2031エルムS レース回顧
7月10日のマリーンSの1,2着馬がそのまま好走する結果になった。今年は函館でエルムSが行われたが、今回に限りマリーンSと同じ競馬場のコース、距離だったのでそういう結果になるのも後になってからは納得できるのだが、こういうことには早めに気付きたいものである。
1.レース結果の基礎データ
2021年 8月 8日(祝) 1回函館12日 天候: 曇 馬場状態: 良
11R 第26回エルムS
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定) ダート 1700m 14頭立
馬場差 -0.6 完全タイム差 +1.1
タイムランク E メンバーランク C
平均ペースでL2-1Fでやや時計がかかる持続力勝負になった。マリーンSのラップとも似ておりその面でもマリーンSで好走した馬が好走しやすい状況ではあったようだ。
2.完全タイム差検証
ほぼ妥当な完全タイム差に思える。
3.各馬の分析
1着 4番 スワーヴアラミス 牡 6 松田大作 56 1.44.5 37.6
5番手を追走。3角で早めにペースアップが始まった時には反応がやや鈍かったものの、残り400mから徐々に追い上げていき、直線では外から最後までしっかり伸びて1着になった。コーナーでの加速の反応は今一つながら、持続力勝負でのしぶとさはかなりのものがあるようだ。加えて前走より斤量1.5キロマイナス、初ブリンカーと前走よりパフォーマンスをアップさせる要素はあった。
2着 13番 オメガレインボー 牡 5 横山和生 56 1.44.6 37.4
中団のやや後方を追走。3角から外を回って徐々に上がっていき。直線ではスワーヴアラミスの外から同じような勢いで追い上げてきたが、最後はやや勢いが鈍った。
ずっと外を回ってのロングスパートだったので、1着馬との差は外を回った分と思われる。ロングスパートが持ち味の馬で持続力勝負は合っている。
3着 11番 ロードブレス 牡 5 坂井瑠星 58 1.44.8 37.4
やや後方の外を追走。4角でも後方ながら外を回りすぎないように回り。馬場の真ん中から直線で少しづつ伸びて、勢いがやや足りないかに見えたものの、最後にグイっと伸びて3着を確保した。
末脚のある馬ながら、前走は凡走しているので、やはりアテにできないムラ馬のようだ。馬券検討には困るタイプの馬。
4着 6番 ウェスタールンド セ 9 藤岡佑介 56 1.44.9 37.0
最後方追走。4角大外から上がってきてしっかり伸びて3着は確保できたかに見えたが、ゴール前でロードブレスの強襲にあっての4着。
まだまだ力のある所を示したものの、小回りコースでの大外ぶん回しの戦法では明らかに厳しかった。
5着 10番 レピアーウィット 牡 6 横山武史 57 1.45.0 38.4
4番手のやや外を追走。4角での加速はよいように見えたものの、4角終わりでも前の馬との差は詰まらず。その後もやや伸びを欠いたが最後までしぶといところは見せた。先行力はあるが、今回はやや能力不足のように見える走りだった。それでも勝つときがあるのでこの馬の好走パターンを見抜くのは難しい。
6着 2番 ケイティブレイブ 牡 8 団野大成 58 1.45.2 38.3
インの中団を追走。4角ではインぴったりを回りあまり加速せずとも直線入口では勝負圏内に上がり、そこから伸びてはいるものの上位勢とは勢いが劣った。
立ち回りはよかったが、さすがに58週の休み明けでは厳しかったようだ。、
7着 9番 ヴェンジェンス 牡 8 幸英明 56 1.45.6 39.2
2番手につけて直線に入っても勢いが持続するかに見えたが、残り200mからの伸びをやや欠いた。
59週の休み明けにしてはしっかり走れているものの、末脚が持ち味の馬なので前半に消耗してしまったのは明らか。
8着 5番 タイムフライヤー 牡 6 武豊 57 1.45.7 38.1
後方追走から、特に見どころなく終わった。
長くは使えないがどこかでいい脚を使う馬が見どころなく終わったので、今季はかなり調子がわるいのかもしれない。
9着 1番 ダンツキャッスル 牡 5 菱田裕二 56 1.45.8 38.3
インの後方を追走するも末脚不発。
好走が続いていた馬ながら、重賞は荷が重いようだ。
10着 7番 ソリストサンダー 牡 6 戸崎圭太 56 1.45.9 38.9
中団追走から最後まで伸びるところなく見どころがなかった。
もう少し後方で脚を貯めないとだめなのかもしれない。
11着 12番 ロードゴラッソ 牡 6 吉田隼人 56 1.45.9 38.2
後方追走から特に見どころなく終わった。
12着 8番 トップウイナー 牡 5 和田竜二 56 1.46.2 39.9
逃げて直線でも粘れていたが、残り100mで失速した。
悪くない走りだったのだが、高速ダートでないとダメなのかもしれない。
13着 14番 デルマルーヴル 牡 5 岩田康誠 57 1.46.7 38.7
後方追走から特に見どころなく終わった。
14着 3番 アメリカンシード 牡 4 ルメール 56 1.47.9 41.3
3番手追走していたが、3角から早々と勢いを失った。
前で1頭だけで気分よく走れないとダメなタイプなのは戦前からわかっていたが、今回負けすぎなのは鼻出血の影響があったようだ。
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