2020 デイリー杯2歳ステークス G2 レース回顧
小頭数レースながら、上位2頭の長いたたき合いが見ごたえのあるレースになった。
1.レース結果の基礎データ
2020年11月14日(土) 5回阪神3日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第55回デイリー杯2歳S
2歳・オープン・G2(馬齢) (国際)(指定) 芝 1600m・外 8頭立
馬場差 -1.7 完全タイム差 -0.7
タイムランク B メンバーランク D
前半、やや速いラップに見えるものの、後半の方が速いバランスになっているので、かなりの高速馬場であることがよくわかる。
2.完全タイム差検証
かなりの過大評価であることは明らかで、1.1秒ほど低く見た方がよい。ただし、上位2頭はかなり強くなる可能性はある。
3.各馬の分析
1着 2番 レッドベルオーブ 牡 2 福永祐一 55 1.32.4 34.0
まずまずのスタートから二の足が付きすぎたのか一旦3番手に上がってところで頭を上げてしまい、そこから騎手が少し抑え気味にしてインの5番手を追走する。直線に入って前が狭かったもののインへの進路がわずかにできると瞬時にインに入り込みそこからの反応が速く先頭に立つ。しかしながらすぐ外のホウオウアマゾンの末脚もしぶとく、たたき合いになりわずかに制しての1着だった。
前半は気性の幼さを見せたものの、勝負どころの反応の速さはすごくよかった。最後まで戦う勝負根性もよかったが、瞬発力の威力はやや劣るかもしれない。
2着 1番 ホウオウアマゾン 牡 2 松山弘平 55 1.32.4 34.2
スタート速く、楽に先頭に立つ。途中からスーパーウーパーが先頭に立とうとしてきたので、無理せず2番手に控える。4角から早め進出し、直線入口で早々とスーパーウーパーを捕らえて先頭に立つと、すぐ内からレッドベルオーブに交わされそうになるもそこからゴールまで長いたたき合いになり、最後は僅かに屈しての2着。
先行して早め進出の競馬で強い内容だった。最後が坂の阪神コースは合っている。
3着 3番 スーパーホープ 牡 2 川田将雅 55 1.32.6 34.2
後方追走。4角では外を回りすぎないように回り、直線に入ってやや外からジワジワのびてきたが、1,2着に追いつくような脚色ではなかった。
4着 8番 ビゾンテノブファロ 牡 2 原優介 55 1.33.2 34.5
最後方追走。4角をインぴったり回ることで後方勢と同じような位置になり、最後までそれなりに伸びての4着。
上位3頭からは大分離されているので、特に見どころはない。
5着 6番 カイザーノヴァ 牡 2 坂井瑠星 55 1.33.3 35.1
好スタートから直線入口まではホウオウアマゾンのすぐ外の後ろで同じような脚色で走れていたが、直線では伸びなかった。
6着 4番 シティレインボー 牡 2 池添謙一 55 1.33.4 34.9
後方追走から4角で外を回り直線にはいって外から少し伸びてきたが、最後まで勢いは続かなかった。最後が坂の阪神はよくないということはありそう。
7着 7番 コスモアシュラ 牡 2 国分優作 55 1.34.6 36.3
4番手の外を追走するも4角の終わりくらいでもう勢いなく後退気味だった。
8着 5番 スーパーウーパー 牝 2 武豊 54 1.35.7 37.6
スタートして不自然に外に出てしまい、そこから勢いがつきすぎて最初のコーナー入口で先頭に立ってしまう。序盤のちぐはぐさにより4角終わりでもう勢いを失ってしまった。
「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。
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