2021 チャンピオンズカップ G1 レース回顧
テーオーケインズの強さが目立つレースとなった。
1.レース結果の基礎データ
2021年12月 5日(日) 6回中京2日 天候: 曇 馬場状態: 良
11R 第22回チャンピオンズカップ
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) ダート 1800m 16頭立
馬場差 -0.9 完全タイム差 -0.3
タイムランク A メンバーランク B
LAP :12.5-11.1-12.9-12.8-12.1-12.3-12.2-11.8-12.0
通過:36.5-49.3-61.4-73.7 上り:73.2-60.4-48.3-36.0 平均:1F:12.19 / 3F:36.57
平均ペースであるが、2着馬以降が大きく離される結果となった。
2.完全タイム差検証
1.5秒ほど低く見るのがよさそう。
3.各馬の分析
1着 6番 テーオーケインズ 牡 4 松山弘平 57 1.49.7 35.5
中団追走。4角をイン近くを回り直線入口で先頭のすぐ後ろまでつけると、そこから伸びて残り200mで先頭に立つとそこからは突き放す一方だった。このメンバーでは一頭抜けた実力を示した。
2着 13番 チュウワウィザード 牡 6 戸崎圭太 57 1.50.7 36.2
中団やや後方追走。4角で外を回り、直線入口ではまだ後方だったが、そこからジワジワ伸び続け2着に浮上した。位置取りが後方すぎて、何とか2着に浮上した印象で、メンバーに恵まれた感があった。
3着 11番 アナザートゥルース セ 7 坂井瑠星 57 1.50.8 36.8
外の5番手辺りを追走。直線入口で3番手に浮上し、そこからジワジワ伸び続け、インティを交わすが、チューワウイザードに差されて3着。先行できればしぶといことをしめしたが、1着馬からは1.1秒離れているだけに4着馬以降が大したことなかった大きい。
4着 4番 インティ 牡 7 武豊 57 1.50.8 37.0
2番手追走。直線入口で早め先頭に立つが、テーオーケインズには一瞬で交わされ、最後にはアナザートゥルースにも競り負けてしまった。高いレベルの能力は発揮できているものの、最後アナザートゥルースに交わされたあたりに衰えが感じられる。
5着 3番 サンライズノヴァ 牡 7 松若風馬 57 1.51.0 36.3
後方追走から直線入口で外に出そうとするも外の馬が邪魔で出すのに苦労し、直線の途中から勢いついて伸びてきた。最後はこの馬らしい伸び脚を見せたが、この舞台は合わない。
6着 9番 オーヴェルニュ 牡 5 福永祐一 57 1.51.1 36.7
中団追走。4角で外を回りすぎないようにじっくり回っているうちに直線入口で前が詰まる状況になり外に出すのに手間取り、外に出してからはサンライズノヴァと同じような脚で伸びてきた。
7着 15番 メイショウハリオ 牡 4 浜中俊 57 1.51.1 36.6
中団やや後方の外追走。4角外を回って進出し、直線入口で勝負圏内まで上がり、そこから伸びるかに見えたが、最後の勢いが足りなかった。3着とは0.3秒差であまり負けていなく、外を回った距離ロスもあるので、 テーオーケインズ以外の上位馬との力差はあまりないと考えた方がよさそう。
8着 8番 スワーヴアラミス 牡 6 松田大作 57 1.51.3 36.6
後方追走。4角インを回ったことでポジションを少し上げて、直線もインを通ったもののなだれ込んだだけだった。ここ2戦先行力がなくなっている。
9着 5番 エアスピネル 牡 8 藤岡康太 57 1.51.4 37.1
中団追走から直線はなだれ込んだだけ。やはりコーナー4つは向かない。
10着 2番 カジノフォンテン 牡 5 M.デム 57 1.51.7 37.8
インの5番手を追走。インぴったり回ったが直線の伸びは今一つだった。馬ごみで怯むところがあるようなので、実力以上に負けた可能性はある。
11着 16番 カフェファラオ 牡 4 ルメール 57 1.51.7 37.4
中団やや後方を追走するも直線で伸びなかった。調子を崩しているとみてよさそうで復調の兆しが見られるまで軽視したほうがよい。
12着 1番 ソダシ 牝 3 吉田隼人 54 1.52.0 38.3
好スタートから逃げたが、直線入口で早々と捕らえられその後いいところがなかった。最後の粘りを欠いたのは力のいるダートだったからと思われる。
13着 10番 ケイティブレイブ 牡 8 内田博幸 57 1.52.1 37.4
後方追走から見どころなく終わった。
14着 12番 クリンチャー 牡 7 川田将雅 57 1.52.4 38.1
中団追走するも直線で伸びを欠いた。やはり今季はあまり調子がよくなさそう。
15着 7番 サンライズホープ 牡 4 幸英明 57 1.52.6 38.7
3番手追走するも直線の伸びを欠いた。好走することもあるが成績にムラがあるのであまり信頼できない馬。
16着 14番 ダノンファラオ 牡 4 横山武史 57 1.54.2 38.8
後方追走のまま見どころなく終わった。
p>
関連記事
■「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。
■完全タイム差を検証する表について説明します。
■2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~
« 2021 チャレンジカップ G3 レース回顧 | トップページ | 2021 中日新聞杯 G3 レース回顧 »
「競馬」カテゴリの記事
- 2022 NHKマイルカップ レース回顧(2022.05.11)
- 2022 新潟大賞典 G3 レース回顧(2022.05.11)
- 2022 京都新聞杯 G2 レース回顧(2022.05.11)
- 2022 天皇賞 G1 レース回顧(2022.05.03)
- 2022 青葉賞 G2 レース回顧(2022.05.03)
「レース回顧」カテゴリの記事
- 2022 NHKマイルカップ レース回顧(2022.05.11)
- 2022 新潟大賞典 G3 レース回顧(2022.05.11)
- 2022 京都新聞杯 G2 レース回顧(2022.05.11)
- 2022 天皇賞 G1 レース回顧(2022.05.03)
- 2022 青葉賞 G2 レース回顧(2022.05.03)
コメント