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2021年6月 8日 (火)

2021 安田記念 G1 レース回顧

グランアレグリアを負かすとしたらどの馬かが、予想のポイントになったレースだったが、答えを出すのは難しかった。それでも終わってみればすごく納得できる結果となった。

1.レース結果の基礎データ

2021年 6月 6日(日) 3回東京2日 天候: 曇 馬場状態: 良
11R 第71回安田記念
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝 1600m 14頭立


馬場差 -2.0 完全タイム差 +0.3
タイムランク C メンバーランク B

2021060803

ややスローペースであるが、グランアレグリアより前目につけて一発を狙った馬は全滅した。やはり安田記念は末脚優先で予想するのがよいのかもしれない。

 


2.完全タイム差検証

2021060804

 

グランアレグリアは前走より少しパフォーマンスを落としたと考えるのが自然で、そう考えると0.3秒ほど低く見た方がよさそう。

3.各馬の分析

1着 11番 ダノンキングリー 牡 5 川田将雅 58 1.31.7 33.1

中団を追走。4角で外を回り外の距離損から直線入口では後方の位置で、そこからの伸びは最初大したことないように見えたが、坂を上がると騎手の激しいアクションに馬が応えてグングン伸びて内から伸びたグランアレグリアをわずかに抑えての辛勝だった。
最後までしぶといこの馬のよさが久々に発揮されたレースになった。この馬が本領を発揮すればこのくらいの走りを見せるのは不思議ではない。かなり不調が長く続いたような印象があったのだが、振り返ってみると凡戦は昨年の安田記念、天皇賞の2戦のみだったので、簡単に見限るべきではなかったということだったようだ。

2着 5番 グランアレグリア 牝 5 ルメール 56 1.31.7 32.9

後方を追走。直線に入って外に出せない狭いポジションに入ってしまったものの、内に切れ込み進路ができるとそこからかなり鋭く伸びて、1着にはギリギリ届かない2着となった。
ルメール騎手のコメントによると、前半の行きっぷりが前走より悪かったということなので、やはり間隔を詰めての出走が影響したようだ。それでも最後の瞬発力は他馬を圧倒するものがあった。また、今回は馬君が詰まった際に全くひるむことなく伸びることが出来たので、以前の馬郡に怯む弱点は完全に克服したようだ。やはり、同一G12連覇プラス短い間隔でのG1連勝するということは超実力馬でもハードルが高く、過去にも今回と類する結果は何度も見てきたのでこういうケースの場合はグランアレグリアを2,3着として勝つのは他の馬と考えるのがよいのだと思う。

3着 13番 シュネルマイスター 牡 3 横山武史 54 1.31.8 33.4

中団追走。4角でやや外を回ったので直線入口では少し後方でさほど伸びないように見えたものの、外の後ろからダノンキングリーが迫ってくると、そこからダノンキングリーと併せ馬のようになって伸びて、かなり長くたたき合いが続いたものの最後は3着までだった。
この時期の3歳馬としては大健闘を見せたが、NHKマイルカップの真完全タイム差は古馬戦とのクラス差を補正してもそう悪いものではないので、斤量2キロ差と今回のメンバーを考えるとこれだけやれても不思議ではない下地はあった。ダノンキングリーとの長いたたき合いからわかるように接戦に強いタイプのようで、マイル戦ならが好走できるレースの幅は今後も広くなるかもしれない。

4着 8番 インディチャンプ 牡 6 福永祐一 58 1.31.9 33.5

中団のシュネルマイスターのやや内で同じような位置を追走。直線に入っての反応よく、外のシュネルマイスターとの差を広げ伸びて一旦は先頭に立つも最後は甘くなり、4着になった。
長い脚が使えず最後甘くなるのはこの馬の特徴なのだが、それでも今回、このメンバーで3着以内に入れなかったことから少し衰えがあるということなのだと思う。


5着 9番 トーラスジェミニ 牡 5 戸崎圭太 58 1.32.1 34.2

2番手追走から最後までしっかり粘っての5着。
オープン特別での好走実績しかないこの馬がこの着順まで粘れたということは、今回はG2,3の好走実績馬の実力は大したことなかったということを示している。

6着 10番 カデナ 牡 7 武豊 58 1.32.2 33.2

後方追走。直線入口でも後方であったが、最後はよく伸びていてた。
1800m以上のレースが多い馬なのだが、マイル戦でもらしさを見せる走りをした。重賞でも後方インをついて追い込んで好走した実績があり、追い込みが鋭い特性をまだ維持しているので、今後どこかで好走できるチャンスはまだありそう。

7着 6番 ダノンプレミアム 牡 6 池添謙一 58 1.32.3 34.1

3番手のインを追走。直線に入ってすぐは勢いがあり先頭に立ちそうな雰囲気があったが、前の2頭を交わすころには後続の上位勢の末脚が迫ってきてしまい、抵抗できずの7着だった。
前目の位置につけてひと足使う馬ながら、ペースが速くなると対応できないので、好走できる機会が限られる馬なのだが、今回はさほどペースが上がらなかったの十分にチャンスがあった。結果論だがもう少し早めに先行していた2頭を捕らえていればもう少し良い結果になった可能性はある。

8着 1番 サリオス 牡 4 松山弘平 58 1.32.4 33.7

インの中団を追走。直線でやや外に出すも馬郡に囲まれるポジションになり、グランアレグリアが内に切れ込む際に不利を受けた。その後の末脚は大したことなかった。
毎日王冠以降、古馬のとの対戦で結果が出ていないが、振り返ってみれば毎日王冠も弱いメンバーだったので、古馬G1で好走できるほどの実力はない馬と考えてよさそう。

9着 2番 ギベオン 牡 6 西村淳也 58 1.32.6 34.2

5番手インを追走していたが直線で伸びず。
ここではこの程度の結果でも善戦したといえるほどの実力しかない馬。

10着 12番 ケイデンスコール 牡 5 岩田康誠 58 1.32.6 33.9

やや後方でグランアレグリアの外の少し前を追走。4角での反応よく外を回って加速してくるものの、直線に入ってからの伸び脚は今一つだった。
3戦連続で重賞で好走したのでかなり力をつけたかと思われたが、G1ではここまでだった。過去3戦は斤量が56キロだったので、長くいい脚を使うタイプだけにここでは斤量57キロが響いた可能性もある。

11着 3番 ダイワキャグニー セ 7 石橋脩 58 1.32.7 34.9

先頭に立ちさほど速くないペースで逃げれたが、直線に入って後続に交わされて後退。鋭い脚がないので、しっかり先行できてもG1で高速馬場では全く相手にならない。

12着 14番 カテドラル 牡 5 田辺裕信 58 1.32.8 33.9

後方待機から直線外から伸びてはいるものの、ここでは歯が立たなかった。

13着 4番 カラテ 牡 5 菅原明良 58 1.33.0 34.1

後方追走から見せ場なく終わる。元々ここでは実力不足ではあるものの、前目につけることが全くできなかったので、休み明けはよくないということもあったようだ。


14着 7番 ラウダシオン 牡 4 M.デム 58 1.34.5 36.3

3番手追走していたが、直線では伸びず。前目につけて粘るのが持ち味の馬であるが、1600mだと少し距離が長いのかもしれない、それでも実力からすると負けすぎの成績なのだが、これは直線で後ろから来たグランアレグリアに前をふさがれるに交わされた際にブレーキがかかり、そこから騎手が諦めたことによるもの。

 

 

「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。

 

完全タイム差を検証する表について説明します。

 

2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~

 

 

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