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2021年10月

2021年10月27日 (水)

2021 菊花賞 G1 レース回顧

2勝クラス勝ち直後の馬が多く出走するなど、先週の秋華賞に比べてメンバーレベルが低いのは明らかな1戦となった。クラシック3冠の最終レースとはいえ現在では特殊な距離のレースなので、こうしたレベルのレースになることが今後多くなるのかもしれない。そんな中、今回は立ち回りの上手さが勝利に直結する形になったが、こうした傾向も今後多くなるのかもしれない。


1.レース結果の基礎データ


2021年10月24日(日) 4回阪神6日 天候: 曇 馬場状態: 良
11R 第82回菊花賞
3歳・オープン・G1(馬齢) (牡・牝)(国際)(指定) 芝 3000m・内 18頭立


馬場差 -1.7 完全タイム差 -0.3
タイムランク C メンバーランク B

LAP :12.5-11.1-11.5-12.1-12.8-12.6-12.8-14.3-13.1-12.6-12.4-11.7-11.5-11.4-12.2
通過:35.1-47.2-60.0-72.6 上り:71.8-59.2-46.8-35.1 平均:1F:12.31 / 3F:36.92

序盤がやや速いが、中盤でかなり極端にペースが緩む。そしてペースアップが早めに始まっているので、後続はなし崩しに脚をつかわされる形になった。


2.完全タイム差検証


2021102602

ほぼ妥当な完全タイム差に思える。


3.各馬の分析


1着 3番 タイトルホルダー 牡 3 横山武史 57 3.04.6 35.1

好スタートから先頭を奪う。他に前につけた3頭が最初は競りかけそうな雰囲気があったものの、速いと見たのか競りかけてこずに落ち着いた隊列になる。その後スローに落とすと向こう正面で他馬との距離が縮まり、2番手の馬は1馬身差まで迫ってきたが、それ以上差を詰めさせず、最後の直線では後続を突き放し1着となった。中盤でうまくペースを落とせたことが勝利につながった。元々先行力はあったが、ペースをコントロールできる操縦性のよさがあるようだ。騎手も結果コメントを読むと予め操縦性の良さは知っていたようで、意図的なペースコントロールができたようだ。今回メンバーには恵まれたが、今後も操縦性のよさを活かして好走する機会はありそうだ。

2着 18番 オーソクレース 牡 3 ルメール 57 3.05.4 34.8

中団やや後方を追走。4角から追い上げるも騎手の手が激しく動くわりのは反応は今一つ。直線外からジワジワ伸び続け2着を確保。速い脚はないが長くジワジワ脚を使い続けるタイプのようだ。この特性を活かせる舞台であれば、古馬重賞でも好走する機会はあるかもしれない。

3着 11番 ディヴァインラヴ 牝 3 福永祐一 55 3.05.4 35.2

中団6番手追走。直線に入って抜け出して2着は確保できたかに見えたが、最後まで勢いは続かず。2勝クラスを勝ったばかりの馬がここまで善戦できたことからもこのレースのレベルの低さがうかがえる。

4着 14番 ステラヴェローチェ 牡 3 吉田隼人 57 3.05.4 34.7

後方追走。4角から一気に外から上がっていき、直線でもジワジワ伸び続けたが、やや勢いが劣った。一応最速の上りを使っているのだが、このペースで後方待機では勝負にならなかった。

5着 7番 ディープモンスター 牡 3 武豊 57 3.05.6 34.9

中団やや後方のインを追走。直線に入って外に出すも大して伸びなかった。

6着 9番 ヴェローチェオロ 牡 3 幸英明 57 3.05.7 34.9

後方追走。直線に入っても後方だったが、最後に少しだけ伸びた。

7着 13番 アリーヴォ 牡 3 M.デム 57 3.05.8 35.4

中団追走。4角は外を回りすぎないように回り、直線もよく伸びていたが、ここまでだった。

8着 8番 エアサージュ 牡 3 藤岡佑介 57 3.05.9 35.9

インの4,5番手を追走して、直線でもよく伸びていたもののここまでだった。

9着 2番 アサマノイタズラ 牡 3 田辺裕信 57 3.06.0 34.7

最後方追走。4角ではインを突き、直線ではインから一瞬いい脚を見せるも最後までは続かなかった。追走力に劣り、いい脚もそう長くは使えないので、好走できる機会はかなり限られそうだ。

10着 17番 ヴィクティファルス 牡 3 池添謙一 57 3.06.1 35.7

中団追走のまま見どころなく終わる。

11着 6番 セファーラジエル 牡 3 鮫島克駿 57 3.06.2 36.6

後方追走から、最初の直線で超スローに乗じて2番手まで位置を上げたが、最後は伸びなかった。終始力んでいたとのことだった。

12着 4番 ロードトゥフェイム 牡 3 丹内祐次 57 3.06.2 35.4

後方追走のまま見どころなく終わる。

13着 5番 レッドジェネシス 牡 3 川田将雅 57 3.06.3 35.1

後方追走のまま見どころなく終わる。

14着 10番 モンテディオ 牡 3 横山和生 57 3.06.7 36.9

3番手追走するも最後は伸びず。先行力はあってもかなり恵まれないと好走は厳しい。

15着 16番 グラティアス 牡 3 松山弘平 57 3.06.7 36.8

4番手追走するも直線伸びず。

16着 15番 ヴァイスメテオール 牡 3 丸山元気 57 3.07.1 36.3

後方追走のまま見どころなく終わる。

17着 12番 ノースザワールド 牡 3 和田竜二 57 3.07.5 36.4

後方追走のまま見どころなく終わる。

18着 1番 ワールドリバイバル 牡 3 津村明秀 57 3.08.5 38.1

中団追走していたが、見どころなく終わる。長距離戦が向いていないというのはありそう。

 



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2021 富士ステークス G2 レース回顧

末脚が今一つのメンバー構成であり、サトノウィザードの追い込みが届くこととタイムトゥヘヴンの躍進を予想するのが難しいレースだった。


1.レース結果の基礎データ


2021年10月23日(土) 4回東京5日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第24回富士S
3歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定) 芝 1600m 17頭立


馬場差 -1.7 完全タイム差 -0.3
タイムランク C メンバーランク B

LAP :12.0-11.2-12.1-11.7-11.7-11.3-11.5-11.7
通過:35.3-47.0-58.7-70.0 上り:70.0-57.9-46.2-34.5 平均:1F:11.65 / 3F:34.95


かなりスローに近い平均ペースとなった。長い直線の瞬発力勝負に向いた馬が少ないメンバー構成だったようだ。特に先行勢で末脚の劣る馬が多く、追い込みが効く展開となった。


2.完全タイム差検証


2021102601

やや過大評価で0.5秒ほど低く見た方がよさそう。


3.各馬の分析


1着 1番 ソングライン 牝 3 池添謙一 52 1.33.2 33.9

スタートは遅く一旦後方の位置になるが、すぐ二の足が効いて中団までポジションを上げる。直線に入ってすぐは他馬と脚色はさほど変わらなかったが、残り200mを過ぎると勢いがついて先頭に立つ。最後は2着馬の追い上げが急だったが、ギリギリ凌いでの1着。前走はプレッシャーがあって道中力んで走っていたのが、今回はスムーズに追走できたので、最後抜け出せたことにつながったようだ。抜け出すとフワフワするところがあるということなので、まだ良化の余地はあるようだ。

2着 17番 サトノウィザード 牡 5 戸崎圭太 56 1.33.2 33.3

最後方追走。直線で大外に出すと、メンバー中一番目立つ脚色で追い込んできての2着だった。上り3ハロンタイムが他馬と0.6秒差の1番なのでかなり目立つ末脚となった。スローペースなのに末脚にこれだけ差がつくのは他のメンバーの末脚が大したことなかったということなのだろう。追い込み対応ではあるが、コース、メンバーに恵まれると2着にこれることもあるということは覚えておきたい。

3着 7番 タイムトゥヘヴン 牡 3 柴田善臣 54 1.33.6 33.9

後方追走。2着のサトノウィザードよりは早めに外から進出し、直線で外からよく伸びていたが、1,2着馬とは少し差のある3着だった。ここ2戦が長距離だったことと、3歳馬で今回は斤量に恵まれたことで変わり身を見せた。4着馬以降より少し末脚がしっかりしていたという程度の3着なので、今後安定して好走できるかは微妙。

4着 16番 ダノンザキッド 牡 3 川田将雅 54 1.33.7 34.3

中団外を追走。4角でも外を回り、直線に入ってややもたつくも最後までしっかり伸びては来ていて4着を確保。久々で古馬と初対決で4着は善戦だったと思われるものの、末脚の迫力は今一つ。今後も人気になるようだった疑った方がよさそう。

5着 9番 ダーリントンホール 牡 4 横山武史 56 1.33.7 34.0

後方追走。直線に入っても後方でもたついていたたが、L1Fでグイっと一伸びした。後方追走で末脚の足りない相手に恵まれての5着なので評価できない。

6着 14番 ワグネリアン 牡 6 福永祐一 57 1.33.8 34.3

中団追走。直線では後方でもたつき、L1Fでグイっと一伸びした。後方追走で末脚の足りない相手に恵まれての5着なので評価できない。

7着 2番 ザダル 牡 5 石橋脩 56 1.33.8 34.3

中団やや後方のインを追走。直線に入ってもインの後方ながらL1Fで伸びてきたが勢いが足らなかった。インで恵まれた割に今一つだったので、やはりメンバーにかなり恵まれないと好走できない。

8着 8番 ラウダシオン 牡 4 M.デム 57 1.33.9 34.9

好位のややインを追走し、直線に入ってすぐはソングラインの内のやや前にいてそこから突き抜けそうな雰囲気があたが、L1Fでの伸びを欠いた。気持が入れられなったということで気難しさがあるようだ。アテにはできない馬。

9着 10番 アルジャンナ 牡 4 ルメール 56 1.34.1 34.6

中団追走するも、直線は大して伸びなかった。瞬発力はさほど優れていないので、この程度の実力のようだ。

10着 5番 ロータスランド 牝 4 田辺裕信 54 1.34.1 35.4

インぴったりで逃げたがL1Fで脱落。もっと厳しいペースでないとだめそうで、それでいて自身で厳しいペースは作れないようなので、1頭だけで逃げる展開は向いていないようだ。

11着 15番 サンライズオネスト 牡 4 丸山元気 56 1.34.3 35.1

中団追走するも、L1Fでの伸びを欠いた。瞬発力勝負は向かない。

12着 4番 バスラットレオン 牡 3 坂井瑠星 55 1.34.4 35.4

インの4番手を追走するも直線ではまるで伸びず。古馬にはまるで歯が立たないレースが続いている。

13着 3番 マイラプソディ 牡 4 武豊 56 1.34.6 35.4

中団イン追走から終始インを追走するが見どころなく終わる。

13着 6番 ハッピーアワー 牡 5 荻野極 56 1.34.6 35.3

中団追走のまま見どころなく終わる。

15着 11番 ボンセルヴィーソ 牡 7 内田博幸 56 1.35.0 36.3

2番手で追走するも直線ではいいところなし。前残りが叶う展開でないと厳しい。

16着 12番 フォルコメン セ 5 大野拓弥 56 1.35.3 36.3

4番手追走するが見どころなく終わる。

17着 13番 ソーグリッタリング 牡 7 三浦皇成 56 1.35.8 37.0

2番手追走するも、見どころなく終わる。

 



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2021年10月20日 (水)

2021 秋華賞 G1 レース回顧

札幌記念のレベルがあまり高くないことと斤量が52キロだったことからここではソダシが苦戦することは十分予想できたものの、荒れる結果にはならず、それ以外の人気上位馬が堅実に走ってくるレースとなった。抽選除外馬も多かったようで例年に比べるとややレベルの高い秋華賞になった。


1.レース結果の基礎データ


2021年10月17日(日) 4回阪神4日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第26回秋華賞
3歳・オープン・G1(馬齢) (牝)(国際)(指定) 芝 2000m・内 16頭立


馬場差 +1.5 完全タイム差 +0.8
タイムランク D メンバーランク B

LAP :12.8-11.6-12.2-12.3-12.3-12.0-11.5-11.3-12.3-12.9
通過:36.6-48.9-61.2-73.2 上り:72.3-60.0-48.0-36.5 平均:1F:12.12 / 3F:36.36

早めにペースアップが始まり、最後は減速するやや持久力勝負になった。

 


2.完全タイム差検証


2021101902

ほぼ妥当な値と見てよさそう。


3.各馬の分析


1着 12番 アカイトリノムスメ 牝 3 戸崎圭太 55 2.01.2 35.9

外の5,6番手を追走。4角で外から少しづつ進出して、直線でもジワジワ伸び続け残り100mくらいで先頭に立ち1着となった。早めのスパートから末脚の持久力勝負なる中最後まで伸び続けこのメンバーでは能力上位であることを示した。

2着 14番 ファインルージュ 牝 3 ルメール 55 2.01.3 35.5

中団やや後方を追走。4角で外から追い上げてくるも外を回ったので直線入口でもまだ後方。そこからジワジワ伸び続け2着に浮上した。ルメール騎手にしては距離ロスの大きい走りでそれでも2着に上がってくるのだから能力が高いのは明らか。2000mのやや持久力勝負に対応したので2000mの距離は全く問題ないことを示した。

3着 9番 アンドヴァラナウト 牝 3 福永祐一 55 2.01.4 36.1

インの5,6番手を追走。4角は外を回らないようにじっくり回り直線インから追い上げるとグングン伸びてソダシを交わしたあたりではそのまま突き抜けるかに見えたが、勢いは最後まで続かなかった。最高の立ち回りをして3着なので、上位2頭とは少し劣るという評価でよさそう。それでもこのメンバーでは能力上位。

4着 5番 エイシンヒテン 牝 3 松若風馬 55 2.01.6 36.9

スタート速く難なく先頭に立ち、早めのスパートで前残りを図ったが、上位勢には通用しなかった。それでも4着に粘っているので能力は高い。先行できる確実性が高いので今後もどこかでチャンスはあるはず。

5着 6番 スライリー 牝 3 石川裕紀 55 2.01.7 35.9

中団やや後方のインを追走。4角をインでじっくり回り直線だけでジワジワ追い込んできた。持久力戦で末脚を使う競馬が初めてで新味を見せた。どこかでチャンスはあるかもしれない。

6着 2番 ステラリア 牝 3 武豊 55 2.01.7 35.7

やや後方のイン追走。直線で外に出して追い込んでくるも、少し足りなかった。末脚は堅実に使ってくる馬ではある。

7着 10番 アールドヴィーヴル 牝 3 松山弘平 55 2.01.8 36.7

3番手追走。4角のペースアップと直線の途中まではよく走っていたが、最後は勢いが鈍った。そこそこ善戦していたようには見えた。

7着 15番 アナザーリリック 牝 3 津村明秀 55 2.01.8 36.3

中団追走。直線はいってからの伸びは今一つに見えたものの、ゴール直前でひと伸び出来ていた。もっと持久力戦になるか、長く脚を使うようなレースが向いていそう。

9着 16番 ミスフィガロ 牝 3 藤岡康太 55 2.02.0 36.0

後方追走から直線大外で最後まで伸びてはいるものの、末脚は今一つ。

10着 4番 ソダシ 牝 3 吉田隼人 55 2.02.1 37.3

2番手追走。4角で早くも先頭を捕らえそうになるものの、逃げ馬がしぶとく交わせず、直線では伸びを欠いた。2000mで最後は持久力勝負になる中対応できなかったので距離の壁があるということなのだろう。札幌記念は斤量差とスローペースで何とか対応できたということのようだ。

11着 1番 スルーセブンシーズ 牝 3 大野拓弥 55 2.02.3 37.1

インの4番手を追走。距離ロスなく走れたものの、直線ではいいところがなかった。一瞬いい脚のある馬ながら、今回はなし崩しに脚を使わされる形になってしまった。

12着 7番 サルファーコスモス 牝 3 川田将雅 55 2.02.4 36.9

中団追走。直線では伸びを欠いた。スローペース戦でないとだめなのかもしれない。

13着 11番 ユーバーレーベン 牝 3 M.デム 55 2.02.7 36.3

後方追走のままいいところなく終わる。脚部不安明けということで、調整過程がよくなかったのかもしれない。

14着 8番 エンスージアズム 牝 3 岩田望来 55 2.02.7 36.4

後方追走のまま見どころなく終わる。ここでは能力不足。

15着 3番 クールキャット 牝 3 和田竜二 55 2.04.3 38.8

中団インを追走するも直線はまるで伸びず。ここでは能力不足。

16着 13番 ホウオウイクセル 牝 3 丸田恭介 55 2.04.5 37.8

後方追走のまま見どころなく終わる。ここでは能力不足。

 



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「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。
完全タイム差を検証する表について説明します。
2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~

 

2021 アイルランドT府中牝馬S G2 レース回顧

ここ数戦堅実に走っていたマジックキャッスルが突然崩れることを予想するのが難しいレースであった。


1.レース結果の基礎データ


2021年10月16日(土) 4回東京3日 天候: 曇 馬場状態: 良
11R 第69回アイルランドT府中牝馬S
3歳以上・オープン・G2(別定) (牝)(国際)(指定) 芝 1800m 18頭立


馬場差 -1.6 完全タイム差 +1.0
タイムランク SL メンバーランク C

LAP :12.5-11.2-11.6-12.0-12.1-11.8-11.0-11.4-12.0
通過:35.3-47.3-59.4-71.2 上り:70.3-58.3-46.2-34.4 平均:1F:11.73 / 3F:35.20


直線では横一線に近い、スローの瞬発力勝負になった。L1Fで減速しているのは瞬発力に秀でた馬がいなかったことも関係していそうだ。

 


2.完全タイム差検証


2021101901

タイムランクSLでもやや過大評価。0.6秒ほど低く見た方がよい。


3.各馬の分析


1着 7番 シャドウディーヴァ 牝 5 福永祐一 54 1.45.6 33.1

中団やや後ろを追走。直線に入ってもやや後方だったが、外に出して最後までジワジワ伸び続けゴール直前でアンドラステをギリギリ差し切っての1着だった。上り最速はオープンに入って初めてかつ33.1秒と高速の瞬発力勝負に対応できたのも初めてて、よほど調子がよかったということなのだろう。5歳ながら新味を見せた勝利だった。ただ、1走おきに好走している馬なので、好調がいつまで持続できるかは疑問が残る。

2着 4番 アンドラステ 牝 5 岩田望来 54 1.45.6 34.3

2番手追走。4角で早めに先頭に並びかけ、直線に入って先頭に立つと最後までしぶとくゴール直前で差される惜しい2着だった。スローで好位のポジションが取れればしぶとい馬であるが、あまり瞬発力に秀でた馬がいない組み合わせに恵まれた面はありそう。

3着 14番 マルターズディオサ 牝 4 田辺裕信 54 1.45.8 33.5

中団やや後方を追走。4角で外を回って直線入口では後方ながら勝ち馬のシャドウディーヴァの少し前の位置にいて、そこからグングン伸びてきたものの最後の伸びが少し足らず3着になった。
先行していた馬が前走出遅れて後方から上り最速の末脚を使ったのだが、その経験を活かして差す競馬で好走した。脚質の幅が広がったことにより好走できそうなレースの幅が広がった。

4着 15番 ドナアトラエンテ 牝 5 ルメール 54 1.45.9 33.6

中団追走。4角でややインを回り、直線で内から伸びてきていたものの最後は外からの馬に勢いが劣った。立ち回りはよかったものの、ここではワンパンチ足りなかった。

5着 8番 サトノダムゼル 牝 5 石橋脩 54 1.45.9 34.0

中団追走。直線に入って多くの馬と横一線の位置になる中少しだけ前に出ていたように見えたものの最後の伸びが少し足りなかった。立ち回りはよいが、ここでは瞬発力が少し足りなかった。

6着 2番 スマートリアン 牝 4 三浦皇成 54 1.46.1 34.5

インぴったりの3,4番手を追走。4角をインぴったり回ることで直線では3番手の位置にいたものの、最後まで勢いは続かなかった。距離得がありつつもこの程度なので、重賞では少したりない。

7着 16番 アカイイト 牝 4 横山典弘 54 1.46.1 33.4

後方追走。直線では大外から伸びてくるも、直線入口での位置が後ろ過ぎた。

8着 12番 サンクテュエール 牝 4 杉原誠人 54 1.46.1 33.9

中団追走。直線でもよく伸びてはいるのだが、ここでは少し末脚が劣った。

9着 9番 レッドベルディエス 牝 5 横山和生 54 1.46.2 33.2

後方から2番手を追走。4角で外を回り一旦最後方になり大外からジワジワと伸びてはいた。追走力に難があり、エンジンのかかりも遅いので、上りが速くても好走の機会は少なそう。

10着 5番 シゲルピンクダイヤ 牝 5 和田竜二 54 1.46.2 34.4

5,6番手追走していたが、直線では少し伸びが劣った。立ち回りは悪くなく着差もそうないのでどこかでチャンスはあるかもしれない。

11着 3番 ローザノワール 牝 5 国分恭介 54 1.46.4 35.2

先頭を走っていたが4角で早めに競られてしまって苦しくなった。それでも大きく負けていないので恵まれて好走する機会はあるかもしれない。

12着 10番 ミスニューヨーク 牝 4 M.デム 54 1.46.4 34.2

中団インぴったりを追走。直線では伸びを欠いた。騎手が大幅強化されたが馬の実力が足りなかった。

13着 11番 アブレイズ 牝 4 横山武史 54 1.46.4 34.3

中団追走。直線に入って少し伸びたものの、最後まで勢いは続かなかった。春には2度上り最速で駆けており、そのときの戦績からすると今回のペースならばもう少し末脚が使えるはずなのだが、今は春ほどの出来にはないということのようだ。

14着 18番 セラピア 牝 5 内田博幸 54 1.46.5 34.4

中団外追走。直線で伸びてはいるがここでは末脚が足りなかった。

15着 13番 マジックキャッスル 牝 4 戸崎圭太 54 1.46.8 34.5

中団イン追走。直線でインから伸びてくるかに見えたものの、末脚不発。長く堅実に走れていた馬が突然不調になるのは困るのだが、牝馬だとこういうことがあるというのは頭に入れておいた方がよいかもしれない。精神的な不調の可能性があるので、次走は少し疑った方がいいかもしれない。

16着 17番 デゼル 牝 4 川田将雅 55 1.46.9 35.2

外から4番手を追走していたが、直線ではまるで伸びなかった。末脚が使えなさすぎなので、不調を疑った方がいいかもしれない。

17着 6番 リアアメリア 牝 4 丸山元気 54 1.46.9 34.0

後方追走のまま見どころなく終わる。古馬重賞ではまるで好走できていないが、精神的な問題もあるのかもしれない。

18着 1番 フィリアプーラ 牝 5 武藤雅 54 1.47.0 34.5

後方追走のまま見どころなく終わる。ここでは能力不足は明らか。

 



関連記事
「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。
完全タイム差を検証する表について説明します。
2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~

 

2021年10月12日 (火)

2021 毎日王冠 G2 レース回顧

京都大賞典に比べると強い馬がしっかり強い走りをして、秋G1の前哨戦らしい結果となった。


1.レース結果の基礎データ


2021年10月10日(日) 4回東京2日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第72回毎日王冠
3歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定) 芝 1800m 13頭立

 

馬場差 -2.0 完全タイム差 +0.8
タイムランク D メンバーランク C

LAP :12.6-10.9-11.3-11.9-11.8-11.7-11.3-11.4-11.9
通過:34.8-46.7-58.5-70.2 上り:70.0-58.1-46.3-34.6 平均:1F:11.64 / 3F:34.93

平均ペースに近いペースで、早めに脚を使ったダノンキングリーと末脚勝負に徹して凄い瞬発力を見せたシュネルマイスターの2頭の走りが光るレースだった。


2.完全タイム差検証


2021101303

評価が難しいが一旦補正なしとする。もう少し上に見てもよさそうに思えるのだが・・・


3.各馬の分析


1着 1番 シュネルマイスター 牡 3 ルメール 56 1.44.8 33.0

後方追走。直線に入っても後方だったが、残り200mあたりから加速の勢いが増し、ゴールギリギリでダノンキングリーを差し切った。ルメール騎手のレース後コメントを見ると、今回は計ったように差し切ったわけではなく、届くとは思っていなかったようだ。それだけこの馬の瞬発力が成長しているということのようだ。ルメール騎手も「次はもっとアグレッシブに乗れると思います。」と言っているので次走も好走の可能性は高い。

2着 7番 ダノンキングリー 牡 5 川田将雅 58 1.44.8 33.7

中団追走。直線ではやや外から加速していくと内にいた馬を楽に飲み込み、圧勝かに思えたところ最後は勝ち馬の瞬発力に屈した。2戦連続で好走できたので、復調したとみてよい。

3着 5番 ポタジェ 牡 4 吉田隼人 56 1.45.0 34.0

4番手追走。直線に入ってダノンキングリーには楽に交わされてしまうものの、そこからしぶとく、最後まで伸びて3着に入った。ここ数戦堅実に走れており上位2頭にには劣るものの能力は高い。G3レベルまでであれば馬券の軸として信頼できそうな馬。

4着 8番 ダイワキャグニー セ 7 石橋脩 56 1.45.1 34.6

2番手追走から最後までしぶとく食い下がっていた。しっかり先行出来ればこのくらいはやれる馬ではある。

5着 11番 カイザーミノル 牡 5 横山典弘 56 1.45.1 34.4

3番手追走から最後までしっかり粘れていた。ダイワキャグニーよりわずかに劣る走りだったが、堅実な面ではこの馬の方が上。もう少しメンバーが弱くなれば重賞でも十分勝負圏内の馬。

6着 2番 サンレイポケット 牡 6 鮫島克駿 56 1.45.2 33.5

後方追走から最後はしっかり伸びてきたものの上位勢を脅かすほどの脚色ではなかった。

7着 9番 ヴェロックス 牡 5 浜中俊 56 1.45.4 33.8

中団追走から最後は大して伸びなかった。

8着 12番 ヴァンドギャルド 牡 5 福永祐一 57 1.45.5 34.1

中団追走から見どころなく終わった。戦績からするともう少しやれてよさそうと思える敗戦が続いているので、少し調子を落としているとみて軽視した方がいいのかもしれない。


9着 10番 ケイデンスコール 牡 5 岩田康誠 57 1.45.8 34.6

中団追走。終始インを回るも見どころなく終わる。休み明けで調子が今一つだったということはありそう。

10着 6番 カデナ 牡 7 田辺裕信 56 1.45.8 33.8

出遅れて後方から直線では外を回って伸びようとするも、大して伸びず。

11着 13番 トーラスジェミニ 牡 5 丸山元気 56 1.45.9 35.7

先頭に立って逃げたが、直線の長いコースの瞬発力勝負では出番がなかった。

12着 4番 マイネルファンロン 牡 6 横山武史 56 1.46.0 34.3

後方のまま見どころなく終わる。前走はたまたまハマったというだけのようで、好走できるレースの幅は狭そう。

13着 3番 ラストドラフト 牡 5 三浦皇成 56 1.46.1 34.6

中団やや後方のインを追走。終始インを走ったものの大して伸びなかった。コーナーが4つで、もう少し上りのかかるれレースの方がよさそう。

 

 

2021 京都大賞典 G2 レース回顧

マカヒキの古馬重賞初制覇には感動させられたものの、近年の京都大賞典のレベル低下にはあきれるばかり。それだけG1級の馬が少なくなっているということなんだと思う。


1.レース結果の基礎データ


2021年10月10日(日) 4回阪神2日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第56回京都大賞典
3歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定) 芝 2400m・外 14頭立


馬場差 -1.6 完全タイム差 +1.2
タイムランク E メンバーランク D

LAP :12.7-11.9-12.6-12.5-11.9-11.5-11.5-11.8-11.7-11.6-11.8-13.0
通過:37.2-49.7-61.6-73.1 上り:71.4-59.9-48.1-36.4 平均:1F:12.04 / 3F:36.12


5ハロン目から11秒台のラップが続く厳しいペースになった。L1Fがかなり減速しているが、ペースの厳しさだけでなくメンバーのレベルの低さもあってのことだと思う。


2.完全タイム差検証


2021101302

Eランクではあるものの、さらに0.4秒ほど低く見た方がよさそう。それだけ低レベルのレースだと思う。
なお、宝塚記念はクロノジェネシス、レイパパレの次走結果も踏まえてレース回顧時より下方修正している。


3.各馬の分析


1着 8番 マカヒキ 牡 8 藤岡康太 57 2.24.5 35.9

中団を追走。4角では外を回りすぎないように回るもついていくのに手一杯に見えて、直線入口ではやや後方だったが、そこからジワジワ伸びて直線途中ではアリストテレスのすぐ後ろの位置まで押し上げる。その後アリストテレスの勢いに追いつかないように見えたものの、ゴール直前でアリストテレスが甘くなったところをギリギリ捕らえて1着となった。速い脚はない馬ながら、L1Fで大きく減速する消耗戦に乗じての勝利だった。メンバー展開に恵まれここまで噛み合うことはなかなかないと思われる勝利だったが、長く地道な努力を続けていれば必ずいいことがあるということを実感させられる感動的な勝利だった。

2着 9番 アリストテレス 牡 4 M.デム 57 2.24.5 36.1

5番手を追走。4角は外を回りすぎないようにじっくり回り、直線入口では上位勢と少し差のある位置だったが、ここからジワジワ伸びて残り200mを過ぎたところで先頭に立とうとするもキセキの抵抗がしぶとく、ゴール前でギリギリ先頭に立ったかに見えたが、最後はマカヒキにギリギリ差されてしまった。ジワジワ伸びるタイプで一瞬のキレで先頭に立つようなタイプであることがよくわかる走りであり、最後キセキにかなり抵抗されたようにあまり強さは感じられない、メンバーに恵まれての2着だった。

3着 11番 キセキ 牡 7 和田竜二 57 2.24.6 36.4

スタートは速くなかったが、外を回りながら1角で3番手の位置まで押し上げる。4角でもやや外を回るも直線に入って先頭に追い付きわずかに先頭に立つ。その後追い上げていたアリストテレスにしぶとく食い下がり3着になった。序盤かなり脚を使いながらも最後まで食い下がれたのだからこのメンバーでは能力上位であることを示したが、メンバーに恵まれての3着。

4着 10番 ディアマンミノル 牡 4 荻野極 56 2.24.8 35.6

後方追走。4角で追い上げるもまだ後方。直線入口では大外の後方だったものの、L1Fで大きく減速する展開に乗じて4着まで浮上した。展開に恵まれそれでも4着なのであまり評価はできない。

5着 13番 ロードマイウェイ 牡 5 松山弘平 56 2.24.8 36.1

中団やや後方を追走。直線入口でも後方だったが、そこからしぶとく伸びてはいた。バテ比べの中しぶとかったということなだけで、復調とは言えない5着だった。

6着 12番 オセアグレイト 牡 5 野中悠太 57 2.24.9 36.0

後方追走。直線外からジワジワ伸びてはいた。L1Fの減速に乗じての伸びなのであまり評価できない。

7着 3番 ステイフーリッシュ 牡 6 川須栄彦 56 2.25.1 36.7

インの3,4番手を追走していたが、直線途中で伸びを欠いた。本来ならばもう少ししぶとい馬なので、調子が今一つということだったようだ。今回は騎手が大幅弱化していたので陣営もそもそもあまり期待していなかったのかもしれない。

8着 14番 ヒートオンビート 牡 4 戸崎圭太 56 2.25.1 36.7

中団追走。直線入口ではアリストテレスのすぐ外で同じような位置につけたものの、そこからの伸びを欠いた。これまでレースで必ず速い脚を使えていた馬が今回は末脚不発だった。戦績を振り返るとスローペース戦が多かったので、スローペースでないと末脚が削がれてしまう馬のようだ。今後の狙い所が難しくなるがっかりな敗戦だった。

9着 7番 ダンビュライト セ 7 松若風馬 56 2.25.2 37.1

2番手追走から直線入口で一瞬だけ先頭に立ったが、そこから粘れなかった。一本調子の走りの馬なので粘れそうなものなのだが、中盤で11秒台が続くラップがこの馬には厳しかったということなのかもしれない。

10着 6番 ヒュミドール セ 5 幸英明 56 2.25.3 36.7

中団追走していたが、直線では伸びなかった。

11着 5番 ムイトオブリガード 牡 7 藤岡佑介 56 2.25.5 36.3

後方追走から特に見どころなく終わる。

12着 1番 アイアンバローズ 牡 4 岩田望来 56 2.25.7 36.8

中団後方追走。終始インぴったりを走ったが見どころなく終わった。

13着 4番 モズベッロ 牡 5 池添謙一 56 2.26.7 36.8

後方追走。4角でもおかれ気味で最後にバテた1頭を交わすが精いっぱいだった。展開的にはこの馬に向いたレースのはずなのだが、調子が今一つだったうようだ。

14着 2番 ベレヌス 牡 4 斎藤新 56 2.27.2 39.1

先頭を走っていたが直線入口で脱落した。

 

 

2021 アルテミスステークス G3 レース回顧

上位3頭の差はあまりないと感じられる一戦だった。


1.レース結果の基礎データ


2021年10月 9日(土) 4回東京1日 天候: 曇 馬場状態: 良
11R 第7回サウジアラビアロイヤルカップ
2歳・オープン・G3(馬齢) (国際)(特指) 芝 1600m 7頭立


馬場差 -2.1 完全タイム差 +2.6
タイムランク SL メンバーランク C

LAP :12.9-12.0-12.8-12.3-12.6-11.4-10.9-11.5
通過:37.7-50.0-62.6-74.0 上り:71.5-58.7-46.4-33.8 平均:1F:12.05 / 3F:36.15

典型的な超スローの瞬発力勝負になった。なので、もっと厳しいペースの場合の走りはどうか未知数となり、今回の結果が今後のクラシック戦線に直結するかどうかは微妙なところ。


2.完全タイム差検証


2021101301

超スローのSLランクであることもあり、1.2秒ほど上方補正するのがよさそう。


3.各馬の分析


1着 6番 コマンドライン 牡 2 ルメール 55 1.36.4 33.5

中団5番手を追走していたが、超スローペースだったので、3角の入口で2番手の位置まで押し上げる。直線に入って残り400mのところで先頭に立ち、そのまま後続の追撃をギリギリ凌いで1着となった。ルメール騎手の好判断に尽きる勝利だった。3着馬まで差はほとんどない。

2着 3番 ステルナティーア 牝 2 福永祐一 54 1.36.5 33.4

中団4番手でじっくり脚を貯める。4角で少しづつコマンドラインとの差を詰めていき、直線に入って、コマンドラインより少し遅れて加速を開始したものの、最後までコマンドラインとの差は詰まらなかった。コマンドラインを目標にして、実力があればゴール時に計ったように差し切れそうな騎乗であっただけに瞬発力でややコマンドラインに劣ったといえるレースだった。

3着 1番 スタニングローズ 牝 2 戸崎圭太 54 1.36.5 33.2

5番手を追走。4角を外を回りすぎないようにじっくり回り直線入口ではステルナティーアより少し後ろの位置。外にいたウナギノボリが邪魔になりやや加速が遅れた感があったが、加速するとかなり速く、あともう少し距離があれば上位2頭を差せそうな勢いの3着だった。超スロペースなので位置取りの悪さで脚を余した結果となった。ただ、もう少し早いペースでこれだけの脚を繰り出せるかは未知数。

4着 7番 ウナギノボリ 牡 2 菅原明良 55 1.36.7 33.4

かなり出遅れたが、超スローペースだったので挽回できて4角の終わりではスタニングローズのすぐ外の横の位置まで押し上げる。しかし、直線ではしっかり伸びるものの上位3頭を脅かすまでには至らなかった。上位3頭とはわずかに能力が劣ることを示した。

5着 5番 ロードリライアブル 牡 2 横山武史 55 1.37.2 34.6

スタートが速いわけではなかったが、他馬が遅く難なく先頭に立つ。スローながら3角入口までに後続に少し差をつけることができたが、直線では伸びなかった。かなり恵まれた形になっても上位勢にはまるで歯がたたなかった。

6着 4番 ガトーフレーズ 牝 2 M.デム 54 1.37.5 33.8

最後方追走のままいいところなし。スローの瞬発力勝負は向いていない。

7着 2番 ケッツァー 牡 2 柴田大知 55 1.37.7 34.5

2番手を追走するもコマンドラインに楽に2番手を奪われ、4角でもインを距離ロスなく回って他馬についていくのがやっとで、直線出は脚が残っていなかった。ここでは実力不足は明らか。

 

 

2021年10月 7日 (木)

2021 G1 スプリンターズステークス レース回顧

順調に成長してきたピクシーナイトの好走を予想するのは容易なレースだったものの、シヴァージの3着を予想するのが難しかった。こうした穴馬をピックアップするのはどうすればいいか当面の課題である。


1.レース結果の基礎データ


2021年10月 3日(日) 4回中山9日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第55回スプリンターズS
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝 1200m 16頭立


馬場差 -1.6 完全タイム差 +0.3
タイムランク D メンバーランク C

LAP :11.7-10.6-11.0-11.1-11.3-11.4
通過:33.3-44.4-55.7-67.1 上り:67.1-55.4-44.8-33.8 平均:1F:11.18 / 3F:33.55

中山1200mとしてはさほど速くないペースで上りが速いレースになり、かつ内が伸びる馬場だったので、後方外から追い上げる馬の出番が全くないないレースとなった。そんな中、外でロスの大きい走りをした メイケイエールはかなり能力が高いといえそう。性格さえよくなればもっと活躍できるのだが・・・

 


2.完全タイム差検証


2021100502

ほぼ妥当ではあるものの、0.2秒ほど低く見た方がしっくりくるように思える。


3.各馬の分析


1着 4番 ピクシーナイト 牡 3 福永祐一 55 1.07.1 33.4

好スタートからインぴったりの3番手を追走。直線に入って追い出すと楽に先頭に立ち、他馬を寄せ付けずの完勝だった。内が伸びる馬場であったことと、過去2戦に比べてややペースが緩く好位が取りやすかったことに恵まれた面はあるものの、過去2戦で古馬相手にしっかり成長している走りを見せていたので順当勝ちといえる。今後も活躍が期待できる。

2着 12番 レシステンシア 牝 4 ルメール 55 1.07.4 33.5

好スタートながら一旦4番手まで下げる。直線に入ってしっかり伸びてきてはいたが、1着馬には及ばなかった。前で飛ばすと最後甘くなる馬ながら、今回は4番手で末脚を温存することが出来た形となったが、この戦法では勝ち切るほどの末脚は発揮できない。堅実ではあるがG1で勝ち切るイメージは持てない馬。

3着 1番 シヴァージ 牡 6 吉田隼人 57 1.07.4 33.4

スタートは速くないものの、内から二の足で伸びてきていつのまにかインの5番手まで進出。直線でインからしっかり伸びて3着を確保。末脚は堅実な馬ではあるので、内が伸びる馬場でうまく立ち回れたことが大きい3着。後方からの馬ではあるが、重賞でうまく立ち回って好走した実績もある馬なので、完全に人気の盲点になっていた。

4着 6番 メイケイエール 牝 3 池添謙一 53 1.07.8 33.5

スタート遅く、なぜか左に寄れながらかかり気味に前に出ようとするも他馬が速く外の中団の位置になる。大外を回るロスのある競馬ながら最後は4着になるまで伸びてきていた。わがままな馬ながら今回は途中で先頭に立つことが叶わなかったことから最後まで脚を温存できることができた。元々能力は高いのでこの着順は不思議ではないものの、性格が悪すぎるのでアテにはできない。

5着 16番 モズスーパーフレア 牝 6 松若風馬 55 1.07.8 34.5

楽に先頭に立ち、この馬としては楽なペースで逃げれたかに見えたが、5着に沈んだ。やはりやや衰えがあるように思える走りだった。

6着 14番 ダノンスマッシュ 牡 6 川田将雅 57 1.07.8 33.8

中団5,6番手を追走していたが、直線での伸びを欠いた。好走したレースでも上り34秒台の末脚を使ってきた馬なので、今回上り33.8秒でも10番目のタイムになってしまうレースは合わなかったということかもしれない。今回のペースであればもっと前につけていて方がよい結果になっていたのかもしれない。

7着 8番 ビアンフェ セ 4 藤岡佑介 57 1.07.9 34.3

2番手追走していたが、末が甘くなる馬なので、G1での好走は難しい。

8着 9番 クリノガウディー 牡 5 岩田康誠 57 1.08.0 33.8

スタートが今一つのため、外の中団の位置になる。最後の直線ではしっかり伸びてきているものの、好位のインにつけていないと好走できない馬なので出番はなかった。

9着 2番 ミッキーブリランテ 牡 5 和田竜二 57 1.08.0 33.7

インの中団を追走。インを距離ロスなく回れたものの、直線の伸びは今一つだった。上手く立ち回れてもG1ではこの程度の実力と考えてよさそう。

10着 3番 ラヴィングアンサー 牡 7 岩田望来 57 1.08.0 33.5

後方のインを追走。直線外に出して伸びてくるも、位置取りが後方すぎた。毎度追走力がないのはあいかわらず。

11着 11番 ジャンダルム 牡 6 浜中俊 57 1.08.1 33.8

スタートはまずまずだったものの、中団やや後方を追走。前目につけて好走してきていた馬だけに今回の位置取りでは全く出番はなかった。


12着 7番 タイセイビジョン 牡 4 三浦皇成 57 1.08.3 33.2

序盤メイケイエールが外に膨れたあおりを食らってブレーキがかかり最後方になる。直線では大外から最速の末脚を繰り出したものの位置取りが後方すぎた。追走力はないものの、これで3戦続けて速い末脚が繰り出せているので末脚が活きる場面はどこかであるかもしれない。

13着 10番 エイティーンガール 牝 5 横山和生 55 1.08.3 33.4

後方追走。この馬もイケイエールが外に膨れた影響を受けてはいた。直線後方外から伸びてはいた。

14着 13番 アウィルアウェイ 牝 5 戸崎圭太 55 1.08.4 33.6

後方追走はいつものことながら、最後はこの馬らしい末脚が見られなかった。追い込み馬なのでアテにはできない馬。

15着 5番 ファストフォース 牡 5 鮫島克駿 57 1.08.6 34.4

7番手あたりのインを追走するも直線でまるで伸びず。軽ハンデで好走してきた馬なので、この程度の実力ということのようだ。

16着 15番 ロードアクア 牡 5 田中健 57 1.09.0 34.5

後方追走のまま見どころない。序盤の速い脚が足りないので、今回のようなメンバーでは前目の位置につけることすらできなかった。

 

 

2021 シリウスステークス G3 レース回顧


1.レース結果の基礎データ


2021年10月 2日(土) 5回中京8日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第25回シリウスS
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(指定) ダート 1900m 16頭立


馬場差 -1.2 完全タイム差 +0.6
タイムランク D メンバーランク D

LAP : 7.0-11.2-11.5-12.9-12.5-12.1-12.1-12.6-12.4-13.1
通過:29.7-42.6-55.1-67.2 上り:74.8-62.3-50.2-38.1 平均:1F:12.36 / 3F:37.07

序盤やや速く、L1Fで減速する厳しい展開になった。そんな中、上位4頭とそれ以下では差がついていて5着以下はやや能力が劣るように見えるレースとなった。


2.完全タイム差検証


2021100501

ほぼ妥当な完全タイム差に思える。

 


3.各馬の分析


1着 8番 サンライズホープ 牡 4 幸英明 56 1.57.4 37.9

外の3番手を追走。4角で2番手の馬がバテてくると自然体で2番手に進出。直線に入ると先頭に立ち、最後まで勢いが続きそうな雰囲気はなかったものの、最後までしぶとく粘り1着になった。先行力があり前目のポジションで競馬が出来て最後までしぶといので好走できるレースの幅は広い。前走の敗退は重馬場で上りが速かったためと考えられる。上りのかかるレースの方がよさそうなタイプのようだ。

2着 11番 ウェスタールンド セ 9 藤岡佑介 58 1.57.5 36.4

最後方追走。4角はインぴったりを回り直線で少しづつ外に出しながら、最速の上りで伸びてきて2着まで浮上した。追走力はないものの、近走でも速い上がりを使えていたので、好走できそうな下地はあった。前走は小回りコースで大外ぶん回したため4着だったが、インを効率よく走った実績のある中京ではうまく立ち回ることができた。


3着 2番 ブルベアイリーデ 牡 5 福永祐一 57 1.57.8 38.2

インぴったりで4番手を追走。直線に入って追い出すと、突き抜けそうな雰囲気があったものの、残り100mで勢いを失い3着になった。先行してひと足使える馬でコーナーも効率よく回る理想的な立ち回りだったが、最後勢いを失ったのは距離が長いということのようだ。1800mまでの馬と考えてよさそう。

4着 1番 ダノンスプレンダー 牡 5 川田将雅 56 1.57.8 37.9

インぴったりの中団を追走。4角で加速して、直線入口でブルベアイリーデのすぐ外の横まで進出してそこから伸びているものの、上位勢ほどの勢いはなかった。最高の立ち回りをして、それでも4着なのでこのメンバーではこの程度の実力と考えてよさそう。3着以内に入るにはもっとメンバーが弱くなる必要がある。

5着 12番 サクラアリュール 牡 6 藤岡康太 55 1.58.4 37.8

後方追走から4角でインを回り、直線に入って伸びるもののそう大した末脚ではなかった。上位4頭とは少し離された5着であり。5着といってもあまり評価できない。

6着 3番 ロードリバーサル 牡 5 吉田隼人 54 1.58.6 38.7

中団を追走。4角で追い上げたものの、直線の伸びはいまひとつだった。下位クラスでは前目につけるレースが出来ていたものの、オープンでは先行すること自体が厳しいようだ。

7着 14番 テンザワールド 牡 7 和田竜二 53 1.58.6 38.4

インの中団やや後方を追走。4角もインぴったりを回ったものの、直線の伸びは大したことなかった。距離ロスなく立ち回れての結果なので評価できない。オープンでの好走は厳しそう。

8着 15番 エブリワンブラック 牡 4 浜中俊 54 1.58.7 38.7

インの中団やや後方を追走。4角で外に出して追い上げようとするも、直線の伸びは大したことなかった。

9着 13番 アシャカトブ 牡 5 武藤雅 56 1.59.0 39.3

外の4,5番手を追走していたが、直線の伸びを欠いた。外枠が厳しかったことと、この馬にとっては道中のペースも厳しかったようだ。

10着 10番 ハヤヤッコ 牡 5 田辺裕信 57.5 1.59.1 38.8

後方追走から4角で外に出して、直線で外から伸びようとするも伸び脚を欠いた。騎手の結果コメントからすると今回は馬の走る気が足りなかったことが大きかったようだ。たまに好走する馬ながらアテにできないムラ馬と考えた方がよい。

11着 9番 ケイティブレイブ 牡 8 内田博幸 58.5 1.59.5 39.3

後方追走。4角では外を回りすぎないように回るも、バテた馬を捌き切れずブレーキをかけるロスがあった。その後直線でも伸びを欠いた。4角のロスがなくとも結果は大差なかったように思える。長期休養明けから2戦続けて凡走したので、衰えたと考えてよいかもしれない。

12着 16番 サンデーウィザード 牡 9 荻野琢真 55 1.59.7 39.1

後方追走。直線で大外から伸びようとするも伸びを欠いた。追走力はないものの、これまで速い末脚は使えていた馬が今回はまるで末脚が使えなかったので、今回は調子が悪かったということはありそう。

13着 7番 アナザートゥルース セ 7 松山弘平 58 1.59.9 39.9

中団追走するも4角でもたついているうちに後方に下がってしまい。そこから伸びることはなかった。ここ2戦先行出来ていないので、今期は調子が特に悪いのかもしれない。


14着 4番 エルデュクラージュ セ 7 鮫島克駿 57 2.00.7 41.0

4,5番手を追走していたが、4角で追い上げられず、直線でも伸びることができなかった。2100m戦で前目につけて好走した実績がある馬であるが、1900mで厳しいペースでは対応できないようだ。

15着 5番 リアンヴェリテ 牡 7 国分恭介 57.5 2.00.8 41.5

逃げたが直線でバテた。この馬には1900mは長い。

16着 6番 ゴッドセレクション 牡 3 中井裕二 54 2.02.0 42.5

2番手追走していたものの、4角で早くもいっぱいになり、直線では後退するのみだった。3歳限定戦のみしか走っていない馬が古馬重賞で通用しないのはよくあることであり、危険な人気馬だった。

 

 

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