2022 シルクロードステークス G3 レース回顧
性格に問題のあったメイケイエールがようやく本来の能力が発揮できたレースとなった。
1.レース結果の基礎データ
2022年 1月30日(日) 1回中京10日 天候: 曇 馬場状態: 良
11R 第27回シルクロードS
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 1200m 18頭立
馬場差 -0.5 完全タイム差 +0.7
タイムランク D メンバーランク D
LAP :12.2-10.5-10.9-11.5-11.2-11.8
通過:33.6-45.1-56.3-68.1 上り:68.1-55.9-45.4-34.5 平均:1F:11.35 / 3F:34.05
前半やや速かったものの、その割には末脚を発揮した馬が少なかった。
2.完全タイム差検証
ほぼ妥当な完全タイム差に思えるが、0.2秒ほど低く見るとよりしっくりきそう。
3.各馬の分析
1着 3番 メイケイエール 牝 4 池添謙一 55 1.08.1 34.2
スタート速く一旦先頭に立とうとするが、外からビアンフェが速くインで4番手となる。従来はここで極端にかかり気味にになっていたが今回はそうならずインで落ち着いていたことが大きく、直線に入って少しして先頭に立つと後続を寄せ付けず1着となった。まともなレースが出来ればここまでやれて不思議はない馬。順当な勝利であるが、今後もこのような落ち着いたレースができるかはまだ半信半疑。能力は高いもののアテにするにはまだ不安のある馬なので、今後の扱いがとても困る存在となった。
2着 16番 シャインガーネット 牝 5 田辺裕信 54 1.08.2 33.8
中団追走から、4角は外を回りすぎないように回り、残り200mの少し前から追い出すと鋭く伸びたが、速い脚はそう長くなかったものの最後までジワジワ伸びてゴール直前で2着に浮上した。立ち回りのよさで上手く2着になれた印象で、今回のように好走できそうな雰囲気は以前からあったものの、どういうときに好走出来そうか考えるのが難しい馬だった。折り合いの難しさがあるようなので軸にはし辛いタイプ。
3着 10番 ナランフレグ 牡 6 丸田恭介 56 1.08.3 33.3
後方追走。4角も外を回り直線大外からグングン伸びて3着まで浮上した。後方から行くも確実に末脚を使う馬ではあるものの、重賞で通用する馬ではないかと思える程度の存在だったのだが、今回3着になれたのは相手に恵まれたのが大きいように思える。
4着 6番 ホープフルサイン 牡 6 太宰啓介 54 1.08.3 33.5
後方追走。4角は外を回りすぎないように回り直線でジワジワ伸びたものの最後のひと伸びを欠いた。不人気馬だったがいつもそこそこ善戦はする馬。しかしながら3着以内になるのは難しい馬。
5着 5番 タイセイアベニール 牡 7 幸英明 56 1.08.4 33.7
後方イン追走。4角は外を回りすぎないように回り直線でジワジワ伸びたものの最後のひと伸びを欠いた。後方からいつも堅実に末脚を使う馬ながら重賞では少し足りない。
6着 13番 エーポス 牝 5 亀田温心 55 1.08.4 33.8
中団やや後方を追走。直線に入ってからの伸びは今一つに見えたが、最後外に出してから少し伸びてはいた。重賞では少し足りない。
7着 9番 カレンモエ 牝 6 松山弘平 55 1.08.5 34.4
メイケイエールの少し後ろの5番手を追走。直線では少し追い出しを待って伸びようとしたようだが、最後は甘くなった。戦績を見ると好走するのは3番手以内の位置につけた時に限られているので今回は位置取りが後ろ過ぎた。
8着 4番 ルッジェーロ セ 7 団野大成 55 1.08.6 33.7
後方追走。4角ではインを回り、直線に入ってからの伸びは今一つに見えたが、最後少し伸びてはいた。重賞では少し足りない。
9着 15番 ビアンフェ セ 5 藤岡佑介 57.5 1.08.7 35.1
外枠ながら二の足の速さで先頭に立ったが、直線の途中で後続につかまると抵抗できなかった。スピードはあるものの、前有利の馬場、展開にならないと苦しい。
10着 2番 マイスタイル 牡 8 横山典弘 57 1.08.7 34.5
先行しようとするも周りの馬が速くインの中団の位置になる。最後までインで上手く立ち回ったものの、ここまで。1200mでは全くいいところがない。
11着 1番 レッドアンシェル 牡 8 和田竜二 57.5 1.08.7 34.2
中団インを追走するも直線の伸びは今一つ。復調の兆しはみられない。
12着 11番 レインボーフラッグ 牡 9 藤井勘一 53 1.08.9 33.7
後方イン追走。直線インから伸びようとするがここまで。
13着 17番 ジャンダルム 牡 7 荻野極 57.5 1.09.1 35.3
スタートよく2番手を追走できたものの、直線の伸びを欠いた。戦績からすると負けすぎに見えるので少し調子を落としているのかもしれない。
14着 8番 ミッキーワイルド 牡 7 柴山雄一 56 1.09.2 34.0
後方追走から見どころなく終わる。
15着 18番 サヴォワールエメ 牝 6 酒井学 53 1.09.4 35.5
先行したが直線はまるで伸びなかった。
16着 12番 レジェーロ 牝 5 小崎綾也 54 1.09.7 35.3
中団追走したが見どころなく終わる。
17着 14番 マイネルアルケミー 牡 6 国分優作 54 1.10.1 35.6
特に見どころなし。ここでは能力不足は明らか。
18着 7番 ショウナンバビアナ 牝 6 川島信二 51 1.10.3 35.7
特に見どころなし。ここでは能力不足は明らか。
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