2022 シンザン記念 G3 レース回顧
スローペースの新馬戦だけで人気になる馬は疑ってかかった方が正解のことが多いのではないかということを改めて思わされる結果となった。
1.レース結果の基礎データ
2022年 1月 9日(日) 1回中京3日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第56回日刊スポーツ賞シンザン記念
3歳・オープン・G3(別定) (国際)(特指) 芝 1600m 15頭立
馬場差 -0.8 完全タイム差 +0.3
タイムランク C メンバーランク C
LAP :12.6-11.1-11.5-11.8-12.0-11.9-11.5-11.7
通過:35.2-47.0-59.0-70.9 上り:70.4-58.9-47.1-35.1 平均:1F:11.76 / 3F:35.29
平均ペースのレースとなった。
2.完全タイム差検証
やや過大評価で、0.5秒ほど低く見た方がよさそう。
3.各馬の分析
1着 10番 マテンロウオリオン 牡 3 横山典弘 56 1.34.1 34.9
好スタートから前目のインを追走。直線でインから早めに抜け出すとそこから後続を凌ぎ切り1着になった。前走の末脚を見ると、今回前目で我慢が効いていた時点で勝ちを確信できる走りだった。ただ、今後も今回のような優等生的な走りができるかどうかはまだ半信半疑。
2着 3番 ソリタリオ 牡 3 C.デム 56 1.34.1 34.7
中団追走。最後の直線でしっかり伸びてきたが、先頭には届かなかった。このメンバーの中では末脚上位であることを示した。
3着 9番 レッドベルアーム 牡 3 川田将雅 56 1.34.4 34.7
中団追走。直線の伸びはジワジワとしたものだったが、最後に一伸びしてギリギリ3着を確保。他馬との差はほぼなく、最後はリーディング2位騎手のなせる技としか思えない3着確保だった。
4着 1番 ビーアストニッシド 牡 3 岩田康誠 56 1.34.4 34.9
中団イン追走。4角、直線もインぴったりを走り伸びてくるもここまでだった。最高に効率よく走れてもこの程度と考えた方がよさそう。
5着 11番 デルマグレムリン 牡 3 武豊 56 1.34.4 34.5
後方外を追走。直線では外からよく伸びて、L1Fの伸び脚は目立ったものだった。この末脚は記憶しておきたい。
6着 14番 モズゴールドバレル 牝 3 坂井瑠星 54 1.34.6 35.4
3番手追走していたが、直線の粘りがやや足りなかった。
7着 2番 ラスール 牝 3 ルメール 54 1.34.7 35.2
中団追走していたが直線の伸びは今一つだった。前走後のコメントでルメール騎手が「新しいグランアレグリアです。」と言ったことで人気を集めていたが、やはりデビュー戦でスローペースでしか好走していない馬は信用すべきではないと考えるのが正しいと思う結果となった。
8着 6番 カワキタレブリー 牡 3 松山弘平 56 1.35.0 35.0
後方ややインを追走していたが、直線の伸びを欠いた。スローペースでないとダメなのかもしれない。
9着 8番 ウナギノボリ 牡 3 吉田隼人 56 1.35.2 35.0
後方追走のまま見どころなく終わる。
10着 5番 アールチャレンジ 牡 3 団野大成 56 1.35.2 35.5
後方追走のまま見どころなく終わる。
11着 15番 セルバーグ 牡 3 和田竜二 56 1.35.5 36.3
見どころなし。ここでは能力不足。
12着 13番 ショウナンアメリア 牝 3 池添謙一 54 1.35.7 36.0
見どころなし。ここでは能力不足。
13着 12番 ジャスティンヴェル 牡 3 西村淳也 56 1.35.7 36.7
見どころなし。ここでは能力不足。
14着 7番 シーズザデイ 牡 3 鮫島克駿 56 1.36.2 37.2
逃げたが、ここでは通用しなかった。
15着 4番 ジャカランダ 牡 3 幸英明 56 1.36.3 36.2
見どころなし。ここでは能力不足。
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