2021 小倉記念 G3 レース回顧
かなり低調なメンバーでレースレベルもかなり低いレースとなった。
1.レース結果の基礎データ
2021年 8月15日(日) 4回小倉2日 天候: 曇 馬場状態:稍重
11R 第57回農林水産省賞典小倉記念
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 2000m 10頭立
馬場差 -0.6 完全タイム差 +2.5
タイムランク E メンバーランク D
早めにペースが上がり先行勢には厳しい展開になった。また外を通る馬が多く、外を回る距離ロスの影響が少ないレースとなった。
2.完全タイム差検証
レベルが低いのは確かなものの、低く見すぎで0.6秒ほど上方補正した方がよさそう。
3.各馬の分析
1着 9番 モズナガレボシ 牡 4 松山弘平 53 1.59.7 35.0
後方追走から、4角では前の馬の多くが外の進路を通ったため、かなり大外まで出す。直線に入ってかなり鋭く伸びて1着になった。
後方から外を回るロスがあまり影響しない競馬になったことがよかったようだ。まだ3勝クラスの馬ながら、後方から末脚勝負の馬なので、展開待ちのところがあり、展開がハマればこれだけやれるということなのだろう。
2着 7番 ヒュミドール セ 5 幸英明 55 1.59.8 35.4
中団追走。4角で外を通りよく伸びていたが、最後は1着馬の勢いが優った。
位置取りよく最後もしっかり伸びているので、それだけ、今回の展開はモズナガレボシにハマったということなのだろう。
3着 10番 スーパーフェザー セ 6 武豊 53 2.00.2 35.5
後方追走から4角では外を回りすぎないように回り、直線では一旦先頭に立つも、最後は1,2着馬に差された。
後方追走から4角の加速がよく、立ち回りがよかった。一瞬の脚しか使えない馬のようなので、好走するには工夫が必要な馬なようだ。
4着 6番 ダブルシャープ 牡 6 酒井学 54 2.00.2 35.8
後方追走から4角で少しづつ前に出していき、直線に入ってすぐは前を捕らえられそうな勢いがあったが、最後は上位3頭ほどの勢いはなかった。
上位3頭との差はさほどあるとも思えず、勝負所の位置取りの差が大きかったように思う。上位3頭との差は騎手の実力差が大き勝ったように思える。
5着 5番 ショウナンバルディ 牡 5 岩田康誠 55 2.00.6 36.2
2番手追走から4角の勢いが今一つで、直線に入って少し盛り返していた。
4角をインで効率よく回ることが活きる馬場、展開にならないと厳しいのかもしれない。
6着 2番 ファルコニア 牡 4 川田将雅 56 2.00.8 36.7
3番手を追走。2枠ながらやや外を回り4角では早めに仕掛け、先頭に立つことを狙うも直線に入ってからの勢いが今一つだった。
ちょっと走らなさすぎでもあるので、川田騎手のレース後コメントの通り、2000mは距離が長いということなのかもしれない。
7着 8番 ヴェロックス 牡 5 浜中俊 57 2.01.0 36.8
ここまでメンバーが弱くなってもいいところがなかったので、復調の兆しが見られるまで即消しでよい。
8着 4番 テーオーエナジー 牡 6 藤岡康太 55 2.01.1 36.6
中団追走から4角で外を回る馬が多い中、意図的にインを回るも直線ではまるで伸びなかった。
ダートばかり使っていた馬で実力不足なので、工夫があってもこの程度。
9着 3番 グランスピード 牡 4 和田竜二 53 2.01.1 37.0
逃げたが直線まるで伸びなかった。
「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。
2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~
« 2021 関屋記念 G3 レース回顧 | トップページ | 2021 北九州記念 G3 レース回顧 »
「競馬」カテゴリの記事
- 2022 NHKマイルカップ レース回顧(2022.05.11)
- 2022 新潟大賞典 G3 レース回顧(2022.05.11)
- 2022 京都新聞杯 G2 レース回顧(2022.05.11)
- 2022 天皇賞 G1 レース回顧(2022.05.03)
- 2022 青葉賞 G2 レース回顧(2022.05.03)
「レース回顧」カテゴリの記事
- 2022 NHKマイルカップ レース回顧(2022.05.11)
- 2022 新潟大賞典 G3 レース回顧(2022.05.11)
- 2022 京都新聞杯 G2 レース回顧(2022.05.11)
- 2022 天皇賞 G1 レース回顧(2022.05.03)
- 2022 青葉賞 G2 レース回顧(2022.05.03)
コメント