2021 アルゼンチン共和国杯 G2 レース回顧
オーソリティの2連覇となったが、低調なメンバーに恵まれたように思えるレースだった。
1.レース結果の基礎データ
2021年11月 7日(日) 5回東京2日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第59回アルゼンチン共和国杯
3歳以上・オープン・G2(ハンデ) (国際)(特指) 芝 2500m 15頭立
馬場差 -1.4 完全タイム差 +2.1
タイムランク SL メンバーランク C
LAP : 7.2-11.6-12.1-13.4-12.9-12.4-12.4-12.4-12.1-11.8-11.1-11.1-11.9
通過:30.9-44.3-57.2-69.6 上り:70.4-58.0-45.9-34.1 平均:1F:12.19 / 3F:36.58
かなりスローの瞬発力勝負になった。
2.完全タイム差検証
SLランクなので、0.8秒ほど上方修正する必要がある。
3.各馬の分析
1着 10番 オーソリティ 牡 4 ルメール 57.5 2.32.4 33.9
4番手追走。直線に入って早めに先頭に立ち、そこから勢いがついて後続を突き放してしまった。2400m以上のスローペース戦で前目のポジションにつけれたときに好走する馬なので、今回はまさに好走条件にぴったりのレースになった。加えて、昨年と大差ないかやや劣るメンバー構成だったこともよかった。
2着 12番 マイネルウィルトス 牡 5 M.デム 56 2.32.8 34.1
後方追走から1,2角で外からポジションを上げていき中団の位置になる。直線に入ってからの伸び脚は目立っており、オーソリティには完敗だったものの、その他の馬の中では能力上位を示した。良馬場でもそこそこやれることを示したが、メンバーレベルの低さに恵まれた面はある。
3着 5番 フライライクバード 牡 4 岩田望来 55 2.32.9 34.2
中団追走から直線での脚色よく、3番手まで上がり、最後は少し脚色が鈍ったものの、後続が何も来なかったので3着に残れた。昇級初戦で好走した形ではあるが、メンバーレベルの低さに恵まれた面はある。
4着 1番 レクセランス 牡 4 戸崎圭太 54 2.32.9 33.8
中団イン追走。4角でインぴったりを回り、直線で少し外に出して追い上げようとするも、脚色はそう鋭いものではなかった。4着とはいえあまり評価できない。
5着 9番 ディアマンミノル 牡 4 荻野極 54 2.33.0 33.6
ほぼ最後方追走から直線大外でよく伸びてきていた。末脚はあるが追走力がなさすぎる。
6着 6番 アイアンバローズ 牡 4 石橋脩 54 2.33.1 34.5
先団インの3,4番手を追走していたが、直線の伸びはいまひとつだった。
7着 14番 トーセンカンビーナ 牡 5 石川裕紀 55 2.33.1 33.9
後方追走、直線外から伸びては来ているが、大した脚ではなかった。
8着 15番 アンティシペイト 牡 4 横山武史 55 2.33.2 34.9
4番手追走。直線入口で先頭に立つもその後の伸びを欠いた。戦績から35秒台後半の末脚しか使えていないので、スローの瞬発力勝負はこの馬には向かなかったようだ。
9着 7番 アドマイヤアルバ セ 6 吉田豊 53 2.33.2 34.0
後方追走。直線の伸び脚はいまひとつだった。
10着 8番 アイスバブル 牡 6 三浦皇成 55 2.33.3 34.3
中団追走から直線では伸びず。瞬発力勝負は向かないので出番なし。
11着 2番 オウケンムーン 牡 6 団野大成 56 2.33.4 34.6
中団インを追走するも直線では伸びず。
12着 3番 サトノソルタス 牡 6 大野拓弥 55 2.33.5 34.2
中団やや後方を追走。瞬発力勝負は向かない。
13着 4番 ロードマイウェイ 牡 5 岩田康誠 56 2.33.7 34.2
後方追走のまま見どころなく終わる。復調の兆しは見られない。
14着 11番 ゴースト セ 5 鮫島克駿 54 2.33.8 35.3
3番手追走するも、直線伸びず。瞬発力勝負は向かない
15着 13番 ボスジラ 牡 5 田辺裕信 56 2.33.9 35.6
スローで逃げたがまるで伸びず。瞬発力勝負は向かないのと、直線が長いコースも向いていないようだ。
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