2021 小倉2歳S G3 レース回顧
前走道悪で辛勝した馬が、良馬場で違った走りを見せて快勝したり、前走ダートを走った馬が3着に入ったりと、やはり実績の少ない2歳戦の予想は難しい。
1.レース結果の基礎データ
2021年 9月 5日(日) 4回小倉8日 天候:小雨 馬場状態: 良
11R 第41回小倉2歳S
2歳・オープン・G3(馬齢) (国際)(特指) 芝 1200m 10頭立
馬場差 -0.5 完全タイム差 -0.3
タイムランク B メンバーランク D
LAP :11.8-10.7-11.1-11.2-11.6-11.5
通過:33.6-44.8-56.4-67.9 上り:67.9-56.1-45.4-34.3 平均:1F:11.32 / 3F:33.95
小倉1200mとしては前半はさほど速くない。それでいて上りが速くないので、やや凡戦だったのかもしれない。
2.完全タイム差検証
データ不足のため、検証保留とする。
3.各馬の分析
1着 9番 ナムラクレア 牝 2 浜中俊 54 1.07.9 33.9
中団追走。4角の終わりで勢いをつけて大外に出すと外からグングン伸びて1着になった。
外を回ってこのメンバーでは瞬発力の違いを見せたが、そもそも最後の末脚に優れた馬がいない組み合わせであった可能性もあり、この1戦で強いと判断しない方がよいかもしれない。
2着 7番 スリーパーダ 牝 2 福永祐一 54 1.08.3 34.2
中団追走。4角ではやや内を回り距離得から直線入口ではほぼ先頭に近い位置になり、最後までしっかり伸びて2着を確保した。
内を上手く立ち回っての2着に見えたのだが、騎手のコメントによると4角で力んでしまったとのことで、外に出さなかったことを後悔していた。次走は先方を変えてもう少しやれる場面があるかもしれない。
3着 10番 アネゴハダ 牝 2 幸英明 54 1.08.5 34.2
後方追走。直線入口でも後方だったが、大外に出すそこからグングン伸びて3着に浮上した。
4着馬以降の末脚がないことに恵まれての3着ではあるが、ダート新馬戦を勝った馬が芝重賞でやれることを予想するのは難しかった。
4着 5番 デュガ 牡 2 武豊 54 1.08.6 34.9
2,3番手追走していたが、最後は伸びを欠く。
前走と異なって先行力を活かした競馬をしてそこそこやれた。まだ未勝利馬。
5着 4番 インプロバイザー 牡 2 松若風馬 54 1.08.6 34.7
中団追走から最後は伸びず。ここでは能力不足のようだ。
6着 8番 ブレスレスリー 牝 2 藤岡康太 54 1.08.8 34.9
中団追走から最後は伸びず。ここでは能力不足のようだ。
7着 3番 ショウナンマッハ 牡 2 松山弘平 54 1.09.1 35.5
先頭に立つも最後は伸びず。最後の末脚はないにしても、4角で引き離すこともできなかったので、ここでは能力不足だったようだ。
8着 6番 エトワールジェンヌ 牝 2 国分優作 54 1.09.3 35.3
中団やや後方を追走するも、4角で鞭がはいってもあまり反応せず。直線でも伸びを欠いた。
9着 2番 ソリッドグロウ 牝 2 岩田康誠 54 1.09.5 35.7
スタートは速くないで二の足でインの3番手位置になる。直線入口では接戦の中一旦先頭にたつ場面もあったが、そこから伸びなかった。
デビュー戦ではかなりスピードがあるかに見えてのだが、単に相手に恵まれただけだったようだ。
10着 1番 シュンメキラリ 牝 2 秋山真一 54 1.10.0 35.5
一頭だけ後方のまま何もできず終わり。ここでは極端に能力差があった。
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