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2021年5月19日 (水)

2021 ヴィクトリアマイル G1 レース回顧

京王杯スプリングカップと比べて、こちらは高松宮杯出走馬の好走はそう多くない。やはり距離が400m違うと展開もだいぶ違ってくるということなのだろう。特に今回は高速馬場の瞬発力勝負になったので、高松宮杯出走馬は苦戦する結果となった。

1.レース結果の基礎データ

2021年 5月16日(日) 2回東京8日 天候: 曇 馬場状態: 良
11R 第16回ヴィクトリアマイル
4歳以上・オープン・G1(定量) (牝)(国際)(指定) 芝 1600m 18頭立


馬場差 -2.0 完全タイム差 -0.1
タイムランク C メンバーランク C

2021051803

先行馬が多いように思えた割にはさほど速くならず、高速馬場の瞬発力勝負になった。結果的に先行勢は工夫が足らず惨敗した。


2.完全タイム差検証

2021051804

やや過大評価で0.6秒ほど低く見た方がよさそう。

3.各馬の分析

1着 6番 グランアレグリア 牝 5 ルメール 55 1.31.0 32.6

中団を追走。4角ではやや外を回り、残り400mから軽く追い出すと、楽な手応えで加速していき難なく先頭に立ち、最後は後続を突き放しての楽勝だった。
他馬との能力の差をはっきり示す圧勝だった。高速馬場での瞬発力はかなりのものであり、前走の敗因はやはり道悪と、距離ということだったのだろう。

2着 8番 ランブリングアレー 牝 5 吉田隼人 55 1.31.7 33.2

スタートはまずまずながら二の足は遅く中団のやや後方を追走する。4角はインを回り直線に入って少しづつ外に出していき、グランアレグリアのすぐ後ろの外に出したところで加速を開始。そこからグングン伸びて特に坂を上がってからの加速が速く2着に浮上した。
持久力戦で好走することが多く、高速馬場の瞬発力勝負での実績がなかったのだが、たまたまそういう機会がなかったというだけで、高速馬場の瞬発力勝負でも十分対応できるということのようだ。好走できるレースの幅は広そうで、今後も好走が期待できる。

3着 1番 マジックキャッスル 牝 4 戸崎圭太 55 1.31.7 33.5

中団インを追走。最後の直線で横に数頭馬が並んでのたたき合いになり、2着は確保できたかのように見える伸び方だったが、最後に外から差してきてランブリングアレーにわずかに交わされての3着だった。
ここ数戦堅実に末脚を発揮しており安定度が高いので馬券の軸として信頼しやすい馬である。

4着 14番 ディアンドル 牝 5 団野大成 55 1.31.8 33.8

5番手を追走。最後の直線では加速に苦労していたように見えたが、最後までしっかり伸び続けており、2,3着馬とは差の少ない4着だった。
先行力があり最後までしぶとい持ち味をしっかり活かしたが、瞬発力勝負になるとやや部が悪いということのようだ。それでも4着になるのだから地力強化は明らか。

5着 2番 シゲルピンクダイヤ 牝 5 和田竜二 55 1.31.8 33.8

スタートはよくなかったが、意図的に前に出していきインの6番手につける。直線ではあまり伸びないように見えたが最後までしっかり粘って5着を確保した。
元々は瞬発力勝負の馬だったのだが、最近は前につけ粘る競馬をするようになっている。一時期スタートに不安があったがそれは解消したようで、メンバーに恵まれればまだ好走の機会はありそう。

6着 18番 レシステンシア 牝 4 武豊 55 1.31.9 34.1

3番手を追走。直線にはいってじっくり追い出して前の2頭を交わし先頭に立つが、グランアレグリアには性能の違いで楽に交わされ、さらにゴール直前で甘くなり6着になった。
最後甘くなったのが敗因なのだが、この馬の好走したレースのL1Fのラップの最速が、11.8秒で今回が11.3秒だったので甘くなったのも納得できる。結果論ではあるが、もっと早く先頭に立ち後続を早めに離していれば2着になれた可能性は高い。前走で控える競馬が出来たことが逆に仇となった。

7着 11番 ダノンファンタジー 牝 5 藤岡佑介 55 1.31.9 33.0

後方を追走。直線で外から追い上げようとするが、最速ラップのL2Fではやや加速が足りないように見えたもののL1Fでは少し伸びてきたのだがそれでも7着までだった。
末脚はいまいちな馬と思っていたのだが、じっくり貯めると高速馬場でもそこそこの瞬発力をくりだせることを示した。ただし、好走するには恵まれる状況が必要な馬。

8着 5番 デゼル 牝 4 川田将雅 55 1.31.9 33.2

中団やや後方を追走。最後の直線でランブリングアレーのすぐ外の少し後ろから同じように伸びてきたが、ランブリングアレーより少し末脚が劣っての8着だった。
前走のような瞬発力が繰り出せなかった形であり、かなりスローペースにならないとだめということなのかもしれない。

9着 7番 マルターズディオサ 牝 4 田辺裕信 55 1.32.2 34.0

中団を追走。直線ではやや伸びを欠いた。高速馬場の瞬発力勝負は向いていない。

10着 3番 クリスティ 牝 4 斎藤新 55 1.32.3 34.7

スタートはさほど速くなかったが、他馬があまり速くなかったので楽に先頭にたった。最後の直線では上位勢に交わされたが、インでそこそこ粘れてはいた。

11着 12番 サウンドキアラ 牝 6 松山弘平 55 1.32.3 34.1

中団追走から最後はあまり伸びずに終わる。
やはり昨年の良い頃の出来にないようで、年齢から復調は難しいかもしれない。

12着 10番 レッドベルディエス 牝 5 石橋脩 55 1.32.4 33.2

ほぼ最後方追走。最後は大外から伸びてきてはいた。

13着 16番 リアアメリア 牝 4 福永祐一 55 1.32.4 33.2

後方追走から4角では外を回りすぎないないように回ったものの直線ではあまり伸びなかった。上り3ハロンタイムが3番目に速くなっているがインを効率よく回ってのものなので評価できない。

14着 9番 テルツェット 牝 4 M.デム 55 1.32.4 33.5

スタート遅く後方から4角ではインを回り、直線で最内から伸びようとしたが、伸び脚は大したことなかった。
前走G3勝ちから斤量2キロ増であり、このメンバー相手では能力不足ということだったようだ。

15着 17番 スマイルカナ 牝 4 柴田大知 55 1.32.6 34.9

2番手追走していたものの、高速馬場の瞬発力勝負には対応できないので、大敗。

16着 15番 アフランシール 牝 5 大野拓弥 55 1.32.6 33.7

後方追走のまま特に見どころなし。


17着 13番 プールヴィル 牝 5 三浦皇成 55 1.32.8 34.1

中団やや後方を追走するも、直線では大して伸びなかった。
本来の能力以下の走りように見えるが敗因がはっきりしない。

18着 4番 イベリス 牝 5 酒井学 55 1.36.5 38.5

3番手追走していたが、直線に入ってすぐ脱落した。心房細動を発症したとのこと。

 

「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。

 

完全タイム差を検証する表について説明します。

 

2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~

 

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