2021 札幌2歳S G3 レース回顧
近年仕上がりが速くなった2歳馬の1800m戦重賞ということで、今の時期でも今後を占う重要なレースとなっているこのレース。今年はジオグリフの強さがやたら目立ったものの、ジオグリフがどれだけ強いかは2着馬以降の今後の戦績を見て判断することが必要なようだ。
1.レース結果の基礎データ
2021年 9月 4日(土) 2回札幌7日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第56回札幌2歳S
2歳・オープン・G3(馬齢) (国際)(特指) 芝 1800m 10頭立
馬場差 -0.9 完全タイム差 +0.4
タイムランク D メンバーランク C
LAP :12.6-11.9-11.9-11.9-12.0-12.0-12.2-12.1-12.5
通過:36.4-48.3-60.3-72.3 上り:72.7-60.8-48.8-36.8 平均:1F:12.12 / 3F:36.37
平均ペースなので、能力の劣る馬には厳しいレースとなった。
2.完全タイム差検証
データ不足のため、検証保留とする。
3.各馬の分析
1着 9番 ジオグリフ 牡 2 ルメール 54 1.49.1 36.1
最後方追走。3角から少しづつ前に出していって、直線入口で楽な手応えで先頭に立つとそこから後続を突き放して1着になった。
ここでは明らかに能力が違っての勝利。
楽勝すぎて能力レベルの判断が難しく、2着馬以降の馬の今後の戦績を参考にして判断した方がよさそう。
2着 7番 アスクワイルドモア 牡 2 武豊 54 1.49.8 36.5
後方追走。3,4角ではあまり動かず、直線入口でもまだ後方の位置だったが、そこからしっかり伸びてきた。
末脚はそこそこあることを示したが、札幌の直線で後方からの差しが通用したので、他のメンバーが弱かった可能性もある。
3着 10番 トーセンヴァンノ 牡 2 山田敬士 54 1.50.0 36.9
後方追走から最後はジワジワ伸びたのだが、2着のアスクワイルドモアとは末脚のレベルが明らかに1段劣った。
4着 6番 オンリーオピニオン 牝 2 柴田大知 54 1.50.1 37.7
2番手追走から最後までよく粘れてはいたのだが、相手に恵まれての4着の感はある。
5着 2番 トップキャスト 牝 2 団野大成 54 1.50.4 38.1
逃げて最後まで粘れていはいたが、相手に恵まれての5着の感はある。
6着 1番 リューベック 牡 2 横山武史 54 1.50.5 38.0
3番手追走するも特に伸びず。ゲート内でかなり暴れて平常心で臨めなかった面はありそう。
7着 4番 エーティーマクフィ 牡 2 藤岡佑介 54 1.50.5 37.5
中団追走するも特に見どころなく終わった。
8着 5番 ユキノオウジサマ 牡 2 横山和生 54 1.52.7 38.4
3角でついていけずかなり後方に下がり、最後はバテた馬を1頭交わしたが、まるで勝負ならない結果だった。
9着 8番 クリノメガミエース 牝 2 菱田裕二 54 1.54.3 41.5
4角で後方に下がり、最後は大きくバテた。芝はまるでダメなようだ。
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