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2022年4月

2022年4月26日 (火)

2022 読売マイラーズカップ G2 レース回顧

この時期の4歳の上り馬はやはり注目すべきということを思い知らされる結果となった。もう何度もそういうレースを見ていたので、当然ソウルラッシュ本命と思ってレースを見ていたのだが、ずっといままでにないくらい後方でレースをしていたので、今回はもうだめかと思ったのだが、それだけに最後の末脚には驚かされた。ソウルラッシュは1600m戦を使うようになってから確実に末脚を使って好走していて、極端な瞬発力勝負になった場合の不安はあるが、G1でもかなりやれるのではないと思える勝利だったことは間違いない。


1.レース結果の基礎データ


2022年 4月24日(日) 2回阪神10日 天候: 曇 馬場状態:稍重
11R 第53回読売マイラーズカップ
4歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定) 芝 1600m・外 15頭立

 

馬場差 -0.7 完全タイム差 +1.2
タイムランク E メンバーランク C

LAP :12.5-10.7-11.4-11.5-11.4-11.7-11.6-12.5
通過:34.6-46.1-57.5-69.2 上り:70.1-58.7-47.2-35.8 平均:1F:11.66 / 3F:34.99

前が1頭飛ばすのでやや速いペースで差し馬は末脚が削がれやすい展開になったようだ。そんな中しっかり後方から伸びたソウルラッシュの末脚は目立つものだった。

 


2.完全タイム差検証


20220042603

かなり妥当な完全タイム差に思える。とするとソウルラッシュの前走の3勝クラス春興Sのパフォーマンスはかなりよかったということで、この時の2着馬のウインシャーロットの次走に注目してもいいかもしれない。


3.各馬の分析


1着 13番 ソウルラッシュ 牡 4 浜中俊 56 1.33.3 34.1

スタート遅く後方からになり、4角ではややインを回り、直線に入って外に出すまでもたついたように見えたが、外に出してから、他馬を圧倒する目立つ末脚を使って1着となった。前走もスタートは遅いものの、序盤で脚を使って好ポジションを強引にとって好走したが、序盤後方でじっくり脚を貯めれば最後かなりの末脚を使えることを示した。マイルに距離を短縮してこれで4連勝でありかなり能力が高いことを示した。

2着 7番 ホウオウアマゾン 牡 4 坂井瑠星 56 1.33.4 35.3

スタート速く前で飛ばす先頭と少し離れた2番手を追走。直線に入ってしっかり伸びて、最後ファルコニアに差されそうな流れだったが、最後までしぶとく交わさせなかった。やはり前目に位置すればかなりしぶとい。前が1頭飛ばす展開もこの馬に向いた。

3着 3番 ファルコニア 牡 5 川田将雅 56 1.33.4 35.1

4番手追走から直線しっかり伸びるも、末脚の鋭さは今一つで最後まで前にいたホウオウアマゾンは交わせなかった。好ポジションが取れることが多いため堅実な成績を残しているが、勝ち切るには少し足りない面があるようだ。

4着 6番 ベステンダンク 牡10 鮫島克駿 56 1.33.7 36.2

好スタートから後続を少し離す逃げで直線入口でも後方との差をキープできて、4着まで粘れた。粘り切ってしまうかに見えた展開だったが、ゴール直前で上位3頭に交わされ、3着馬との着差0.3秒だったので、恵まれても3着以内に入れる力はないということのようだ。

5着 12番 エアロロノア 牡 5 幸英明 56 1.34.0 35.2

中団追走から4角では外を回りすぎないようにまわり、直線でもやや馬場の内から伸びてきたが伸び脚が足りなかった。

6着 5番 レッドベルオーブ 牡 4 岩田望来 56 1.34.0 35.2

中団イン追走。4角もインを回って伸びてきたが、末脚が少し足りなかった。上り3ハロンタイムは4番目であれるもののインぴったりを回ったものなのであまり評価できない。2歳時からあまり成長していない可能性が高く、人気になりやすい馬なので、人気に逆らった方が妙味がありそうな馬。

7着 4番 カラテ 牡 6 菅原明良 56 1.34.1 35.4

中団追走。直線で外から伸びようとするも伸び脚は大したことなかった。末脚が鋭い方ではないので、この程度の走りでも不思議はない。ここ3戦連続で好走していたが、信頼度は今一つ。

8着 11番 ロードマックス 牡 4 松田大作 56 1.34.2 34.7

後方追走から直線外から少しは伸びてはいた。昇級初戦だったが、ここではやや能力が劣った。

9着 8番 サトノアーサー 牡 8 和田竜二 56 1.34.3 35.7

中団追走から直線伸びず。近走よりは少し前目の位置でレースをしたが、新味は見られなかった。

10着 1番 レインボーフラッグ 牡 9 国分恭介 56 1.34.7 36.1

インの6番手を追走したが直線は伸びなかった。

11着 9番 エアファンディタ 牡 5 松山弘平 56 1.34.9 35.6

後方追走から直線伸びず。重賞初挑戦ではあったが、近走の成績からすると末脚が出せなさすぎであり、調整の失敗など難からの要因があった可能性があるため、この1戦で見限らない方がよさそう。

12着 10番 シュリ 牡 6 秋山真一 56 1.34.9 35.8

後方のままに見どころなく終わる。近走は調子が悪いのは明らかなようだ。

13着 14番 ダイワキャグニー セ 8 三浦皇成 56 1.35.2 36.9

4番手追走から直線伸びず。2番手以内につけないと好走できない馬なので、4番手につけたところでノーチャンスだった。

14着 2番 ヴィクティファルス 牡 4 池添謙一 56 1.35.5 37.1

2番手追走していたが4角で早々と交わされてしまった。

15着 15番 ケイデンスコール 牡 6 岩田康誠 57 1.45.3 46.2

全く見どころなく、復調の兆しは見られない。

 

 



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2022 サンケイスポーツ賞フローラS G2 レース回顧

前走失敗したり不利を受けて能力が発揮できなかった馬が巻き返して好走するパターンはよくあるものの、そうした馬の中で人気の馬は凡走し、不人気な馬の方が好走するパターンはもう何度も見てきた気がする。敗退から巻き返す可能性はそう高くないことを考えると、こういうペースは不人気馬の方を狙う方が効率的なのかもしれない。あと、最近前走ルメール騎手から他の騎手に乗り替わった馬が好走するケースが多いようで、以前ほどルメール騎手にいい馬が集中する傾向が減っているのかもしれない。


1.レース結果の基礎データ


2022年 4月24日(日) 2回東京2日 天候: 雨 馬場状態: 良
11R 第57回サンケイスポーツ賞フローラS
3歳・オープン・G2(馬齢) (牝)(国際)(指定) 芝 2000m 15頭立


馬場差 -1.2 完全タイム差 +1.1
タイムランク SL メンバーランク C

LAP :12.9-11.6-11.4-11.8-12.5-12.6-12.8-11.6-11.4-11.8
通過:35.9-47.7-60.2-72.8 上り:72.7-60.2-47.6-34.8 平均:1F:12.04 / 3F:36.12

スローペースであり、開幕週らしく内が伸びる馬場だったのである程度ポジションが取れないとどうにもならない展開になった。

 


2.完全タイム差検証


20220042602

一旦妥当な完全タイム差と見る。


3.各馬の分析


1着 2番 エリカヴィータ 牝 3 田辺裕信 54 2.00.4 34.0 5 442

インの4番手を追走。4角をインでじっくり回り直線に入って少しづつ勢いをつけ、すぐ外の前にいたシンシアウィッシュがかなり鞭を入れて加速している横で手綱を大きく動かし加速すると鋭く反応し、シンシアウィッシュを交わしたところで鞭を入れるさらに伸びて1着になった。前走出遅れたのでスタート練習をしたとのこと、好位を取るのに内枠が幸いしたところもあるが、スムーズであればこれだけやれるということを示した。前走で何らかの不利や失敗があった馬の場合こういうことがあるということはしっかり覚えておきたい。

2着 3番 パーソナルハイ 牝 3 吉田豊 54 2.00.5 34.9 4 456

好スタートから後続を少し離した逃げを打つ。直線に入っても後続との差を維持し、最後までよく粘って2着になった。桜花賞で好走した実力をしっかり示した2着だった。

3着 14番 シンシアウィッシュ 牝 3 M.デム 54 2.00.5 34.5 9 428

スタートは速くないものの、二の足がつきすぎて一気に先頭にまでたってしまう。そこから向こう正面に入るところで少し外に出して落ち着かせて先頭から少し離れた2番手を追走する。4角はインぴったりを回し、直線に入って勢いをつけると、1着馬とは勢いが劣るもののしっかり伸びて3着になった。序盤かかってチグハグな競馬になったが、それでもしかっり制御したデムーロ騎手の手腕が光る3着だった。

4着 6番 マイシンフォニー 牝 3 武豊 54 2.00.8 34.2 6 460

中団インを追走。4角もインを回り、エリカヴィータの内から早めの進出を試みたものの、最後まで脚は続かなかった。最後甘くなったのは序盤かかったからとのこと。かかり気味になることが多く、脚を貯めるのが難しい馬のようだ。


5着 1番 ルージュエヴァイユ 牝 3 戸崎圭太 54 2.00.8 33.6 3 444

インの後方追走から直線で外に出し伸びてきていたが、前の馬との距離がありすぎでここまでだった。メンバー中最速の上り3ハロンタイムをつかったものの、追走力は今一つなのかもしれない。

6着 9番 ラスール 牝 3 ルメール 54 2.00.9 34.2 2 474

中団追走し、直線に入って伸びてきていたものの、前を捕らえるほどの末脚は発揮できなかった。瞬発力に限界があり33秒台の末脚は使えないようだ。

7着 10番 ホウオウバニラ 牝 3 横山和生 54 2.01.2 34.0 7 416

後方追走から直線外から伸びてこようとするも末脚は鋭くなかった。過去2戦は先行したが、確実に先行ポジションが取れるタイプではないようだ。


8着 8番 キタサンシュガー 牝 3 大野拓弥 54 2.01.3 34.4 8 448

中団インを追走し、4角もインぴったりを回るものの、直線の伸びは今一つ。

9着 15番 ヴァンルーラー 牝 3 藤岡佑介 54 2.01.3 34.4 12 440

中団追走から直線で外に出して伸びようとするも伸び脚は大したことなかった。

10着 4番 ストキャスティーク 牝 3 石川裕紀 54 2.01.4 33.9 11 446

最後方追走。4角はインを回り、直線で外に出して伸びようとするもさほど伸びなかった。

11着 5番 エバーハンティング 牝 3 内田博幸 54 2.01.5 34.0 13 410

後方追走から見どころなく終わった。一応上り3ハロンタイムは3番目の値であるため、メンバーが弱ければもう少しやれるのかもしれない。

12着 7番 ゴールデンアワー 牝 3 横山武史 54 2.01.6 34.6 10 490

中団追走から直線の伸びは大したことなかった。

13着 12番 モチベーション 牝 3 永野猛蔵 54 2.01.6 35.5 15 430

3番手追走するも直線の伸びを欠いた。

14着 11番 トゥーサン 牝 3 津村明秀 54 2.01.7 34.2 14 436

後方追走のまま見どころなく終わる。

15着 13番 ルージュスティリア 牝 3 福永祐一 54 2.01.8 35.3 1 464

中団追走から直線の伸びを欠いた。前走大きく出遅れがながら、最後盛り返していたので、順調ならばとの期待があり人気になったが、距離や長い直線が合わなかったようだ。敗退からの巻き返しが上手くいった勝ち馬とは対照的な結果だった。

 

 



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2022 福島牝馬S G3 レース回顧

この時期は3歳限定戦で目立っていた4歳馬が人気を集めやすく、古馬との闘いでの実績がない馬は嫌った方が妙味があることが多いのだが、アナザーリリックのようにしっかり勝ち切るケースもあるわけで、こうした4歳馬の好走可能性をしっかり考慮できるようになることが僕の課題であると、気づかされるレースとなった。あと、中山牝馬Sの勝ち馬クリノプレミアムがしっかり好走したので、やはりコース形態と施行時期が似ていることから中山牝馬Sとの親和性が高いということはこのレースを予想する上での大きなポイントとなることはしっかり覚えておくべきである。


1.レース結果の基礎データ


2022年 4月23日(土) 1回福島3日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第19回福島牝馬S
4歳以上・オープン・G3(別定) (牝)(国際)(指定) 芝 1800m 16頭立


馬場差 +0.6 完全タイム差 +0.6
タイムランク D メンバーランク D

LAP :12.2-10.7-12.1-11.8-11.8-12.0-12.4-11.8-12.2
通過:35.0-46.8-58.6-70.6 上り:72.0-60.2-48.4-36.4 平均:1F:11.89 / 3F:35.67

2ハロン目だけちょっと早い平均ペース。外差しが効く馬場になっていたのも特徴で、コーナーで外を回して伸びる馬が目立っていた。

 


2.完全タイム差検証


20220042601

0.8秒ほど低く見るとかなりい感じになりそう。


3.各馬の分析


1着 4番 アナザーリリック 牝 4 津村明秀 54 1.47.0 34.6

スタート遅く後方から2番手。縦長の隊列になりかなりの後方。3角から外に出して少しづつ進出を開始すると、大外を回るものの加速速く、直線入口では外から射程圏内の位置まで進出。早めに先頭に立った2着馬はかなりしぶとかったものの、ジワジワ伸び続け、1着になった。600mの少し前から加速していたのでかなり長く脚を使った。加えてコーナーの加速の良さも目立った。前走はスローペース戦だったので、上り34.9秒の脚がかなり平凡に見えたものの、今回のペースでは34.6秒の末脚は際立っていた。前走はペースが遅すぎ、前々走は時計のかかる馬場ということで、たまたまこの馬に不向きなレースが続いただけで、成長時期の4歳馬を過去2戦で見限るべきではなかったということが今回の大きな教訓となった。

2着 2番 クリノプレミアム 牝 5 松岡正海 54 1.47.0 35.7

スタートよく、5番手を追走。道中やや外を回り、4角で外を回って勢いをつけると直線入口で楽に先頭に立ち、そのまま押し切るかに見えるも、ゴール前ギリギリで差された。中山牝馬の好走馬やよく好走するレースなのだが、中山牝馬と同様に外が伸びる馬場になっていたこともこの馬にとってよかったようで、コーナーの加速が光った。

3着 8番 サトノダムゼル 牝 6 丸山元気 54 1.47.1 35.0


やや後方を追走。4角を外を回りすぎないようにじっくり回り、直線に入ってしっかり伸びては来ていたがアナザーリリックよりは少し劣る末脚に見えた。ここ2戦連続して3番目の上り3ハロンタイムを使えているのだが、勝ち切るまでは難しい末脚ということなのかもしれない。

4着 9番 シンハリング 牝 5 西村淳也 54 1.47.2 35.6

2着馬のクリノプレミアム少し外で同じように前目を追走していたが、向こう正面で クリノプレミアムに少し小し遅れ気味になり、その後 クリノプレミアムのスパートに合わせて進出してくるも差は詰まらず。最後までジワジワ伸び続けてはいるものの、勢いが足りなかった。まだ3勝クラスの馬としては検討しているが、ジワジワとした脚しか使えない印象を受けた。

5着 15番 ルビーカサブランカ 牝 5 武豊 54 1.47.2 34.6

スタート遅く最後方追走。4角で外を回るも、まだ後方。直線に入って伸びてくるものの、位置取りが後ろ過ぎるのでここまでだった。スタートが遅い追い込み馬なのだが、それでもスローペース戦の方が成績がよかったりする。色々かみ合わないと好走できないタイプ。


6着 11番 ホウオウエミーズ 牝 5 丸田恭介 54 1.47.3 35.1

後追走から4角で外を回り、直線伸びてはいるものの、やや勢いを欠いた。が、勝ち馬から0.3秒差なので、善戦はしている。

7着 6番 スライリー 牝 4 石川裕紀 54 1.47.4 35.4

後方追走から4角でやや外を回った加速は速かったが、最後まで勢いは続かなかった。いい脚が長く続かない難しいタイプのようだ。

8着 3番 フェアリーポルカ 牝 6 三浦皇成 55 1.47.7 35.4

後方追走。4角は外を回りすぎないように回るも直線入口ではまだ後方。そこから外に出してからは少し伸びてはいた。

9着 12番 アブレイズ 牝 5 菅原明良 54 1.47.7 35.9

中団追走。4角の立ち回りはよかったが、直線の伸びは今一つ。やはりどういうときに好走するのかわからず扱いが難しい馬。

10着 1番 シャーレイポピー 牝 4 鮫島克駿 54 1.47.9 36.0

スタートはよかったが、二の足は平凡で中団のやや後ろの位置になる。直線入口でインに切れ込む脚は一瞬だけ鋭かったが、本当に一瞬だけだった。スローペースで前方の位置につけれたときに好走する馬で、好走できるレースの幅は狭そう。

11着 13番 エヴァーガーデン 牝 5 丹内祐次 54 1.48.1 36.4

中団インを追走し、4角もインを回ったが、直線伸びを欠いた。オープン初戦であったが、連戦が続きすぎだったので、休養を挟んで立て直せばもう少しはやれるかもしれない。

12着 5番 ジュランビル 牝 6 松若風馬 54 1.48.1 35.9

後方インを追走。4角もインを回り、直線でインから極端に大外まで進路を変えてみるも伸び脚は今一つ。進路を大きく変える際のロスは大きかったので、実力以上に負けている可能性はある。

13着 10番 サンクテュエール 牝 5 荻野極 54 1.48.1 37.0

前からちょっと離れた4番手追走し、4角で早めに3番手の馬を捕らえることができたものの、直線はまるで伸びなかった。

14着 7番 ハギノリュクス 牝 5 菱田裕二 54 1.48.1 37.1

3番手追走から、3角でインを回り早めに2番手の馬を捕らえたものの、直線入口まで力尽きてしまった。

15着 16番 キタイ 牝 6 古川吉洋 54 1.49.1 38.5

大外枠ながら好スタートを決め1角までに先頭の位置を取り切るも、直線入口で脱落した。

16着 14番 ロザムール 牝 6 武藤雅 54 1.51.4 40.3

2番手追走するも3角で早々と脱落。

 

 



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2022年4月19日 (火)

2022 皐月賞 G1 レース回顧

大混戦とされていたが、終わってみれば、例年レベルの高いトライアルとされる弥生賞、共同通信杯の好走馬が上位を占める結果となり、強い馬が強いレースをする見ごたえのあるレースだった。そうした中、東京スポーツ杯から長く間隔を空けたイクイノックスの好走は異質なもので、こうした事例が増えてしまうと予想する方としては難しい要素が増えて困ってしまう。


1.レース結果の基礎データ


2022年 4月17日(日) 3回中山8日 天候: 曇 馬場状態: 良
11R 第82回皐月賞
3歳・オープン・G1(定量) (牡・牝)(国際)(指定) 芝 2000m 18頭立


馬場差 -1.0 完全タイム差 -0.1
タイムランク C メンバーランク B

LAP :12.6-11.0-11.6-12.2-12.8-12.3-12.3-12.0-11.4-11.5
通過:35.2-47.4-60.2-72.5 上り:72.3-59.5-47.2-34.9 平均:1F:11.97 / 3F:35.91

平均ペースになり、外差しの馬場だったことが特徴だった。よくあるインを上手く立ち回る戦法がまるで通用しない馬場だったことは覚えておくべきである。そんな中よい騎手はしっかり外を回っており、こんなところからもランキング上位騎手の腕はやはり並みの騎手とは違うということがよくわかる。


2.完全タイム差検証


20220041903

0.3秒ほど低く見た方がよさそうであるが、それでもレベルは高い数値ではある。

 


3.各馬の分析


1着 14番 ジオグリフ 牡 3 福永祐一 57 1.59.7 34.3

好スタートから、6番手辺りを追走。4角で勢いをつけて外差しの馬場を見越して大外に出し勢いをつけて進出。少し前の内にいたイクイノックスと同じような脚色で上がってきたので差は詰まらないかに思えたがゴール前で一伸びして1着になった。共同通信杯では瞬発力勝負でやや劣るところを見せたが、中山コースで立ち回りの上手さが問われる場合ではこの馬の持ち味が活きた。

2着 18番 イクイノックス 牡 3 ルメール 57 1.59.8 34.6

中団追走から向こう正面で少しづつ進出していき、3角ではもう4番手の位置につける。外差しの馬場なので、外目を自然体に回っても前の馬を射程圏内に捕らえ、直線坂の前で先頭に立つも最後は1着馬に差されてしまった。外差しの馬場で外枠の不利が帳消しになったものの、早めの競馬になったのは途中我慢ができなかったようで、この辺りは外枠が災いしたようだ。東京スポーツ杯以来と出走間隔が長すぎることが不安材料だったが全く問題なかった。本来は後方で瞬発力勝負に持ち込みたい馬であり、今回のレースを見て、この馬をダービーの本命にしようと思った人は多いのではないだろうかと思われる。

3着 12番 ドウデュース 牡 3 武豊 57 2.00.0 33.8

後方から3番手を追走。残り600mから大外を回って進出するも直線入口では、ジオクリフ、イクイノックス辺りとはまだかなり差のある後方だったが、しっかり伸びてきて3着を確保した。末脚は確実ながら今回も大外を回るレースをしたことからやはりこの馬はインを突けない弱点がありそう。ダービーでのこの馬の取捨は馬場状態や枠順をよく考慮する必要がありそうだ。

4着 1番 ダノンベルーガ 牡 3 川田将雅 57 2.00.0 34.6

イン中団を追走。インぴったりまわることで4角の内に進出していき、直線に入ってすぐは先頭争いに加わりそうな勢いがあったが、外を回ったジオグリフ、イクイノックスにはあっさり交わされてしまい、最後は外を回ったドウデュースにも交わされた。荒れた内の馬場を通ったことが最後は災いした。スローの瞬発力勝負の方が向いている馬なので、まだダービーでの巻き返しの可能性はありそう。

5着 2番 アスクビクターモア 牡 3 田辺裕信 57 2.00.1 35.3

内枠を浮かして難なく先手をとり、さほど速くないペースで逃げることができたが、上位4頭の決め手には屈した。それでもしっかり5着に粘れており、この馬も能力が高いことを示した。

6着 11番 オニャンコポン 牡 3 菅原明良 57 2.00.1 34.3

中団追走。最後は外を回って良く追い込んできたが、やはり上位勢とは能力差を感じさせる6着だった。

7着 6番 ジャスティンロック 牡 3 戸崎圭太 57 2.00.3 34.2

インの後方追走。4角でインぴったり回ることでスルスル進出して最後は伸びていたもののここまでだった。上り3ハロンタイム3番目ながらインを効率よく回ったものなので、普通の馬場ならば割り引くべきなのだが、内が荒れた馬場なので、評価が難しい。中山でのこの2戦はこの馬の真価を発揮できないようにも見え、まだ東京コースで巻き返せる可能性を残しているようにも思う。ダービーで人気を落とすようなら相手候補として面白いかもしれない。

8着 15番 ラーグルフ 牡 3 丸田恭介 57 2.00.3 34.3

後方追走から、直線よく伸びてはいたが、上位勢ほどの勢いはなかった。

9着 10番 ジャスティンパレス 牡 3 M.デム 57 2.00.5 34.5

後方追走から、3角より早めに外から進出するも直線入口ではまだ中団。そこからの伸びは今一つだった。好ポジションが取れるようなレースにならないと出番はないようだ。

10着 8番 ダンテスヴュー 牡 3 吉田隼人 57 2.00.5 34.9

中団追走からなだれ込んだだけだったので、このメンバーでは少し能力が足りないということのようだ。

11着 13番 ビーアストニッシド 牡 3 和田竜二 57 2.00.5 35.2

4番手追走から直線は伸びを欠いた。戦績から逃げないとダメなことがはっきりしている。

12着 17番 マテンロウレオ 牡 3 横山典弘 57 2.00.5 33.9

最後方追走から、直線入口でも外の最後方。そこから伸びるも勝負圏外。

13着 4番 キラーアビリティ 牡 3 横山武史 57 2.00.6 35.0

ゲートで立ち上がった時にスタートが切られやや立ち遅れる。そこからインぴったりを走ることでリカバーしていき、直線入口では最内で勝負圏内の位置にいたが、そこから伸びなかった。スタート失敗、馬場の悪いインを通ったことを加味しても大したことない走りであり、2歳G1から間隔を空けて直行だとこういうことがあっても不思議ではないのが難しいところ。

14着 7番 ボーンディスウェイ 牡 3 石橋脩 57 2.00.7 35.6

3番手追走。3角を外を回りすぎないように回ったが、直線の伸びを欠いた。4角から直線でもっと馬場の外に出せばもうちょっと着順が上がった可能性があるように思えた。進路どりがよくなかった点はランキング下位の騎手が乗っていたことも関係がありそう。

15着 5番 グランドライン 牡 3 三浦皇成 57 2.00.9 35.1

中団やや後方追走から、角を外を回りすぎないように回りそこから伸びを欠いたが、さほど上位から離されておらず、戦績がよくない抽選突破馬にしては善戦したといえるかもしれない。3戦続けて重賞を使っているが、まだ1勝クラスの馬なので、2勝クラスまでは楽に突破してくる可能性は高そうだ。

16着 16番 デシエルト 牡 3 岩田康誠 57 2.01.3 36.3

2番手追走するも直線伸びず。先行して好走してきた馬であるが、今回の馬場状態、展開ではダメだったということは覚えておきたい。好走条件が整えばまた好走できる可能性はありそうな馬。

17着 9番 サトノヘリオス 牡 3 岩田望来 57 2.01.7 36.1

中団追走から伸びを欠いた。やはり、出走間隔を空けないとダメな可能性が高い。

18着 3番 トーセンヴァンノ 牡 3 木幡巧也 57 2.02.7 36.9

インの中団を追走していたが、4角でもうついていけなくなり、直線では後退する一方だった。

 

 



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2022 アンタレスステークス G3 レース回顧

2頭の4歳上り馬が注目されたが、実績馬の オメガパフュームが貫録を示す結果となった。それにしても先行して連勝してきた人気の上り馬が凡走する結果はもう何度も何度も見てきており、先行馬の上り馬は半信半疑で見るべきというのは教訓として心に止めておくべきなのだろうと思う。


1.レース結果の基礎データ


2022年 4月17日(日) 2回阪神8日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第27回アンタレスS
4歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定) ダート 1800m 16頭立


馬場差 -0.2 完全タイム差 ±0
タイムランク C メンバーランク C

2022年 4月17日(日) 2回阪神8日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第27回アンタレスS
4歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定) ダート 1800m 16頭立

LAP :12.6-11.0-13.0-12.2-12.3-12.3-12.2-11.9-13.0
通過:36.6-48.8-61.1-73.4 上り:73.9-61.7-49.4-37.1 平均:1F:12.28 / 3F:36.83

ダート重賞としてはさほど速いラップではないのだが、それでもL1Fは時計がかかっているので、勝負所では厳しいペースだったということなのだろう。先行馬も前残りが叶わない、末脚がしっかりしていないと上位に残れない結果となった。

 


2.完全タイム差検証


20220041902

0.8秒ほど低く見た方がよさそう。


3.各馬の分析


1着 8番 オメガパフューム 牡 7 横山和生 59 1.50.5 36.3

スタート遅くやや後方を追走。4角で少しづつ上がっていくも直線入口ではまだ外で後方。そこからグングン伸びて1着になった。7歳でずっと地方重賞を走っていたので、能力判断が難しかったが、まだまだ末脚は健在であることを示した。このところの地方を走っていても帝王賞以外はすべて2着以上の成績なので、まだまだ強いということのようだ。ダート戦の有力馬は前走地方重賞ということも多いので、中央馬が多数出走する地方重賞は真完全タイム差を算出しておいた方がよさそうだと改めて感じされられた。


2着 13番 グロリアムンディ 牡 4 坂井瑠星 56 1.50.6 36.9

好スタートから外の5番手を追走。4角を内の馬との雁行状態で回り直線入口に入ると外から先頭に立ち、最後は圧勝するかと思われたが、勝ち馬にあっさり交わされてしまった。ずっと外を回って先行しての2着なので強い競馬をしている。4連勝してきた上り馬なので、今後の活躍が期待できそう。

3着 10番 ニューモニュメント 牡 6 小崎綾也 56 1.50.9 36.9

中団やや後方追走から、直線入口ではオメガパフュームの内で同じような位置にいてそこからオメガパフュームと併せ馬のように伸びてきて、オメガパフュームよりは少し末脚が劣ったが、3着は安泰だった。末脚はしっかり使える馬であり、ここ数戦の真完全タイム差の値はこのメンバーの中でも上位だったので、不人気馬でも特に驚きのない結果。

4着 11番 プリティーチャンス 牝 5 柴山雄一 54 1.51.0 36.9

後方インを追走。4角から直線にかけて外に出していき最後は伸びているが、直線入口ではオメガパフュームよりさらに後ろの位置だったので、そこから追い上げるだけの脚はなかった。

5着 5番 ケイアイパープル 牡 6 藤岡康太 57 1.51.0 37.5

3番手を追走。先行勢の中では一番最後まで粘れていたが、それでもここでは足りなかった。

6着 3番 カデナ 牡 8 池添謙一 57 1.51.0 36.6

後方追走。4角でも外を回ってかなり後方。堅実に末脚は使っているのだが、追走力がなく、外差しでは勝負にならない。

7着 4番 ウェスタールンド セ10 藤岡佑介 56 1.51.0 36.0

前半まるでついていけずかなり後方。それでも4角でややインを回ることで位置をリカバーし、最後はよく伸びてはいた。最近は前半極端についていけない競馬が増えてきているがそれでも末脚は健在なので、まだどこかでチャンスはあるかもしれない。

8着 16番 オーヴェルニュ 牡 6 鮫島克駿 57 1.51.1 37.3

外枠ということもあり前には行けず。中団の位置だったが3角までにインに潜り込みインを上手く立ち回って直線入口ではインの4番手の位置まで進出できたが、そこから伸びることはなかった。決め手勝負では分が悪く直線入口までには勝負圏内の位置まで上がる必要な馬なので、今回は特に外枠も響いた。

9着 15番 ヒストリーメイカー 牡 8 内田博幸 56 1.51.4 37.5

中団追走から、前走と同じような末脚は使えているのだが、ここでは伸びが足りなかった。

10着 6番 サクラアリュール 牡 7 酒井学 56 1.51.5 37.6

後方追走から見どころなく終わる。

11着 7番 アルーブルト 牡 4 浜中俊 56 1.51.9 38.2

インからジワジワ進出し、3角ではインの4番手位置まで上がったが、4の行きっぷりが悪くやや後退気味になり、直線に入って少し盛り返したものの途中で力尽きた。オープンではやや足りなさそう。

12着 2番 ライトウォーリア 牡 5 松若風馬 56 1.52.0 38.5

2番手追走するが、直線まるで伸びず。

13着 9番 ユアヒストリー 牡 4 富田暁 56 1.52.1 38.0

中団追走から見どころなく終わる。

14着 14番 デュープロセス 牡 6 秋山真一 56 1.52.7 38.2

後方追走から見どころなく終わる。

15着 12番 バーデンヴァイラー 牡 4 幸英明 56 1.53.4 39.8

行こうとするも他馬が速く外の4番手まで、直線に入ってすぐまでは粘れていたものの、そこから伸びなかった。若い上り馬とはいえ、楽に先行して勝ってきた馬が、重賞で凡走するケースはもう何度も見てきているので、先行馬の上り馬は半信半疑で対応した方がいいのかもしれない。

16着 1番 アナザートゥルース セ 8 松田大作 57 1.55.2 41.8

逃げたが4角で早々と後退。年齢的なものもあり平均ペース以上ではまるでだめ。

 



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2022 アーリントンカップ G3 レース回顧

ダノンスコーピオンが順当に勝利したが、レース後の川田騎手のコメントを読んでも、この馬は体調維持などの課題を抱えていることがわかり、NHKマイルカップの本命として全幅の信頼をするのは不安な状況であり、まだまだ混沌とした状況が続きそうで、今年の3歳戦線は例年以上に難し年になりそうだ。


1.レース結果の基礎データ


2022年 4月16日(土) 2回阪神7日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第31回アーリントンカップ
3歳・オープン・G3(馬齢) (国際)(指定) 芝 1600m・外 18頭立


馬場差 -1.5 完全タイム差 +0.3
タイムランク C メンバーランク C

LAP :12.1-10.6-11.6-12.0-12.2-11.3-11.1-11.8
通過:34.3-46.3-58.5-69.8 上り:70.0-58.4-46.4-34.2 平均:1F:11.59 / 3F:34.76

2ハロン目こそ速かったが、それ以降はさほど速くなく、ある程度前の位置をとれていないと追い込むのは厳しい瞬発力勝負になった。

 


2.完全タイム差検証


20220041901

0.5秒ほど低く見た方がよさそう。


3.各馬の分析


1着 10番 ダノンスコーピオン 牡 3 川田将雅 56 1.32.7 33.6

中団追走。4角も中団のままじっくり回り、直線に入ってややもたついたように見えるも、残り200mの少し前で馬郡の外に出すと、そこからグングン伸びて1着になった。今回の走りを見ると前走走らなかったのが不可解なのだが、気難しい面や体調維持が難しい面がありそうだ。能力は高いがアテにはし辛いタイプ。加えて、切れる脚は長く使えない面も覚えておきたい。

2着 14番 タイセイディバイン 牡 3 松若風馬 56 1.32.8 33.9

中団やや前目を追走。4角で少しづつ進出していき、直線に入って馬郡の外に出すとそこから伸びて一気に先頭に立つ。そこから脚色衰えることはなかったものの、ゴール前ギリギリで差されての惜しい2着だった。ファルコンステークスの2着はフロックではないことを示した。早めの競馬ができるので1600-1400m戦では成績が安定しそうだ。

3着 1番 キングエルメス 牡 3 坂井瑠星 56 1.32.9 34.1

好スタートで一旦先頭に立つも速い馬を前に行かせてインの3番手を追走。直線に入ってインから早めに進出し、2着馬と同じような脚色で進出していたが、勢いは2着馬よりやや劣った。骨折開けで前走より長く間隔があいたが、前走と同じような競馬が出来た。スタートが速いので難なく好位につけるのが強みでこの馬も成績は安定しそう。

4着 12番 ジュンブロッサム 牡 3 吉田隼人 56 1.32.9 33.3

スタート遅くほぼ最後方追走。4角で外に出すも直線入口ではまだ最後方。そこからジワジワ伸び続け、上り最速の脚を使い4着まで浮上したが、位置取りが後ろ過ぎた。ここまで後方の位置になったのは初めてで追走力がないわけではない。中盤でリカバーすることなかったので、出遅れで腹を括って末脚を計ることに徹したのかもしれない。

5着 9番 ディオ 牡 3 岩田望来 56 1.33.2 34.0

中団やや後方のインを追走。4角もインぴったり追走し、直線インから伸びてはいたが少し足りなかった。

6着 2番 トゥードジボン 牡 3 福永祐一 56 1.33.3 34.3

インの中団を追走。直線インから伸びようとするも、ふらつき加減で伸び脚が少し足りなかった。

7着 8番 ウナギノボリ 牡 3 和田竜二 56 1.33.4 34.1

インのやや後方を追走。直線で伸びてはいるものの、伸び脚が足りなかった。

8着 5番 ニシノスーベニア 牡 3 松田大作 56 1.33.5 33.9

スタート遅くインの後方。直線もインから伸びてはいるが、伸び脚が足りなかった。

9着 4番 アスクコンナモンダ 牡 3 藤岡佑介 56 1.33.5 34.4

中団を追走するも特に見どころなく終わった。

10着 13番 ヒルノショパン 牡 3 横山典弘 56 1.33.6 34.8

中団やや前目を追走するものの、特に見どころなく終わった。

11着 18番 カワキタレブリー 牡 3 藤岡康太 56 1.33.7 35.1

スタートはそう速くなかったが、外から行く気を見せて3角までに外の3番手まで上がり、直線入口まで3番手を維持したが、直線での伸びを欠いた。前半無理をし過ぎたので、実力以上に負けたことはありそう。

12着 11番 ドンフランキー 牡 3 池添謙一 56 1.33.7 34.5

中団やや後方追走するも直線の伸びを欠いた。1勝クラスを前走勝っているものの、ダート戦だったので芝の走りは今一つのようだ。

13着 17番 セルバーグ 牡 3 古川吉洋 56 1.33.8 34.8

中団追走から見どころなく終わる。

14着 16番 ストロングウィル 牡 3 鮫島克駿 56 1.34.0 35.2

4番手追走するも直線まるで伸びず。

15着 15番 ムーンリットナイト 牡 3 浜中俊 56 1.34.0 34.7

後方追走のまま見どころなく終わる。

16着 6番 メイケイバートン 牡 3 幸英明 56 1.34.0 35.5

2番手追走するも直線まるで伸びず。

17着 7番 デュガ 牡 3 武豊 56 1.34.3 34.9

後方追走のまま見どころなく終わる。

18着 3番 ジャスパークローネ 牡 3 岩田康誠 56 1.35.5 37.0

逃げたが直線でズルズル後退した。

 



関連記事
「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。
完全タイム差を検証する表について説明します。
2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~

 

 

2022年4月12日 (火)

2022 桜花賞 G1 レース回顧

実力伯仲の混戦であったが、こういうときこそ前のポジションにつけれて最後ひと足使える馬を狙うのがよいのかもしれない。その意味では、ウォーターナビレラがもっとも安定しており、前走こそ賞金が足りていることから意図的にやや後ろから末脚を図る勝負度外視のレースだったが、今回しっかり2番手の位置につけたことで3着以内に入ることを確信することができた。ウォーターナビレラが勝ち切るイメージは持てなかったものの、馬券の的中率を上げるにはこうした3着以内に入る可能性の高い馬を軸にすべきではないかと僕は最近思っている。また、1着になった川田騎手の騎乗は見事であり、混戦こそ騎手の技量を重視すべきと思わされる結果となった。


1.レース結果の基礎データ


2022年 4月10日(日) 2回阪神6日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第82回桜花賞
3歳・オープン・G1(定量) (牝)(国際)(指定) 芝 1600m・外 18頭立

馬場差 -1.1 完全タイム差 +0.2
タイムランク C メンバーランク B

LAP :12.4-10.8-11.4-12.2-12.0-11.1-11.5-11.5
通過:34.6-46.8-58.8-69.9 上り:69.7-58.3-46.1-34.1 平均:1F:11.61 / 3F:34.84

2ハロン目こそ速いものの後半早めにペースアップが始まる展開になり、直線入口では外を回った馬の距離ロスが大きく縦に長い展開になった。インをロスなく立ち回れることと、接戦に強い勝負根性が問われるレースとなった。

 


2.完全タイム差検証


20220041003

ほぼ順当に近いが、ピンハイ、サークオブライフがほぼ前走同等のパフォーマンスだったと考え、0.4秒ほど低く見るのがしっくりくるように思える。


3.各馬の分析


1着 8番 スターズオンアース 牝 3 川田将雅 55 1.32.9 33.5

インの中団を追走。4角をじっくり回ったものの、外を回った馬の距離ロスが大きかったので、直線入口では十分射程圏内の位置につける。前が狭くなったり、内でピンハイに弾かれたパーソナルハイが内からぶつかってくる場面もあったものの、ジワジワ伸びてきてゴール前でひと伸びして1着になった。近走よりは後ろの位置だったが、インを距離ロスなく回れたことと、接戦に強い勝負根性が活かされての勝利となった。川田騎手はテン乗りであったが、この馬の能力を十分出し切れたのはさすがで、やはりリーディング1位の騎手はそれだけの能力があることを示した。混戦の時は、騎手も重要であるということを改めて感じさせられた。

2着 6番 ウォーターナビレラ 牝 3 武豊 55 1.32.9 34.0

好スタートから2番手につける。直線に入ってじっくり出していき、残り200mで先頭に立つがゴール前でギリギリ差されての惜しい2着。前走と違って前目につけて最後ひと足使うこの馬本来の能力を最大限に活かす騎乗が活きた。やはり前走のチューリップ賞は勝敗度外視で末脚を計ったということなのだろう。前の位置につけれれば好走確率は高いので、今後も安定した成績が期待できる馬。

3着 1番 ナムラクレア 牝 3 浜中俊 55 1.33.0 33.9

インの4番手追走。直線に入ってウォーターナビレラの内で接戦となったものの、最後までウォーターナビレラの前に出ることはできなかった。インの前目でうまく立ち回れたことが大きい3着。


4着 16番 サークルオブライフ 牝 3 M.デム 55 1.33.0 33.3

後方でじっくり脚を貯め、4角で外を回ったため、直線入口ではかなり後方であったが、外からしっかり伸び、ゴール直前では一番いい脚色で追い込んできたが4着までだった。ゴール前の脚はかなり目立つものであり、インを効率よく走れていたら、上位進出は確実だっただろうと思わせる走りだった。今回は外枠が仇となった。

5着 5番 ピンハイ 牝 3 高倉稜 55 1.33.0 33.4

インの中団でスターズオンアースよりもさらに後ろを追走。4角をインぴったり回ることで、直線入口では十分射程圏内の位置につける。直線に入ってすぐの伸び脚は目立つものであったが途中前が詰まり進路を変えるロスがあった。それで0.1秒差の5着だったのでスムーズだったら、3着以内に入れた可能性が高い走りだった。チューリップ賞はフロックではなく、能力は高いことを示した。ただ、この2走インを上手く立ち回って好走したので、外枠に入れば割引が必要なのかもしれない。

6着 4番 パーソナルハイ 牝 3 吉田豊 55 1.33.1 33.8

インの中団を追走。直線で周囲がごちゃつく中しっかり伸びてきて、内にいたピンハイが外に出そうとするときに寄られた不利があったが、それでもひるむことなく勝負根性を見せた。接戦に強い勝負根性を示した。どこかで好走するチャンスはあるかもしれない。

7着 12番 ベルクレスタ 牝 3 吉田隼人 55 1.33.1 33.5

ややインを後方を追走。4角でも後方で直線に入って外に出し、サークルオブライフのすぐ内の位置で同じような脚色で直線伸びてはいたが、最後はサークルオブライフにわずかに劣った。後方差し勢の中ではしっかり末脚が使えた一頭。戦績から堅実に末脚を使えているのだが、後方からになるので展開の助けが必要な馬。

8着 3番 アルーリングウェイ 牝 3 藤岡佑介 55 1.33.1 34.0

インの5番手辺りを追走。直線の途中まではしっかり伸びて上位進出できそうな脚色だったが、最後はひと伸びがなく足りなかった。末脚が足りず後方するには早めに上位進出できる展開となる必要がある馬のようだ。

9着 7番 サブライムアンセム 牝 3 岩田望来 55 1.33.1 33.7

中団でスターズオンアースと同じような位置を追走。直線入口でもスターズオンアースと同じような位置だったが、そこから伸びてはいるものの、少し足りなかった。

10着 18番 ナミュール 牝 3 横山武史 55 1.33.2 33.7

後方追走。4角では外を回って早めの進出を試みるも外を回る距離ロスが大きく、直線入口ではかなり後方。そこから伸びてはいるものの、少し足りず。4角で脚を貯めてさらに外の後ろにいた馬に最後は末脚で交わされる有様だった。外枠のロスと早仕掛けでこの馬の良さが活かせない結果となった。外枠が厳しかったとはいえ、ここまで負けるのは騎手の手腕によるものが大きいように思える。リーディング3位の騎手とはいえ、まだ横山武史騎手は川田騎手ほどの信頼感はないように思える。

11着 14番 プレサージュリフト 牝 3 戸崎圭太 55 1.33.4 33.5

序盤遅く最後方追走。直線大外から追い込むも位置取りが後ろ過ぎた。追走力が足りない。

12着 2番 カフジテトラゴン 牝 3 古川吉洋 55 1.33.7 34.9

好スタートから先頭に立つも、残り200mで脱落した。

13着 9番 クロスマジェスティ 牝 3 武藤雅 55 1.33.8 34.6

4番手追走だったが3角で早くも後退気味になる。それでも粘ってはいたが、直線の途中で脱落した。

14着 17番 フォラブリューテ 牝 3 ルメール 55 1.33.8 34.1

後方追走から、ここでは末脚が足りなかった。

15着 15番 アネゴハダ 牝 3 幸英明 55 1.33.8 34.6

中団追走から直線の伸びが足りなかった。

16着 10番 ライラック 牝 3 福永祐一 55 1.34.0 34.1

後方追走から、ここでは末脚が足りなかった。

17着 13番 ラズベリームース 牝 3 池添謙一 55 1.34.1 35.0

外を回って3角までに外の4番手までにつけたが、直線でまるで伸びなかった。

18着 11番 ラブリイユアアイズ 牝 3 坂井瑠星 55 1.34.3 35.3

3番手追走していたが、直線で脱落。阪神LF以来だったが、そこからあまり成長していない可能性がありそう。

 

 



関連記事
「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。
完全タイム差を検証する表について説明します。
2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~

 

2022 サンケイスポーツ杯阪神牝馬S G2 レース回顧

1着馬の激走を予想するのはかなり難しいレースだった。


1.レース結果の基礎データ


2022年 4月 9日(土) 2回阪神5日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第65回サンケイスポーツ杯阪神牝馬S
4歳以上・オープン・G2(別定) (牝)(国際)(指定) 芝 1600m・外 12頭立


馬場差 -1.1 完全タイム差 +1.1
タイムランク E メンバーランク D

LAP :12.7-11.2-11.4-11.5-11.3-11.2-11.4-12.1
通過:35.3-46.8-58.1-69.3 上り:68.9-57.5-46.0-34.7 平均:1F:11.60 / 3F:34.80

さほど速くない平均ペースでL1Fで少し減速している。それでも外から追い込むのは厳しく、インをうまく立まれた馬が有利な展開となった。

 


2.完全タイム差検証


20220041002

ほぼ妥当な完全タイム差に思える。


3.各馬の分析


1着 4番 メイショウミモザ 牝 5 鮫島克駿 54 1.32.8 33.7

スタートはよかったが、速い馬を前に行かせ自身は3角までに中のインの位置に収まる。4角をインぴったり回ることで外を回った馬よりかなり楽に魔の位置につけ。直線でも最内を突き伸びはジワジワとしたもののように見えたが、外からくる馬の脚色もそう鋭いものでなかったので、インを回った距離得を最大限に活かして1着となった。昇級2戦目であり、1200m戦ばかり使ってきていたので、この馬の好走を予想するのは難しかった。2戦前から着用しているブリンカーの効果は大きいようだ。加えて前走の敗退はレース間隔が短かったこともありそう。


2着 2番 アンドヴァラナウト 牝 4 福永祐一 55 1.32.9 34.2

好スタートから3番手のインを追走。4角をインぴったり回って、直線入口では2番手に立ちそこから伸びてはいたものの、同じような立ち回りをしたメイショウミモザとははっきり末脚が劣っての2着だった。なんとか一番人気の責任は果たした形ではあるが、そうなると前走の敗退が不可解で、デビュー以来前走を除いて3着以内を外していない馬なのだが、今後扱いが難しい存在。


3着 3番 デゼル 牝 5 川田将雅 55 1.33.0 33.7

中団やや後方を追走。直線入口でもかなり後方で、直線に入ってからの伸びはジワジワとしたものだったが、ゴール直前で鋭く伸びて3着になった。前走に続いて末脚が使えているので、復調したとみてよさそうだが、道中後方の位置になるので、どうしても3着が多くなる傾向がある。

4着 6番 ムジカ 牝 5 池添謙一 54 1.33.2 34.2

中団、この馬にしてやや前のポジションにつけることができたが、その分最後の直線での伸び脚が欠けてしまったようだ。

5着 12番 マジックキャッスル 牝 5 浜中俊 54 1.33.2 33.6

道中の進み悪く後方からになる。後方で外を回ったので、直線入り内ではかなり後方。しかしながら、そこからジワジワと長く脚を使い。上り3ハロンタイム2番目の末脚を示した。最後の直線で同じような位置で外にいたジェラルディーナと併せ馬のような形になったのがいい刺激になったようで、久々にこの馬らしい末脚が使えていた。復調の兆しが見られたので、次走は少し警戒した方がよさそうだ。

6着 9番 ジェラルディーナ 牝 4 幸英明 54 1.33.2 33.4

最後方追走から、直線だけで大外から最速の上りを使って追い込むも位置が後方すぎた。堅実に末脚を使うものの追走力がないので、展開待ちになってしまう。ここ数戦人気先行の状況が続いているのだが、馬券の軸にしてはいけない追い込み馬の典型になりつつある。

7着 10番 クリスティ 牝 5 松若風馬 54 1.33.3 35.2

スタートが決まりそう速くないペースで後続を引き離す逃げが打てたものの、直線の長い阪神外回りコースでは粘り込むのは厳しかった。


8着 8番 ラルナブリラーレ 牝 5 和田竜二 54 1.33.4 34.6

4番手あたりを追走したものの、直線では伸びを欠いた。末脚を使えた実績はあるものの、かなりスローペースだったり、後方待機した時だった利に限られるので、好走できるレースの幅は狭い。

9着 7番 テーオーラフィット 牝 4 岩田望来 54 1.33.5 34.6

先団追走していたが、直線伸びず。まだ3勝クラスの馬なので、この程度の走りで当然の結果。

10着 1番 ローレルアイリス 牝 5 川又賢治 54 1.33.8 34.3

後方追走のまま見どころなく終わる。オープン2戦目で芝1600mの経験が初めてでは厳しい。

11着 11番 クリノフラッシュ 牝 7 藤岡佑介 54 1.34.7 36.0

二番手追走していたが、直線伸びず。ずっとダートばかり使っていた7歳馬なので、ここでは厳しかった。

競争除外 5番 アカイトリノムスメ 牝 4 戸崎圭太 56

馬場入場時に右後肢ハ行を発症して競走除外。

 

 



関連記事
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2022 ニュージーランドトロフィー G2 レース回顧

ジャングロが1600mをこなすことを予想するのが難しいレースだった。


1.レース結果の基礎データ


2022年 4月 9日(土) 3回中山5日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第40回ニュージーランドT
3歳・オープン・G2(馬齢) (牡・牝)(国際)(指定) 芝 1600m 11頭立

 

馬場差 -1.2 完全タイム差 +0.4
タイムランク D メンバーランク C

LAP :12.3-11.2-11.2-12.1-12.0-11.7-11.4-11.6
通過:34.7-46.8-58.8-70.5 上り:70.0-58.8-46.7-34.7 平均:1F:11.69 / 3F:35.06

中盤やや遅く最後までラップが落ちず前が止まりにくい展開になった。

 


2.完全タイム差検証


20220041001

妥当な完全タイム差に思える。


3.各馬の分析


1着 6番 ジャングロ 牡 3 武豊 56 1.33.5 34.7

初速の速さで楽に先頭に立つ。差は大きくないが、後続に競られない程度の距離をキープして逃げる。4角で早めに加速するも、直線入口での後続との差はあまりなく、最後は追い込み馬に差されるかに思えたものの、並ばれてからしぶとさを見せて、ギリギリ1着を確保した。3走前で1回だけ1600mの経験があり敗退していたものの、この時は東京コースで中山程度の直線の長さであれば持つようだ。この1戦を含めた8戦のうち、東京コースでの敗退以外はすべて先行して上り3ハロンタイム3番目以内の末脚も使えている。序盤のスピードがあって最後ひと足使える脚があるのは強力な武器であり、今回1600mまでこなせたことで今後も好走できるレースの幅が広いことを期待できる馬となった。

2着 1番 マテンロウオリオン 牡 3 横山典弘 56 1.33.5 34.1

中団やや後方を追走。3角でははやる馬を落ち着かせながらはじっくり回り、4角の終わり辺りで外を回って仕掛け、直線では外で大分後方の位置にいたがそこからグングン伸びたものの、ジャングロをギリギリ交わせずの2着だった。最後ジャングロを交わせなかったのは、途中でややかかり気味になった分かもしれない。能力はあるが制御の難しさもありそうな馬。加えて今回は4角で外を回る距離ロスが大きかった。

3着 7番 リューベック 牡 3 吉田隼人 56 1.33.8 34.6

4番手を追走。4角は外を回りすぎないように回り、直線で加速するも、外から加速してきたマテンロウオリオンとの末脚の差は歴然で、それでも最後はしっかり伸びて3着を確保した。しっかり前のポジションを取って自身の能力は発揮できた走りだった。それだけに、上位2頭とははっきり力差があったことは覚えておきたい。

4着 11番 エンペザー 牡 3 坂井瑠星 56 1.34.0 35.0

2番手追走。4角で騎手の手が激しく動き、かなり苦しいのかと思いきや、最後までしっかり粘って4着を確保した。重賞では少し足りなかったが、先行力としぶとさで自己条件ではかなりやれそうなところを示した。

5着 2番 ティーガーデン 牡 3 ルメール 56 1.34.3 34.8

後方追走から、4角ではインを回ることで先団との差を詰めることが出来たが、 直線入口ではリューベックと同じような位置にいながら、末脚は リューベックにはっきり劣った。

6着 9番 エイシンシュトルム 牡 3 石川裕紀 56 1.34.3 34.7

後方追走から直線だけでジワジワ伸びてきたが、ここまで。

7着 10番 デルマグレムリン 牡 3 M.デム 56 1.34.4 35.1

後方追走から、3角に入る前あたりから、勢いつけて前に上がっていったものの、4角の途中から勢いがなくなってしまった。デムーロ騎手騎乗は今回初めてだったが、デムーロ騎手の手腕に応えるだけの能力が馬になかった。

8着 8番 サーマルウインド 牝 3 岩田康誠 54 1.34.5 35.4

3番手をインぴったりで追走し、4角から直線入口にかけていい感じに回ってこれたものの、直線ではまるで伸びなかった。戦績からもう少しやれそうに思えるものの、この馬は連続して好走できていないので、連続好走できないタイプなのかもしれない。

9着 4番 アバンチュリエ 牡 3 横山武史 56 1.35.0 35.4

後方追走のまま見どころなく終わる。先行できた過去2戦はスローペースだったので、ペースが遅くないと先行できないようだ。加えて、短い間隔での連戦が続いているので調子が落ちていた分もありそう。

10着 3番 モチベーション 牝 3 秋山稔樹 54 1.35.2 35.8

中団インを追走するも、4角から後退気味で直線はまるで伸びなかった。

11着 5番 ベルウッドブラボー 牡 3 丸山元気 56 1.35.3 35.6

中団追走するも徐々にポジションを下げてしまい、4角では最後方まで下がってしまい、そこから巻き返すことはなかった。

 

 



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2022年4月 5日 (火)

2022 大阪杯 G1 レース回顧

春のG1で明け4歳の人気馬が苦戦することはこれまでも何度も見てきたわけで、ジャックドール、エフフォーリアともに不安要素があり、不安要素が列挙できる明け4歳の人気馬は馬券の軸にしないことを鉄則にした方がよいのかもしれない。そう考えると、実績十分で前走の走りがよかったレイパパレを馬券の軸と考えるのは難しくなく、ポタジェ、アリーヴォは実績的に馬券の相手にピックアップするのはそう困難ではないので、こうした考えでいれば、近い将来美味しい馬券にありつける可能性は高いと思うので、今回の教訓はしっかり覚えておきたい。


1.レース結果の基礎データ


2022年 4月 3日(日) 2回阪神4日 天候: 曇 馬場状態: 良
11R 第66回大阪杯
4歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝 2000m・内 16頭立


馬場差 -0.9 完全タイム差 +0.8
タイムランク D メンバーランク C

LAP :12.3-10.3-12.0-12.2-12.0-12.1-11.7-11.5-11.8-12.5
通過:34.6-46.8-58.8-70.9 上り:71.6-59.6-47.5-35.8 平均:1F:11.84 / 3F:35.52

前半3ハロン34.6のペースをジャックドールは経験していなかったので、このペースがかなり負担になったようだ。

 


2.完全タイム差検証


20220040302

妥当な完全タイム差と見てよさそう。ジャックドールのパフォーマンスダウン値は-0.4、エアフォーリアは-0.9ということで、この程度のパフォーマンス値ダウンは十分起こり得ると考えられる値に落ち着く。


3.各馬の分析


1着 8番 ポタジェ 牡 5 吉田隼人 57 1.58.4 35.3

インの5番手を追走。4角で楽な手応えで少しづつ外に出しながら加速していき、直線入口ではレイパパレのすぐ後ろの外につけ、そこからの伸びはジワジワとしたものに見えたが、最後に一伸びしてレイパパレを交わし1着となった。騎手のレース後コメントによると「前回、自分のリズムでと思っていたらあまり進んでいきませんでした。だから少々ペースは速くなっても、この枠だし、勝つためにはある程度の位置で競馬するしかないと思っていました。」ということで、今回はポジションを取りに行く意識を強く持っていたようで、それがハマった形になった。前走も最後はよく伸びていたので、スムーズにポジションが取れればこれだけやれても不思議ではない。

2着 14番 レイパパレ 牝 5 川田将雅 55 1.58.5 35.6

4番手を追走。しっかり折り合い、3角辺りから少しづつ進出して直線の途中で先頭に立つ。しかし最後は脚色が鈍り2着になった。最後は怪しくG1級の末脚を持つ馬がいたら3着も危なかった走りだったが、前目につけてひと足使うこの馬の能力をしっかり出し切っての走りだった。前走久々の好走で復調の兆しが見えたので、連勝馬券の軸としてはG1実績も十分なこの馬を選択するのがよかったということなのだろう。ただ、こうなると昨年秋の不調が謎なのだが、前目につけて長く脚を使うタイプなので、2000mはよくても2200mは長いということなのかもしれない。


3着 9番 アリーヴォ 牡 4 武豊 57 1.58.5 35.0

中団やや後方追走。4角を外を回りすぎないように回り少しづつ進出し、直線入口ではポタジェの少し後ろの位置になる。直線に入っってすぐはさほど勢いを感じられなかったものの、最後の坂のところから勢いづいて、2着にあとわずかの3着だった。4歳の成長力でいえば新馬戦と3000mの菊花賞以外は崩れていないこの馬も実力上位だったわけで、完全に人気の盲点になっていた。上り3ハロンタイム最速でゴール前の脚色は一番目立つものだった。


4着 10番 ヒシイグアス 牡 6 池添謙一 57 1.58.7 35.3

中団追走。直線入口ではアリーヴォの外で同じような位置にいて、そこからよく伸びていたが、アリーヴォより少し勢いが劣った。日本では久々の走りだっが、戦績からこれだけやれて不思議はない馬。

5着 4番 ジャックドール 牡 4 藤岡佑介 57 1.58.9 36.3

じわっと先頭に出していたがいつもより進みがよくなかったとのことで、それで勢いをつけたことでペースが速くなったとのことだが、外のすぐ後ろでアフリカンゴールドが終始プレッシャーをかけてきたことも大きかったように思える。直線の途中でレイパパレにあっさり交わされてしまうもよく粘って5着だったので、やはり力がある。今回のようなペースは未経験で、斤量57キロも未経験だったので、やはり逃げ馬は連勝馬券の軸に向かないことを示す結果になったと思う。

6着 1番 スカーフェイス 牡 6 岩田康誠 57 1.58.9 35.0

後方イン追走。4角もインを回り、最後インから一伸びしたものの、大勢決したあとだった。末脚は堅実ながら展開に左右される馬で、展開的には向いたものの、今回のメンバーでは足りなかった。

7着 15番 アフリカンゴールド セ 7 国分恭介 57 1.59.0 36.2

2番手で ジャックドールにプレッシャーをかけつづけたものの、4角での手応え鈍く、そこから前に伸びそうな雰囲気はなかったものの、しぶとく粘り7着だった。意外と好走したように思えるが、よい先行力があるのでもっと上手い騎手が乗ればもう少し成績が安定しそうな気もする。


8着 11番 ステラリア 牝 4 福永祐一 55 1.59.0 35.2

やや後方追走。4角で勢いつけたが、直線入口はまだ後方。そこから少しは伸びてきていた。前走の金鯱賞はこの馬にとって上りが速すぎたようで、今回程度の上りのレースであればそこそこ堅実な末脚が使えるようだ。エリザベス女王杯では同じようなペースでも今回より前につけれたので、もっと前のポジションで走れば見せ場はあったかもしれない。

9着 6番 エフフォーリア 牡 4 横山武史 57 1.59.1 35.5

中団やや後方を追走。4角で上がっていけず直線入口ではかなり後方。そこからまるで伸びず、衝撃的なほど見せ場なく終わった。昨年の年度代表馬とはいえ、休み明け、古馬との対決で斤量57キロは初めて、関西への輸送が初めてと、複数の不安要素があったわけで、どんなに強い実績がある馬でも不安要素が複数上げられる場合は馬券の軸にすべきではないとの教訓になった。騎手のレース後コメントによれば、「いつもは金、土曜と乗れるのですが、輸送もあり乗れなかった」ということで、不安要素の中では初輸送が一番堪えたように思える。そう思って昨年の鹿戸雄一きゅう舎の昨年の成績を見てみると、関西での成績が関東と比べてはっきり悪く、関西遠征が下手な厩舎と考えてもいいかもしれない。でも、それにしても負けすぎなので、今後のこの馬の扱いが難しくなった。

10着 5番 アカイイト 牝 5 幸英明 55 1.59.2 35.5

後方追走から、最後の直線ではエフフォーリアと同じような位置から上がってこようとするものの、大した脚が使えなかった。最近は一戦おきに好走していて、連続して好走するのは難しいタイプなのかもしれない。

11着 13番 キングオブコージ 牡 6 横山典弘 57 1.59.3 35.3

後方追走から、4角で大外を回って追い上げようとするも大した脚が使えなかった。戦績からスローペース戦でないとダメな馬なので、今回のようなペースでは出番がなかった。

12着 12番 ショウナンバルディ 牡 6 坂井瑠星 57 1.59.3 36.0

6番手あたりを追走するも4角で後退し、ある程度下がったところで踏みとどまれたものの、それまでだった。

13着 2番 レッドジェネシス 牡 4 藤岡康太 57 1.59.4 35.3

後方追走のまま見どころなく終わった。

14着 16番 マカヒキ 牡 9 岩田望来 57 2.00.0 36.0

後方追走のまま見どころなく終わった。

15着 3番 ヒュミドール セ 6 M.デム 57 2.00.3 36.8

中団インを追走したが、最後の直線はまるで伸びなかった。

16着 7番 ウインマリリン 牝 5 松岡正海 55 2.00.7 37.8

3番手追走していたが、4角で手応えが怪しくなり、直線ではまるで伸びず後退してしまった。前走は調教から明らかに調子が悪かったが、今回は「攻めの動きは良かったんですが、まだ本来の張りではなかった」ということなので、復調にはしばらく時間がかかりそうだ。復調の兆しがみられるまで軽視でよさそう。

 



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2020 ダービー卿チャレンジT G3 レース回顧

1番人気馬が3着に入ってとはいえ、この組み合わせを当てるのはかなり困難で、仮にハイペースの追い込み決着まで予想することができたとしても、フォルコメン が追い込んでくるのを予想するのは極めて困難。個人的には全くお手上げのレースとなった。


1.レース結果の基礎データ


2022年 4月 2日(土) 3回中山3日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第54回ダービー卿チャレンジT
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 1600m 16頭立


馬場差 -0.9 完全タイム差 -0.1
タイムランク C メンバーランク C

LAP :12.2-10.9-11.1-11.3-11.6-11.7-11.8-11.7
通過:34.2-45.5-57.1-68.8 上り:69.2-58.1-46.8-35.2 平均:1F:11.54 / 3F:34.61

序盤速いものの後半さほど減速しておらす、スタミナではなく末脚の切れ味が必要なレースとなった。それでいて、調子のよい時は切れ味がよかったカテドラルが不調だったりするので、予想が難しかった。

 


2.完全タイム差検証


20220040301

明らかに過大評価でおかしい完全タイム差で1.5秒ほど低く見た方がよさそう。やはり淀みなく速いラップが刻まれるレースは速い時計が出やすいということなのだろう。

 


3.各馬の分析


1着 3番 タイムトゥヘヴン 牡 4 大野拓弥 55 1.32.3 33.7

スタートは悪くないものの行く気なく、インのほぼ最後方に近い位置を追走する。4角は外を回りすぎないように回るも少しづつ外に出していき、直線入口は大外に出す。前がバテてきているので前との差はあまりなく、直線で一気に加速してゴール直前に先頭に立ち1着となった。騎手のレース後コメントによれば、この日外差しの馬場だったことから意図的に最後方待機から大外差しを狙っていたとのこと。ハイペースの展開がハマったのと実績のある差し馬が不調だったことに恵まれての勝利であることは明らか。このレースの前の好走が富士ステークス3着でこの時の斤量が54キロだったことから、斤量が軽いことと1600m戦であることが好走条件になるようだ。

2着 1番 フォルコメン セ 6 M.デム 54 1.32.3 33.8

後方イン追走。4角から勢いをつけて大外を回って追い上げる正攻法の追い込みで、展開が向いたことにより直線では外から前の馬郡をすべて飲み込む勢いで追い込めたものの、最後はさらに外の後ろからの馬の方が末脚が勝り、2着の惜敗。6歳にして重賞2戦目であり、しかも先行する競馬が多かったので、この馬が追い込むことを予想するのは極めて難しかった。展開を味方につけたデムーロマジックが久々に見られたが、長く脚を使えたのはハンデ54キロも効いたのだろう。驚きの好走。

3着 10番 ダーリントンホール 牡 5 横山武史 56 1.32.5 34.6

中団追走から直線に入ってジリジリ伸び続けギリギリ3着になった。ジリジリとした脚しか使えない馬で、騎手もそれがわかっていて、もう少し前につけたかったようだが、スローペース戦が多い馬なので、今回のペースで無理やり前につけたら末脚が削がれた可能性が高いので、結果的にこの馬にはよい位置取りになった。今回のレースで地力どおりの能力が発揮できた数少ない1頭。

4着 8番 グラティアス 牡 4 三浦皇成 56 1.32.5 34.9

中団追走から、4角でじっくり前に出していき、前の馬がバテてくるのに乗じて直線入口では3番手の位置まで上がる。そこからしっかり伸びて一旦先頭に立つも、ゴール前で1,2着馬にあっさり交わされ、3着馬にもギリギリ差されての惜しい4着。マイルの流れによいポジションでしっかり乗ることができて、今後相手や展開次第では好走出来そうなところを見せた。

5着 5番 ギルデッドミラー 牝 5 石橋脩 53 1.32.7 34.7

インの中団を追走。4角はインでじっくり回り脚を貯め、直線では徐々に勢いがついて最後はいい脚を使うも態勢決した後だった。いい脚を長く使えない馬で、好走するには一工夫必要な馬で、今回は外差しの馬場でインを効率よく回したことが活きなかった。好走したのは戸崎騎手、福永騎手が乗ったときだったので、好走するにはトップジョッキーが乗ることが条件になりそう。

6着 2番 インテンスライト 牡 6 菊沢一樹 54 1.32.7 34.6

中団のやや後方を追走。4角を外を回りすぎないように回り、直線も比較的内の馬場から伸びてが来ていた。今日の馬場、相手だったら外を回せばもう少し着順があげられそうな走りだった。

7着 11番 カイザーミノル 牡 6 横山典弘 56 1.32.8 35.0

インの中団を追走。近走からすると4角での追い上げは今一つ。それでもインを効率よく回れたことと前の馬がバテたことから、直線で一瞬2番手の位置まであがったものの、そこから粘る脚は今回はなかった。昨年ブリンカーをつけるようになってから、前目につけて最後ひと足使うパターンで、勝ち切れるイメージはないこもののしっかり好走していたのだが、さすがに調子が落ちてきていることを陣営も認めているようだ。復調が見られるまではしばらく軽視してもよさそう。

8着 13番 ミッキーブリランテ 牡 6 内田博幸 56 1.32.8 34.8

後方追走から外を回って追い込みを試みたが、上位勢のような末脚を繰り出すことはできなかった。前走のオープン2着はたまたまハマったものということなのだろう。

9着 15番 カテドラル 牡 6 戸崎圭太 57 1.32.9 34.1

最後方追走から、外を回って追い込みを試みたが、上位勢のような末脚を繰り出すことはできなかった。この馬向きの展開になったはずなのに末脚が繰り出せなかったのは近走不調であることが大きいが、この馬の好走は斤量56キロの時に集中しているので、57キロ以上だとダメなのかもしれない。

10着 7番 ザダル 牡 6 田辺裕信 58 1.33.0 34.8

インの後方追走。4角はインを回り、直線ややインを通って伸びようとするもさほど伸びず、勢いがついたのは大勢が決したあとだった。直線が短いコースは合わないように見えた。

11着 14番 インターミッション 牝 5 嶋田純次 52 1.33.0 35.0

中団やや後方追走から最後は伸びてはいるものの、大したことなかった。1着馬からの着差0.7秒とさほど離されていないので、メンバーの弱いオープン特別であれば好走できるかもしれない。

12着 12番 トーラスジェミニ 牡 6 原優介 57.5 1.33.1 35.7

3番手追走から、3角の時点で前に競りかけにいき、直線入口では2番手になったが、そこからまるで伸びなかった。末脚がまるでないので、好走するのは難しい。

13着 4番 ボンセルヴィーソ 牡 8 藤懸貴志 56 1.33.3 35.6

前に行こうとしたが、他馬が速く4番手追走。4角でインぴったり回ることにより直線入口では勝負圏内の位置につけれたものの、そこから粘ることはできなかった。4番手までしかつけれなかったように、この馬にはペースが速すぎた。

14着 16番 ノルカソルカ 牡 5 藤岡佑介 54 1.33.4 35.6

外から中団の位置につけ、4角で前への進出を試みるも直線ではまったく伸びなかった。下級クラスで逃げて好走してきた馬で、今回はペースに加え外枠であったことも厳しかった。内枠で楽に逃げれた際に好走する可能性はまだ残している。

15着 6番 リフレイム 牝 4 野中悠太 53 1.33.7 36.6

厳しいペースになるなか、しっかり先頭を取り切り、後続に早めに4角で迫られたものの、直線入口で先頭を譲らない勝負根性を見せたが、直線ではまるで粘れなかった。着順は悪かったが、逃げ馬の走りとしては悪くなく、展開や相手に恵まれればオープンで好走する可能性はありそう。

16着 9番 サトノフェイバー 牡 7 津村明秀 57 1.36.7 39.4

2番手追走していたが、4角で早々と脱落。ここでは能力が足りなかった。

 

 



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