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2022年6月 7日 (火)

2022 安田記念 G1 レース回顧

直線入口で横一線ヨーイドンの瞬発力勝負になり瞬発力が問われる勝負になった。33秒台前半以上の末脚が繰り出せない馬には厳しいレースとなった。


1.レース結果の基礎データ


2022年 6月 5日(日) 3回東京2日 天候: 曇 馬場状態: 良
11R 第72回農林水産省賞典安田記念
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝 1600m 18頭立


馬場差 -2.2 完全タイム差 +1.0
タイムランク SL メンバーランク C

LAP :12.2-11.0-11.5-12.0-12.0-11.2-11.0-11.4
通過:34.7-46.7-58.7-69.9 上り:69.1-57.6-45.6-33.6 平均:1F:11.54 / 3F:34.61


前半は遅く典型的なラスト3ハロンの瞬発力勝負になった。

 


2.完全タイム差検証


20220060702

SLランクではあるが、上方補正の必要はなさそう。


3.各馬の分析


1着 13番 ソングライン 牝 4 池添謙一 56 1.32.3 32.9

中団外追走。4角を外をじっくり回ったが、直線では前の馬と大差なくかなり横一線に近い隊列になり直線ヨーイドンの瞬発力となった。そうなるとこの馬の瞬発力が最後は他馬に勝り1着となった。通過順を見ると前走と大差ない位置にいたように見えるものの、残り600mでの先頭との差が前走は1.3秒だったのが今回は0.7秒だったので今回の方がポジションが取れていたことがわかる。本来残り600mでは先頭と1秒以内の差の位置につけれる馬なので、前走はやや失敗していて、その失敗を今回はうまく矯正しての1着だった。瞬発力は非凡ながら阪神カップのようなペースになると末脚が削がれてしまうので、今回はペースもこの馬に向いた形になったようだ。


2着 9番 シュネルマイスター 牡 4 ルメール 58 1.32.3 32.9

中団追走。直線入口ではソングラインの内で同じような位置につける。直線の追い比べではソングラインにやや劣るように見えたもののゴール前で鋭く伸びソングラインに肉薄しての2着。高いレベルで安定して走っており今後もマイルでは安定した成績を残しそう。

3着 17番 サリオス 牡 5 レーン 58 1.32.3 33.0

中団追走。直線入口ではやや外のソングラインの少し前の内の位置にいてそこからよく伸びて勝ち切りそうな勢いだったもののゴール前で少し勢いが鈍って3着。久々にこの馬らしい瞬発力が発揮できたのだが、このところの不調からなぜ復活できたのか理由がわからず、今後も好走できるかもわからないので、今後のこの馬の扱いが難しくなった。

4着 15番 セリフォス 牡 3 藤岡佑介 54 1.32.4 32.8

中団やや後方外を追走し、直線入口ではソングラインのすぐ外の後ろにいて同じような脚色で伸びてきたものの、直線入口時点で前にいた馬を交わすことはできなかった。横一線ヨーイドンの瞬発力勝負なので直線入口までやや後ろだったポジションが最後まで響いた。ただ、前走はもう少し前の位置にいて最期脚色が鈍ったので、脚を貯めないと今回のような瞬発力が繰り出せないタイプなのかもしれない。ただ3歳馬としてはかなりの好走なので、今後の成長力によってはまだ伸びしろがある可能性がある。

5着 7番 ファインルージュ 牝 4 武豊 56 1.32.5 33.5

5番手追走。直線よく伸びているのだが、最後は上位馬の末脚に屈した。戦績からも瞬発力勝負では部が悪かった。

6着 4番 ダノンザキッド 牡 4 川田将雅 58 1.32.5 33.7

2番手追走。線よく伸びているのだが、最後は上位馬の末脚に屈した。戦績からも瞬発力勝負では分が悪かった。戦績から速い末脚を繰り出せているのは超スローペースに限られているので、高いレベルの瞬発力勝負には対応できなかった。

7着 10番 エアロロノア 牡 5 幸英明 58 1.32.5 32.6

後方追走。直線大外から最後はよく伸びてきたが、位置取りが後ろ過ぎるのでここまで。鋭い末脚があっても追走力がなく、さらにペースが速い時は追走で末脚が削がれてしまうので、好走するのが難しい。オープンでは特別戦しか好走できていないので、弱いメンバーでないと通用しないということかもしれない。

8着 8番 イルーシヴパンサー 牡 4 田辺裕信 58 1.32.5 32.6

後方追走。最後はよく伸びてきたが、位置取りが後ろ過ぎるのでここまで。瞬発力があっても追走力に難があるようだ。

9着 18番 ナランフレグ 牡 6 丸田恭介 58 1.32.7 33.1

後方追走。直線よく伸びたが、最後は少し脚色が鈍った。1200m戦ではかなりの瞬発力を示していたが、マイル戦の瞬発力勝負になるとやや分が悪いようだ。

10着 3番 ロータスランド 牝 5 M.デム 56 1.32.7 33.5

中団イン追走。直線の伸びは今一つだった。戦績からあまり速い末脚は繰り出せていないので、瞬発力勝負は向かない。

11着 16番 レシステンシア 牝 5 横山武史 56 1.32.7 33.6

スタート直後は先頭に立てそうな勢いがあったが、5番手の位置につける。瞬発力はないので、直線入口で5番手の位置にいた時点でノーチャンスだった。ポジショニングの面でもかなり消極的な走りで、今後は今まで以上にアテにし辛くなりそう。

12着 5番 ホウオウアマゾン 牡 4 坂井瑠星 58 1.32.8 34.1

先頭に立ったものの、最後瞬発力勝負になっては持ち前のしぶとさを活かすことはできなかった。

13着 14番 ソウルラッシュ 牡 4 浜中俊 58 1.32.9 33.3

インのやや後方を追走。直線の伸びも今一つで、瞬発力勝負への対応は今一つだった。初の斤量58キロも響いたかもしれない。

14着 12番 ダイアトニック 牡 7 岩田康誠 58 1.33.0 34.1

3番手追走していたが、ここでは瞬発力が足りなかった。

15着 2番 ヴァンドギャルド 牡 6 岩田望来 58 1.33.2 34.0

中団やや前目のポジションにいたが、ここでは瞬発力が足りなかった。

16着 6番 カラテ 牡 6 菅原明良 58 1.33.2 33.8

中団追走していたが、33秒台の末脚を繰り出したことがなかった馬なので、ここまでだった。

17着 1番 カフェファラオ 牡 5 福永祐一 58 1.33.3 34.4

3番手追走していたが、芝ではトップスピードが足りないと騎手も認める走りだった。

18着 11番 カテドラル 牡 6 戸崎圭太 58 1.34.0 34.2

後方追走から見どころなく終わる。この馬も瞬発力勝負は向かない。

 

 



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