2021 ラジオNIKKEI杯京都2歳S レース回顧
前走新馬、未勝利を買った馬ばかりで構成されるレースとなり、能力比較が難しいレースであった。
1.レース結果の基礎データ
2021年11月27日(土) 5回阪神7日 天候: 曇 馬場状態: 良
11R 第8回ラジオNIKKEI杯京都2歳S
2歳・オープン・G3(馬齢) (国際)(指定) 芝 2000m・内 10頭立
馬場差 +0.8 完全タイム差 +1.2
タイムランク SL メンバーランク C
LAP :12.9-11.7-12.9-12.9-12.4-12.6-12.2-11.7-11.6-12.4
通過:37.5-50.4-62.8-75.4 上り:72.9-60.5-47.9-35.7 平均:1F:12.33 / 3F:36.99
2.完全タイム差検証
新馬、未勝利の値の再検証が必要ではあるが、一旦妥当な完全タイム差と見る。
3.各馬の分析
1着 8番 ジャスティンロック 牡 2 松山弘平 55 2.03.3 35.3
後方追走。3角の残り800mの地点で外からスパートを開始し、直線入口では先頭を伺える3番手まで進出。直線では前の2頭がしぶとかったがものの、最後は競り落とし1着となった。スローでL3Fからスパートが始まる流れを後方外から早めのロングスパートで差し切ったので、このメンバーの中では一頭抜けた能力があることを示した。ただ、もっとメンバーが強ければこれほど鮮やかな勝ち方は難しいと思われる。しかしながらコーナーでの加速がよくロングスパートもできるので好走できるレースの幅は広そう。
2着 3番 ビーアストニッシド 牡 2 岩田康誠 55 2.03.4 35.8
好スタートから楽に先頭に立つ。L3Fでスパートするも後続も外から追い上げてきて、直線入口で飲み込まれるかに思えたものの、インからしぶとく伸びて、最後までしっかり粘っての2着。早めスパートで外を回る後続の脚を上手く使わせた形となった。先行力があり末脚もそこそこあるので、先行できれば今後も好走できそう。今回は人気がなさすぎた。
3着 7番 フィデル 牡 2 川田将雅 55 2.03.4 35.5
3番手追走。4角の終わりで外からのスパートで直線入口で先頭に立つかと思われたものの、内のビーアストニッシドがしぶとく競り負けて、そうしているうちに外からジャスティンロックに差されて3着。先行力、末脚ともにそこそこあるものの、競り合いの勝負根性は今一つのようだ。
4着 1番 ポッドボレット 牡 2 岩田望来 55 2.03.6 35.4
インの中団を追走。4角をインでじっくり回ったことでやや置かれ気味になり、直線では外から差し込んで4着。早めスパートの流れをインでじっとして、外差しの効く直線外からの勝負を試みたようだが、そうするには末脚が少し足りなかった。
5着 4番 シホノスペランツァ 牡 2 浜中俊 55 2.03.9 35.9
インの中団を追走。インからしぶとく粘ってなんとか5着だったが、外早めスパートの馬がバテたのに乗じた感はあった
6着 5番 トゥデイイズザデイ 牡 2 武豊 55 2.04.1 35.6
中団追走。4角で外を回って追い上げるも、上位勢ほどの末脚はなかった。
7着 2番 ディープレイヤー 牡 2 幸英明 55 2.04.4 36.2
中団やや後方を追走。最後は伸びてくるも、大した脚ではなかった。
8着 6番 ライラック 牝 2 M.デム 54 2.04.5 36.5
中団追走。4角で外を回って追い上げるも、上位勢ほどの末脚はなかった。
9着 9番 キャンデセント 牡 2 福永祐一 55 2.04.7 36.4
後方追走のまま特に見どころなく終わる。
10着 10番 グッドフェイス 牡 2 松若風馬 55 2.04.9 37.1
2番手につけていたが、直線でまるで伸びなかった。
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