« 2021年11月 | トップページ | 2022年1月 »

2021年12月

2021年12月30日 (木)

2021 ホープフルステークス G1 レース回顧

前走が異なるタイプのレースを経験した馬の組み合わせなので能力比較が難しいレースだった。


1.レース結果の基礎データ


2021年12月28日(火) 5回中山9日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第38回ホープフルS
2歳・オープン・G1(馬齢) (牡・牝)(国際)(指定) 芝 2000m 15頭立

 

馬場差 -0.2 完全タイム差 +0.1
タイムランク C メンバーランク C

LAP :12.6-11.3-12.0-12.2-12.0-12.0-12.2-12.2-11.7-12.4
通過:35.9-48.1-60.1-72.1 上り:72.5-60.5-48.5-36.3 平均:1F:12.06 / 3F:36.18

序盤は速くないが平均ペースになった。

 


2.完全タイム差検証


2021122803

0.8秒ほど低く見た方がよさそう。


3.各馬の分析


1着 5番 キラーアビリティ 牡 2 横山武史 55 2.00.6 35.8

好スタートから自然体で3番手のポジションを取る。4角をじっくり回り直線に入っての伸びはジワジワとしたものではあったがしっかりと前を捕らえての完勝だった。好位のポジションを取ってひと足使えるタイプのようで、前走のようなスローペースでない平均ペースでもしっかり対応できたので、今後も好走できるレースの幅は広そうだ。

2着 8番 ジャスティンパレス 牡 2 C.デム 55 2.00.8 35.7

中団追走。4角の加速はもたついているように見えた。直線に入っても伸びはジワジワとしたものであったが、最後まで伸び続けて2着に浮上した。切れる脚はないものの長く脚を使うタイプのようで、持久力勝負が合っていそうだ。

3着 3番 ラーグルフ 牡 2 丸田恭介 55 2.01.0 36.0

インの中団を追走。4角はインでじっくり回り直線に入ってジワジワ伸びて3着まで。インでうまく立ち回れての印象が強い。立ち回りの良さで好走するタイプのようなので外枠に入ったら割り引いた方がよいかもいれない。

4着 13番 フィデル 牡 2 川田将雅 55 2.01.1 35.4

後方追走。4角でインを突き、直線ではインから伸びてきた。上り3ハロンタイムが2番目であるがインを効率よく走ったものなので評価できない。

5着 9番 ボーンディスウェイ 牡 2 石橋脩 55 2.01.1 36.5

先頭から少し離れた2番手を追走。直線に入って先頭に競りかけ、直線の途中で一旦先頭に立つもそこからの粘りは今一つだった。このメンバーだとやや能力不足だったようだ。

6着 10番 マテンロウレオ 牡 2 横山典弘 55 2.01.1 35.6

後方追走。直線入口でもまだ後方だったが、馬場の外からよく伸びてきてはいた。直線の長いコースが合っていそう。

7着 2番 アケルナルスター 牡 2 柴田大知 55 2.01.1 35.1

後方イン追走。4角は外を回りすぎないように回り、直線ではよく伸びてはいた。上り最速をデビューから3戦連続で続けており、直線の長いコースの方があっていそうだ。

8着 1番 シェルビーズアイ 牡 2 松田大作 55 2.01.3 36.0

中団追走から直線での伸びは今一つながら大きく負けてはいなので、そこそこ能力はありそうだ。

9着 4番 グランドライン 牡 2 三浦皇成 55 2.01.4 37.1

後続をやや離した逃げを打ち、残り200mで勢いを失うも、大きく失速しなかったので、どこかでチャンスはあるかもしれない。

10着 15番 アスクワイルドモア 牡 2 武豊 55 2.01.5 35.7

後方追走から直線少し伸びたものの、大した伸び脚ではなかった。

11着 12番 オニャンコポン 牡 2 菅原明良 55 2.01.7 36.8

4番手追走するも4角で勢いなく後退したが、それでも大きく後退することなく、最後まで粘ってはいた。

12着 6番 コマンドライン 牡 2 ルメール 55 2.01.8 36.3

中団やや後方追走したが最後の伸びを欠いた。スローペース戦の経験しかない人気馬が惨敗するのはよくあることであり、前走のサウジアラビアロイヤルカップは小頭数でレベルの低いレースだったので、人気ほど信頼できない危険な人気馬だった。

13着 7番 サトノヘリオス 牡 2 岩田望来 55 2.01.8 36.5

中団追走するも直線の伸びを欠いた。敗因がはっきりしないが、馬場差-1秒以上の高速馬場でないとダメなのかもしれない。

14着 11番 クラウンドマジック 牡 2 岩田康誠 55 2.02.2 35.8

後方追走のまま見どころなし。ここでの能力不足は明らか。

15着 14番 タイラーテソーロ 牡 2 内田博幸 55 2.03.0 37.9

中団外を追走していたが、4角で早々と脱落した。ここでの能力不足は明らか。

 



関連記事
「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。
完全タイム差を検証する表について説明します。
2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~

 

2021 有馬記念 G1 レース回顧

能力通りの順当な結果のレースとなったが、凱旋門賞で惨敗した海外帰りのディープボンドの扱いが難しく、この馬の取捨が馬券勝利のポイントとなるレースだった。


1.レース結果の基礎データ


2021年12月26日(日) 5回中山8日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第66回有馬記念
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝 2500m 16頭立


馬場差 -0.4 完全タイム差 -0.1
タイムランク C メンバーランク B

LAP : 6.9-11.3-11.6-11.5-11.9-12.5-12.6-12.2-12.4-12.4-12.2-12.0-12.5
通過:29.8-41.3-53.2-65.7 上り:73.7-61.5-49.1-36.7 平均:1F:12.16 / 3F:36.48

前半やや速い平均ペースになった。

 


2.完全タイム差検証


2021122802

0.8秒ほど低く見た方がよさそう。


3.各馬の分析


1着 10番 エフフォーリア 牡 3 横山武史 55 2.32.0 35.9

中団追走。4角でじわっと進出すると直線入口ではもう前を射程圏内にできる位置まで上がり、そこからしっかり伸びて危なげのない勝利だった。陣営コメントでも天皇賞より少し劣る状態だということだったものの、今回のメンバーでは危なげない勝利だった。デビュー以来抜群の安定度であり、今後ダービーのように1着を取りこぼすことがあっても、当面3着以内は外すことがないと考えられるので3連複の軸馬としては最適の馬になりそうだ。

2着 5番 ディープボンド 牡 4 和田竜二 57 2.32.1 36.1

先頭からは離れた位置ながらしっかりインの5番手の位置をキープ4角をインぴったりに回り直線入口で先頭のすぐ後ろまで上がり、そこからしっかり伸びるものの勝ち馬の末脚に屈した。凱旋門賞の惨敗の影響が心配されたが、全く問題なかった。もう海外帰りの割引は考えなくてよい時代になっているようだ。凱旋門賞以前の戦績を振り返ると、前目の位置につけれず惨敗した金杯以外は前目につけて好走するレースが多くなっている。

3着 7番 クロノジェネシス 牝 5 ルメール 55 2.32.2 36.0

これで引退なので、回顧は省略。今年のレースを振り返ると、全体的に昨年よりは能力が少し落ちたと考えてよさそうだ。

4着 9番 ステラヴェローチェ 牡 3 M.デム 55 2.32.3 35.9

エフフォーリアの少しうしろでぴったりマークする。残り600mで早めに外を回って加速するもエフフォーリアは抜かせず。その後内のクロノジェネシスと同じような脚色で伸びてくるもわずかに劣った。大善戦ではあるが、長く脚を使ったので3歳特権の斤量55キロが効いた可能性がある。古馬定量戦でも好走できるかはもう一戦様子を見た方がよさそうだ。

5着 16番 タイトルホルダー 牡 3 横山和生 55 2.32.5 36.9

先頭から少し離れた2番手を追走。4角で早めに先頭に競りかけ、直線で先頭に立ち最後までよく粘っているものの、上位勢の末脚に屈した。この馬も3歳特権の斤量55キロが効いた可能性がある。

6着 11番 アリストテレス 牡 4 武豊 57 2.33.0 36.4

後方待機。直線入口でもまだ後方の位置。直線伸びてはいるが上位勢とは離された位置。「レース前に気が入り過ぎていたので、馬群から離して運びました。」とのことだが、前目につけなければこの馬の持ち味は活きない。武騎手にはこの馬は合わないのかもしれない。もっと強引に前のポジションを取りに行く騎手の方が向いていそう。

7着 13番 アカイイト 牝 4 幸英明 55 2.33.1 36.6

後方追走。直線では大外から伸びているが、上位勢とは離された位置。さすがにここでは能力が足りなかった。

8着 3番 モズベッロ 牡 5 池添謙一 57 2.33.5 37.1

やや出遅れるも後方から4番手のインの位置を追走。4角の終わりで少し外に出しそこから少し伸びるも大した伸びではなかった。

9着 8番 ユーキャンスマイル 牡 6 藤岡佑介 57 2.33.6 36.9

後方追走から最後は少し伸びているものの大した伸び脚ではなかった。

10着 15番 キセキ 牡 7 松山弘平 57 2.33.6 37.6

これで引退なので、回顧は省略。

11着 6番 ウインキートス 牝 4 丹内祐次 55 2.34.3 38.5

3番手追走していたものの、4角の終わりで早くも勢いがなくなってしまった。負けすぎな感もあるが、戦績からするともっとスローな展開でないと好走できないのかもしれない。

12着 12番 シャドウディーヴァ 牝 5 横山典弘 55 2.34.3 38.4

5番手辺りを追走するも、4角で勢いがなくなってしまった。やはり長い距離はだめなようだ。

13着 2番 パンサラッサ 牡 4 菱田裕二 57 2.34.4 39.1

逃げたが最後バテた。2戦連続で逃げて好走した馬なので能力は高いのだが、好枠でもさすがに3戦連続逃げて好走というわけにはいかなかった。

14着 1番 ペルシアンナイト 牡 7 C.デム 57 2.34.6 38.8

インの5番手辺りの位置で追走していたが、直線ではまるで伸びなかった。一瞬の脚のある馬で今季は割と調子がよかったのだが、今回は追走で末脚が削がれてしまったようだ。

15着 4番 メロディーレーン 牝 5 岩田望来 55 2.35.2 38.8

特に見どころなし。ここでは能力不足。

16着 14番 アサマノイタズラ 牡 3 田辺裕信 55 2.35.4 38.4

最後方追走から、最後まで全く末脚が使えなかった。ここまで末脚が使えないのは解せないので、次走は少し疑った方がよいかもしれない。

 



関連記事
「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。
完全タイム差を検証する表について説明します。
2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~

 

2021 阪神カップ G2 レース回顧

順当な結果なレースとなった。改めて回顧してみると、グレナディアガーズの勝因、ソングラインの敗因がよくわかり、今後のこれらの馬の取捨を考える上でとても参考になるレースとなった。


1.レース結果の基礎データ


2021年12月25日(土) 6回阪神7日 天候: 曇 馬場状態: 良
11R 第16回阪神カップ
3歳以上・オープン・G2(定量) (国際)(特指) 芝 1400m・内 18頭立


馬場差 -0.3 完全タイム差 +0.1
タイムランク C メンバーランク C

LAP :12.2-11.1-11.0-11.0-11.2-11.6-12.2
通過:34.3-45.3-56.5-68.1 上り:68.1-57.0-46.0-35.0 平均:1F:11.47 / 3F:34.41


やや速い流れで最後は減速ラップとなった。

 


2.完全タイム差検証


2021122801

0.5秒ほど低く見た方がよさそう。


3.各馬の分析


1着 12番 グレナディアガーズ 牡 3 C.デム 56 1.20.3 34.0

スタートは遅かったが序盤でリカバって中団の位置につける。直線で大外に出し加速すると1頭だけ抜けた末脚を発揮し、一気に全馬差し切ってしまった。今回が上り3ハロンタイムが最速で34.0秒で、前々走3着の京成杯オータムHと同等の値だった。つまりは上り33秒台の決着にならなければ強い馬ということになる。今後もこの馬の取捨検討には展開予想がカギとなりそうだ。

2着 3番 ホウオウアマゾン 牡 3 坂井瑠星 56 1.20.6 34.6

インの先団つけようとするも外の馬が速く中団の位置になる。4角はインぴったり走り、直線に入るとしっかり伸びて2着になった。2番手以内の位置につけて好走することが多い馬だったが、中団につけても最後ひと足使えることを示した。秋の3戦で古馬重賞でもしっかり戦えることを示した。前目の位置につけてひと足使えるので好走できるレースの幅は広そう。騎手を強化すれば成績はさらに安定しそうに思える。

3着 7番 ダノンファンタジー 牝 5 藤岡佑介 55 1.20.6 34.7

先団つけようとするも外の馬が速く中団の位置になる。直線入口ではホウオウアマゾンと同じような位置ながら、外に出す際にややロスがあり、その後しっかり伸びているのだが、ホウオウアマゾンをわずかに交わせず3着だった。ここ2戦の後方待機とは違って以前の前目につける競馬を選択したようだが、今回はその分末脚が削がれた印象。この馬の実力からすればホウオウアマゾンは交わせたはずなのだが嚙み合わなかった。それでも3着に入ったので能力の高さは示した。川田騎手だったら2着はあっただろうなと思われる結果。

4着 1番 タイセイビジョン 牡 4 三浦皇成 57 1.20.7 34.1

スタートはまずまずながら追走が遅く後方から4番手の位置。それでも4角はインぴったりを回って直線入口では中団までポジションを上げて、そこからしっかり伸びてきたものの4着までだった。展開的には追い込み脚質のこの馬に向いたものになり立ち回りもよかったもののそれでも4着なので、この馬が3着以内になるにはかなり恵まれる必要があるということのようだ。

5着 10番 サウンドキアラ 牝 6 武豊 55 1.20.8 34.5

中団外を追走。直線入口ではグレナディアガーズの内の前の位置にいて、グレナディアガーズと同じように伸びようとするもはっきりと末脚が劣ってしまった。上位馬に末脚は劣ったものの、今季はしっかり走れているので一時期の不調から完全に脱却できたようだ。

6着 2番 セイウンコウセイ 牡 8 勝浦正樹 57 1.20.8 34.6

スタートから勢いつかず。中団の位置ながらこの馬としてかなり後方のポジションになる。4角でインを回り直線では少し伸びたが足りなかった。後方のポジションになっては全く出番なし。そもそもこの馬は1400mの好走実績がないのだが、そのわりにはよく走っていたともいえる結果。

7着 6番 ファストフォース 牡 5 小崎綾也 57 1.21.0 35.7

他馬とのスピードの違いで楽に先頭を取り、少しの差をキープして逃げていたが、残り200mを過ぎたところで他馬に飲み込まれてしまった。スピードはあるものの、1400mまでは持たないようだ。

8着 16番 ラヴィングアンサー 牡 7 岩田望来 57 1.21.1 34.5

中団やや後方を追走。4角で大外を回り直線ではそこそこ伸びているものの、位置取りが後方なのでここまで。

9着 15番 ケイデンスコール 牡 5 岩田康誠 57 1.21.2 34.2

後方追走。4角でインを回り直線で伸びようとするも大した脚ではなかった。3番目の上り3ハロンタイムではあるが、インを効率よく回ったものなので評価できない。春の好調時の出来にはないようで、復調の兆しが見えるまでは軽視でよさそうだ。

10着 14番 ダイメイフジ 牡 7 菱田裕二 57 1.21.2 35.5

初速は速く先頭を伺える勢いがあったものの他馬が速く4番手の位置になる。直線では伸びを欠く。そもそも1400mでは実績のない馬ではあるが、初速のスピードがあるのでどこかでチャンスはあるかもしれない。

11着 4番 ラウダシオン 牡 4 M.デム 57 1.21.3 35.7

出遅れ気味のスタートから二の足でリカバーして2番手の位置につけるも、ここで脚を使いすぎたのが直線ではまるで伸びなかった。好走実績のあるデムーロ騎手でもここ数戦凡走が続いている。かなり乗り難しい馬ということなので、アテにしていけない馬。

12着 13番 アストラエンブレム セ 8 西村淳也 57 1.21.3 34.7

後方追走のまま見どころなく終わる。

13着 5番 デュープロセス 牡 5 横山典弘 57 1.21.4 34.2

最後方追走から最後の直線では極端に大外を回って追い上げようとするも大した脚を使えなかった。

14着 9番 ベステンダンク 牡 9 団野大成 57 1.21.4 35.8

3番手追走から直線での伸びを欠く。

15着 17番 ソングライン 牝 3 池添謙一 54 1.21.5 35.4

中団追走するも直線ではまったく伸びず。この馬の能力からすると負けすぎにも思えるが、戦績から考えるとこの馬にとって今回のペースは速すぎて脚が貯められなかったと考えるのが自然。今後のこの馬の取捨検討の参考にできそう。

16着 11番 シヴァージ 牡 6 吉田隼人 57 1.21.7 34.8

後方追走から直線で全く伸びず。そもそも追い込み馬でアテにできない存在ながら、この馬の実力からするともう少し末脚が使えてよいはずなのだが、ここまで凡走する要因はわからない。

17着 18番 ルークズネスト 牡 3 ルメール 56 1.21.8 35.9

中団やや前目の位置につけれたが直線でまるで伸びず。スワンSで4着したが、それがたまたた恵まれただけで古馬重賞ではそもそも足りない可能性が高い。

競争中止 8番 ベストアクター セ 7 富田暁 57

レース中に右第1指関節脱臼を発症し、予後不良(安楽死)となった。

 



関連記事
「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。
完全タイム差を検証する表について説明します。
2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~

 

 

2021年12月22日 (水)

2021 朝日杯フューチュリティS G1 レース回顧

能力比較が難しい組み合わせだったが、無敗で2勝以上してきた馬が上位に来る順当な結果となった。


1.レース結果の基礎データ


2021年12月19日(日) 6回阪神6日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第73回朝日杯フューチュリティS
2歳・オープン・G1(馬齢) (牡・牝)(国際)(指定) 芝 1600m・外 15頭立


馬場差 -0,6 完全タイム差 ±0
タイムランク C メンバーランク C

LAP :12.6-10.6-11.1-11.9-12.1-11.9-11.2-12.1
通過:34.3-46.2-58.3-70.2 上り:70.3-59.2-47.3-35.2 平均:1F:11.69 / 3F:35.06

やや速いペースで外差しの馬場だったので、実力通りの結果になりやすいレースだった。


2.完全タイム差検証


2021122002

0.6秒ほど低く見た方がよさそう。


3.各馬の分析


1着 9番 ドウデュース 牡 2 武豊 55 1.33.5 34.5

中団外追走。4角も外を回って、直線に入ってジワジワ伸び続け1着になった。このメンバーでは末脚が一番優ることをしめした。

2着 4番 セリフォス 牡 2 C.デム 55 1.33.6 34.8

中団追走。直線に入って良く伸びて直前の途中では一旦先頭に立つも、1着馬には競り負けた。競り負けはしたが、中々の勝負根性を見せた。今年のデイリー杯2歳Sは小頭数でレベルが低いかに思えたものの、そうではなさそうで少し上方補正した方がよさそうだ。

3着 7番 ダノンスコーピオン 牡 2 松山弘平 55 1.33.7 34.6

中団追走。直線に入って良く伸びて、2着馬は交わせそうな勢いがあったものの、2着馬が最後までしぶとく、ゴール前では同じ脚色になり交わすことができなかった。末脚は堅実なものの、1、2着馬には少し劣ることを示した。

4着 3番 アルナシーム 牡 2 池添謙一 55 1.34.0 34.7

後方追走から4角でインぴったりを回り、直線でインから伸びてきたが、上位馬ほどの勢いはなかった。

5着 13番 ジオグリフ 牡 2 ルメール 55 1.34.0 34.5

後方追走。直線で後方からよく伸びてはいたが、5着まで。やはり夏のローカル重賞勝ちからの直行は信頼できないと考えてよい結果になったが、最後いい脚が使えていたので、ここをたたき台にしてどこかで好走する可能性はありそう。

6着 12番 トウシンマカオ 牡 2 戸崎圭太 55 1.34.0 35.4

先団グループで追走し、直線でもよく伸びてはいたが、最後の伸びが足りなかった。先行力があるので、もう少し弱いメンバーであれば好走できるレースの幅は広そう。

7着 11番 ドーブネ 牡 2 吉田隼人 55 1.34.5 35.3

後方追走。追走で脚を使わされたようで、直線の伸びは大したことなかった。

8着 8番 プルパレイ 牡 2 M.デム 55 1.34.6 35.9

インの3番手を追走していたが、直線の伸びを欠いた。やはり末が甘い。

9着 14番 トゥードジボン 牡 2 藤岡佑介 55 1.34.7 36.3

2番手追走していたが、直線の伸びを欠いた。未勝利勝ちからの参戦ではやはりこの程度。

10着 10番 スプリットザシー 牝 2 和田竜二 54 1.34.7 35.5

特に見どころなく終わる。新馬勝ちからの参戦ではやはりこの程度。

11着 5番 ヴィアドロローサ 牡 2 鮫島克駿 55 1.35.0 35.6

後方追走していたが、直線で伸びなかった。

12着 6番 オタルエバー 牡 2 幸英明 55 1.35.0 36.2

スタートが速くなかったので中団に控えたようだが、いいところがなかった。逃げた方がよさそう。

13着 2番 セッカチケーン 牡 2 団野大成 55 1.35.1 36.1

特に見どころなく終わる。

14着 1番 カジュフェイス 牡 2 秋山真一 55 1.35.4 37.1

逃げたが、直線でまるで粘れなかった。

15着 15番 シンリミテス 牡 2 国分優作 55 1.37.4 37.6

後方のまま見どころなく終わる。未勝利勝ちからの参戦ではやはりこの程度。

 

 



関連記事
「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。
完全タイム差を検証する表について説明します。
2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~

 

2021 ターコイズステークス G3 レース回顧

1着のミスニューヨークは長い間、加藤祥大騎手が乗っていて前走からミルコ・デムーロ騎手に乗り替わった。前走は結果が出なかったものの、やはり大幅な騎手強化は注目すべきポイントであることを改めて思い知った結果となった。


1.レース結果の基礎データ


2021年12月18日(土) 5回中山5日 天候: 晴 馬場状態:稍重
11R 第7回ターコイズS
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (牝)(国際)(特指) 芝 1600m 16頭立


馬場差 -0.6 完全タイム差 +0.2
タイムランク C メンバーランク D

LAP :12.1-11.2-11.0-11.1-11.4-11.8-11.7-12.5
通過:34.3-45.4-56.8-68.6 上り:69.5-58.5-47.4-36.0 平均:1F:11.60 / 3F:34.80

前半速く、L1Fで上りのかかるレースとなった。そんな中でミスニューヨークが突出して上り3ハロンタイムが速いので末脚の優れた馬が少ない組み合わせだったようだ。そんなミスニューヨークも33秒台前半の上り勝負には対応できなかったりする。

 


2.完全タイム差検証


2021122001

1秒ほど低く見た方がよさそう。


3.各馬の分析


1着 2番 ミスニューヨーク 牝 4 M.デム 53 1.32.8 34.6

最後方追走。残り600mから外を回って追い上げるも直線入口ではまだ大外の後方。そこからグングン伸びて全馬差し切ってしまった。上り3ハロンタイム2番目の馬を0.9秒上回っていて、一頭だけ次元の違う末脚を見せた。前走の敗因は、33秒台前半の上り勝負には対応できないということなのだろう。騎手大幅強化2戦目で結果が出た。


2着 9番 アンドラステ 牝 5 岩田望来 56.5 1.33.0 35.5

中団追走。4角を外を回りすぎないように回り、直線では馬郡の真ん中から鋭く伸びて前にいた馬を差し切ったが、外からさしてきた馬の末脚の方が上回って2着。直線途中の末脚の切れは目立ったが、他馬とは少しだけ末脚が上回った程度。成績は堅実ではあるものの、相手関係や展開によって時々凡走するので、軸馬にしづらい馬。


3着 15番 ギルデッドミラー 牝 4 戸崎圭太 54 1.33.1 35.6

中団外追走。4角でアンドラステの外から同じような脚色で進出し、直線でもアンドラステの外から同じように上がってきたが、わずかに劣った。アンドラステとの差は馬場の外を回った分程度に見えた。久々の馬券圏内の着順となったが、展開と末脚の優れた馬の少ない組み合わせに恵まれた点が大きい。

4着 4番 フェアリーポルカ 牝 5 三浦皇成 56 1.33.3 35.6

後方を追走。4角はややインを回り4角の終わりで少し外に出したところではまだ後方の位置。そこからの伸びはジワジワとしたものだったが、最後に一伸びして4着に浮上した。しっかり伸びてはいるもののここでもワンパンチ足りなかった。

5着 13番 ジュランビル 牝 5 菊沢一樹 53 1.33.3 36.2

スタートは速くなく、二の足で前に行って4番手を追走。4角をインで回り最後までしぶとく伸びていたものの最後の伸びが足りなかった。ここでは能力不足だったが、もう少し弱いメンバーになればオープンでもやれそう。
6着 5番 イベリス 牝 5 酒井学 56 1.33.4 36.6

スタート速く先頭に立ち、直線入口では2番手の馬が前に出ようとするのを阻止するしぶとさを見せたが、最後の坂で脱落した。それでも大きく後退はしなかった。逃げればかなりしぶといところを見せたので、2走前の心房細動から完全に復調したようだ。それでも1600mで最後に坂があるコースはこの馬には向かなかった。

7着 7番 スマートリアン 牝 4 池添謙一 54 1.33.4 36.2

中団やや前目の外を追走。4角で外から進出し、直線の途中では先頭を伺う勢いがあったが、最後まで続かなかった。やはり重賞では少し足りない。

8着 14番 マルターズディオサ 牝 4 田辺裕信 56 1.33.4 35.7

中団を追走。4角で外を回り追い上げ、外から伸びてくるものの、伸び脚が足りなかった。鋭い末脚が使えず、今回くらいのペースだと脚がたまらないようだ。

9着 8番 ムーンチャイム 牝 6 大野拓弥 53 1.33.6 35.5

後方のインを追走。4角では勢いなく一旦最後方まで後退。直線インからやや伸びてはいるものの、勝負圏外での末脚なのでまるで評価できない。

10着 11番 レッドフラヴィア 牝 4 津村明秀 53 1.33.7 35.7

後方追走から、最後の伸び脚も大したことなかった。オープン初戦であったが、速いペースには対応できないことを示した。

11着 3番 ドナウデルタ 牝 5 鮫島克駿 56 1.33.8 35.9

後方追走から直線の伸びも大したことなかった。恵まれないと好走できない、アテにできないタイプのようだ。

12着 16番 クリノプレミアム 牝 4 菅原明良 53 1.33.9 36.9

3番手を追走していたが、直線でまるで伸びなかった。

13着 6番 サンクテュエール 牝 4 横山武史 55 1.33.9 36.3

前につけようとするも他馬が速く道中はインの中団のやや後ろの位置になる。インぴったりを回って脚を貯めたが、大した脚は使えなかった。戦績からしてかなりのスローぺース戦でないと好走は難しそう。

14着 10番 ドナアトラエンテ 牝 5 ルメール 55 1.34.1 36.4

後方追走から見どころなく終わる。スローペース戦でないとだめな馬のようだ。

15着 12番 スマイルカナ 牝 4 柴田大知 56 1.34.2 37.4

2番手追走。直線入り口では先頭に競りかけたが、そこだけで直線ではズルズル後退した。復調はかなり難しそうだ。

16着 1番 アクアミラビリス 牝 5 浜中俊 54 1.35.5 38.4

速いペースにはまるで対応できず、いいところなく終わる。

 

 



関連記事
「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。
完全タイム差を検証する表について説明します。
2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~

 

 

 



関連記事
「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。
完全タイム差を検証する表について説明します。
2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~

 



関連記事
「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。
完全タイム差を検証する表について説明します。
2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~

 

2021年12月15日 (水)

2021 阪神ジュベナイルフィリーズ G1 レース回顧

実力伯仲の難解な一戦だった。今回で来年の勢力図が見えたわけではないので、来年もしばらく混戦が続きそうだ。


1.レース結果の基礎データ


2021年12月12日(日) 6回阪神4日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第73回阪神ジュベナイルフィリーズ
2歳・オープン・G1(馬齢) (牝)(国際)(指定) 芝 1600m・外 18頭立


馬場差 -0.9 完全タイム差 +0.5
タイムランク D メンバーランク C

LAP :12.2-10.4-11.5-12.3-12.6-12.1-10.9-11.8
通過:34.1-46.4-59.0-71.1 上り:71.2-59.7-47.4-34.8 平均:1F:11.72 / 3F:35.17


平均ペース。この日は外差しが決まるレースが多かったので、外を回る方が有利な馬場だったようだ。

 


2.完全タイム差検証


2021121403

妥当な完全タイム差と見る。


3.各馬の分析


1着 10番 サークルオブライフ 牝 2 M.デム 54 1.33.8 33.9

中団追走4角で大外を回るも直線入口では勝負圏内。そこからの伸びはジワジワとしたものだったが、最後までしっかり伸びて1着となった。いい脚が長く使えるのは確かではあるが、この週の阪神は外からの差しが決まりやすい馬場であったので、馬場に恵まれた面も多く、このメンバーで一歩抜けた存在とは現時点では言えない。

2着 11番 ラブリイユアアイズ 牝 2 団野大成 54 1.33.9 34.2

中団追走。4角では外を回りすぎないように回り、直線は馬場のやや内から伸びてきて、ゴール前で一伸びして2着を確保。加速にやや時間がかかるものの、かなりしぶとく勝負根性がある。やはり直線の長いコースが合っている。

3着 13番 ウォーターナビレラ 牝 2 武豊 54 1.34.0 34.5

前2頭から離れた3番手を追走。直線では早めに先頭に立つも最後は上位2頭に屈した。前が飛ばす中絶妙なポジショニングだったが、最後一歩足りなかった。今後はメンバー次第であるが、前目につけて最後ひと足使えるので、好走できるレースの幅は広そう。

4着 17番 ナミュール 牝 2 C.デム 54 1.34.0 33.6

出遅れて後方インを追走。直線でもインを突くもあと一歩足らなかった。出遅れ、外差しの馬場有利であったことを考えるとそれでも差のない4着だったといことはこのメンバーの中ではやはり実力上位であることを示した。しかしながら、今回の出遅れによって、アテにはできなくなった。

5着 1番 ナムラクレア 牝 2 浜中俊 54 1.34.3 34.1

後方イン追走。4角もインでじっくり回り、直線に入って少しづつ外に出して、最後は速い脚を使って5着まで上がった。外が有利な馬場だったので、外に出すのがもう少し早ければより順位が上がった可能性はある。

6着 16番 ベルクレスタ 牝 2 松山弘平 54 1.34.4 34.7

後方外を追走していたが、3角で馬が行きたがってしまい外を回って6番手の位置に上がる。直線入口では先頭争いできる位置にいたものの、最後の伸びを欠いた。外枠で前に壁を作れなかったので、馬が行きたがってしまったようだが、外を回る距離ロスもあったので、実力以上に負けた感はある。

7着 8番 ステルナティーア 牝 2 ルメール 54 1.34.4 34.6

中団で馬郡の真ん中を追走。最後は伸びては来ているものの、伸び脚が足りなかった。ここでは末脚が少し足りなかった。

8着 5番 スタティスティクス 牝 2 和田竜二 54 1.34.4 34.0

スタートダッシュ、追走ともに今一つで後方になる。直線入口でも大外の最後方でそこからジワジワ伸び続けるも8着が精いっぱいだった。ポジションが後方すぎたが、追走力がないわけでもなさそうなので、もう数戦様子を見たいところ。

9着 12番 アネゴハダ 牝 2 幸英明 54 1.34.5 34.9

4番手を追走していたが、最後の伸びを欠いた。ここでは少し能力が足りなかった。

10着 7番 キミワクイーン 牝 2 内田博幸 54 1.34.8 35.1

中団インを追走。直線の途中ではインに切れ込み一瞬いい脚を使うも、最後まで続かなかった。いい脚は長く続かないタイプなようだが、脚の使いどころ次第ではどこかで大駆けする可能性もありそう。

11着 14番 サク 牝 2 酒井学 54 1.35.0 34.9

後方追走から最後は少し伸びてくるも、さすがにここでは能力が足りなかった。

12着 9番 シークルーズ 牝 2 岩田望来 54 1.35.1 34.9

後方追走から最後は少し伸びてくるも、さすがにここでは能力が足りなかった。

13着 4番 トーホウラビアン 牝 2 太宰啓介 54 1.35.3 36.1

2番手追走していたが、最後の伸びを欠いた。

14着 15番 ダークペイジ 牝 2 横山和生 54 1.35.4 36.4

逃げたが直線まるで伸びず。距離がこの馬にとって長かったことはありそう。

15着 6番 タナザウィング 牝 2 国分恭介 54 1.35.6 35.5

後方追走から見どころなく終わる。

16着 18番 パーソナルハイ 牝 2 藤岡康太 54 1.35.7 36.1

中団追走していたが、まるで伸びなかった。スローペースでないとだめなのかもしれない。

17着 2番 ナムラリコリス 牝 2 泉谷楓真 54 1.35.9 36.0

インの中団を追走するもまるで伸びず。1200mの方がよいのだろう。

18着 3番 ヒノクニ 牝 2 長岡禎仁 54 1.35.9 35.9

見どころなく終わる。ここでは能力不足は明らか。

 



関連記事
「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。
完全タイム差を検証する表について説明します。
2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~

 

 

2021 カペラS G3 レース回顧


1.レース結果の基礎データ


2021年12月12日(日) 5回中山4日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第14回カペラS
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定) ダート 1200m 16頭立

馬場差 -0.6 完全タイム差 ±0
タイムランク C メンバーランク C

LAP :11.4-10.5-10.9-11.9-12.0-12.8
通過:32.8-44.7-56.7-69.5 上り:69.5-58.1-47.6-36.7 平均:1F:11.58 / 3F:34.75

前半かなり速くなったが、それでも前目につけていないと厳しい展開になった。

 


2.完全タイム差検証


2021121402

0.8秒ほど低く見た方がよさそう。


3.各馬の分析


1着 4番 ダンシングプリンス 牡 5 三浦皇成 56 1.09.5 36.4

2番手を追走。直線の途中で先頭を捕らえるとそのまま押し切った。前が飛ばす縦長の展開になり、直線に入っても3番手以降との距離がかなりある展開になったことがよかった。今回のような超ハイペースで前に行って押し切ったことから強いことは確かではあるが混戦になるとここまで強くはなさそう。

2着 1番 リュウノユキナ 牡 6 石橋脩 57 1.09.6 36.3

5番手追走から、最後までしっかり伸びて2着を確保。先行して最後ひと足使えるタイプで好走できるレースの幅が広く、ここ最近はかなりの高確率で連対している。

3着 9番 オメガレインボー 牡 5 岩田康誠 56 1.10.0 35.8

後方インを追走。4角もインぴったりをまわって、インから伸び続け、ゴール直前でモズスーパーフレアを捕らえ3着。最後まであきらめない勝負根性が持ち味であるが、後方からなので2、3着が多くなるタイプ。

4着 16番 モズスーパーフレア 牝 6 松若風馬 56 1.10.0 37.2

やはり中山では芝でもダートでもかなり速いが、最後の粘りはダートの方が削がれやすいかもしれない。

5着 6番 スマートダンディー 牡 7 大野拓弥 56 1.10.1 36.3

中団追走から最後はよく伸びているのだが、わずかに足りなかった。初ブリンカーの効果はあまりなさそう。

6着 8番 ロイヤルパールス 牡 6 宮崎北斗 56 1.10.1 36.5

中団追走から最後はよく伸びているのだが、わずかに足りなかった。どこかでチャンスはあるかもしれない。

7着 3番 アポロビビ 牡 5 吉田豊 56 1.10.1 35.5

後方インを追走。最後はインからよく伸びてきたが位置取りが後ろ過ぎた。上り最速ではあるが、インを回ってのものなので少し割り引いた方がよい。

8着 13番 トウカイエトワール 牡 4 石川裕紀 56 1.10.3 36.0

後方追走から。最後は伸びてきたが位置取りが後ろ過ぎた。

9着 2番 ゲンパチフォルツァ 牡 3 武藤雅 55 1.10.5 36.7

中団追走から最後の伸びを欠いた。

10着 5番 デュアリスト 牡 3 戸崎圭太 55 1.10.7 37.5

3番手追走するも最後の伸びを欠いた。この馬にはペースが速すぎたようだ。

11着 7番 ミッキーワイルド 牡 6 田中勝春 56 1.10.8 36.4

後方追走。最後は外から伸びようとするも大した脚ではなかった。

12着 14番 ディサーニング セ 6 横山武史 56 1.10.8 36.9

中団追走から直線では大して伸びなかった。ここではやや能力が劣るようだ。

13着 10番 ヨシオ 牡 8 勝浦正樹 56 1.10.8 36.2

後方追走から見どころなく終わる。

14着 12番 ミスズグランドオー 牡 3 田辺裕信 55 1.11.2 38.0

4番手追走から、最後は伸びを欠いた。オープン初戦でありここまでハイペースにならなければもう少しやれるかもしれない。

15着 11番 メイショウテンスイ 牡 4 江田照男 56 1.11.3 37.8

特に見どころなく終わる。

16着 15番 ミッキーブリランテ 牡 5 菅原明良 56 1.11.4 37.2

特に見どころなく終わる。

 



関連記事
「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。
完全タイム差を検証する表について説明します。
2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~

 

2021 中日新聞杯 G3 レース回顧

軸不在の混戦であり、上位3頭はすべてワンチャンスあるかもと馬券で薄く相手として買うようなタイプだったので、馬券的中が相当困難なレースだった。


1.レース結果の基礎データ


2021年12月11日(土) 6回中京3日 天候: 曇 馬場状態: 良
11R 第57回中日新聞杯
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 2000m 18頭立


馬場差 -0.9 完全タイム差 +1.8
タイムランク E メンバーランク D

LAP :12.6-11.1-12.8-12.5-12.1-11.9-11.8-11.1-11.3-12.6
通過:36.5-49.0-61.1-73.0 上り:70.8-58.7-46.8-35.0 平均:1F:11.98 / 3F:35.94

ややスローのレースであり、末脚が優れた馬がいなかったので、前残りが叶う展開となった。


2.完全タイム差検証


2021121401

妥当な完全タイム差と見る。


3.各馬の分析


1着 2番 ショウナンバルディ 牡 5 岩田康誠 55 1.59.8 35.0

好スタートから1角までに先頭を取り切る。直線入口まで1馬身ちょっとの差をつけた先頭をキープし、ゴールまでそのまま押し切ってしまった。終始インぴったりで先行できた時に好走した実績があるので、今回2番枠だったのでこの結果は特に驚きではない。今回は末脚に秀でた馬がいないことに恵まれての勝利。

2着 6番 アフリカンゴールド セ 6 国分恭介 54 1.59.9 35.0

好スタートから1角までに2番手の位置を取り切る。終始先頭と1馬身ちょっとの差をつけられた2番手をキープし、直線でもギリギリ粘って2着を確保した。1着馬と全く同じ上り3ハロンタイムでありレース後半は1着馬とほぼ同じレースをした。この馬の位置にも差しが届かないのだがら、末脚の秀でた馬がいないことに恵まれての2着。かなり前にG2で3着の実績があるとはいえ、この馬の好走を予想するのは難しかった。

3着 9番 シゲルピンクダイヤ 牝 5 和田竜二 54 2.00.0 34.7

前から5番手あたりを追走し、直線では3番手以降の馬の中からわずかに前に出て3着になった。前走で先行してそこそこうまく立ち回れていてどこかでチャンスがあるかもといった回顧をしたが、早々とチャンスが巡ってきた。末脚の秀でた馬がいないことに恵まれての3着。

4着 10番 ボッケリーニ 牡 5 浜中俊 57.5 2.00.1 34.6

中団でシゲルピンクダイヤの少し後ろを追走。直線で比較的インを突き、伸びてはいたが、最後の伸びを欠いた。超スローペースの時には33秒台の末脚を使ったことがあるが、それ以外は34秒台後半の脚しか使えていないので、この馬にとっては上りの速い展開に対応できなかった形となった。

5着 16番 キングオブコージ 牡 5 横山典弘 57 2.00.1 34.9

外の3番手を追走していたが、直線ではさほど伸びず5着。超スローペースか後方待機でないと末脚を発揮できないので、最後伸びないのは仕方のないこと。内枠であれば、もう少し成績がよくなった可能性はある。

6着 4番 トラストケンシン 牡 6 藤岡康太 53 2.00.2 34.6

中団追走。直線でジワジワ伸びてはいた。上り3ハロンタイムは3番目であるが、大した末脚ではないことは記憶した。

7着 8番 ヒンドゥタイムズ 牡 5 M.デム 56.5 2.00.3 34.7

中団外を追走。直線ではやや外から伸びてはいるものの、上位を脅かすものであはなかった。元々末脚は大したものではなく、立ち回りのよさで好走してきた馬なので、今回のポジションではこの程度でも仕方がない。

8着 13番 ヤシャマル 牡 4 丹内祐次 54 2.00.4 34.4

後方追走から直線少しだけ伸びた。上り最速ではあるものの、大した末脚ではないことは記憶しておきたい。

9着 5番 ラストドラフト 牡 5 三浦皇成 57 2.00.4 34.7

中団やや後方を追走。直線では伸びるのにもたつき、坂を上がってからようやく伸びてきたが、時すでに遅しだった。あまりポジションとれず、末脚いまいちなのでなかなかチャンスは回ってこない。

10着 3番 アドマイヤビルゴ 牡 4 武豊 56 2.00.4 35.1

中団イン追走。インぴったりを回ることで直線では3着にこれそうな位置まで浮上したが、最後の伸びを欠いた。過去2戦のオープン特別の好走は超スローペースのものであり、今回程度のペースでも末脚が削がれるようでは重賞での好走は難しそう。


11着 15番 バイオスパーク 牡 6 藤井勘一 57 2.00.5 34.7

後方追走から特に見どころなく終わる。


12着 17番 プレシャスブルー 牡 7 吉田隼人 55 2.00.6 34.5

後方追走から大外をより伸びるも大した末脚ではなかった。内で先行した馬が有利になる展開だっただけに出番はなかった。

13着 14番 ラーゴム 牡 3 池添謙一 56 2.00.6 34.7

後方追走から最後は大して伸びず。特に見どころなく、前走オープン特別はたまたま恵まれての好走の可能性が高い。

14着 1番 アイスバブル 牡 6 水口優也 55 2.00.6 35.5

スタートよくインの4番手を追走するも最後は伸びず。最内枠だったこともありポジション的には正解だったもののこの馬は貯めないと末脚を発揮できないようだ。好走できるレースの幅が狭い。

15着 7番 シフルマン 牡 5 川須栄彦 54 2.00.7 34.8

後方追走から見どころなく終わる。古馬オープンでは実力が足りない。

16着 12番 ディアマンミノル 牡 4 荻野極 54 2.00.8 34.7

後方追走するも大した末脚は使えず。上り最速で走ることもある馬なのだが、もっと距離が長いかさらにスローにならにないとだめなのかもしれない。

17着 11番 マイネルファンロン 牡 6 松岡正海 56 2.01.0 35.4

中団追走するも直線まるで伸びず。連戦が続いていて能力以下の調子であった可能性はある。

18着 18番 レイエンダ セ 6 ルメール 57 2.01.6 35.8

特に見どころなく終わる。ルメール騎手が乗ってもこの程度なので、復調はかなり難しいのかもしれない。

 



関連記事
「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。
完全タイム差を検証する表について説明します。
2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~

 

2021年12月 8日 (水)

2021 チャンピオンズカップ G1 レース回顧

テーオーケインズの強さが目立つレースとなった。


1.レース結果の基礎データ


2021年12月 5日(日) 6回中京2日 天候: 曇 馬場状態: 良
11R 第22回チャンピオンズカップ
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) ダート 1800m 16頭立


馬場差 -0.9 完全タイム差 -0.3
タイムランク A メンバーランク B

LAP :12.5-11.1-12.9-12.8-12.1-12.3-12.2-11.8-12.0
通過:36.5-49.3-61.4-73.7 上り:73.2-60.4-48.3-36.0 平均:1F:12.19 / 3F:36.57

平均ペースであるが、2着馬以降が大きく離される結果となった。

 


2.完全タイム差検証


2021120503

1.5秒ほど低く見るのがよさそう。


3.各馬の分析


1着 6番 テーオーケインズ 牡 4 松山弘平 57 1.49.7 35.5

中団追走。4角をイン近くを回り直線入口で先頭のすぐ後ろまでつけると、そこから伸びて残り200mで先頭に立つとそこからは突き放す一方だった。このメンバーでは一頭抜けた実力を示した。

2着 13番 チュウワウィザード 牡 6 戸崎圭太 57 1.50.7 36.2

中団やや後方追走。4角で外を回り、直線入口ではまだ後方だったが、そこからジワジワ伸び続け2着に浮上した。位置取りが後方すぎて、何とか2着に浮上した印象で、メンバーに恵まれた感があった。

3着 11番 アナザートゥルース セ 7 坂井瑠星 57 1.50.8 36.8

外の5番手辺りを追走。直線入口で3番手に浮上し、そこからジワジワ伸び続け、インティを交わすが、チューワウイザードに差されて3着。先行できればしぶといことをしめしたが、1着馬からは1.1秒離れているだけに4着馬以降が大したことなかった大きい。

4着 4番 インティ 牡 7 武豊 57 1.50.8 37.0

2番手追走。直線入口で早め先頭に立つが、テーオーケインズには一瞬で交わされ、最後にはアナザートゥルースにも競り負けてしまった。高いレベルの能力は発揮できているものの、最後アナザートゥルースに交わされたあたりに衰えが感じられる。


5着 3番 サンライズノヴァ 牡 7 松若風馬 57 1.51.0 36.3

後方追走から直線入口で外に出そうとするも外の馬が邪魔で出すのに苦労し、直線の途中から勢いついて伸びてきた。最後はこの馬らしい伸び脚を見せたが、この舞台は合わない。

6着 9番 オーヴェルニュ 牡 5 福永祐一 57 1.51.1 36.7

中団追走。4角で外を回りすぎないようにじっくり回っているうちに直線入口で前が詰まる状況になり外に出すのに手間取り、外に出してからはサンライズノヴァと同じような脚で伸びてきた。

7着 15番 メイショウハリオ 牡 4 浜中俊 57 1.51.1 36.6

中団やや後方の外追走。4角外を回って進出し、直線入口で勝負圏内まで上がり、そこから伸びるかに見えたが、最後の勢いが足りなかった。3着とは0.3秒差であまり負けていなく、外を回った距離ロスもあるので、 テーオーケインズ以外の上位馬との力差はあまりないと考えた方がよさそう。

8着 8番 スワーヴアラミス 牡 6 松田大作 57 1.51.3 36.6

後方追走。4角インを回ったことでポジションを少し上げて、直線もインを通ったもののなだれ込んだだけだった。ここ2戦先行力がなくなっている。

9着 5番 エアスピネル 牡 8 藤岡康太 57 1.51.4 37.1

中団追走から直線はなだれ込んだだけ。やはりコーナー4つは向かない。

10着 2番 カジノフォンテン 牡 5 M.デム 57 1.51.7 37.8

インの5番手を追走。インぴったり回ったが直線の伸びは今一つだった。馬ごみで怯むところがあるようなので、実力以上に負けた可能性はある。

11着 16番 カフェファラオ 牡 4 ルメール 57 1.51.7 37.4

中団やや後方を追走するも直線で伸びなかった。調子を崩しているとみてよさそうで復調の兆しが見られるまで軽視したほうがよい。

12着 1番 ソダシ 牝 3 吉田隼人 54 1.52.0 38.3

好スタートから逃げたが、直線入口で早々と捕らえられその後いいところがなかった。最後の粘りを欠いたのは力のいるダートだったからと思われる。

13着 10番 ケイティブレイブ 牡 8 内田博幸 57 1.52.1 37.4

後方追走から見どころなく終わった。

14着 12番 クリンチャー 牡 7 川田将雅 57 1.52.4 38.1

中団追走するも直線で伸びを欠いた。やはり今季はあまり調子がよくなさそう。

15着 7番 サンライズホープ 牡 4 幸英明 57 1.52.6 38.7

3番手追走するも直線の伸びを欠いた。好走することもあるが成績にムラがあるのであまり信頼できない馬。

16着 14番 ダノンファラオ 牡 4 横山武史 57 1.54.2 38.8

後方追走のまま見どころなく終わった。

p> 



関連記事
「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。
完全タイム差を検証する表について説明します。
2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~

 

2021 チャレンジカップ G3 レース回顧

能力通りの順当な結果となった。


1.レース結果の基礎データ


2021年12月 4日(土) 6回阪神1日 天候: 曇 馬場状態: 良
11R 第72回チャレンジカップ
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指) 芝 2000m・内 11頭立

 

馬場差 -1.1 完全タイム差 +2.8
タイムランク SL メンバーランク D

LAP :13.3-11.9-13.0-12.5-12.2-12.4-11.7-11.6-10.8-11.6
通過:38.2-50.7-62.9-75.3 上り:70.3-58.1-45.7-34.0 平均:1F:12.10 / 3F:36.30

スローペースでL2Fが10.8と速いラップになった。

 


2.完全タイム差検証


2021120502

SLランクなので1.4秒ほど速く見た方がよさそう。


3.各馬の分析


1着 11番 ソーヴァリアント 牡 3 ルメール 55 2.01.0 33.9

スタートはそう速くないもののジワジワ進出して1角までに2番手の位置をとる。終始先頭を突く形で追走し、直線入口で先頭に立つと後続を突き放してしまった。鞭は1発だけ入ったがいらなかったということで、ほとんど鞭なし圧勝した。前目につけてひと足使うタイプで折り合いも問題ないので、好走できるレースの幅は広そう。軸馬として信頼できる馬になりそうだ。

2着 6番 ヒートオンビート 牡 4 川田将雅 56 2.01.6 34.0

中団追走。4角はポジションそのままで外を回りすぎないように回り、直線に入って少しづつ伸びて2着に浮上した。前走は平均ペースで崩れたが、スローペースであれば重賞でもかなりやれる存在のようだ。

3着 7番 ペルシアンナイト 牡 7 岩田望来 57 2.01.6 33.9

中団やや後方を追走。4角終わりでもまだ位置は後ろだったが、直線でしっかりのびて3着を確保。実力はこのメンバーでは上位なものながら、使える脚が短いので、このメンバーでも勝ち切るには至れない。

4着 1番 ジェラルディーナ 牝 3 福永祐一 53 2.01.8 34.1

中団イン追走。4角をインでじっくり回り直線もインからしっかり伸びるものの、2、3着馬には伸び負けた。昇級戦だったが、L2F10.8秒のレース出には対応できなかったようだ。

5着 5番 スカーフェイス 牡 5 団野大成 56 2.01.8 33.9

後方追走から4角でも後方で直線では外からよく伸びてきてはいた。昇級初戦であったが、速い上がりは使えているので、どこかで好走する機会はありそう。

6着 4番 マイネルウィルトス 牡 5 M.デム 56 2.01.9 34.4

中団追走。4角で進出しようとするも他馬も速くなかなか前にいけす、直線の伸びも足りなかった。やはり良馬場では能力今一つ。前走の2着はメンバーに恵まれてのもの。

7着 10番 モズナガレボシ 牡 4 松山弘平 56 2.02.0 34.6

3番手を追走していたが、スローの決め手勝負では出番がなかった。

8着 8番 マイネルフラップ 牡 5 国分優作 56 2.02.3 35.3

逃げたが直線でまるで伸びず。ソーヴァリアントに突かれて早めに交わされる厳しい展開のなか、バッタリ止まっていないのでどこかで激走する可能性はあるかもしれない。

9着 3番 メイショウオーパス 牡 6 幸英明 56 2.02.7 34.6

後方追走のまま見どころなし。

10着 9番 アルジャンナ 牡 4 武豊 56 2.03.0 35.4

後方追走から3角から進出し、4角で外の中団まで上がってきたが、そこまでだった。まるで勢いが感じられず、馬の走る気もなくなってきている感もある。

11着 2番 カツジ 牡 6 岩田康誠 56 2.03.3 35.9

インの4番手を追走するも直線ではまるで伸びなかった。

 

p> 



関連記事
「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。
完全タイム差を検証する表について説明します。
2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~

 

2021 ステイヤーズS G3 レース回顧

かなり特殊な距離のレースであるため、その適正が重要となる結果となった。格下である3勝クラスの馬の勝利を予想するのは難しかったが、今後はこういう結果が多くなるかもしれない。


1.レース結果の基礎データ


2021年12月 4日(土) 5回中山1日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第55回スポーツニッポン賞ステイヤーズS
3歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(特指) 芝 3600m 13頭立


馬場差 -2.0 完全タイム差 +3.6
タイムランク SL メンバーランク D

LAP :13.2-12.3-14.4-13.3-12.1-12.8-12.8-13.1-12.8-13.4-13.4-12.9-12.2-11.9-11.7-11.6-11.3-12.4
通過:39.9-53.2-65.3-78.1 上り:71.1-58.9-47.0-35.3 平均:1F:12.64 / 3F:37.93

長距離なので道中かなり遅くなっているが、後半は速くなりある程度速い上がり必要なレースとなった。

 


2.完全タイム差検証


2021120501

SLなので1.7秒ほど速く見た方がよさそう。


3.各馬の分析


1着 11番 ディバインフォース 牡 5 田辺裕信 56 3.47.6 34.6

中団やや後方を追走。4角で外からスパートすると加速良く外からポジションを上げていき直線入口では大外ながら勝負圏内の位置まで上がり、そこからジワジワ伸びてゴール直前で先頭を差し切り1着となった。コーナーの加速よく、長くいい脚を使ってこのメンバーでは1番の末脚を見せた。まだ3勝クラス馬ではあったが、スローの長距離に適正があったということのようだ。ただ、前走の3勝クラス3000m線で前を捕らえられず4着になっているので、好走できるレースの幅は狭そうだ。

2着 5番 アイアンバローズ 牡 4 石橋脩 56 3.47.7 35.4

スタートは速くなく4番手だったが、最初の向こう正面に入るところで先頭に立ち、後続を少し離した逃げを打つ。4角で迫ってくる後続を引き付け脚を使わせ、直線では後続を突き放す。そのまま押し切るかに見えたものの、最後は差された。1着馬だけ実力が違って他の馬は完封できた逃げだった。ただ、次にどんな場面で好走できそうかイメージするのは難しい。

3着 13番 シルヴァーソニック 牡 5 内田博幸 56 3.47.9 35.4

3番手追走。4角で加速し、直線入口では先頭を捕らえそうな勢いがあったが、それ以上は伸びず、最後はなんとか粘り切って3着を確保。他馬の末脚がないのに恵まれての3着に思える。

4着 8番 トーセンカンビーナ 牡 5 横山武史 56 3.48.0 35.2

スタート遅く後方から、1回目の正面直線で外からポジションを中団の位置まで上げる。4角で加速するも他馬と脚色は変わらずポジションは上がらず。最後の直線で少し伸びて4着に浮上した。スタートに難があり、コーナーの加速が今一つと、あまり好走できそうには見えないチグハグな走りだった。

5着 12番 ゴースト セ 5 鮫島克駿 56 3.48.1 35.5

インの中団を追走。終始インを回り、4角では距離得を活かして、勝負圏内の位置まで上がるも、そこからの伸びが足りなかった。インを回ったことで実力以上の着順になったように思える。

6着 4番 マンオブスピリット セ 4 戸崎圭太 56 3.48.2 35.3

インの中団を追走。4角もインを回り、直線外に出して伸びようとするも伸びが足りなかった。

7着 10番 カウディーリョ 牡 5 大野拓弥 56 3.48.2 35.8

2番手追走していたが、4角での勢いが他馬より劣り、そこから伸びなかった。速い脚がないので、上りがかかるレースにならないと厳しいのかもしれない。

8着 2番 ヴァルコス 牡 4 三浦皇成 56 3.48.3 35.1

後方追走。4角でもまだ後方で直線で少し伸びるも、位置が後方すぎた。追走力が足りない。

9着 6番 アドマイヤアルバ セ 6 吉田豊 56 3.48.5 35.2

最後方追走。4角でもまだ後方で直線で少し伸びるも、位置が後方すぎた。追走力が足りない。

10着 1番 バレリオ セ 6 津村明秀 56 3.48.5 35.4

中団やや後方のインを追走。4角をインぴったり回り、直線でインから伸びようとするも伸びなかった。

11着 9番 ボスジラ 牡 5 菅原明良 56 3.48.5 35.6

中団追走するも3角あたりから手応えが怪しく、4角でポジションを下げてしまいそのまま。近走は札幌でしか好走できていない。

12着 3番 アスティ セ 5 江田照男 56 3.49.1 35.9

後方のまま見どころなく終わる。2勝クラス馬なので当然の結果。

13着 7番 セダブリランテス 牡 7 石川裕紀 56 3.49.1 36.5

4番手追走していたが、4角の終わりで早くも勢いを欠いてそのまま脱落。長期休養明け以降凡走が続いている。

p> 



関連記事
「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。
完全タイム差を検証する表について説明します。
2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~

 

2021年12月 2日 (木)

2021 ジャパンカップ G1 レース回顧

18頭と頭数は揃ったものの、これでG1レースとしてよいのかと思えるほど、コントレイル以外は低調なメンバー構成となった。ジャパンカップといえば、かつてはJRAの能力レーティング値最高のレースだったのだが・・・


1.レース結果の基礎データ


2021年11月28日(日) 5回東京8日 天候: 晴 馬場状態: 良
12R 第41回ジャパンカップ
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝 2400m 18頭立


馬場差 -2.2 完全タイム差 +2.0
タイムランク SL メンバーランク C

LAP :12.7-11.5-12.8-12.6-12.6-12.3-11.6-11.6-11.7-11.6-11.5-12.2
通過:37.0-49.6-62.2-74.5 上り:70.2-58.6-47.0-35.3 平均:1F:12.06 / 3F:36.18

スローの瞬発力勝負でありながら、上り3ハロンタイム最速のコントレイルから2番目の上りが0.5秒差つけられてることからコントレイルとその他の馬の差が歴然となっている。

 


2.完全タイム差検証


2021112903

タイムランクSLなので、0.9秒ほどの上方修正が必要。他馬との関係でみると、コントレイルは今回天皇賞よりもパフォーマンスをやや落としていると見るのが妥当。やはりコントレイルのベストは2000mということなのかもしれない。


3.各馬の分析


1着 2番 コントレイル 牡 4 福永祐一 57 2.24.7 33.7

これで引退なので、特にコメントなし。

2着 7番 オーソリティ 牡 4 ルメール 57 2.25.0 34.4

先団グループの5番手を追走。2400m以上のスローペース戦で前目のポジションにつけれたときに好走する馬なので、今回はまさに好走条件にぴったりのレースになった。また、G1にしては弱いメンバーだったとこを考慮すべき。

3着 4番 シャフリヤール 牡 3 川田将雅 55 2.25.2 34.4

中団でオーソリティの少し後ろを追走。直線に入って、よく伸びてはいるものの、オーソリティに迫る勢いはなかった。今回メンバーが弱かったためにかろうじて3着に入れた印象。メンバー次第ではあるが次走人気になるなら嫌った方が妙味はありそう。

4着 12番 サンレイポケット 牡 6 鮫島克駿 57 2.25.4 34.5

中団でシャフリヤールの内のすぐ後ろを追走。直線に入って、内から外に出す間にシャフリヤール に少し差をつけられてしまう。最後はよく伸びているものの、シャフリヤールを交わせなかった。今季は調子がかなりよく天皇賞に続き4着に好走した。騎手も自身の技術不足を反省しているが、直線に入ってすぐのロスがなければシャフリヤールを交わせた可能性は十分にあった。

5着 6番 グランドグローリー 牝 5 C.デム 55 2.25.5 34.2

中団追走から最後はよく伸びたものの、日本の良馬場でのスローの瞬発力勝負は外国馬には厳しかった。

6着 14番 ユーバーレーベン 牝 3 M.デム 53 2.25.5 34.2

中団追走。直線入口で外に出そうとするも外のブルームに阻まれて出せず、内に進路を切り替えてからはよく伸びてきた。前走よりはやる気があったということなので、牝馬限定戦ならばそこそこやれるかもしれない。

7着 11番 シャドウディーヴァ 牝 5 横山典弘 55 2.25.6 34.8

先団の3番手あたりを追走。直線ではインを突いて伸びようとするも伸び脚は今一つだった。戦績からしてもう少し距離が短い方が瞬発力を発揮できるタイプかもしれない。

8着 8番 ジャパン 牡 5 武豊 57 2.25.7 34.3 9

中団やや後方のイン追走。直線で伸びてはいるが、伸び脚は今一つ。

9着 9番 アリストテレス 牡 4 横山武史 57 2.25.8 35.3

楽に先頭煮立ち、向こう正面でキセキが先頭になっても、2番手で自身のポジションをキープしていたが、直線では伸びなかった。瞬発力勝負は向いていないようだ。

10着 5番 キセキ 牡 7 和田竜二 57 2.26.0 36.6

スタート出ず後方から、向こう正面で1頭だけ外を回り、先頭にまで上がる、そこからペースを上げ持続力勝負にしたかったようだが、他馬が付き合わず自身が直線途中でスタミナ切れしてしまった。それでもまだどこかで一発ありそうない印象を受ける走りだった。

11着 3番 ブルーム 牡 5 ムーア 57 2.26.1 34.8

出遅れて後方から4角で外に出して外から伸びようとするもさほど伸びなかった。

12着 16番 ユーキャンスマイル 牡 6 藤岡佑介 57 2.26.2 34.7

特に見どころなく終わる。

13着 13番 モズベッロ 牡 5 池添謙一 57 2.26.5 34.8

後方のまま見どころなく終わる。瞬発力勝負は向かない。

14着 15番 マカヒキ 牡 8 藤岡康太 57 2.26.5 34.9

後方のまま見どころなく終わる。近走では速い上がりに対応できなくなっているので、妥当な結果。

15着 10番 ロードマイウェイ 牡 5 三浦皇成 57 2.27.0 35.5

後方追走のまま見どころなく終わる。復調の兆しは見られない。

16着 1番 ムイトオブリガード 牡 7 柴田善臣 57 2.27.0 35.1

後方追走から特に見どころなく終わる。

17着 8番 ウインドジャマー セ 4 北村宏司 57 2.27.0 35.4

オープン初戦でかつ近走はダートばかり使っていたので、G1挑戦は無謀だった。

18着 17番 ワグネリアン 牡 6 戸崎圭太 57 2.27.1 36.6

先団で追走したものの、直線でまるで伸びなかった。

 



関連記事
「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。
完全タイム差を検証する表について説明します。
2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~

 

2021 京阪杯 G3 レース回顧

馬券の軸にできそうな馬不在の難しいレースになった。外差しの馬場であることがわかっているものの、それを活かせる馬をピックアップすることも難しかった。


1.レース結果の基礎データ


2021年11月28日(日) 5回阪神8日 天候: 晴 馬場状態: 良
12R 第66回京阪杯
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指) 芝 1200m・内 16頭立


馬場差 -0.4 完全タイム差 +1.1
タイムランク E メンバーランク C

LAP :12.3-10.8-11.2-11.3-11.3-11.9
通過:34.3-45.6-56.9-68.8 上り:68.8-56.5-45.7-34.5 平均:1F:11.47 / 3F:34.40

前半さほど速くなく、平均ペースとなった。そのため、先行力が今一つの馬でも好ポジションにつけやすいレースとなったが、外差しの馬場だったので、好位につけた馬は最後の伸びを欠く形になり、大外から差す馬が勝つ競馬になった。追い込み馬に有利なレースになったものの、こうしたレースでも好走できない追い込み馬は今後も好走の可能性は低いということが言えそうだ。

 


2.完全タイム差検証


2021112902

妥当な完全タイム差と思われる。


3.各馬の分析


1着 2番 エイティーンガール 牝 5 秋山真一 55 1.08.8 33.5

後方追走。4角で大外を回り、直線入口でもまだ大外の後方だったもののそこからグイグイ伸び続け、1着になった。元々速い上がりを使うことの多い追い込み馬であるが、今回は外差しの効く馬場になっていたことが大きい勝利。

2着 5番 タイセイビジョン 牡 4 幸英明 57 1.08.9 33.8

後方追走から4角で大外から早めの進出で前を捕らえようとするが、ゴール直前でさらに大外の後方からきたエイティーンガールに交わされるも、前にいた馬はしっかり捕らえての2着。元々速い上がりを使うことの多い追い込み馬であるが、今回は外差しの効く馬場になっていたことが大きい。1着馬とはスパートした位置の違いであり、騎手も目標とする相手を間違えたとコメントしている。

3着 7番 ファストフォース 牡 5 小崎綾也 56 1.09.0 34.7

好スタートから難なく先手を取り切る。インぴったりを走り直線入口でも先頭でそこからの粘りで3着。先行できればかなりしぶといことを示した3着であり、外差しの馬場だったことを考慮すると、このしぶとさは評価できて今後も侮れない存在。

4着 12番 アイラブテーラー 牝 5 浜中俊 54 1.09.0 33.6

後方追走。直線入口でも大外の最後方でそこから伸びるもここまで。外差し有利の馬場でもここまでなので、追走力が足りない。

5着 13番 シゲルピンクルビー 牝 3 高倉稜 53 1.09.1 34.6

3番手追走。直線でやや外に出して、先頭の馬を交わそうとするもなかなか交わせず、後続に外から差されてしまった。今回は前3F34.3秒だったのでこの程度のペースであれば先行でき、先行できればそこそこやれるということを示した。古馬との対決でもオープン特別であれば3着以内に入れる可能性はありそう。

6着 6番 シヴァージ 牡 6 吉田隼人 57 1.09.2 34.5

中団やや前の位置を追走。直線に入って伸びてはいるものの、伸び脚が足りなかった。前走は内が伸びる馬場でうまく立ち回っての好走だったが、今回は外が伸びる馬場をうまく立ち回ることができなかった。やや内の馬場でポジションを取りに行ったことで、末脚が削がれてしまった。

7着 16番 ライトオンキュー 牡 6 古川吉洋 58 1.09.3 34.2

後方追走。4角で外を回り、直線入口でも外の後方で、さらに外にいたエイティーンガールと同じように伸びてこようとするも最後まで勢いは続かなかった。ポジションを取って最後ひと足使う馬なので、後方からの競馬はだめ。58キロだったことと大外だったことがポジションを取り切れなかった要因といえそうだ。

8着 4番 オールアットワンス 牝 3 石川裕紀 53 1.09.5 34.9

インぴったりの4番手を追走。4角をインでじっくり回り直線でインから伸びようとするも伸びなかった。外差しの馬場でインぴったりを回ってしまったので、能力以上に負けている可能性がある。

9着 14番 ソーグリッタリング 牡 7 藤井勘一 57 1.09.5 34.7

中団外追走。直線で伸びてきてはいるが勢いが足りなかった。中団でそこそこうまく立ち回れているので、オープン特別の1200m戦なら出番はあるかもしれない。

10着 3番 ラヴィングアンサー 牡 7 岩田望来 57 1.09.6 34.4

後方追走。4角でややインを回り、直線も内目の馬場を伸びようとするも伸びが足りなかった。

11着 9番 ミッキーブリランテ 牡 5 坂井瑠星 56 1.09.6 34.7

中団追走していたが、直線の伸びを欠いた。

12着 10番 レッドアンシェル 牡 7 団野大成 57 1.09.7 34.8

中団追走から伸びず。不調が長く続いている。

13着 8番 サヴォワールエメ 牝 5 松若風馬 54 1.09.7 35.3

2番手追走するも直線途中で失速。

14着 11番 アストラエンブレム セ 8 西村淳也 57 1.09.9 34.7

後方追走のまま見どころなく終わる。

15着 1番 アウィルアウェイ 牝 5 荻野極 55 1.09.9 35.1

インの中団を追走するも直線伸びず。内を通ったのがよくなかった。

16着 15番 レイハリア 牝 3 亀田温心 53 1.10.2 35.5

5番手で追走するも4角でもう手応えがなくなってしまった。前走が51キロだったので、53キロでの古馬との対戦ではこの程度なのかもしれない。

 



関連記事
「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。
完全タイム差を検証する表について説明します。
2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~

 

2021 ラジオNIKKEI杯京都2歳S レース回顧

前走新馬、未勝利を買った馬ばかりで構成されるレースとなり、能力比較が難しいレースであった。


1.レース結果の基礎データ


2021年11月27日(土) 5回阪神7日 天候: 曇 馬場状態: 良
11R 第8回ラジオNIKKEI杯京都2歳S
2歳・オープン・G3(馬齢) (国際)(指定) 芝 2000m・内 10頭立


馬場差 +0.8 完全タイム差 +1.2
タイムランク SL メンバーランク C

LAP :12.9-11.7-12.9-12.9-12.4-12.6-12.2-11.7-11.6-12.4
通過:37.5-50.4-62.8-75.4 上り:72.9-60.5-47.9-35.7 平均:1F:12.33 / 3F:36.99


2.完全タイム差検証


2021112901

新馬、未勝利の値の再検証が必要ではあるが、一旦妥当な完全タイム差と見る。


3.各馬の分析


1着 8番 ジャスティンロック 牡 2 松山弘平 55 2.03.3 35.3

後方追走。3角の残り800mの地点で外からスパートを開始し、直線入口では先頭を伺える3番手まで進出。直線では前の2頭がしぶとかったがものの、最後は競り落とし1着となった。スローでL3Fからスパートが始まる流れを後方外から早めのロングスパートで差し切ったので、このメンバーの中では一頭抜けた能力があることを示した。ただ、もっとメンバーが強ければこれほど鮮やかな勝ち方は難しいと思われる。しかしながらコーナーでの加速がよくロングスパートもできるので好走できるレースの幅は広そう。


2着 3番 ビーアストニッシド 牡 2 岩田康誠 55 2.03.4 35.8

好スタートから楽に先頭に立つ。L3Fでスパートするも後続も外から追い上げてきて、直線入口で飲み込まれるかに思えたものの、インからしぶとく伸びて、最後までしっかり粘っての2着。早めスパートで外を回る後続の脚を上手く使わせた形となった。先行力があり末脚もそこそこあるので、先行できれば今後も好走できそう。今回は人気がなさすぎた。

3着 7番 フィデル 牡 2 川田将雅 55 2.03.4 35.5

3番手追走。4角の終わりで外からのスパートで直線入口で先頭に立つかと思われたものの、内のビーアストニッシドがしぶとく競り負けて、そうしているうちに外からジャスティンロックに差されて3着。先行力、末脚ともにそこそこあるものの、競り合いの勝負根性は今一つのようだ。

4着 1番 ポッドボレット 牡 2 岩田望来 55 2.03.6 35.4

インの中団を追走。4角をインでじっくり回ったことでやや置かれ気味になり、直線では外から差し込んで4着。早めスパートの流れをインでじっとして、外差しの効く直線外からの勝負を試みたようだが、そうするには末脚が少し足りなかった。

5着 4番 シホノスペランツァ 牡 2 浜中俊 55 2.03.9 35.9

インの中団を追走。インからしぶとく粘ってなんとか5着だったが、外早めスパートの馬がバテたのに乗じた感はあった

6着 5番 トゥデイイズザデイ 牡 2 武豊 55 2.04.1 35.6

中団追走。4角で外を回って追い上げるも、上位勢ほどの末脚はなかった。

7着 2番 ディープレイヤー 牡 2 幸英明 55 2.04.4 36.2

中団やや後方を追走。最後は伸びてくるも、大した脚ではなかった。

8着 6番 ライラック 牝 2 M.デム 54 2.04.5 36.5

中団追走。4角で外を回って追い上げるも、上位勢ほどの末脚はなかった。

9着 9番 キャンデセント 牡 2 福永祐一 55 2.04.7 36.4

後方追走のまま特に見どころなく終わる。

10着 10番 グッドフェイス 牡 2 松若風馬 55 2.04.9 37.1

2番手につけていたが、直線でまるで伸びなかった。

 



関連記事
「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。
完全タイム差を検証する表について説明します。
2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~

 

« 2021年11月 | トップページ | 2022年1月 »

2023年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

オススメ商品

無料ブログはココログ