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2021年6月16日 (水)

2021 函館スプリント G3 レース回顧

洋芝の札幌競馬でも開幕週の短距離戦ということで、かなり高速ハイペースの決着となった。

1.レース結果の基礎データ

2021年 6月13日(日) 1回札幌2日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第28回函館スプリントS
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指) 芝 1200m 16頭立

馬場差 -2.8 完全タイム差 +0.7
タイムランク D メンバーランク C

2021061401

前半32.8秒とかなり速くなり、L1Fがかなり減速しているが、それでも差しが決まりにくいのは直線が短く洋芝の札幌ならではなのかもしれない。


2.完全タイム差検証

2021061402

かなり妥当な値ではあるものの、カレンモエ、ミッキーブリランテが前走よりパフォーマンスをダウンさせたとは考えにくいので、0.2秒ほど上方補正した方がよいと思う。

3.各馬の分析

1着 14番 ビアンフェ セ 4 藤岡佑介 56 1.07.6 34.8

スタートはまずまずながら、二の足で楽に先頭に立つ。後続に少し間隔を空けた速いペースで逃げ、そのまま押し切った。
開幕週の高速馬場と4角をインぴったりで回った距離得と短い直線を活かしての勝利だった。非凡なスピードはあるものの、最後は末脚が甘くなる馬なので、ここまでハマることはそう多くないだろう。

2着 16番 カレンモエ 牝 5 鮫島克駿 54 1.07.6 34.5

外枠ながら、一旦先頭に立つほどの好スタートで外の4番手の位置につける。4角は少しだけ外の距離損があったものの、直線はしっかりのびて先頭に半馬身差まで迫っての2着だった。
最後は外を回った分だけで1着馬との能力差はない。結果論だがスタートがすごくよかったので、序盤でイン2番手のポジションを取り切っていれば結果は変わっていたと思う。前目につけて最後ひと足使うタイプなので、好走できるレースの幅は広い。

3着 7番 ミッキーブリランテ 牡 5 和田竜二 56 1.07.6 33.9

スタートは遅かったが二の足で中団やや後ろのポジションを取る。直線入口ではまだ先頭とかなり差のある位置だったが、残り200mからグングン伸びて2着になった。
4角でやや外を回ったが、最後同じような脚色だった4着馬とは内外の距離差で能力差はない。1400-1600を中心に使ってきていたため、今回のような高速超ハイペース戦は初経験だったものの適正があることを示した。ただしエンジンのかかりが遅いのでコーナーからの加速が必要になるレースには対応できなそう。

4着 10番 ジョーアラビカ 牡 7 横山和生 56 1.07.7 33.7

後方追走。終始外を回り、直線に入って外からグングン伸びて、3着馬とほぼ差のない4着だった。
展開がこの馬にバッチリハマったので外を回った距離ロスが痛かった。序盤のスピードが今一つながら、堅実に末脚を使うので、今後も展開がハマればチャンスはありそう。また、休養なしでの5戦目まで好走した実績があるタフさがあることも覚えておきたい。

5着 8番 カツジ 牡 6 岩田康誠 57 1.07.7 33.3

ポツンと最後方を追走。4角で大外に出して、大外からしっかり伸びてきたものの5着までだった。
マイルCSを33.4秒の末脚で走った馬なので、極端に脚を貯めれた33.3秒の末脚が使えても不思議のない馬。レース映像を見返しても最後ジョーアラビカを交わすような勢いはなかった。久々にこの馬らしい末脚が見れたといってもあまり評価しない方がよい。

6着 5番 ケープコッド 牝 4 吉田隼人 54 1.07.7 34.4

インの5番手を追走。4角もしっかりインを回るも、直線に入ってすぐの地点では勢いが今一つですぐ前にいたカレンモエとの差が開いてしまう。それでも最後までジワジワと伸びてはいた。
前目の位置で4角を全く距離ロスなく走れていたので、それでも6着ということはこのメンバーではやや決め手に欠けるということのようだ。

7着 2番 マイネルアルケミー 牡 5 黛弘人 56 1.07.8 34.2

中団イン追走。4角もしっかりインを回り最後まで伸びてはいた。
全く距離ロスのない走りだったので、実力以上の着順になった可能性が高い。

8着 11番 コントラチェック 牝 5 丸山元気 55 1.08.0 34.5

中団外を追走。4角の手応えよく直線入口では前の内にいたカレンモエに迫れそうな勢いがあったが、直線の伸びは今一つだった。
先行できないとダメな馬で、今回のような速い馬がいるレースでは先手が取れないであろうということは戦前から予想できた。それでも、4角の走りはよかったので、どこかで条件がハマって好走できる可能性はありそう。

9着 3番 シゲルピンクルビー 牝 3 泉谷楓真 50 1.08.1 34.3

やや後方のインを追走。4角もしっかりインを回り最後まで伸びてはいた。
全く距離ロスのない走りだったので、実力以上の着順になった可能性が高い。
斤量に恵まれた3歳馬ということでやや人気になっていたが、この馬の実績からすると過大評価だったのは明らか。

10着 12番 ロードアクア 牡 5 田中健 56 1.08.1 34.4

後方外を追走。最後は少し伸びてはいるものの上位勢とは明らかに勢いが欠けていた。
前目のポジションにつけれるものの、末脚が圧倒的に足りない馬だったので、あえて後方の位置につけて末脚を試したようではあるが、このメンバーでは全く通用しなかった。


11着 1番 アスタールビー 牝 5 池添謙一 54 1.08.1 35.1

インの2番手を追走していたが、直線でまるで伸びなかった。
前目のポジションが取れるが、末脚が圧倒的に足りない馬。ただし、札幌競馬場で馬場差+1.8のキーンランドカップで4着の実績があるので、力のいる馬場になったときに好走できる可能性はある。

12着 9番 タイセイアベニール 牡 6 小崎綾也 56 1.08.1 34.4

後方追走から、最後はさほど伸びなかった。
この馬向きの展開になったようではあるものの案外内容でこの馬の好走実績を調べてみると、好走時の平均1Fのタイムが11.2秒台で今回は11.3秒台だった。このことから、差し馬ながら、L1Fで大きく減速するハイペース戦では持続力が劣るということなのかもしれない。好走できるレースの幅が狭い馬。

13着 6番 リンゴアメ 牝 3 秋山稔樹 50 1.08.2 34.9

中団追走するも、特に見どころなく終わる。ここでは能力不足であることは明らか。

14着 13番 センショウユウト 牡 6 中井裕二 56 1.08.4 34.5

後方追走から最後は少しは伸びているものの、ここでは相手にならなかった。

15着 15番 アルピニズム 牡 4 団野大成 56 1.08.6 35.3

中団追走から最後は伸びなかった。

16着 4番 ジャスティン 牡 5 坂井瑠星 58 1.09.4 36.4

3番手で先行していたが、直線でまるで伸びなかった。

 

「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。

 

完全タイム差を検証する表について説明します。

 

2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~

 

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