« 2021 朝日杯フューチュリティS G1 レース回顧 | トップページ | 2021 有馬記念 G1 レース回顧 »

2021年12月30日 (木)

2021 阪神カップ G2 レース回顧

順当な結果なレースとなった。改めて回顧してみると、グレナディアガーズの勝因、ソングラインの敗因がよくわかり、今後のこれらの馬の取捨を考える上でとても参考になるレースとなった。


1.レース結果の基礎データ


2021年12月25日(土) 6回阪神7日 天候: 曇 馬場状態: 良
11R 第16回阪神カップ
3歳以上・オープン・G2(定量) (国際)(特指) 芝 1400m・内 18頭立


馬場差 -0.3 完全タイム差 +0.1
タイムランク C メンバーランク C

LAP :12.2-11.1-11.0-11.0-11.2-11.6-12.2
通過:34.3-45.3-56.5-68.1 上り:68.1-57.0-46.0-35.0 平均:1F:11.47 / 3F:34.41


やや速い流れで最後は減速ラップとなった。

 


2.完全タイム差検証


2021122801

0.5秒ほど低く見た方がよさそう。


3.各馬の分析


1着 12番 グレナディアガーズ 牡 3 C.デム 56 1.20.3 34.0

スタートは遅かったが序盤でリカバって中団の位置につける。直線で大外に出し加速すると1頭だけ抜けた末脚を発揮し、一気に全馬差し切ってしまった。今回が上り3ハロンタイムが最速で34.0秒で、前々走3着の京成杯オータムHと同等の値だった。つまりは上り33秒台の決着にならなければ強い馬ということになる。今後もこの馬の取捨検討には展開予想がカギとなりそうだ。

2着 3番 ホウオウアマゾン 牡 3 坂井瑠星 56 1.20.6 34.6

インの先団つけようとするも外の馬が速く中団の位置になる。4角はインぴったり走り、直線に入るとしっかり伸びて2着になった。2番手以内の位置につけて好走することが多い馬だったが、中団につけても最後ひと足使えることを示した。秋の3戦で古馬重賞でもしっかり戦えることを示した。前目の位置につけてひと足使えるので好走できるレースの幅は広そう。騎手を強化すれば成績はさらに安定しそうに思える。

3着 7番 ダノンファンタジー 牝 5 藤岡佑介 55 1.20.6 34.7

先団つけようとするも外の馬が速く中団の位置になる。直線入口ではホウオウアマゾンと同じような位置ながら、外に出す際にややロスがあり、その後しっかり伸びているのだが、ホウオウアマゾンをわずかに交わせず3着だった。ここ2戦の後方待機とは違って以前の前目につける競馬を選択したようだが、今回はその分末脚が削がれた印象。この馬の実力からすればホウオウアマゾンは交わせたはずなのだが嚙み合わなかった。それでも3着に入ったので能力の高さは示した。川田騎手だったら2着はあっただろうなと思われる結果。

4着 1番 タイセイビジョン 牡 4 三浦皇成 57 1.20.7 34.1

スタートはまずまずながら追走が遅く後方から4番手の位置。それでも4角はインぴったりを回って直線入口では中団までポジションを上げて、そこからしっかり伸びてきたものの4着までだった。展開的には追い込み脚質のこの馬に向いたものになり立ち回りもよかったもののそれでも4着なので、この馬が3着以内になるにはかなり恵まれる必要があるということのようだ。

5着 10番 サウンドキアラ 牝 6 武豊 55 1.20.8 34.5

中団外を追走。直線入口ではグレナディアガーズの内の前の位置にいて、グレナディアガーズと同じように伸びようとするもはっきりと末脚が劣ってしまった。上位馬に末脚は劣ったものの、今季はしっかり走れているので一時期の不調から完全に脱却できたようだ。

6着 2番 セイウンコウセイ 牡 8 勝浦正樹 57 1.20.8 34.6

スタートから勢いつかず。中団の位置ながらこの馬としてかなり後方のポジションになる。4角でインを回り直線では少し伸びたが足りなかった。後方のポジションになっては全く出番なし。そもそもこの馬は1400mの好走実績がないのだが、そのわりにはよく走っていたともいえる結果。

7着 6番 ファストフォース 牡 5 小崎綾也 57 1.21.0 35.7

他馬とのスピードの違いで楽に先頭を取り、少しの差をキープして逃げていたが、残り200mを過ぎたところで他馬に飲み込まれてしまった。スピードはあるものの、1400mまでは持たないようだ。

8着 16番 ラヴィングアンサー 牡 7 岩田望来 57 1.21.1 34.5

中団やや後方を追走。4角で大外を回り直線ではそこそこ伸びているものの、位置取りが後方なのでここまで。

9着 15番 ケイデンスコール 牡 5 岩田康誠 57 1.21.2 34.2

後方追走。4角でインを回り直線で伸びようとするも大した脚ではなかった。3番目の上り3ハロンタイムではあるが、インを効率よく回ったものなので評価できない。春の好調時の出来にはないようで、復調の兆しが見えるまでは軽視でよさそうだ。

10着 14番 ダイメイフジ 牡 7 菱田裕二 57 1.21.2 35.5

初速は速く先頭を伺える勢いがあったものの他馬が速く4番手の位置になる。直線では伸びを欠く。そもそも1400mでは実績のない馬ではあるが、初速のスピードがあるのでどこかでチャンスはあるかもしれない。

11着 4番 ラウダシオン 牡 4 M.デム 57 1.21.3 35.7

出遅れ気味のスタートから二の足でリカバーして2番手の位置につけるも、ここで脚を使いすぎたのが直線ではまるで伸びなかった。好走実績のあるデムーロ騎手でもここ数戦凡走が続いている。かなり乗り難しい馬ということなので、アテにしていけない馬。

12着 13番 アストラエンブレム セ 8 西村淳也 57 1.21.3 34.7

後方追走のまま見どころなく終わる。

13着 5番 デュープロセス 牡 5 横山典弘 57 1.21.4 34.2

最後方追走から最後の直線では極端に大外を回って追い上げようとするも大した脚を使えなかった。

14着 9番 ベステンダンク 牡 9 団野大成 57 1.21.4 35.8

3番手追走から直線での伸びを欠く。

15着 17番 ソングライン 牝 3 池添謙一 54 1.21.5 35.4

中団追走するも直線ではまったく伸びず。この馬の能力からすると負けすぎにも思えるが、戦績から考えるとこの馬にとって今回のペースは速すぎて脚が貯められなかったと考えるのが自然。今後のこの馬の取捨検討の参考にできそう。

16着 11番 シヴァージ 牡 6 吉田隼人 57 1.21.7 34.8

後方追走から直線で全く伸びず。そもそも追い込み馬でアテにできない存在ながら、この馬の実力からするともう少し末脚が使えてよいはずなのだが、ここまで凡走する要因はわからない。

17着 18番 ルークズネスト 牡 3 ルメール 56 1.21.8 35.9

中団やや前目の位置につけれたが直線でまるで伸びず。スワンSで4着したが、それがたまたた恵まれただけで古馬重賞ではそもそも足りない可能性が高い。

競争中止 8番 ベストアクター セ 7 富田暁 57

レース中に右第1指関節脱臼を発症し、予後不良(安楽死)となった。

 



関連記事
「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。
完全タイム差を検証する表について説明します。
2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~

 

 

« 2021 朝日杯フューチュリティS G1 レース回顧 | トップページ | 2021 有馬記念 G1 レース回顧 »

競馬」カテゴリの記事

レース回顧」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 2021 朝日杯フューチュリティS G1 レース回顧 | トップページ | 2021 有馬記念 G1 レース回顧 »

2022年5月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

オススメ商品

無料ブログはココログ