2022 きさらぎ賞 G3 レース回顧
新馬、未勝利勝ち後の参戦となるキャリアの浅い馬の多いレースだったが、それらは大したことなかった結果となった。
1.レース結果の基礎データ
2022年 2月 6日(日) 1回中京12日 天候: 晴 馬場状態:稍重
11R 第62回きさらぎ賞
3歳・オープン・G3(別定) (国際)(特指) 芝 2000m 11頭立
馬場差 -0.2 完全タイム差 +0.3
タイムランク D メンバーランク D
LAP :12.7-11.3-12.2-12.3-12.1-11.9-12.1-11.9-11.8-12.2
通過:36.2-48.5-60.6-72.5 上り:72.0-59.9-48.0-35.9 平均:1F:12.05 / 3F:36.15
平均ペースと馬場差-0.2であったことからやや上りのかかるレースとなった。
2.完全タイム差検証
やや過大評価で1秒ほど低く見た方がよさそう。
3.各馬の分析
1着 2番 マテンロウレオ 牡 3 横山典弘 56 2.00.5 35.0
中団やや外を追走。4角で外を回り、直線でジワジワ伸び続け坂を上がったところで勢いついて2着馬とのたたき合いになりわずかに制して1着となった。長くいい脚が使える差し馬であることは前走からわかっていたが、やはり直線の長いコースの方がよさそうだということを示した。さらに接戦になると勝負強いことも示した。
2着 3番 ダンテスヴュー 牡 3 川田将雅 56 2.00.5 35.3
中団イン追走。4角もインを回り、直線に入って少しづつ外に出し、坂を上がってから鋭く伸びてきたが、1着馬とのたたき合いでわずかの差の2着。差はわずかなもののロスのない乗り方での負けなので1着馬とはやや劣ることを示した。これで2戦連続上り3ハロンタイムは3番目なので末脚は勝つには少し足りないということかもしれない。
3着 11番 メイショウゲキリン 牡 3 幸英明 56 2.00.7 36.1
外枠だったが少しづつ進出して1角までに先頭を取り切る。あまり差のない逃げだったが、直線入口で後続に1馬身の差をつけ、そのまましぶとく粘ったが、残り100mあたりで上位2頭に交わされたものの3着に粘った。前残りが叶いそうなメンバー構成であったことにも恵まれたが、かなりしぶといことは示した。
4着 4番 アスクワイルドモア 牡 3 武豊 56 2.00.7 35.1
後方イン追走。4角もインを回り、直線入口では2着馬の内の少し後ろの位置だったが、加速が遅い分1,2着馬のような鋭い脚は使えず。ゴール直前でようやく伸びてくるも4着までだった。加速に時間がかかるタイプのようなので、上位進出は厳しい。
5着 6番 ストロングウィル 牡 3 松山弘平 56 2.01.2 36.2
前2頭と少し離れた3番手を追走していたが、直線の伸びは今一つだった。一本調子なところがあるようだ。
6着 7番 フォースクエア 牡 3 池添謙一 56 2.01.4 35.7
後方追走。直線で外に出して伸びようとするも、最後に少し伸びただけだった。このメンバーでは能力が少し足りない。
7着 9番 トーセンヴァンノ 牡 3 団野大成 56 2.01.4 35.6
後方イン追走。直線でもインを突くもさほど伸びず、見せ場なく終わった。
8着 8番 セルケト 牝 3 岩田望来 54 2.01.5 36.8
2番手追走していたが、L1Fで失速した。
9着 10番 シェルビーズアイ 牡 3 松田大作 56 2.01.5 36.3
中団追走するも直線伸びず。ホープフルSからあまり成長していないようだ。
10着 1番 エアアネモイ 牡 3 福永祐一 56 2.03.3 38.3
3番手追走していたが、直線で伸びず。新馬戦が超スルーペースでの逃げ切り勝ちだったので、普通のペースでメンバーが強くなればこの経度の結果でも不思議はない。
11着 5番 ショウナンマグマ 牡 3 吉田豊 56 2.05.0 38.9
角から外に逃げ、2角で大きく外へ逃避して、レースにならなかった。
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