2022 平安ステークス G3 レース回顧
テーオーケインズの強さが目立つレースとなった。このメンバーであれば当然の結果で、もう海外帰りで調子はどうかとかは気にしなくてよい時代なのだろう。
1.レース結果の基礎データ
2022年 5月21日(土) 3回中京5日 天候: 曇 馬場状態: 良
11R 第29回平安S
4歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定) ダート 1900m 16頭立
馬場差 -1.1 完全タイム差 -0.4
タイムランク C メンバーランク C
LAP : 7.2-10.9-11.3-13.4-12.9-12.6-12.5-12.3-11.6-12.3
通過:29.4-42.8-55.7-68.3 上り:74.2-61.3-48.7-36.2 平均:1F:12.32 / 3F:36.95
脚抜きの良いダートで、中盤少しペースが緩んでいて、L2Fだけやや速くなるラップでで追い込みにくい展開になっている。
2.完全タイム差検証
0.5秒ほど低く見た方がよさそう。
3.各馬の分析
1着 4番 テーオーケインズ 牡 5 松山弘平 59 1.57.0 35.9
スタートよく、インの4番手の位置を楽にとる。4角をインでじっくり回り。直線に入って少し外に出して加速するとしっかり伸びて、残り200mを過ぎたところで先頭に立ち、後は突き放す一方の楽勝だった。斤量59キロでもこのメンバーでは格の違いを見せつける圧勝だった。
2着 3番 ケイアイパープル 牡 6 藤岡康太 57 1.57.4 36.5
スタートはあまり速くないものの、気合を入れて、鞭を一発入れると少し外に寄れつつも勢いがつき、1角まで3番手の位置につけるがやや外を回る形になる。4角で勢いをつけて内の前2頭に並びかけて直線の途中で交わすも、テーオーケインズ には一瞬で交わされてしまった。それでも3着とは0.4秒差をつける2着だった。先行してしぶとい馬であるが、今回は前半ややロスの大きい形で、それでも2着なのだから先行有利の展開で先行した馬のなかではもっとも力量があったということだと思う。
3着 5番 メイショウハリオ 牡 5 浜中俊 57 1.57.8 36.4
中団やや後方を追走。直線に入ってからよく伸び続けたが、3着がやっとだった。このメンバーでは末脚はよかったが、先行した1、2着馬と上り3ハロンタイムは大差ないので堅実ではあるが勝ち切るには展開の助けが必要なようだ。
4着 10番 スマッシングハーツ 牡 6 鮫島克駿 56 1.58.0 36.3
後方追走直線で大外に出して、坂を上がってからよく伸びたが4着までだった。末脚はあるが追走力にやや難がある。
5着 8番 スワーヴアラミス 牡 7 松田大作 58 1.58.1 37.0
中団追走。4角でやや外を回って進出を図るもあまり位置は上がらず、直線入口では中団のやや後ろの位置だったが、そこから最後までよく伸び続けていたように見えたが、上り3ハロンタイムは大したことなかった。それでも最後までしぶといところがあるので、ポジショニングや展開に恵まれたら東海Sのように好走する可能性はある馬。
6着 2番 オーヴェルニュ 牡 6 福永祐一 57 1.58.3 36.9
インの中団を追走。4角もインを回り直線で伸びようとするも大して伸びなかった。インでもっとも効率のよい立ち回りをした割に、末脚が大したことなかったので、もっと上りがかかる展開にならないとダメなのだかもしれない。
7着 9番 サンライズホープ 牡 5 幸英明 57 1.58.3 37.5
楽に先頭煮立ち逃げ、直線途中までよく粘っていたが、残り200mで勢いを失った。近走で2着に好走したシリウスSのこの馬の上りが37.9秒なので、先行力があってもかなり上りのかかる展開にならないとダメなようだ。
8着 1番 カデナ 牡 8 武豊 57 1.58.4 36.2
最後方追走から直線伸びるもここまで、末脚は堅実ながらダートでは強烈な末脚は繰り出せない。
9着 11番 サンダーブリッツ 牡 5 川田将雅 56 1.58.5 36.8
中団インのやや後方を追走。4角もインでロスなく走ったが末脚は大したことなかった。オープン特別で好走を続けてはいたが、末脚は大したことなく、立ち回りの良さを活かして好走するタイプのようなのだがここでは通用しなかった。
10着 7番 デルマルーヴル 牡 6 吉田隼人 57 1.58.5 36.6
後方追走のまま見どころなく終わる。
11着 15番 ダンツキャッスル 牡 6 柴山雄一 56 1.58.8 36.8
後方追走のまま見どころなく終わる。
12着 16番 ペルセウスシチー 牡 5 和田竜二 56 1.59.0 37.6
後方追走のまま見どころなく終わる。
13着 6番 ブルベアイリーデ 牡 6 M.デム 56 1.59.1 37.9
中団追走するも4角の終わり辺りから勢いを欠いた。
14着 12番 グレートタイム 牡 7 藤岡佑介 56 1.59.6 38.2
中団をやや外を回るも、直線で伸びを欠いた。ここではやや能力不足。
15着 14番 ヒストリーメイカー 牡 8 小崎綾也 56 1.59.7 38.0
後方追走のまま見どころなく終わる。
16着 13番 ダノンファラオ 牡 5 坂井瑠星 58 2.00.0 39.1
2番手追走していたが、直線の途中でもう勢いがなくなってしまった。
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