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2021年6月 2日 (水)

2021 目黒記念 G2 レース回顧

初ブリンカー馬の激走はわりとよくあるので、初ブリンカー馬のチェックは怠らないようにすべきというのがこのレースの教訓となった。

1.レース結果の基礎データ

2021年 5月30日(日) 2回東京12日 天候: 晴 馬場状態: 良
12R 第135回目黒記念
4歳以上・オープン・G2(ハンデ) (国際)(特指) 芝 2500m 16頭立


馬場差 -2.6 完全タイム差 +3.6
タイムランク SL メンバーランク D

20210605


かなり極端なスローペース戦になり、上りが極端に速く前につけていないとどうにもならないレースとなった。また、極端に速い上りへの対応可否がはっきり出たので、各馬の今後の参考にはなりそう。

 

2.完全タイム差検証

20210606

SLランクのレースでもしっかり値を導き出せるのが、真完全タイム差の利点。2.7秒ほど上方補正するのがよさそうだ。

3.各馬の分析

1着 5番 ウインキートス 牝 4 丹内祐次 52 2.32.8 32.5

2番手を追走。直線に入って早めに先頭に立つと後続を寄せ付けず1着となった。
前の位置にいて、32.5秒の上りを使われては後続は何もできない。「今日は逃げた馬の直後で折り合ってスムーズに運ぶことができていましたし、これまでのように抜け出してからソラを使うようなことがなかったですからね。スパートしてからも集中力を切らずに走れたことも良かったです。」という騎手のコメントから、集中力の面での成長があったようだ。さらに斤量52キロも味方した。この時期の4歳牝馬の成長力は侮れない。

2着 8番 ヒートオンビート 牡 4 川田将雅 55 2.33.1 32.4

4,5番手のインを追走。4角をインでじっくり回ることでややポジションを下げたものの、ここでの距離得と脚を貯めれたことを活かして、直線ではグングン伸びて2着となった。毎回ほぼメンバー最速に近い上りを繰り出す堅実な馬で、ここでも順当に能力を発揮してきた。馬券の軸馬としての信頼度は高く、今後も重賞で活躍が期待できる。


3着 3番 アドマイヤアルバ セ 6 北村宏司 53 2.33.4 33.0

3番手を追走。直線でヒートオンビートにあっさり交わされたが、他馬は抜かせず最後までしっかり粘り切った。
軽ハンデを活かした典型的な前残りパターンなのだが、この馬の戦績からこの馬が前のポジションに行くことを予想するのは難しかった。ただ、初ブリンカーというヒントがあった。初ブリンカーによる不人気馬の激走はよくあるので、このパターンの馬は3連複の3列目に薄目に入れておくべきなのだろう。初ブリンカーのチェックは怠るなということがこのレースの最大の教訓となった。


4着 11番 グロンディオーズ 牡 6 ルメール 56 2.33.6 32.7

中団追走。直線入口ではヒートオンビートのすぐ後ろの位置にいたものの、追い出しの反応は明らかにヒートオンビートより鈍く最後の最後で伸びてきたものの4着までだった。
戦績からズブいことはわかっており、ヒートオンビートより信頼度は劣るもののなぜか1番人気になっていた。ズブかったり、速い脚に限界があったりと馬券の軸馬としての信頼度は低い。


5着 14番 ゴールドギア 牡 6 田辺裕信 55 2.33.9 33.3

後方追走から、4角で外から早めに進出してきたが直線では伸び切れなかった。
速い上りの勝負になっただけに、4角での距離ロスが大きかった。内容は悪くなく、昨年よりは少し調子を上げている可能性がある。

6着 12番 ダンスディライト 牡 5 横山典弘 55 2.33.9 33.3

3,4番手あたりを追走していたが、直線で伸びを欠いた。速い上りに限界があるようだ。
オープン入りして3戦はすべてG2戦であり、3勝クラスではヒートオンビートに勝ったこともあるので、もう少し弱いメンバーになれば好走できる可能性は高い。

7着 4番 サンアップルトン 牡 5 柴田善臣 55 2.33.9 32.8

後方追走。4角で外を回り外からしっかり伸びてきているものの、位置取りが後ろ過ぎたのと外を回る距離ロスがあって、届かなかった。悪くない走りだったので、今後好走の機会はありそう。

8着 9番 アイスバブル 牡 6 石川裕紀 55 2.33.9 32.8

後方追走から、最後までしっかり伸びていたが、前が速いのでここまで。
あまり速い上りを使ったことがなかったこの馬としては、かなり速い上り3ハロンタイムであり、騎手のコメントによると意識的に後方のポジションで脚を貯めるレースをしたとのこと。悪くない走りだったので、どこかで好走の機会はあるかもしれない。


9着 2番 トラストケンシン 牡 6 吉田豊 52 2.34.0 32.7

後方追走。4角では最後方をに置かれてそこから大外を回って最後は少し伸びていた。
まだ3勝クラスで軽ハンデをもらっていたものの、この程度で、最後速い上りを使ってはいたものの、見どころはなかった。

10着 10番 ナムラドノヴァン 牡 6 内田博幸 54 2.34.1 33.3

後方追走から、見どころなく終わる。上りが極端に速いレースには対応できない。

11着 1番 ムイトオブリガード 牡 7 横山武史 57 2.34.1 33.2

中団追走から、直線では伸びず。以前は上りが極端に速いレースにも対応できていたのだが、かなり衰えがあるのかもしれない。

12着 15番 ミスマンマミーア 牝 6 福永祐一 54 2.34.2 33.2

後方追走から最後あまり伸びず。上りが極端に速いレースに対応できなかった。いつも後方からの追い込み馬なので、馬券の軸馬としての信頼度は低い。

13着 6番 アドマイヤポラリス 牡 5 吉田隼人 55 2.34.3 33.6

中団追走から最後はあまり伸びず。
オープン初戦だったが、かなり極端な展開のレースだったので、この一戦で見限らない方がよさそう。

14着 13番 ディアマンミノル 牡 4 松山弘平 54 2.34.6 33.9

中団追走から直線であまり伸びず。一応前走と同じ上り3ハロンタイムで自身の脚は使っているので、上りが極端に速いレースには対応できなかったということのようだ。

15着 7番 サトノルークス 牡 5 大野拓弥 55 2.34.7 33.6

後方追走。4角でインを回るも、直線で伸びず見どころがなかった。

16着 16番 トップウイナー 牡 5 和田竜二 55 2.34.8 34.8

かなりのスローペースなのに後続を離すといったかなり恵まれた逃げになったものの、直線で粘る力はまったくなかった。

 

「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。

 

完全タイム差を検証する表について説明します。

 

2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~

 

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