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2022年4月12日 (火)

2022 桜花賞 G1 レース回顧

実力伯仲の混戦であったが、こういうときこそ前のポジションにつけれて最後ひと足使える馬を狙うのがよいのかもしれない。その意味では、ウォーターナビレラがもっとも安定しており、前走こそ賞金が足りていることから意図的にやや後ろから末脚を図る勝負度外視のレースだったが、今回しっかり2番手の位置につけたことで3着以内に入ることを確信することができた。ウォーターナビレラが勝ち切るイメージは持てなかったものの、馬券の的中率を上げるにはこうした3着以内に入る可能性の高い馬を軸にすべきではないかと僕は最近思っている。また、1着になった川田騎手の騎乗は見事であり、混戦こそ騎手の技量を重視すべきと思わされる結果となった。


1.レース結果の基礎データ


2022年 4月10日(日) 2回阪神6日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第82回桜花賞
3歳・オープン・G1(定量) (牝)(国際)(指定) 芝 1600m・外 18頭立

馬場差 -1.1 完全タイム差 +0.2
タイムランク C メンバーランク B

LAP :12.4-10.8-11.4-12.2-12.0-11.1-11.5-11.5
通過:34.6-46.8-58.8-69.9 上り:69.7-58.3-46.1-34.1 平均:1F:11.61 / 3F:34.84

2ハロン目こそ速いものの後半早めにペースアップが始まる展開になり、直線入口では外を回った馬の距離ロスが大きく縦に長い展開になった。インをロスなく立ち回れることと、接戦に強い勝負根性が問われるレースとなった。

 


2.完全タイム差検証


20220041003

ほぼ順当に近いが、ピンハイ、サークオブライフがほぼ前走同等のパフォーマンスだったと考え、0.4秒ほど低く見るのがしっくりくるように思える。


3.各馬の分析


1着 8番 スターズオンアース 牝 3 川田将雅 55 1.32.9 33.5

インの中団を追走。4角をじっくり回ったものの、外を回った馬の距離ロスが大きかったので、直線入口では十分射程圏内の位置につける。前が狭くなったり、内でピンハイに弾かれたパーソナルハイが内からぶつかってくる場面もあったものの、ジワジワ伸びてきてゴール前でひと伸びして1着になった。近走よりは後ろの位置だったが、インを距離ロスなく回れたことと、接戦に強い勝負根性が活かされての勝利となった。川田騎手はテン乗りであったが、この馬の能力を十分出し切れたのはさすがで、やはりリーディング1位の騎手はそれだけの能力があることを示した。混戦の時は、騎手も重要であるということを改めて感じさせられた。

2着 6番 ウォーターナビレラ 牝 3 武豊 55 1.32.9 34.0

好スタートから2番手につける。直線に入ってじっくり出していき、残り200mで先頭に立つがゴール前でギリギリ差されての惜しい2着。前走と違って前目につけて最後ひと足使うこの馬本来の能力を最大限に活かす騎乗が活きた。やはり前走のチューリップ賞は勝敗度外視で末脚を計ったということなのだろう。前の位置につけれれば好走確率は高いので、今後も安定した成績が期待できる馬。

3着 1番 ナムラクレア 牝 3 浜中俊 55 1.33.0 33.9

インの4番手追走。直線に入ってウォーターナビレラの内で接戦となったものの、最後までウォーターナビレラの前に出ることはできなかった。インの前目でうまく立ち回れたことが大きい3着。


4着 16番 サークルオブライフ 牝 3 M.デム 55 1.33.0 33.3

後方でじっくり脚を貯め、4角で外を回ったため、直線入口ではかなり後方であったが、外からしっかり伸び、ゴール直前では一番いい脚色で追い込んできたが4着までだった。ゴール前の脚はかなり目立つものであり、インを効率よく走れていたら、上位進出は確実だっただろうと思わせる走りだった。今回は外枠が仇となった。

5着 5番 ピンハイ 牝 3 高倉稜 55 1.33.0 33.4

インの中団でスターズオンアースよりもさらに後ろを追走。4角をインぴったり回ることで、直線入口では十分射程圏内の位置につける。直線に入ってすぐの伸び脚は目立つものであったが途中前が詰まり進路を変えるロスがあった。それで0.1秒差の5着だったのでスムーズだったら、3着以内に入れた可能性が高い走りだった。チューリップ賞はフロックではなく、能力は高いことを示した。ただ、この2走インを上手く立ち回って好走したので、外枠に入れば割引が必要なのかもしれない。

6着 4番 パーソナルハイ 牝 3 吉田豊 55 1.33.1 33.8

インの中団を追走。直線で周囲がごちゃつく中しっかり伸びてきて、内にいたピンハイが外に出そうとするときに寄られた不利があったが、それでもひるむことなく勝負根性を見せた。接戦に強い勝負根性を示した。どこかで好走するチャンスはあるかもしれない。

7着 12番 ベルクレスタ 牝 3 吉田隼人 55 1.33.1 33.5

ややインを後方を追走。4角でも後方で直線に入って外に出し、サークルオブライフのすぐ内の位置で同じような脚色で直線伸びてはいたが、最後はサークルオブライフにわずかに劣った。後方差し勢の中ではしっかり末脚が使えた一頭。戦績から堅実に末脚を使えているのだが、後方からになるので展開の助けが必要な馬。

8着 3番 アルーリングウェイ 牝 3 藤岡佑介 55 1.33.1 34.0

インの5番手辺りを追走。直線の途中まではしっかり伸びて上位進出できそうな脚色だったが、最後はひと伸びがなく足りなかった。末脚が足りず後方するには早めに上位進出できる展開となる必要がある馬のようだ。

9着 7番 サブライムアンセム 牝 3 岩田望来 55 1.33.1 33.7

中団でスターズオンアースと同じような位置を追走。直線入口でもスターズオンアースと同じような位置だったが、そこから伸びてはいるものの、少し足りなかった。

10着 18番 ナミュール 牝 3 横山武史 55 1.33.2 33.7

後方追走。4角では外を回って早めの進出を試みるも外を回る距離ロスが大きく、直線入口ではかなり後方。そこから伸びてはいるものの、少し足りず。4角で脚を貯めてさらに外の後ろにいた馬に最後は末脚で交わされる有様だった。外枠のロスと早仕掛けでこの馬の良さが活かせない結果となった。外枠が厳しかったとはいえ、ここまで負けるのは騎手の手腕によるものが大きいように思える。リーディング3位の騎手とはいえ、まだ横山武史騎手は川田騎手ほどの信頼感はないように思える。

11着 14番 プレサージュリフト 牝 3 戸崎圭太 55 1.33.4 33.5

序盤遅く最後方追走。直線大外から追い込むも位置取りが後ろ過ぎた。追走力が足りない。

12着 2番 カフジテトラゴン 牝 3 古川吉洋 55 1.33.7 34.9

好スタートから先頭に立つも、残り200mで脱落した。

13着 9番 クロスマジェスティ 牝 3 武藤雅 55 1.33.8 34.6

4番手追走だったが3角で早くも後退気味になる。それでも粘ってはいたが、直線の途中で脱落した。

14着 17番 フォラブリューテ 牝 3 ルメール 55 1.33.8 34.1

後方追走から、ここでは末脚が足りなかった。

15着 15番 アネゴハダ 牝 3 幸英明 55 1.33.8 34.6

中団追走から直線の伸びが足りなかった。

16着 10番 ライラック 牝 3 福永祐一 55 1.34.0 34.1

後方追走から、ここでは末脚が足りなかった。

17着 13番 ラズベリームース 牝 3 池添謙一 55 1.34.1 35.0

外を回って3角までに外の4番手までにつけたが、直線でまるで伸びなかった。

18着 11番 ラブリイユアアイズ 牝 3 坂井瑠星 55 1.34.3 35.3

3番手追走していたが、直線で脱落。阪神LF以来だったが、そこからあまり成長していない可能性がありそう。

 

 



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