.8 38.7

逃げたが、最後の直線で大きく後退。楽なペースで逃げれたにしては負けすぎで、かなり弱い。

「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。

2020 ファンタジーステークス G3 レース回顧

上位3頭はそれぞれ荒削りながら個性的な走りを見せて、今後に期待が持てそうな、見どころのあるレースだった。

1.レース結果の基礎データ

2020年11月 7日(土) 5回阪神1日 天候: 曇 馬場状態: 良
11R 第25回KBS京都賞ファンタジーS
2歳・オープン・G3(馬齢) (牝)(国際)(指定) 芝 1400m・内 12頭立


馬場差 -1.6 完全タイム差 -0.2
タイムランク C メンバーランク C

2020110800

前の3頭が競り合う形になったのでかなりのハイペース戦になった。

2.完全タイム差検証

6月の新馬戦を各馬の次走から補正していくところから積み重ねていき、2歳戦の真完全タイム差を作ってみたので、今週から検証を開始する。

2020110802


成長期の2歳馬なのでパフォーマンスアップの考察が難しいのだが、メイケイエールは前走よりスムーズ差を欠いた走りなので、他馬と比較してみると前走より少しパフォーマンスを落としたと考えるべきなのかもしれない。

3.各馬の分析

1着 10番 メイケイエール 牝 2 武豊 54 1.20.1 34.5

スタートはよくないが、かかり気味にフラフラしながら前に進出しようとするが、最初の直線は騎手が落ち着かせるために意図的に他馬と離して外を回る。3角でやや内に入れるもそれでもフラフラした走りになる。4角から直線入口ではなんとか外の4番手あたりに抑え、残り300mくらいから追い出すと、グングン伸びて残り200mを過ぎたあたりで先頭に立つとそのまま押し切った。
パトロール映像を見るとよくわかるが、道中はものすごくフラフラしていた。抑えるだけでもかなり体力を消耗するはずなのに、最後は楽に先頭に立つので能力が高いのは確かなものの、気性面の成長が課題になる。

2着 6番 オパールムーン 牝 2 横山典弘 54 1.20.2 33.5

スタートは遅く後方からになる。3角ではついていけなかったのか少し離され気味になるも4角で少し盛り返し、直線では大外からグングン伸びて2着まで浮上した。
じっくり構えて直線だけの競馬で末脚が非凡であることを示したが、今日の走りでは前半置かれすぎなので、これでは展開に恵まれないと上位進出は難しい。ただ、デビュー戦ではスローペースでそこそこの位置につけれたので、今後どういうタイプになっていくのかはあと数戦レースを見ないとわからない。

3着 9番 ラヴケリー 牝 2 川田将雅 54 1.20.4 35.0

スタートはそう速いわけではないが二の足で楽に外の3番手につける。ややかかり気味なのか外から先頭に抜け出しそうな雰囲気になりながら、内の前2頭も負けずに前にでようとするのでかなり厳しい先行いになる。4角では内の4番サルビアとぶつかって少し外に弾き飛ばされる感じで直線を迎えるも、前3頭の中では直線の走りはこの馬が一番よく、メイケイエールには楽に交わされてしまったが、その他は抜かせずにゴール直前までいたが、最後に大外からの強襲にあって3着になった。
先行した馬の中で一番外で距離ロスがあった中で強い競馬をしている。かかり気味になるところが制御できるようになれば、高いレベルで成績が安定しそうな期待はある。

4着 12番 オプティミスモ 牝 2 藤井勘一 54 1.20.4 34.2

スタートはまずまずよかったが、意図的に下げて後方から2番手の位置につける。3角までインにいれて、3,4角はインぴったりを走る。4角から少しづつ進出して長く脚を使い、残り200mを過ぎたあたりの末脚は鋭かったが、ラヴケリーを交わすまでは至らなかった。
ハイペースになったので後方で脚を貯める作戦が功を奏したが、せっかくインで距離ロスなく走れたのでもう少し追い出しを遅らせてもよかったかもしれない。なぜか全く人気のない馬であるが、今回の人気以上の実力はある。

5着 3番 ヨカヨカ 牝 2 福永祐一 54 1.20.5 34.7

スタートは遅かったが二の足で5番手あたりにつける。4角では外に出して、そこから伸びてきてはいたが、そう速い脚ではなかった。
4角で外に出したのは明らかに距離ロスがあり、この馬の能力を過信したかのような走りだった。

6着 5番 ミニーアイル 牝 2 藤岡康太 54 1.20.5 34.5

スタート速くなくやや後方を追走。4角で外に出して、直線は外から少し伸びてはいたが大した脚ではなかった。

7着 1番 デルマカンノン 牝 2 藤岡佑介 54 1.20.7 34.9

まずまずのスタートからインの4,5番手を追走。直線の伸びは大したことなかった。

8着 7番 モンファボリ 牝 2 北村友一 54 1.20.9 34.9

スタートは速く、最初は3番手あたりにつけそうな勢いがあったが、他馬が速く3角に入るころには7番手くらいまで位置を下げてしまう。直線で外に出したが、大した脚ではなかった。
明らかに序盤でスピード負けしていた。

9着 11番 セレッソフレイム 牝 2 小牧太 54 1.21.3 35.1

スタートはまずまずながら前半はあきらかにスピード負けしていて、4角では後方から2番手まで下がってしまう。そこから直線では少しは盛り返してはいた。

10着 4番 サルビア 牝 2 幸英明 54 1.21.4 36.0

好スタートから2番手の位置につけれたが、外からラヴケリーがかかり気味に競ってくるので厳しいながらになり、4角の終わりでは外に膨れ気味になり、直線では余力が残ってなかった。
厳しい展開になったので、緩いペースになればもう少しやれるのかもしれない。

11着 2番 フリード 牝 2 和田竜二 54 1.21.5 36.2

速いペースで先頭に立ったが、残り200mで止まった。スピードはあるが最後の坂を粘り切る力はない。

12着 8番 メイショウイチヒメ 牝 2 池添謙一 54 1.22.0 35.8

やや後方追走で特に見どころなし。ハイペース戦はだめそう。

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「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。

2020年11月 3日 (火)

2020 天皇賞 G1 レース回顧

G1ホースが2戦級の馬をねじ伏せる、見ごたえのあるレースになった。レースレベルも今年のレースの中では高い方だと思う。

1.レース結果の基礎データ

2020年11月 1日(日) 4回東京8日 天候: 曇 馬場状態: 良
11R 第162回天皇賞(秋)
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝 2000m 12頭立


馬場差 -1.1 完全タイム差 -0.2
タイムランク C メンバーランク B

2020110301

 

スローの瞬発力勝負となった。L3Fが速いのは、スローで逃げていたダノンプレミアムが早めにペースを上げて後続の末脚を削ぐことを試みていて、確かに2線級の差し馬は封じるとこはできたが、上位3頭には通用しなかった。

 

2.完全タイム差検証

2020110302

ほぼ順当に近いが、0.3秒ほど下方修正した方がよさそう。それでも今年のG1としては高レベル。


3.各馬の分析

1着 9番 アーモンドアイ 牝 5 ルメール 56 1.57.8 33.1

好スタートから4番手で折り合って追走。直線に入って、残り300m辺りから追い出すとジワジワ伸びて最後まで勢い衰えず1着となった。
ややスパートが長かったため、最後はさすがに後ろの2頭に迫られたが、それでも危なさは感じさせない強さだった。スタートを決めてスローペースを前目の位置でしっかり折り合えたところで勝負あったなのだが、超一流のルメール騎手ですらレース後涙してしまうくらいのプレッシャーを感じていたことが印象的だった。現役トップクラスの実力はまだまだ衰えない。間隔を10週以上開けたレースでは負けていない。


2着 6番 フィエールマン 牡 5 福永祐一 58 1.57.9 32.7

スタート後、両サイドが狭くなり少し挟まれるようになり、このおかげで予定より1列後ろの位置になったようだ。やや後方を追走し、直線入口でも後方。前が狭いので外に持ち出すのに少し時間がかかったが、残り300mくらいから追い出すと、そこからの瞬発力がものすごく最後はアーモンドアイの半馬身差近くまで迫っての2着だった。
今まではコーナーからの加速で早めの追い出しで勝負していた馬だったので、直線の瞬発力がここまであるとは思わなかった。瞬間的なトップスピードはアーモンドアイ以上のものがった。後方に位置して追い出しが遅れたのがかえってよくて、新味を発揮できたということなのかもしれない。昨年の有馬記念では早めの加速で最後失速して、天皇賞ではその経験を活かして追い出しを遅らせて成功していた。今後は追い出しの制御を間違えなければ高いレベルで成績は安定しそうだ。大川さんは有馬記念は危険なようなことを言っていたが、僕は今年は有力だと思う。


3着 7番 クロノジェネシス 牝 4 北村友一 56 1.57.9 32.8

スタートは速くなく、両サイドが狭くなり、フィエールマンとぶつかることにより、この馬としては中団のやや後方とやや後ろの位置取りになる。
直線に入ってもまだ後方で、追い出すとジワジワ伸びてきたが、最後はフィエールマンよりわずかに脚色が劣っての3着だった。
前目の位置で早めスパートで勝負する馬なので、序盤の位置取りで失敗している。北村騎手もレース後コメントで反省している。ただ、瞬発力勝負の不安はやや解消した。アーモンドアイ、フィエールマンのような超一流馬と比べてしまうとトップスピードは劣るが、2戦級以下の馬は余裕でねじ伏せられる能力は見せた。

4着 11番 ダノンプレミアム 牡 5 川田将雅 58 1.58.2 34.0

スタート後、外枠だったが、1角までに楽に先頭を取り切る、その後スローペースに落として、粘りこみを図ったが、上位3頭には通用しなかった。
先行馬ながら、平均ペース以上にペースを上げると最後粘れないのが今までの戦績から明らかなので、今回は絶妙なペースで逃げることができた。それでも通用しなかったのだから、それだけ上位3頭が強かったということだろう。川田騎手は最高の騎乗をしたと思う。もっとペースを上げるべきだったという指摘は完全に間違っている。

5着 8番 キセキ 牡 6 武豊 58 1.58.6 34.1

近走ではスタートがかなりよく3番手に自然体でつけることができた。しかし、直線に入っての伸びは今一つだった。
明らかにスローの瞬発力勝負は向いていない。しかしながら、近走では逃げてペースを上げようとすると暴走する危険があるので、それもできないので、あいかわらず、能力は高いがアテにできない馬。

6着 3番 ダイワキャグニー セ 6 内田博幸 58 1.59.0 34.5

好スタートから2番手追走。直線でもそれなりに粘っていて、これより下位の2戦級の馬の末脚は封じているのでこの馬も、G2,3レベルの能力はあるが、G1では足らない。

7着 12番 ジナンボー 牡 5 M.デム 58 1.59.1 34.4

スタート遅く後方から、3角あたりから前への進出を試みて外から5番手くらいの位置まで押し上げたが、直線の伸びはいまひとつだった。
スタートは遅いがどこかで前につける機会を得て、勝負所までに前の位置につけたときだけ好走する馬だが、今回は早めに前の位置につけるチャンスがなく、またチャンスがあったとしても、このメンバーでは能力が劣っていたので好走は不可能だっただろう。

8着 2番 カデナ 牡 6 田辺裕信 58 1.59.2 33.9

後方追走から最後直線外から追い込んできた。
そもそも能力が足りないのだが、この馬はインをつくべき馬なのに、ここ2戦関東の騎手が乗ってイン突きを試みていない。

9着 10番 スカーレットカラー 牝 5 岩田康誠 56 1.59.2 33.7

最後方追走から4角で比較的インを回って追い込んでくるがこのメンバーでは足りなかった。

10着 5番 ウインブライト 牡 6 松岡正海 58 1.59.4 34.5

中団追走するが直線ではまるで伸びず。戦績から瞬発力勝負は向いていないのは明らか。

11着 1番 ブラストワンピース 牡 5 池添謙一 58 1.59.5 34.6

中団でインにこだわり追走していたが、勝負所からの伸びがなかった。58キロで以上ではやはりだめ。


12着 4番 ダノンキングリー 牡 4 戸崎圭太 58 2.00.7 35.8

まるでいいところがなかった。これで2戦続けていいところがなかったので、復調の兆しが見えるまでは疑った方がよさそうだ。

 

2020 スワンステークス G2 レース回顧

単勝万馬券の馬が6頭もいて、大荒れの予感がしたので、一応サウンドキアラから単勝万馬券の馬への馬連を軽く押さえてみたものの、結果は単勝万馬券のカツジが勝利してサウンドキアラが飛ぶといった、僕の予感の斜め上をいく結果となった。カツジの勝利を予想するのは極めて難しいのだが、レース回顧してみるとカツジの前走にその予兆があったことがわかる。今回のケースは教訓としてしっかり記憶して、今後に活かしたい。

1.レース結果の基礎データ

2020年10月31日(土) 4回京都7日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第63回毎日放送賞スワンS
3歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定) 芝 1400m・外 16頭立


馬場差 +0.3 完全タイム差 +0.4
タイムランク D メンバーランク C

2020110303

改装前最終週ということで直線では各馬内を避けるレースとなった。ただし、コーナーではうまく距離ロスなく走ることも重要になった。前半はスローになったが、これは序盤のスピードが速い馬がいないためで、こうしたメンバーに恵まれたことが、カツジが楽に先手が取れる要因になった。


2.完全タイム差検証

2020110304

やや過大評価で、0.7秒ほど低く見た方がよさそう。G2戦としてはレベルはあまり高くない。

3.各馬の分析

1着 4番 カツジ 牡 5 岩田康誠 56 1.21.2 34.3

好スタートから最初の直線では馬場のいい真ん中の位置を先行し、コーナーにはいるところでインに切れ込み先頭を奪う。4角をインぴったりに回り、4角の終わりで急カーブを活かして勢いつけて馬場の外へ持ち出す。直線に入っても勢い衰えず逃げ切っての勝利だった。
直線では馬場のいいところを走り、曲線ではインぴったりで距離ロスを抑えるといった絶妙な騎乗だった。あと、今回は序盤に速い馬がいなかったので、楽に先手が取れて、あまり速くないペースで先行できたことが大きい。
カツジといえば、2018年のマイルチャンピオンシップで後方から追い込みで4着に入ったことでそのそこそこ人気していたものの、成績はさっぱりといった馬だったので、この馬が先行する戦法をとると予想するのは極めて難しかった。
ただ、まったく予兆がなかったわけではなく、前走、この馬としては初めて1200m戦に出走したのだが、レースを見返したところ、短距離の速い流れの中、中盤の追走の勢いがよかった。このときは中盤の行きっぷりがよすぎたために末脚が発揮できなかったのだが、この時の経験が今回の好走に活きたようだ。
ステルヴィオなども、高松宮杯の短距離ペースを速く追走した経験が活きて、京王杯スプリングカップで楽に先手が取れて好走できたので差し馬が短距離戦を初めて走った後の次走は要注目ということなのかもしれない。このことは教訓としてよく覚えておくべき。

2着 16番 ステルヴィオ 牡 5 池添謙一 57 1.21.4 34.3 3 494

好スタートから外の5番手あたりを追走。4角はじっくり回り、外から加速してきたプロディガルサンに邪魔されその分ポジションを少し下げたが、直線に入るとジワジワ伸び続け2着に浮上した。
ここでは自力の差を見せつけた印象。高松宮杯の短距離ペースを速く追走した経験が活きて、京王杯スプリングカップで楽に先手が取れたことが今回も活きたようだ。これであれば、G2,G3戦では凡走しないのではないかと思える走りだった。

3着 2番 アドマイヤマーズ 牡 4 川田将雅 58 1.21.5 34.5 

3番手あたりを追走。直線に入って、ジワジワ伸び続け最後は近くを走っていた馬を退けたものの、離れた外からきたステルヴィオにはあっさり差されてしまった。やはり、接戦になったときの勝負根性は健在。G2,3戦では力上位の存在。

4着 14番 アルーシャ 牝 5 武豊 54 1.21.5 34.0

中団追走から、直線は外から追い込むもののジワジワした脚色で少し足りなかった。

5着 6番 シヴァージ 牡 5 藤岡佑介 56 1.21.5 33.4

後方追走から、直線では大外からよく追い込んでいるものの、追走力がなさすぎで位置取りが後方すぎた。

6着 13番 キングハート 牡 7 小崎綾也 56 1.21.6 33.9

中団やや後方から、最後の末脚はそこそこよかった。少し復調の兆しが見えた。

7着 9番 カテドラル 牡 4 福永祐一 56 1.21.6 33.9

後方追走から、直線では外からよく伸びてはいたが、今一つ足りなかった。騎手のコメントによると「いい形で坂を下っていけましたが、そこでミスステップがありました。それが最後伸び切れなかったことにつながったのだと思います。」とのことなので、京都コースでなければもう少しやれるのかもしれない。


8着 7番 ベステンダンク 牡 8 北村友一 56 1.21.6 34.2

中団追走から、最後少しは伸びていた。あまり力差は感じられなかったのでもうすこし弱い相手であれば、好走できるかもしれない。

9着 5番 メイショウオーパス 牡 5 幸英明 56 1.21.6 33.7

後方から最後の直線でイン突きを狙ったが大して伸びなかった。


10着 1番 サウンドキアラ 牝 5 松山弘平 54 1.21.7 34.4

中団追走。直線入口ではアドマイヤマーズのすぐ後ろを走っていたものの、そこからがまるで伸びなかった。ここ数戦堅実だったのにここまで走れなかったのは不可解。牝馬だけに次走は少し疑って様子を見た方がいいかもしれない。

11着 10番 ボンセルヴィーソ 牡 6 木幡巧也 56 1.21.7 34.7

そとで3,4番手あたりを追走するも直線でまるで伸びず。
先手を取って前が恵まれる展開のときに好走する馬なのだが、今回は恵まれる要素がなかった。

12着 8番 レインボーフラッグ 牡 7 和田竜二 56 1.21.7 33.8

後方追走から、外から少しは伸びてきてはいた。


13着 12番 プロディガルサン 牡 7 国分優作 56 1.21.9 34.9

前目につけて4角で早めの進出を試みたが伸びなかった。近走は差しから先行策に戦法を変えているものの、まるで結果が出ない。

14着 15番 スマートオーディン 牡 7 藤井勘一 56 1.22.2 34.4

後方追走で大外からといつもパターンなのだが、今回はまるで伸びが見られなかった。ただ、高齢馬の休み明けなので次走ガラリ一変に一応警戒は必要かも。

15着 3番 ロケット 牝 5 酒井学 54 1.22.2 35.1

先行を試みるも、1角でカツジにあっさり先手を奪われてからはいいところがなかった。先行馬ながらそもそも序盤のスピードも今一つなので、活躍の機会は少なそう。

16着 11番 タイムトリップ 牡 6 柴山雄一 56 1.23.2 34.9

後方のまま見どころなし。

2020 アルテミスS レース回顧

ソダシがこのメンバーの中では一段能力が高いことを示したレースだった。

1.レース結果の基礎データ

2020年10月31日(土) 4回東京7日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第9回アルテミスS
2歳・オープン・G3(馬齢) (牝)(国際)(指定) 芝 1600m 16頭立

 

馬場差 -0.9 完全タイム差 +0.4
タイムランク D メンバーランク C


スローの瞬発力勝負となった。ソダシの陣営は瞬発力勝負は不向きと考え前目につけて早めに先頭に立つ戦法を取ったようだ。後方にいた馬でソダシに肉薄してきた馬はいなかったので、瞬発力が特に秀でた馬はいない組み合わせだったと考えてよさそうだ。

2020110305

2.完全タイム差検証

2歳戦のため情報不足から検証保留としているが、そろそろ年末が近いので検証できる状態にしたいと考えている。

 

3.各馬の分析

1着 14番 ソダシ 牝 2 吉田隼人 54 1.34.9 33.9

好スタートながら先行争いを避け、外の3番手の位置を追走。3角で2番手に上がり、直線に入って自然体で先頭煮立ち、追い出すと他馬を寄せ付けず圧勝した。ゆったりした流れを前目の位置でしっかり折り合い、少なくともこのメンバーでは一段上の能力差を見せての勝ちだった。


2着 6番 ククナ 牝 2 ルメール 54 1.35.2 33.4

まずまずのスタートから中団の位置を追走していたが、3角の手前辺りで内から外に進路を切り替えたクールキャットに進路をふさがれて一旦後方に下がってややインのポジションを取る。4角も後方のままやや内をじっくり回り直線に入ってしばらくしてから外に持ち出し、その後は徐々に加速し2着まで浮上した。
不利を受けてポジションが下がってしまったが、本来はスローペースであればもう少し前で競馬が出来る馬。不利を受けたことは記憶すべし。ただ、トップスピードは速いがややエンジンのかかりが遅いようにも見えた。


3着 13番 テンハッピーローズ 牝 2 田辺裕信 54 1.35.3 33.9

中団外を追走。終始比較的外を回り、直線に入って伸びはかなりジワジワしたもので速さは感じさせないものの、最後までしぶとく伸び切って3着になった。
距離ロスがありながらも長く脚を使っているので持続力はありそう。トップスピードは速くなさそうなので、持続力勝負が向いているのかもしれない。

4着 2番 ストゥーティ 牝 2 石橋脩 54 1.35.3 33.9

好スタートで先行争いに加われそうな勢いだったが、あえてポジションを下げて最内6番手で抑え気味に追走する。直線に入って最内からジワジワ伸びて一旦に2番手に上がるが、ゴール前でギリギリさされての4着だった。
最内でもっとも距離得を得た走りなので、着順、着差ほどには評価できない。ただし、前半抑えたところで少し消耗はあったかもしれない。


5着 4番 クールキャット 牝 2 津村明秀 54 1.35.5 34.0

スタートはまずまずで中団追走ただし、スタート後の直線で少し抑える際に馬がふらふらしてしまう。中団の馬郡の真ん中で最後の直線を迎え、そこから追い出すも伸びはジワジワしたもので大したことなかった。


6着 7番 ウインアグライア 牝 2 横山武史 54 1.35.5 34.4

2,3番手追走から最後までしっかり伸びてはいたが、上位馬ほどの勢いはなかった。

7着 8番 シャドウファックス 牝 2 大野拓弥 54 1.35.5 34.2

4番手追走から、直線に入ってすぐは一旦2番手に上がって勢いがあったが、最後まで勢いは続かなかった。
長い直線のコースは向いてなさそう。


8着 15番 モリノカンナチャン 牝 2 横山和生 54 1.35.5 33.5

最後方追走から、3,4角で大外から進出を試みるも、直線入口では大外を回るのでほぼ最後方。そこから伸びてきていたが、追走力がなく、展開の助けがないとどうにもならない追い込み馬のようだ。

9着 5番 ユーバーレーベン 牝 2 柴田大知 54 1.35.7 33.7

まずまずのスタートから中団の位置を追走していたが、3角の手前辺りで内から外に進路を切り替えたクールキャットにぶつけられ外にはじかそこから一旦後方に下がってややインのポジションを取るも馬がふらふらしてしまい、位置は後方になる。4角もほぼ最後方のインを回って直線で伸びてきたが、位置取りの悪さが響いて勝負圏内には上がれなかった。
不利が響いたのは確かだが、3着以内に入れる実力があるようには見えなかった。

10着 16番 ヴァーチャリティ 牝 2 横山典弘 54 1.35.8 34.5

中団追走。直線に入ってからはいい位置につけたが、そこからの伸びはなかった。

11着 11番 ニシノリース 牝 2 内田博幸 54 1.35.9 34.2

ダッシュつかず後方から、4角で外を回るも、直線ののびは大したことなかった。

12着 3番 ミルウ 牝 2 岩田望来 54 1.35.9 33.9

スタート今一つで後方から、4角の勝負どころではついて着ないような感じで後退気味。直線で大外に出すと少しは伸びで後方の数頭だけ交わした。

13着 10番 ペイシャフェスタ 牝 2 武士沢友 54 1.36.2 34.4

後方のまま見どころなし。

14着 9番 オレンジフィズ 牝 2 北村宏司 54 1.36.3 35.4

先頭に立ち、スローペースで逃げていたが、直線の途中で失速。

15着 1番 タウゼントシェーン 牝 2 戸崎圭太 54 1.37.3 35.6


インで中団を追走するも直線の途中で失速。

16着 12番 ハイプリーステス 牝 2 柴田善臣 54 1.37.6 36.1

中団追走するも、直線で大きく失速した。

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