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2022年5月11日 (水)

2022 新潟大賞典 G3 レース回顧

上位勢の能力差はほとんどなく、最後は騎手の技量の差が大きかったと思われるレースだった。東京でのG1の裏開催でのローカル重賞なので、トップジョッキーの参戦が少ないからこそ改めて騎手の起用についてよく考慮した方がよさそうなレースだと感じた。

1.レース結果の基礎データ

2022年 5月 8日(日) 1回新潟2日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第44回新潟大賞典
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 2000m・外 15頭立


馬場差 -0.6 完全タイム差 +0.4
タイムランク D メンバーランク D

LAP :12.1-10.7-11.9-12.1-11.7-12.1-12.0-11.3-11.3-12.5
通過:34.7-46.8-58.5-70.6 上り:70.9-59.2-47.1-35.1 平均:1F:11.77 / 3F:35.31

やや速い平均ペースL1Fはやや減速しており、ラストの持続力が問われた。

2.完全タイム差検証

20220051002

やや過大評価で1.1秒ほど低く見た方がよさそう。

3.各馬の分析

1着 14番 レッドガラン 牡 7 岩田康誠 57.5 1.57.7 34.9

スタートは速くなかったが、最初の直線で外を通って進出していき、3角に入るころには5番手の位置まで上がる。直線に入っての伸び脚は大したことないように見えたものの、他馬の脚も大差なく、最後一伸びして1着になった。あまり強さの感じられる勝利ではなく、このメンバーの中では上位の腕前の騎手の技量により最後一伸びしたといった感じだった。3角までに外から好ポジションを取り切るところも上手かった。

2着 8番 カイザーバローズ 牡 4 津村明秀 55 1.57.8 34.4

外の後方を追走。直線に入ってかなり外を回って、今回のメンバーでは最速の上りでしっかり追い込んできたが、わずかに1着馬に及ばなかった。オープン初戦だったが、このメンバーではもっとも末脚が優れていることを示した。過去のレースでは川田騎手が乗ることが多かったのだが、川田騎手が乗ってたら勝ったんじゃないかと思わせる走りだった。

3着 13番 ヤシャマル 牡 5 松田大作 54 1.57.8 34.6

外枠ながら最初の直線でインに切れ込んでインの中団やや後方を追走。直線に入って少し外に出し、ジワジワ伸び続け3着になった。前走は好ポジションでうまく立ち回っての3着と思ったのだが、今回はしっかり脚を貯めて追い込むレースが出来た。2戦連続で3着の走りが出来たのは意外だったが、今回のメンバーであればこの馬程度の末脚でも通用したということなのだろう。

4着 15番 モズナガレボシ 牡 5 菱田裕二 55 1.58.0 35.4

まずまずのスタートから、外からインにちょっと切れ込んだ中途半端なポジションにいたが、外からレッドガランが上がってきたのに合わせてこの馬も勢いをつけて3角までに3番手の位置を取り切る。4角の走りはスムーズで直線に入って少ししたところで先頭に立つ。そこから勢いたものの、最後は上位3頭の勢いが上回った。ローカルの平坦コースは得意なようで、もう少し直線が短い方がよさそうに見えた。しかし前半のポジショニングで岩田騎手に助けられたような面もあり、今回はかなりうまくいった方と見るべきだろう。

5着 9番 ステラリア 牝 4 川須栄彦 54 1.58.0 34.6

中団やや後方追走。4角ではやや外を回り、直線に入ってやや不自然にインに切れ込む場面があったものの、それでも最後までしっかり伸び続けてはいたの、このメンバーで能力上位であることは示した。スタートから終始、左に流れる感じがあったということで、そういった面でロスが大きかったようだ。この馬過去はほとんどトップジョッキーが乗っていたのだが、ランキング60位の騎手には難しい馬だったようだ。この馬前走G1でそこそこ走れていたので、狙い時かと思ったのだが、騎手が大幅弱化しているときは狙うべきではないとの教訓を得た。

6着 12番 シュヴァリエローズ 牡 4 松山弘平 55 1.58.1 34.9

中団追走し、直線も伸びてはいるものの、上位勢には及ばなかった。ランキング上位の松山騎手がわざわざ新潟に来たものの肝心の馬の能力が今一つだった。松山騎手はモズナガレボシに乗ればよかったのにと思われる結果だった。

7着 6番 ラストドラフト 牡 6 三浦皇成 56 1.58.3 34.5

後方追走から直線では大外を回って良く伸びたのだが、7着までだった。追走力がないものの、最後確実に末脚を使う馬で、G2、G1では目立たないが、今回のメンバーで2番目の上り3ハロンタイムで走った。メンバーの弱いローカル重賞ならばどこかで好走することはあるかもしれない。


8着 5番 ダノンマジェスティ 牡 7 武藤雅 55 1.58.4 35.0

中団やや後方のインを追走。直線に入って伸びてはいるのだが、ここでは足りなかった。

9着 2番 アイコンテーラー 牝 4 亀田温心 52 1.58.4 35.6

インの4番手と好ポジションでコーナーを回れたのだが、直線での伸びを欠いた。好ポジションを取れたのにダメだったので、この馬にとっては今回のペースでも速かったようだ。

10着 3番 スマイル 牡 6 石橋脩 54 1.58.5 34.9

後方追走から最後は少しは伸びていたのだが、前目でひと足使うタイプの馬なので、前半でポジションが取れなければどうしようもない。この馬にとって今回のペースは速かったようだ。ただ、オープンに入って過去2戦はG2で、今回はペースが合わなかったということなので、弱いメンバーのG3戦であればまだ好走できるチャンスはありそう。

11着 11番 トーセングラン 牡 6 丸山元気 54 1.58.9 35.9

6番手追走するも見どころなく終わる。長い休養を挟んでのオープン初戦ということで、この1戦だけで判断しない方がいいのかもしれない。

12着 7番 プレシャスブルー 牡 8 勝浦正樹 55 1.59.2 35.4

後方追走のまま見どころなく終わる。追走力がないのはいつものことなのだが、今回は追走で末脚が削がれてしまったようだ。

13着 1番 マウントゴールド 牡 9 荻野極 57 2.00.1 36.9

6番手追走していたが、直線まるで伸びず。もう好走するのは難しそう。

14着 10番 ラインベック 牡 5 西村淳也 54 2.01.4 38.7

2番手追走していたが、直線に入ってやめてしまったとのこと。先行力はあるが、オープン入りしてから凡走が続いている。

15着 4番 アルサトワ 牡 5 丹内祐次 56 2.02.3 39.7

逃げたが直線でズルズル後退。戦績からするとちょっと負けすぎなのだが、逃げ馬にはこういうこともよくあるということ。

 



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