競馬

2019年8月25日 (日)

2019 キーンランドカップ 予想

今週はキーランドカップの予想にチャレンジする。

各馬の過去のレースにおける真完全タイム差(補正済完全タイム差)による定量評価と、レース回顧による定性評価により予想を組み立て、正解に近づけることを目指す。

1.予想馬券

 (1)本線

    ④セイウンコウセイから、①ナックビーナス⑥ハッピーアワー⑬ダノンスマッシュ⑯リナーテへの3連複流し

 (2)遊び

    ⑭ナックビーナス1着固定で、2,3着が⑨セイウンコウセイ固定で、相手が⑥ハッピーアワー⑬ダノンスマッシュ⑯リナーテへの3連単

2.1走前、2走前の真完全タイム差

馬番 馬名 1走前 2走前
1 ナックビーナス 海外 +1.9
2 デアレガーロ +0.8 +0.3
3 サフランハート +1.4 +1.8
4 セイウンコウセイ +0.8 +0.4
5 ペイシャフェリシタ +1.3 +1.1
6 ハッピーアワー +1.2 +1.2
7 タワーオブロンドン +0.9 +0.2
8 シュウジ 取消 地方
9 カイザーメランジェ +1.1 +1.4
10 アスターペガサス +0.9 +0.6
11 ライオンボス +0.7 ー0.1
12 ダイメイフジ +0.8 +1.0
13 ダノンスマッシュ 取消 +0.5
14 ライトオンキュー +1.1 取消
15 パラダイスガーデン +1.4 +1.2
16 リナーテ +0.9 取消

 


※完全タイム差を補正する(真完全タイム差)とともに、G1,オープン,3勝クラスの戦績については相応の補正をしている。

3.レース回顧の再掲

CBC賞

3着   3番  セイウンコウセイ   牡 6 幸英明    58  1.09.9 35.0 
好スタートからハナをとり、ややスローなペースに落として、3着に粘り切った。
前々走がブリンカーが効きすぎて暴走したものの、前走と今回と2走続けて好走できたことで、この馬はもう完全復活したと考えてよいと思う。ただ、今回は内枠で最短距離を走れたことが大きいと思うが、今回はこの馬が内の枠になったことがこの馬を相手候補から外すことは出来ないと思ったが、その考えは正しかった。今後も先行して好走する機会は十分あると思う。

函館スプリント

1着  10番  カイザーメランジェ 牡 4 江田照男  56  1.08.4 34.0 
スタートが特に速いわけではなかったが、他に速い馬がいなかったため楽に先頭に立つ。その後ペースを全く緩めない絶妙なラップで走り、後続の追い上げを封じ、直線の短いことも活かし最後までしのぎ切った。
前走直線1000mの競馬で先行した経験が生きての逃げだったと思う。ただ、3ハロン目以降ラップは見事だったものの、1、2ハロンが12.3-11.0というのは重賞としては明らかに遅く、今後このような楽なペースに恵まれることは少ないと思われる。

2着  11番  アスターペガサス   牡 3 小崎綾也  52  1.08.6 34.0 
好スタートからカイザーメランジェのすぐ後ろの外をついて行くが、3,4コーナーでカイザーメランジェのペースが全く緩まないので1馬身ほど離されてついて行くのがやっとの状態になるものの最後まで2着に粘り切った。
わりと3歳馬が好走するレースであるが、この時期ならではの斤量差が活きることが大きい。この馬が最後まで2着に粘れたのも52キロの恩恵だと思う。このレースを好走しても秋以降ぱっとしない成績の3歳馬も多いので、秋に好走するところを見せるまでは疑ってかかった方がよいと思う。

3着  13番  タワーオブロンドン 牡 4 レーン    58  1.08.6 33.5 
好スタートながら行く気なく後方を追走。4角で外に出し、追撃態勢に入ったものの、じわじわとしか伸びず3着となった。差し馬なのにトップスピードがさほど速くないので、今回のような差し切れないシーンはもう何度も見てきているのだが、さすがにこのメンバーならば差し切れるのではないかと思ったものの、1200m戦でさらに能力が劣ったということはありそう。やはりこの馬は前走のように、1400m、平均ペース、高速馬場と、好条件がそろわないと好走出来ない馬なんだと思う。3着に入っても、4着以下が弱かったということで評価できない。

4着   7番  ダイメイフジ       牡 5 松岡正海  56  1.08.7 33.8 
4番手追走、直線で追い上げ体制に入るも全く伸びなかった。
ごくたまに好走する馬であるが、もうさらにメンバーが弱くならないと好走は難しそう。

5着   2番  ペイシャフェリシタ 牝 6 岩田康誠  54  1.09.0 34.1 
スタートは遅かったが、2の脚でなんとか最内の3番手の位置を取る。追走にやや苦労しているようだったが、なんとか直線までは踏ん張っていたものの、直線でまるで伸びず後退した。
なぜか穴人気になっていたが、そもそもこの程度の実力ということだと思う。追走に苦労してまったく脚が溜まらなかったようで、この馬はどこかでペースが緩んで脚が貯められる展開にならないとよさが発揮できないというのはありそうだ。

NHKマイルカップ

7着  14番  ハッピーアワー      吉田隼人    1.32.8 33.7
この馬も後方待機で外から伸びてきたが、前半の位置取りが後ろすぎた。前半の基礎スピードに難がありそう。ただ、まだトモが甘いために頭が浮くような走りになるということなので、完成されてくればもう少しやれるかもしれない。

高松宮杯

2着   4番  セイウンコウセイ    幸英明      1.07.4 33.9
好スタートから一旦先頭に立つも、外から来た2頭に先に行かせ、最内の3番手のポジションをがっちりキープする。4角で他馬が外を回って追い上げる中、インで追い出しを少し待ち、直線入ってスパートして一旦先頭に立つもミスターメロディに交わされての2着だった。
内で好スタートを切りつつも他馬に先に行かせてインのポジションで我慢できたのがよかった。前走はブリンカーを初着用したものの、ブリンカーが効きすぎて暴走したので、その経験をうまく活かせた形になった。この馬の昨年の函館スプリントS勝ちが高速タイム決着だったので、高速馬場への適正があることは示していたが、近走の上がり3ハロンタイムが悪すぎたので軽視してしまったが、函館スプリントSなんかは上がり3ハロンタイム順位13位で勝っているわけで、やはり内枠で先行力のある馬は警戒すべきだったということなのだろうと思う。

4着  13番  ダノンスマッシュ    北村友一    1.07.5 34.0
まずまずのスタートから、3角でやや強引に内に切れ込み4番手追走の位置を確保する。4角では内の馬の影響でやや外を回る距離ロスがあるものの、直線ではしっかり伸びるかに見えたがさほど伸びず4着だった。
外枠だったことからの距離ロスが大きかった。また、残り3ハロンであまり前が減速しなかったので、この馬のギアチェンジが活かせる展開にならなかった。また、過去2戦は内枠だったことで、距離ロスなく走れて追い出しを待って、最後の加速で勝つパターンでできたが、今回は外枠だったために追走にあまり余裕がなかったことも最後に一足使えなかった要因になっていると思う。なお、3角で強引に内に切れ込んだことにより9番ナックビーナスおよび6番アレスバローズの進路が狭くなったということで、北村友一騎手に過怠金10万円の採決が下っている。
このように、人馬ともにこの路線の主役になるのはまだまだ課題が多いということを示した結果となった。

7着  16番  デアレガーロ        池添謙一    1.07.8 33.5
大外からしっかり追い上げてきたが、前が止まらない展開では7着まで追い上げるのが精いっぱいだった。直線入り口の隊列図が示すように、外を回った距離ロス、不利は大きい。末脚はしっかり使えていたので、またどこかで好走できるチャンスはありそう。

11着  17番  ダイメイフジ        丸山元気    1.08.1 33.9
外枠ということ以前に末脚不発。やはり少し間隔を空けて出走した後の叩き2戦目のみ走る馬と考えてよさそう。

12着  14番  ペイシャフェリシタ  松田大作    1.08.1 34.2
直線ではジワジワのびではいたものの、外の後ろからでは相手にならず。やはり前走のレース回顧での見立て「この馬は直線でしか伸びれない馬のようだ。3着以内に入れたレースはインをうまく立ち回ったレースが多いので、インで労することなく前目の位置を取れて直線の伸びだけで3着以内に入れるようなレースでないと馬券圏内に入るのは難しいということだと思う。」は正しいと思う。

14着   9番  ナックビーナス      大野拓弥    1.08.9 35.2
芝1200mではかなり長期間好走している馬なので、今回の凡走は3角でダノンスマッシュで受けた不利が大きかったようだ。このレースは参考外とした方がよさそう。

京王杯SC

1着   9番 タワーオブロンドン  レーン      1.19.4 33.1 
まずまずのスタートから中段につけて、直線ではじわじわと長く脚を使って1着となった。
レースぶりを見ていて、最後の直線では、瞬発力に秀でた馬がいなく、前で粘る馬もいなかったので勝てたという感じなのがわかる。高速馬場と平均ペース勝負がこの馬がもっとも能力を発揮するケースということだと思う。

2着   7番  リナーテ            武豊        1.19.5 33.3 
中段からだったが、インを回ってこれたのがよかった。直線に入ってからの伸び脚は鈍かったが残り200mで伸びて2着を確保したので、立ち回りの上手さと一瞬の脚を最後にうまくつかえたのがよかった。

京都牝馬

1着  10番  デアレガーロ        池添謙一    1.21.0  34.2
まずまずのスタートではあったが、中段の馬郡の中の位置を通ることができた。4角から直線にかけてはあまり外を回らずに抜け出すことができて、あまり速い脚ではなかったが、最後までしっかり伸びて1着となった。
この馬オープンに再昇級して4戦目で過去3戦が成績今ひとつでも古馬混合戦でかつ前走がG2戦であったため、牝馬限定戦であれば本領発揮出来るかもと思って、相手候補としては狙うことは出来たものの、勝ち切るとまでは予想はできなかった。
最後の末脚は、2着のリナーテとほぼ同等だったので最後の着順は内外を回った差のように見えた。減った馬体が一気に回復したこともよかったようだ。前半の追走が楽だったようなので1200m戦よりも1400m戦の方がよさそう。末脚が鋭いタイプでもなさそうなので、平均ペース以上だったり、時計のかかる馬場だったりと上がり勝負にならない方がよさそうと、色々書いてはみたが、次どんなときに狙えそうかと考えるのは難しい。


4.結論

ここ2戦好走を続けているセイウンコウセイを軸にする。昨年、好調期間が長かったナックビーナスも、前々走の高松宮杯の凡走は不利を受けてのものだったので、狙ってみたいところであるものの、海外帰りなので狙いを下げたが、1着の可能性を考えて遊び馬券で狙ってみる。ハッピーアワーは可能性は低いと思うものの、成長力、斤量を活かすことが出来て好走しても不思議ではないので、狙ってみた。

 

2019年8月18日 (日)

2019 札幌記念 G2 予想

今週は札幌記念の予想にチャレンジする。

各馬の過去のレースにおける真完全タイム差(補正済完全タイム差)による定量評価と、レース回顧による定性評価により予想を組み立て、正解に近づけることを目指す。

1.予想馬券

 (1)本線

    ⑨フィエールマンから、③ステイフーリッシュ⑥ランフォザローゼス⑩サングレーザー⑭クロコスミアへの3連複流し

 (2)遊び

    ⑭クロコスミア1着固定で、2,3着が⑨フィエールマン固定で、相手が③ステイフーリッシュ⑥ランフォザローゼス⑩サングレーザーの3連単

2.1走前、2走前の真完全タイム差

馬番 馬名 1走前 2走前
1 ブラストワンピース +2.0 +1.7
2 クルーガー 海外 海外
3 ステイフーリッシュ +1.0 +1.2
4 ナイトオブナイツ +1.9 +1.1
5 ロードヴァンドール +3.3 +1.0
6 ランフォザローゼス +1.0 +1.6
7 エイシンティンクル +1.3 +1.2
8 ゴーフォザサミット +1.6 +1.6
9 フィエールマン ー0.1 +0.8
10 サングレーザー +0.1 +2.5
11 ペルシアンナイト +0.8 +2.4
12 ワグネリアン +1.5 +0.2
13 サクラアンプルール +0.9 +1.3
14 クロコスミア +0.5 +0.9

 


※完全タイム差を補正する(真完全タイム差)とともに、G1,オープン,3勝クラスの戦績については相応の補正をしている。

3.レース回顧の再掲

函館記念

3着  10番  ステイフーリッシュ 牡 4 中谷雄太 57.5 1.59.9 35.3 
4番手追走から、勝負所でスパートし、脚は速くはないものの、最後まで脚色衰えることなく3着になった。
相変わらず、長く脚を使える持続力はあるものの、トップスピードは速くない。しかしながら毎度安定して自身の能力を発揮するので、2,3番手候補として常に警戒すべき馬である。

8着  14番  ナイトオブナイツ   牡 6 池添謙一  56  2.00.8 35.4 
後方から、メートルダールのすぐ外の少し前を追走し、残り600mで外に出して進出し、メートルダールよりはコーナーでの反応はよかったが、他馬も同じように追い上げているので着順を上げることができなかった。
最近後方からの追い込みで末脚が安定的に発揮できるようになってきたものの、やはり重賞では能力は足りない。前走のオープン特別2着は展開に恵まれた要素が大きかったということである。

七夕賞

3着   9番  ロードヴァンドール 牡 6 横山典弘  55  2.00.2 37.8
好スタートから3番手につけるが、1,2角では内を回ったがそれ以外はやや外の馬場のいいところ選んで追走していた。直線ではミッキースワローにあっさり交わされるもしぶとく粘って3着になった。
先行した馬の中で最も好走したが、馬場のいいところを通ったことが大きそうだ。前走の天皇賞は惨敗だったが、先行馬の場合は惨敗後の好走はよくあるので、気にする必要はなく実績的に3着に好走しても不思議のない馬である。こうした人気薄の先行勢の前残りは競馬ではよくあることであり、他の先行馬のタニノフランケル、ブラックスピネル、カフェブリッツが能力今一つであることを踏まえるとこの馬を相手候補とすることは十分考えられることであり、この点では僕の予想は正しかったと考えている。


鳴尾記念

3着   6番  ステイフーリッシュ 牡 4 藤岡佑介  56  1.59.8 35.2 
4番手追走で残り600mからスパートするも、直線でメールドグラースにはあっさり交わされ、ブラックスピネルを捕らえることもできなかった。
この馬の個性である、ロングスパートで長くいい脚を使うものの、トップスピードが劣るといった特徴がそのまま現れたレースとなった。鋭い末脚はないものの、最後まで脚は衰えないので、G2,G3戦であれば常に2,3着候補として検討すべき馬ではある。

安田記念

5着   4番  サングレーザー     牡 5 岩田康誠  58  1.31.1 32.9 
インぴったりを通って、直線では伸びたが、最後は甘くなった。直線でかなり伸びて善戦したかのように見えたが、昨年秋に比べると物足りない末脚だった。少し衰えがあるのかもしれない。

10着  13番  ペルシアンナイト   牡 5 M.デム  58  1.31.8 32.7 
大きな不利を受けて最後方になったが、最後はかなりいい末脚を見せていたのでデキはかなりよかったようだ。この馬は高速馬場が合っているが、L2Fの末脚は速かったが、L1Fの脚は大したことなかったので、いい脚は長く続かないのような。そのため東京コースは合ってなく、狙いどころの幅が狭く、今後好走する機会は少なそうだ。

11着   3番  サクラアンプルール 牡 8 横山典弘  58  1.31.9 33.3
インの後方の位置にいて、直線あまり伸びず見所はなかった。この馬には全く合わない距離、コースだったということ。

ヴィクトリアマイル

3着   3番  クロコスミア        戸崎圭太    1.30.6 33.5
好スタートだったが、他馬が速いので一旦前から4番手の位置まで下げる。直線ではラッキーライラックと合わせ馬のような形となり、一旦後方に下がりそうになったものの、最後はラッキーライラックを差し返して3着となった。
ラッキーライラックを差し返したのには驚いたが、2年連続牝馬G1のエリザべス女王杯を2年連続で2着した実績は相当なものだったということだったと思う。この馬相当に接戦に強いようだ。直線に入ってすぐ差された馬をゴール直前で差し返すなど、なかなか出来る芸当ではない。

目黒記念

4着   7番  ゴーフォザサミット 牡 4 石橋脩    57  2.28.7 35.6 
好スタートから、4番手のインぴったりを追走して、直線では残り300Mで一旦先頭に立ったが、末脚が続かず4着となった。
速い流れを先行する力はあるが、末脚は大したことない馬。ただ、この馬はオープンでは重賞ばかり使っているのでオープン特別ではあっさり勝ち切る場面もありそう。

8着   6番  ブラストワンピース 牡 4 池添謙一  59  2.29.1 35.8
中段のやや外を追走していたが、直線でも大して伸びなかった。
ハンデ59キロを背負っていたにしても、グランプリホースとしてはふがいない走りで、かなり調子を落としているようだ。しばらくは軽視した方がよさそう。このメンバーでこの程度の走りではどうしようもない。

クイーンC

5着  11番  エイシンティンクル 牝 6 武豊      55  1.47.3 33.9 
スタートはよくなく後方からになる。ウラヌスチャームの少し前を追走していたが、最後はウラヌスチャームと併せ馬のような形になり競り負けた。
先行してたまに好走する馬ではあるが、ゲートに難がある馬のようなので、アテにできないタイプのようだ。先行馬が多く揃ったレースでは基本消しでよいのではないだろうか。

日本ダービー

7着  14番  ランフォザローゼス  福永祐一  57  2.23.2 34.4
中段追走から、直線ではクラージュゲリエの内から同じように伸びるも最後は脱落した。
G2,G3で2着してきたように、善戦はするが決め手に欠ける。


青葉賞

2着   3番  ランフォザローゼス  ルメール    2.25.0 35.8 
4番手を先行し、最後はひと脚使って2着に浮上した。速い流れを先行して最後まで脚を使えるのは京成杯も同じだったので、やはり堅実な馬ということだと思う。

 


天皇賞

1着  10番  フィエールマン      ルメール  58  3.15.0 34.5 
序盤は後方からで、1周目の直線あたりでペースが緩んだところで徐々に前に進出し、2コーナーから向こう上面でさらに前に出て、先頭から5馬身くらいの位置でレースを進め4角の勝負所では少しづつスパートし、直線でグローリーヴェイズに並びかけられたところから鞭を入れてスパートして激しい叩き合いの末グローリーヴェイズを退けて1着となった。
グローリーヴェイズとの差は上手いポジショニングで4角の勝負所を余力を持って回れた差だと見る。このレースの3着以下と大きく実力差はあるのは明らかだが、自身の走りとしてスローペースのバランスで走れていて、トップスピードをグローリーヴェイズほど長くは持続させていないので、そんなに無茶苦茶強い勝ち方ではない。なので、まだ中距離で流れるレースになったり、直線坂のあるコースでは、前走のAJCCのときのようにいい脚が意外に長く続かないように見えるケースは起こり得ると思う。しかしながら、絶妙なポジションで走れる操縦性の高さと瞬発力はかなり高いレベルにあることは今回レースでも示したので、今後もむやみに馬券対象から外すべきではない馬ということは確かである。

12着  13番  ロードヴァンドール  横山典弘  58  3.20.7 39.9
前半で先行した馬に厳しい展開になったことに尽きる。

大阪杯

3着   2番  ワグネリアン        福永祐一    2.01.1 35.1 
最内の中段の位置を確保し、4角では距離得を活かしてアルアインのすぐ後ろにつけて直線で追い出し、直線入ってすぐのところでは、アルアインからちょと離されるも、その後加速し一旦キセキを抜くも最後はキセキにギリギリ差し返されて3着となった。
ダービー馬とはいえ、古馬との対戦成績がなく、前走の神戸新聞杯もスローペース戦とはいえさほど高いレベルのものでなく、それでいて今回休み明けなので、今回はさすがに苦しいだと考え僕はこの馬を馬券の対象から外してしまったのだが、その考えが間違っていた。
また、最近の福永騎手はインを距離ロスなく走るレースが多くなっているように思う。福永騎手が有力馬に乗って内枠に入ったら、あまり軽視しない方がよいかもしれない。
ただ、今回低レベルレースであったこと、この馬は加速が速くなく、それでいていい脚が長く使えないように今回は見えたので、今回の3着は恵まれた3着と考えてよいと思う。また、休み明けの弥生賞、神戸新聞杯で好走していることから、休み明けでも走る馬と考えてよいと思うので、使っても上積みはあまりないのではないかとも思う。次走人気になったら疑って見た方がよいかもしれない。

6着   7番  ブラストワンピース  池添謙一    2.01.3 35.3
ダッシュつかず後方からになり、4角では素早く加速するも大きく外を回る形になり、最後はしっかり追い込んでくるも4角でも距離損のため、届かず6着となる。
正面からのパトロール映像を見るとよくわかるが、4角で大外を回ったことが、このレースでは致命的なロスだったことがわかる。
有馬記念のレース回顧では僕は「4コーナーの加速性能は高く、それでいてゴールまでしっかり伸びる末脚の持続力はかなり高いと感じられる強い勝ち方だった」と書いたが、今回も4角でしっかり加速し最後まで伸び続ける末脚は見せていた。そのため、この馬の特徴として、前半の位置取りによっては、この馬の良さを活かせないレースになってしまうリスクがあるということが今回改めてわかった。思えばダービーのときも、ワグネリアンに蓋をされて追い出しが遅れたりしていたので、そうした何らかのロスが生じる可能性を考慮する必要があるということである。なので、この馬を軸にして馬券を組み立てるのはリスクが大きいのかもしれないということを今回改めて感じた。特に今回のように1番人気になるレースの場合は、軸馬にはしない方がいいのではないかと思う。

11着  11番  ペルシアンナイト    M.デムーロ    2.02.0 36.1
4角ではブラストワンピースから1頭分内ではあるが、かなり距離損のある外をまわってきて、デムーロ騎手らしからぬコース取りだった。直線ではブラストワンピースと併せ馬になったがブラストワンピースには歯が立たず、デムーロ騎手は途中で諦めたように見えた。デムーロ騎手のコメントでは「今日のような緩い馬場は合わない」とのことだが、緩い馬場でも好走した実績があるので、それはあまりはてはまらないように思う。休み明け2戦目で好走することが多い馬なのだが、今期はあまり調子がよくないと見た方がよいかもしれない。
 
12着   8番  サングレーザー      ミナリク    2.02.1 35.8 
4角で躓いたのが響いたということもあるようだが、走らなさすぎでがっかり。休み明けが走らないタイプでもないので、今回の凡走により今後の扱いが難しくなった。

13着  10番  ステイフーリッシュ  藤岡康太    2.02.4 36.1
長くいい脚は使うがスピードに欠ける馬なので、このメンバーではスピード能力が劣ったとの評価でいいと思う。

阪神牝馬S

5着   5番  クロコスミア        岩田康誠  54  1.33.7 33.4
最内で前から3番手を追走していたが、直線で伸びず5着。
直線で前が詰まったが、詰まってなくても抜け出せていたとは思えない走りだった。この馬がオープン戦で好走したのは、スローペースで1,2番手を取れてマイペースで走れたときに限られる。好走できる条件は狭い。


日経賞

3着   4番  サクラアンプルール  横山典弘    2.34.6 35.2
スローペースになれば、最後は一脚使ってくる末脚は8歳になっても健在のようだ。さらに今回は最内をうまく立ち回って追走に脚を使いすぎることなく4角を回って直線入り口で楽に先団に取り付けたのがよかった。

5着   2番  ゴーフォザサミット  石橋脩      2.34.9 35.9
3番手追走から、ロングスパート戦でも直線入り口ではよく喰らいついていたものの、その後伸びず5着になる。
直線では伸びなかったものの、大きくバテてはいなかったので、さらにメンバーが弱くなるオープン特別がやG3戦では善戦することはできるかもしれない。

AJCC

2着 4番 フィエールマン ルメール 02:13.7
ゆったとしたスタートから行く気はないものの、しっかりと中段の位置を確保、勝負所からゆったりとスパートを開始し、直線ではシャケトラのすぐ後ろに位置するも外からメートルダールに蓋をされそうになるも、一瞬の加速の速さで抜け出しシャケトラにグングン迫るもわずかに届かず2着となった。
同じ菊花賞で好走したブラストワンピースやグローリーヴェイズが古馬に勝っていることから、この馬がここでもいい勝負をするだろうということは容易に想像がついたわけだが、この馬は戦績が少なすぎて、菊花賞も菊花賞らしからぬ実質2ハロンの瞬発力勝負と特殊なレースであったとこから、この馬の実力を推し量るのは難しかった。結局、このレースは菊花賞と同様に瞬発力勝負になったので、直線に入ってからの一瞬の加速の速さはさすがと思わせるものがあったが、そこからさらにトップスピードを上げるかと思ったものの、結局シャケトラを差し切るまでには至れなかったのは今後に不安を残したと思う。ゴール前の場面を何度も見てみると、実は坂が堪えているじゃないかとか、東京のような長い直線ではトップスピードが持続しないのではないかといった不安を感じる。また、レースが流れたときはどうなるかというのも未知数なので、まだまだこの馬の真の実力を計るにはあと数レース見る必要があると思う。

5着 11番 サクラアンプルール 蛯名 02:14.3
中段から、すぐ内にメートルダールがいたことから、終始やや外を回る形になる。4角では他馬と比べて若干仕掛けを遅らせ直線に入って末脚を爆発させようとするも、ジワジワとしか伸びず5着となった。
スローペースでいい末脚を発揮した実績があることから、直線で伸びてくるかと思ったものの、10.9-11.9のペースでは差し切るのは難しかったようだ。そんなに瞬発力に秀でているわけではないので、3着以内になるには、内を距離ロスなく立ち回るなど、恵まれた条件がないと難しいのかもしれない。G2レベルにはちょっと足りない馬ということなのかもしれない。

京成杯

2着 5番 ランフォザローゼス マーフィー 02:01.4
好スタートから序盤の先行争いに加わるも前2頭とは先行力が少し劣って3番手となる。3番手でも内で我慢することなく外から前2頭に迫って行こうとする姿勢を見せて4角でラストドラフトのペースアップに外からしっかりついていったが、最後までラストドラフトを上回ることができずの2着だった。
ラストドラフトとの差は外を回った分にも見えるが、最後は1馬身ちょっと離されたので現時点ではちょっとだけ力差があるように見えた。ただこの馬、前走と今回で少し道中のペースの違いがあったにもかかわらずしっかりと先行し、上位に入れる堅実さがあると思う。今後も最後はちょっと足りずに2着になることは多くなりそうな気がするが、3連複の軸馬として期待に応えてくれる馬になりそうな気がする。

 

4.結論

真完全タイム差、レース回顧記事よりフィエールマンが3着以内を外すとは考えにくいので、1番人気でも軸にする。エタリオウは低レベルの大阪杯で恵まれての3着しか古馬との対決経験がないことから、疑って、ブラストワンピースは先日書いたように有馬記念のパフォーマンスは55キロだったから出来たと考え、今回は外してみた。1番人気からの馬券でも2,3番人気がこなければソコソコの配当になるので期待したい。

 

 

2019年8月14日 (水)

2019 エルムステークス G3 レース回顧

モズアトラクション、サトノティターンは軸には向かないムラ馬であり、ハイランドピークはずっと不調で、さらに今回は今までとは違ったレースぶりをするなど、予想するのはかなり困難な結果となった。

1.レース結果の基礎データ

2019年 8月11日(祝) 1回札幌6日  天候: 晴   馬場状態:稍重
11R  第24回エルムS
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定)  ダート 1700m   14頭立


馬場差 -1.6 完全タイム差 +0.2
タイムランク C メンバーランク C

LAP : 6.5-10.6-11.4-11.9-12.1-12.1-12.3-12.4-12.6
通過:28.5-40.4-52.5-64.6  上り:73.4-61.5-49.4-37.3

前日の不良馬場からやや重まで回復してきていたとはいえ、高速馬場であった。かなりのハイペースになりながらL1Fは12秒台になっているのも高速馬場だったからということだろう。

2.隊列分析

2019081201

かなりの縦長になっているが、1,2着馬は直線入り口ではかなり前目につけているので、やはり小回りコースなので立ち回りの上手さが必要なレースとなった。

3.完全タイム差検証

2019081203

+0.2はやや過大評価、あと0.5秒程度は低く見た方がよい。

4.各馬の分析

1着   4番  モズアトラクション 牡 5 藤岡康太  56  1.41.9 36.0

前半は行く気なく後方から、残り400mあたりから一気に加速するとグングン伸びて、1着となった。
先行馬が総崩れとなるハイペースの中、後方から外を回らずやや内を通って4角で一気に加速できたのがよかった。この走りができるのであれば、先行馬が揃って前半が速くなりすぎると予想出来るレースであれば安定的に好成績が期待できると思うものの、この馬は昨年10月のレースで1コーナーおよび3コーナーで銜(ハミ)受けが不良となり前進気勢を欠き、平地調教再審査となったことがあった。この件以来僕はこの馬をムラ馬と見て軸には出来ない馬だと考えている。このところ成績が安定しているのは北海道の滞在競馬があっているということもありそう。

2着  13番  ハイランドピーク   牡 5 横山和生  57  1.42.2 36.6

先行グループからやや離れた7番手を追走し、3角手前のことにはインの位置を取り、コーナーに入るころからロングスパートを開始、直線に入ってモズアトラクションには交わされたように脚色はやや鈍ったものの前の馬がバテたのに乗じて2着になった。
逃げ先行のイメージがある馬ではあるが、序盤のスピードはそう速くないので、先手が取れないと凡走していたのだが、今回は早めのロングスパートを距離ロスないインを通ることで持続力を活かしたレースをした。距離ロスがなかったことと前がバテる展開だったことから2着になれたので、立ち回りのよさと展開がハマったことで2着になれたということ。前走の大沼Sとパフォーマンスはあまり大差ないので復調したということではない。今後は成績が安定しそうとは考えない方がよい。あと、この馬は湿った馬場の方がよいということも覚えておくべき特徴である。


3着   6番  サトノティターン   牡 6 藤岡佑介  57  1.42.4 36.0

後方追走から直線では外を回って追い込んで、3着になった。
直線での末脚はさほど鋭いようには見えず。3着から6着まではほとんど差がなく、ゴール直前で他馬の脚色が鈍ったことに助けられてかろうじて3着に入ったという印象。だいぶ鞭には耐えられるようになったものの、最後の直線では少し外にヨレていた。器用さがなく大外回って追い込むことしかできず、末脚もさほど鋭くないので、今後もかなりメンバーや展開に恵まれないと3着以内に入るのは厳しいと考えた方がよさそう。

4着  11番  レッドアトゥ       牝 5 福永祐一  54  1.42.4 36.5

中段のやや後方を追走し、3角で前にいたグリムがスパートしたのに合わせて、グリムの外から進出を開始し、直線に入るころにはグリムは交わしたものの、まだ前に馬が4頭いる状態で、自身の脚色は鈍ってきていたもののゴール前で2頭は交わしたが、サトノティターンにギリギリ差されての4着だった。
福永騎手のレース後コメントで「グリムが相手だと思って、結果外を回ってしまいました。相手を間違えました。もっと内を通れば良かったです。」とあるように内を回っていれば3着はあったと思われるレースぶりだった。少なくともサトノティターンよりは立ち回りは上手と考えてよさそう。末脚が武器の馬なので、今後も前崩れが狙えるレースであれば好走出来ると思う。

5着  14番  リアンヴェリテ     牡 5 国分恭介  56  1.42.4 37.7

大外から何が何でも先行する構えを見せたが、内のドリームキラリが速かったため2番手となるが、その後ずっと前がやり合う厳し展開となる。4角でドリームキラリを競り落とし、直線でもかなり粘っていたが、ギリギリ差されて5着だった。
3着とはほとんど差がない5着なので、前半がかなりハイペースだったことを考えるとかなり強い競馬をしている。大外枠でなく内枠だったら3着に粘っていただろう。

6着   7番  タイムフライヤー   牡 4 池添謙一  56  1.42.4 37.4

3番手でかなり前に喰らいつく形で先行し、最後まで良く粘っていた。この馬はやや早熟傾向があり、芝の古馬重賞で苦戦していたが、ダート戦で活路が見いだせた形となった。先行力と粘りがあるので、ダート戦で好走出来る機会はありそうだ。

7着  12番  グリム             牡 4 武豊      57  1.43.0 37.3

やや後方追走から、4角で進出を試みるも大した末脚を発揮できなかった。
途中で息が入れないないようなハイペース戦は苦手なようだ。

8着   2番  テーオーエナジー   牡 4 岩田康誠  57  1.43.7 38.3

先行力を活かすタイプの馬ではあるがここまでハイペースになると先行できず何もできずに終わった。そもそもこの馬の実績はオープン特別までで、重賞では少し力が足りない。

9着   5番  モルトベーネ       牡 7 服部茂史  56  1.43.9 37.9

この馬も重賞では能力不足。後方のまま見所無し。

10着   9番  サングラス         牡 8 古川吉洋  56  1.44.1 37.5

この馬も重賞では能力不足。後方のまま見所無し。

11着   3番 ドリームキラリ     牡 7 坂井瑠星  56  1.44.1 39.5

先行して、大きくバテる。59キロを背負って先行して粘るほどの実力はあるはずだが、競り合うとだめなようだ。

12着   8番  メイショウスミトモ 牡 8 柴山雄一  57  1.44.2 37.9

この馬も重賞では能力不足。後方のまま見所無し。

13着  10番  リーゼントロック   牡 8 松岡正海  56  1.44.5 37.8

この馬も重賞では能力不足。後方のまま見所無し。

14着   1番  マルターズアポジー 牡 7 菱田裕二  56  1.47.7 42.5

スタートでつまずいて逃げれず3、4番手で先行して最後方までバテた。もうダートでもいいところが見せれず、完全終了の感が強い。

2019年8月13日 (火)

2019 関屋記念 G3 レース回顧

宝塚記念から予想記事を始めたが、ようやく関屋記念で初的中することができた。3連複6点買いで55倍の配当であればそこそこ儲けられる結果になった。やはり、回顧記事と真完全タイム差を活用することは馬券検討に有効であるので、今後も的中率を高めるべくしっかりレース回顧していきたい。

1.レース結果の基礎データ

2019年 8月11日(祝) 2回新潟6日  天候: 晴   馬場状態: 良
11R  第54回関屋記念
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指)  芝 1600m・外   18頭立

馬場差 -1.0 完全タイム差 +1.0
タイムランク E メンバーランク C

LAP :12.6-10.9-11.2-11.8-11.5-11.8-10.8-11.5
通過:34.7-46.5-58.0-69.8  上り:68.6-57.4-45.6-34.1

逃げたマイネルアウラートがやや飛ばしたため、平均ペースに近いラップになっているが、他馬が追いかけなかったので実質はスローの瞬発力勝負のペースになった。

2.隊列分析

2019081202

直線入り口ではやや短い隊列になっていた。瞬発力比べではあるが、前にいた馬の方が有利な流れではあった。そんな中後ろから差し切ったミッキーグローリーはここでは力が違った。


3.完全タイム差検証

2019081204

前走とのパフォーマンスのアップダウンにさほど差はないので、妥当な完全タイム差である。

4.各馬の分析

1着  13番  ミッキーグローリー 牡 6 ルメール  56  1.32.1 32.2 

行く気なく後方から、直線でも後方にいて追い出しを待ち、残り200mの手前でようやく鞭を抜いて3発ほど入れるとグングン加速して他馬を差し切り1着となった。
後方からエンジンのかかりを遅いわけではなく意図的に追い出しを待っていたので、ルメール騎手はよほどこの馬の瞬発力に自信があったのだと思う。まだ余力を残して勝っているので、真完全タイム差が前走よりダウンしているのも納得。ここではタイムランクEの結果ではあったが、休み明けだしまだパフォーマンスをアップさせる余地はあるので、さらにメンバーが揃ってもやれそう。ただし、後方から追い込む馬なので、展開や馬場に左右されそうな面はありそう。

2着  14番  ミエノサクシード   牝 6 川島信二  54  1.32.2 32.9 

スタートから積極的に前の位置を取りに行き、外枠だったため、終始やや外を回ったが、直線に入ると残り400m付近で一気に加速し、前にいたソーグリッタリングと激しい競り合いになった。最後はソーグリッタリングをわずかに競り落としたものの、ミッキーグローリーの次元の違う末脚に屈して2着となった。
前走が、内にこだわるあまり後方からになりやや脚を余した感じだったが、今回はやや外を回るロスがあっても位置を取りに行っていたので、前走の騎乗の反省を活かしたとともにこの馬の調子もすごくよかったということだったのだろう。
かなり長い期間、末脚を確実に発揮するレースが続いていて堅実さはかなりのもの。エンジンのかかりが速いのでコースを問わず好走している。G3や牝馬限定戦であれば今後も有力な馬券候補として検討すべきである。

3着   6番  ソーグリッタリング 牡 5 浜中俊    57  1.32.2 33.2 

好スタートから3番手追走で直線で早めに先頭に立ち、最後まで粘って3着になった。
あまり早めに抜け出したくなかったようではあるが、ペースは速くならないことを想定できたし、やや内枠だったので、前目でレースをしたのは正解だったと思う。末脚の持続力は今回のメンバーでもかなり上で合ったということの3着だったと思う。

4着   9番  ディメンシオン     牝 5 戸崎圭太  54  1.32.2 32.5 

まずまずのスタートながら一旦後方にさげ、終始やや外を回り直線でも外から、ジワジワ伸び続け4着まで迫った。
エンジンのかかりは遅くジワジワ伸びる感じなので、新潟の長い直線はあっていそう。今回は調子もかなりよかったようだ。

5着   5番  サラキア           牝 4 丸山元気  54  1.32.4 32.9 

中段を追走し、直線ではミエノサクシードの外のちょっと後ろの位置から、ミエノサクシードより先に鞭が入っていたが速い脚は使えず離される。しかし、それでもしぶとく伸びて5着に粘った。
前走は超スローペースだったため、逃げたが本来は先行力で勝負する馬ではない。また、瞬間的に速い脚はなく、持続力はそこそこあるとい感じなので、この馬が好走できるレースの幅は狭そうに思う。エプソムCの2着はかなり恵まれてのものだったということだろう。

6着   7番  ロードクエスト     牡 6 M.デム  57  1.32.4 31.9

最後方追走から、大外から直線だけで上がり最速の脚を使い6着に追い込んだ。
前走も最後方からでこの時は大した末脚ではなく、今回はかなりの末脚を発揮出来ていたので、デムーロ騎手の言うように馬がよくなってきているのは確実と思われる。最後方からの極端な競馬ではあるが、次走は少し注意した方がよさそうだ。

7着   8番  エントシャイデン   牡 4 中谷雄太  56  1.32.5 33.1

まずまずのスタートから中段を追走し、直線に入って追い出すも速い脚は使えず7着に敗れた。
明らかに切れ負けで重賞では少し能力が足りない。

8着  11番  リライアブルエース 牡 6 吉田豊    56  1.32.5 32.8 

後方のインを追走し、直線でも前を捌いてインに切れ込む器用さを見せたが、切れ負けした。立ち回りの上手さで勝負する馬なので、小回りコースの方がよさそう。

9着  10番  ロシュフォール     牡 4 田辺裕信  56  1.32.7 33.2 

中段インを追走し、直線ではさほど伸びず。
元々エンジンのかかりが遅い馬ではあるものの、速い脚がまるでつかえなかったのだが、この馬速い末脚を使えたレースの戦績を見るとすべて前半3ハロンが36秒台でそれを中段で追走していたので、前半かなり楽をしないと末脚を発揮出来ないと考えてよさそうだ。
それでいて使える脚は長くないので今後好走できるレースの幅は狭そうだ。今回の3番人気は過剰評価だった。

10着   4番  オールフォーラヴ   牝 4 和田竜二  54  1.32.9 33.9 

内枠を活かして3番手追走し、最後まで粘っていたものの瞬発力勝負になっては分が悪かった。先行力が活かせるような展開になれば、重賞でもそこそこやれそう。

11着  17番  ハーレムライン     牝 4 木幡巧也  54  1.32.9 33.7

5番手追走から、特にいいところなし。被せられると怯んでしまうようなので、接戦に弱いタイプなようだ。

12着  12番  フローレスマジック 牝 5 三浦皇成  54  1.33.0 33.3

後方からじっくりのるも、さほど伸びず。

13着  18番  トミケンキルカス   牡 7 柴田大知  56  1.33.2 34.4

大外から2番手追走するも直線では見所なし。

14着   3番  ケイデンスコール   牡 3 石橋脩    53  1.33.3 33.5

後方外から直線ではさほど伸びず。
切れ味勝負では古馬に歯が立たなかった印象。53キロの軽量も活かせなかった。やはり斤量は瞬発力のような瞬間的な能力への影響は少ないという僕の仮説の自信をさらに深めることができた。この馬が2番人気になったのはありがたかった。

15着  16番  サンマルティン     セ 7 津村明秀  56  1.33.9 33.6

後方のまま見所無し。

16着   2番  ヤングマンパワー   牡 7 武藤雅    57  1.34.4 35.0

見所無し。もう終わった馬と考えていい。

17着   1番  マイネルアウラート 牡 8 野中悠太  57  1.36.0 38.0

少し速いペースで逃げたが、他馬は全くついてこなかったので、どんな逃げ方をしてもレースには影響しない存在ということなのだろう。その通りの惨敗だった。

 

2019年8月 9日 (金)

2019 レパードS G3 レース回顧

夏の3歳馬限定戦ということで、各馬の能力比較が難しいレースである。3回東京開催の時期から3歳馬は古馬との混合戦が始まるものの、この時期の3歳馬は斤量差があることで古馬と戦えるわけで、そんな古馬混合戦で好走した馬と、早めに3歳限定戦で能力を発揮していた馬との能力比較が極めて難しわけである。今後、このレースを予想するにあたっては、好走していたとしても軽い斤量を活かしてのものかそうでないかを見極めることが、このレースを的中するカギになりそうだ。


1.レース結果の基礎データ


2019年 8月 4日(日) 2回新潟4日  天候: 晴   馬場状態: 良
11R  第11回レパードS
3歳・オープン・G3(馬齢) (国際)(指定)  ダート 1800m   15頭立


馬場差 +0.3 完全タイム差 -0.5
タイムランク B メンバーランク C


LAP :12.4-10.5-11.7-12.5-13.0-12.6-13.2-12.8-12.6
通過:34.6-47.1-60.1-72.7  上り:76.7-64.2-51.2-38.6 


前半は明らかに速いラップなものの、中盤はかなり緩急のあるペースになっている。4角の勝負所で13.2とかなり緩んでいるので、ここでインを走っていた馬はかなり楽ができたはず。それでも好走できなかった馬はかなり弱いと考えてもいいかもしれない。


2.隊列分析


2019080202


直線で入り口で後方にいた馬はかなり弱いと考えれば、かなり短い隊列になっていると考えられる。新潟ダートは一昨年くらいまでは圧倒的にイン有利だったのだが、最近はそこまでイン有利の展開のレースが少なくなっている。内と外で砂厚を調整しているんじゃないかとも思うのだがどうだろうか。


3.完全タイム差検証


2019080204


タイムランクBは過大評価。1秒は低く見た方がよさそう。


4.各馬の分析


1着   6番  ハヤヤッコ         牡 3 田辺裕信  56  1.51.3 37.8


前半は後ろの位置を追走するもペースが緩んだところでそう離れていない位置まで押し上げ、4角でさほどペースが上がらなかったことから楽に外の好位につけて、直線ではそとから末脚を発揮して他馬を差し切り1着となった。
前走は芝スタートのコースで行き脚がつかず凡走したが、それ以外のダート戦では末脚を確実に発揮することが多かったので、前半がハイペースで最後は末脚勝負になったことがよかったようだ。また、4角でペースが上がらなかったことや途中でかなりペースが緩んだことも、前半で後方の位置に下げていたこの馬に向いた展開になった。
 
2着  10番  デルマルーヴル     牡 3 吉田隼人  56  1.51.3 38.3


スタート後先行争いに加わろうとするも他馬が速いので一旦後ろに下げインのポジションを走ることに徹する。中盤でペースが緩んだところに乗じてインから前の方へとりつき、4角ではインの距離得を活かして2番手の位置まで押し上げ、直線で早めに先頭に立つも最後はバテて2着になった。
騎手のコメントだと前半で少し脚を使ってしまったことで、最後バテたということだが、そんなに長く先行争いには加わらなかったし、中盤はペースが緩んでインを走る距離得も活かせていたので、その割には最後の直線の走りは大したことないように見えた。
立ち回りの上手さはあるがさほど強い馬とは思えない。


3着   9番  トイガー           牡 3 宮崎北斗  56  1.51.4 38.1


後方から2番手を追走し、最初はやや外を回っていたが3,4角で最内に潜り込み3角で距離得を活かして前方に行き、最内からじわじわ伸び続け3着になった。
スタート後の先行争いに加わらなかった馬が上位にきているので、序盤で脚を温存できたことが大きかったレース展開だったということ。加えてこの馬は勝負所でインに入れたことや勝負所でペースが上がらなかったことに恵まれた感はある。



4着   3番  ブルベアイリーデ   牡 3 丸山元気  56  1.51.5 37.7


この馬も序盤は後方から、インを走っていたが、4角で大外へ持ち出し、ハヤヤッコのかなり外から直線入ってすぐはハヤヤッコと同じような脚で追い込んでくるも最後は末脚が鈍った。
前半の先行力がなく末脚勝負の馬のようだが、いい脚はさほど長く使えないようだ。加えて、コーナーワークがあまり上手くないので直線で外を回ることが多くなりそう。すでに2勝クラスを勝っているので、3勝クラスでは今後苦戦しそうだ。


5着  13番  サトノギャロス     牡 3 川島信二  56  1.51.6 38.8


外枠ながら激しん先行争いのなか2番手につける。直線ではデルマルーヴルが前に出る中かなり2番手で粘っていたが、最後は他馬の末脚に屈して5着になった。
激しい先行争いに加わった馬の中では一番最後まで粘れていたので悪い走りではない。先行力があって持続力で勝負できそうなタイプなので、古馬との戦いでは斤量差を活かしたはしりができそうだ。3勝クラスでもそこそこやれるのではないだろうか。



6着   4番  ヴァイトブリック   牡 3 戸崎圭太  56  1.52.2 38.9


行き脚つかず後方から、やや外を追走するも4角の勝負所では馬郡の真ん中に入ってしまい、ペースが緩くても何もできず、直線では外に出したものの大して伸びなかった。
ユニコーンSで惨敗したとき、その前走の園田G2戦で2着だったものの1着から0.9秒も離されてのものだったので、そもそも実力は大したことなさそうという趣旨の回顧をしたが、やはりそれは正しく大して強くない馬という評価で良いと思う。今後古馬とのレースでも好走することは難しそう。



7着  12番  ロードリバーサル   牡 3 野中悠太  56  1.52.7 39.6


スタート後つまづくもしっかり先行争いに加わり4,5番手を追走。しかしながら末脚がないタイプのようで、直線ではまったく伸びず7着となった。
先行力はかなりあると考えてよさそう。楽に逃げれるようなレースであればという条件が付くが、まだ2勝クラスの馬なので、今後好走する機会はありそう。


8着   8番  ハヤブサナンデクン 牡 3 大野拓弥  56  1.52.7 40.0


激しい先行争いを制して逃げたが、終始2番手のサトノギャロスにつつかれて息が入れられず、直線では大きくバテた。
先行力はあるが、もっと楽な展開になることが好走条件になりそうだ。


9着   2番  アヴァンセ         牡 3 津村明秀  56  1.52.8 39.4


中段最内を追走し、4角では緩いペースと距離得が活きて、勝負可能な位置まで上げるが、全く伸びなかった。
前走は古馬1勝クラスで勝っているといっても斤量差が活きたもので、9着も立ち回りのよさと展開に恵まれてのものであり、ここでは実力がかなり劣っているのは明らか。


10着  11番  エルモンストロ     牡 3 三浦皇成  56  1.52.9 39.6


前半は先行グループから少し離れた6番手につけるも、速い脚が一瞬しかない馬なので、この展開では何もできずに終わった。


11着  15番  ビルジキール       牡 3 内田博幸  56  1.53.2 40.3


先行力があり大外ながら3番手につけるも直線では全く伸びなかった。
前走が古馬3勝クラスで2着なので、実績としてはかなり上位のものに見えたが、この結果からどうやら古馬との斤量差を活かしての好走だったようだ。さらにこの馬は4角の勝負所で置かれることがあるということなので、楽に先手が取れるレースでないと苦しそう。


12着  14番  アッシェンプッテル 牝 3 城戸義政  54  1.53.3 39.8


序盤で積極的に先行争いに加わろうとするもそれが災いしたか向こう上面で早くも後退して、まるでいいところがなかった。
この馬も前走古馬2勝クラス勝は斤量差を活かしてのものだったのだろう。今後3勝クラスでの好走はかなり難しそう。


13着   7番  ブラックウォーリア 牡 3 国分恭介  56  1.53.3 40.2


序盤の先行争いでの走りは悪くなかったが、先行争いが激しすぎて自身の良さが活かせなかった印象。楽に先行出来る組み合わせであればという気もするが、古馬3勝クラスでは好走は難しいかもしれない。


14着   5番  ワシントンテソーロ 牡 3 木幡巧也  56  1.54.3 40.5


後方のまま何もできず、ここでは能力が劣った。


15着   1番  メスキータ         牡 3 森裕太朗  56  1.55.2 40.2


後方のまま何もできず、ここでは能力が劣った。


2019年8月 8日 (木)

2019 小倉記念 G3 レース回顧

低調なメンバーのレースであったが、紛れなく実力どおりの結果となったレースだと思う。今回はタニノフランケルがゴール直前でノーブルマーズに交わされて的中を逃してしまったが、しっかり各馬の能力を把握すれば的中にかなり近づくことができると実感することができたレースではあった。


1.レース結果の基礎データ

2019年 8月 4日(日) 2回小倉4日  天候: 晴   馬場状態: 良
11R  第55回農林水産省賞典小倉記念
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指)  芝 2000m   13頭立


馬場差 -1.0 完全タイム差 +2.0
タイムランク E メンバーランク C

LAP :12.0-11.5-12.0-12.9-12.0-11.5-11.5-11.6-11.6-12.2
通過:35.5-48.4-60.4-71.9  上り:70.4-58.4-46.9-35.4 

前後半のラップで見ると平均ペースながら、前半ではかなり緩んだり、早めにスパートが始まっていたりと緩急のあるペースとなった。


2.隊列分析

コーナーからの早めのスパートについて行けた馬が多く、直線入り口では短い隊列となった。こうなると前にいたことの有利はあまりなく。実際外からの差しで決着した。

2019080201


3.完全タイム差検証

2019080203

明らかに1秒ほど過少評価になっている。これは緩急のあるレース展開が影響しているのだと思う。ただ、1秒ほど補正しても真完全タイム差は+1.0秒なので低調な一戦であったことは変わりない。

4.各馬の分析

1着   8番  メールドグラース   牡 4 川田将雅 57.5 1.58.8 34.9

スタートはあまりよくなく、後方から、終始やや外を回り、直線では一番外に出すとグングン追い上げて他馬を差し切り1着となった。
勝負所で追い込み可能な位置まで押し上げ最後まで末脚が衰えない安定感のある走りを今回も見せてくれた。終始外を回ってのものなので見た目以上に他馬との能力差があったと思う。また、54キロ、56キロ、57.5キロと斤量が重くなっていても末脚はほぼ衰えなかったもの覚えておきたいポイントとなる。しかしながら、ここ数戦はメンバーが低調なことに恵まれてのものだし、外を回って勝つ戦法は器用ではないので、メンバーが強くなるレースでどこまでやれるかはまだ疑問がある。

2着   9番  カデナ             牡 5 北村友一  56  1.58.8 34.7

メールドグラースよりもさらに後方を追走するも直線ではメールドグラースのすぐ内から伸びてきて2着になった。
最近安定して末脚を使えるようになったが、メールドグラースよりは末脚は劣ることをはっきり示す結果となった。コーナーから加速できるのが強みなので、坂のないローカルの小回りコースが合っているということだと思う。勝ち切れるほどの鋭い末脚はないが、ローカル重賞では無視できない存在になった。


3着   6番  ノーブルマーズ     牡 6 高倉稜    56  1.58.9 35.3

スタートの行きっぷりはあまりよくなく出鞭を入れて前に行き、1角に入るころは5番手追走だったが、向こう上面で3番手につけることに成功した。その後、直線に入ってあまり伸びそうな勢いはなかったが、最後まで粘りゴール直前でタニノフランケルを交わして3着となった。
鳴尾記念のレースで衰えたと判断したのは時期尚早であり、やはりこの程度のメンバーであれば持続力では上位ということを示した。この馬は前半で2,3番手につけれることが好走条件になっているが、前半の行きっぷりがいい馬ではなく今回も1,2角でペースが緩んだことで3番手につけれたことが好走要因になったと思う。今回は前半が速そうなメンバーがいなかったので、この馬を警戒すべきだったということなのだと思う。今回はこの馬をピックアップすることができなかったが、今回の経験により今後はこの馬の取捨がより考えやすくなった。

 
4着   3番 タニノフランケル   牡 4 松若風馬  55  1.58.9 35.4

積極的に前を狙い2番手を追走。最後はノーブルマーズとの3着争いに敗れた。
速そうなメンバーがいなく、内枠に入ったので久々にこの馬が好走できそうな条件のレースになると予想するのは容易であり、早めのペースアップで持続力勝負になったのもこの馬によかったのだが、この展開ならば最後はノーブルマーズに競り勝って欲しかった。この結果からこの馬の末脚は大したことなく、かなり恵まれないと今後も重賞で3着以内に入るのは難しいということだと思う。

5着  11番  クリノヤマトノオー 牡 5 和田竜二  55  1.59.0 35.2

後方から、今回もインにこだわるポジショニングで、4角から直線でも距離得を活かして好位につけるも大して伸びず5着となった。
1,2着馬よりも距離得のあるポジショニングで走れてこの結果なので、この馬の末脚は大したことないということ。やはり重賞では足りない馬という評価でよい。

6着   4番  アウトライアーズ   牡 5 丸田恭介  54  1.59.2 35.0

最後方インを追走から、L1Fで他馬がバテる展開に乗じて最後は少しだけ伸びただけで特に見所なし。

7着   2番  アイスバブル       牡 4 福永祐一  55  1.59.2 35.5

4番手追走するも早めのペースアップについていけず。凡走した。
持続力勝負のレースは向かないことをはっきり示した。目黒記念の回顧で書いたようにやはり前走はかなり恵まれての2着だったという評価でよいと思う。末脚の優れた馬がいない組み合わせで末脚勝負になるようなレースでないと狙えず。狙いどころの幅が狭い馬だと思う。


8着   7番  レトロロック       牡 7 松山弘平  55  1.59.3 35.3

後方から、クリノヤマトノオーのさらにインのポジションで最後の直線もインから伸びようとするも全く伸びなかった。
後方からもっとも距離得のポジショニングで走れながら全くいいところがないので能力不足は明らか。この馬は小倉巧者とされ小倉では穴人気になるが、重賞では圧倒的に実力不足。

9着  10番  シャイニービーム   牡 7 西村淳也  54  1.59.3 35.4

先行するも早めのペースアップに全くついていけなかった。重賞では能力不足。

10着   1番  カフェブリッツ     牡 6 藤井勘一  54  1.59.3 35.5

1番枠を活かして最内を追走するも最後はまるでのびず。この馬も重賞では能力不足。

11着   5番  アイスストーム     牡 4 武豊      54  1.59.4 35.6

やや外をまわりながら5,6番手を追走するも4角の勝負所であまり伸びず。直線でも伸びなかった。
3勝クラス勝ち直後ながら、ハイペースでもスローペースでも好走しているので、一瞬本命も考えたが、過去のレースを見るとコーナーでの走りがあまりよくないので小回りコースはあまりよくないと考えて狙いを下げたが、思い切って相手候補から切るべきだった。4角でもたつくのは想定内ながら、直線では想定以上に伸びなさすぎた。コーナーから加速するレースに加えてロングスパートの持続力勝負は向かないということなのだと思う。また、ややハンデには恵まれているが、僕は最近ハンデは持続力に効くが瞬発力にはあまり効かないと考えるようになってきている。そう考えると、この馬は瞬発力勝負の馬なので軽ハンデはあまり活きないと考えることができるし、メールドグラースも瞬発力勝負の馬なので重いハンデをあまり気にしなくてよいと考えることができるので、このハンデに対する考え方は結構当たっているのではないかと思っている。

12着  12番  アドマイヤアルバ   牡 4 幸英明    54  1.59.5 35.6

距離ロスの大きい一番外の後方を追走するも、早めのスパートについて行き、4角の終わりころまでには4番手まで追走したが、その後脱落した。
古馬オープンではまるで好走実績がないものの、小回りコースのコーナーでスパートできることを示したので、オープン特別ならば好走出来る可能性を示した。

13着  13番 ストロングタイタン 牡 6 浜中俊    57  1.59.7 36.3

外枠からでも楽に逃げれたが、最後はバッタリ止まる。
能力不足に加えて、自分からやめてしまうような気難しさもある馬。

 

2019年8月 2日 (金)

2019 クイーンカップ G3 レース回顧

1番人気が勝った割には3連複が万馬券といい配当になった。こうしたレースを少ない点数の3連単馬券でしっかり当てるようになりたいものである。


1.レース結果の基礎データ

2019年 7月28日(日) 1回札幌2日  天候: 晴   馬場状態: 良
11R  第67回北海道新聞杯クイーンS
3歳以上・オープン・G3(別定) (牝)(国際)(特指)  芝 1800m   14頭立


馬場差 -1.5 完全タイム差 +1.0
タイムランク E メンバーランク C

LAP :12.2-11.9-12.1-12.2-12.2-11.9-11.5-11.1-11.9
通過:36.2-48.4-60.6-72.5  上り:70.8-58.6-46.4-34.5

馬場状態はよく、やや緩いペースながらペースアップが速かったので、L1Fで減速するレースとなった。そのため、切れ味勝負ではなく、持続力が活きる小回りコースらしい展開となった。


2.隊列分析

2019073101

直線入り口の隊列は割と短かった。そして、開幕週の周りには外を回った馬が上位にきている。さらに開催が進めば、外差し有利の馬場になるかもしれない。

3.完全タイム差検証

2019073103

前走との増減で大きな偏りはないので、妥当な完全タイム差である。

4.各馬の分析

1着  13番  ミッキーチャーム   牝 4 川田将雅  56  1.47.0 34.0 

好スタートから4番手につけて、直線で外から早々と先頭に立つと他馬を寄せ付けず快勝だった。
先行する馬が多いので、逃げれなかったらどうかとか、中山牝馬Sで輸送調整に失敗したりしたので実力があっても信頼出来ない馬と考えていたが、特に逃げなくても好走できて、中山牝馬S以降は輸送調整に失敗していないので、もう安定的に能力を発揮する馬と考えてよいだろう。ただ、ヴィクトリアマイルの敗退が能力不足だったように、真完全タイム差+1秒あたりの実力の馬なので、信頼出来るレースは牝馬G3とかメンバーの弱い重賞に限られそうだ。

2着   6番  スカーレットカラー 牝 4 岩田康誠  55  1.47.0 33.4 

中段のインを追走し、4角でも追い出しを我慢してインぴったりを距離ロスなく走り、追い出しを遅らせたことから一旦後方に下がったかに見えたが、直線でじわじわ外に出してL1Fで減速ラップになったことに乗じて末脚を使い2着に浮上した。
前走の鳴尾記念とほぼ同様の戦法だったが、今回は自身のパフォーマンスを少しアップさせたので、この戦法の走りで本格化したと考えてよさそう。今後も小回りコースで切れ味勝負にならない展開になれば立ち回りの上手さで好走出来る可能性は高そう。


3着  14番  カリビアンゴールド 牝 5 柴山雄一  55  1.47.0 33.8 

ミッキーチャームの少し後ろを追走し、4角ではあまり手ごたえがよくなさそうに見えたが、しぶとく伸びて3着になった。
中段ではあれど比較的前につけて最後までしぶとく走ることができるのがこの馬の強みのようだ。牝馬G3では条件馬が連対するのは珍しくないし、前目につけた不人気馬が最後までしぶとく粘って穴をあけるケースはわりとよくあるので、僕は予想ではそうしたたタイプがリンディーホップと思って相手候補にしてしまったのだが、前走で3番人気のサトノガーネットと差のない競馬をしたこの馬をピックアップすべきだったということだった。穴馬をピックアップする能力が僕はまだまだ不足していることを思い知らされる結果となった。


4着  12番  ウラヌスチャーム   牝 4 藤岡佑介  55  1.47.2 33.6 

後方追走から4角より大外からしっかり伸びてきたが、届かずの4着だった。
安定的に末脚を発揮する馬ではあるが、外から伸びてくるタイプなだけに開幕週の馬場ではさすがに厳しかった。

5着  11番  エイシンティンクル 牝 6 武豊      55  1.47.3 33.9 

スタートはよくなく後方からになる。ウラヌスチャームの少し前を追走していたが、最後はウラヌスチャームと併せ馬のような形になり競り負けた。
先行してたまに好走する馬ではあるが、ゲートに難がある馬のようなので、アテにできないタイプのようだ。先行馬が多く揃ったレースでは基本消しでよいのではないだろうか。

6着   1番  サトノガーネット   牝 4 ルメール  55  1.47.4 33.5 

後方のインを追走から、直線でもさほど伸びず。
スカーレットカラーのすぐ後ろを追走し、スカーレットカラーと同じような戦法を狙っていたふしがあるが、スカーレットカラーほどの立ち回りの上手さはないということだろう。3勝クラスを勝ち上がったばかりの差し馬でここでは能力不足であり、3番人気はルメール人気による過剰人気だった。

7着   3番  フロンテアクイーン 牝 6 三浦皇成  56  1.47.4 34.3 

中段のインを追走するが直線ではさほど伸びなかった。
この馬は56キロでの好走実績がない。平均的に長く脚を使ってくるタイプの馬なので、斤量増が堪えるタイプなのだと思う。

8着   5番  メイショウショウブ 牝 3 池添謙一  51  1.47.5 34.7 

軽量51キロを活かし先行するも最後は粘れなかった。斤量に恵まれてもここでは能力不足は明らかだった。

9着   7番  シャンティローザ   牝 5 藤岡康太  55  1.47.6 33.7

スタート悪く後方から、最後ひと脚使うも勝負にならず。
まだ3勝クラスの馬であり、こうした追い込みタイプは真っ先に消し候補となる。さらにこの馬はゲートに難があることは覚えておいた方がよさそうだ。

10着   8番  フィニフティ       牝 4 吉田隼人  55  1.47.8 34.1

後方のまま見所無し。
まだ3勝クラスの馬であり、さらに近走は調子が悪いようだ。

11着  10番  ウインファビラス   牝 6 松岡正海  55  1.47.8 35.2

先行するもまるで粘れず。重賞でもオープン特別でも好走実績がないので、相当メンバーが弱くならないと好走するのは難しそう。

12着   9番  リンディーホップ   牝 4 荻野極    55  1.48.0 34.8

割と前の位置の中段を追走するも、まるで伸びず。さすがに2勝クラスの馬では荷が重かった。

13着   2番  リリックドラマ     牝 5 菱田裕二  55  1.48.0 35.5

逃げるもまるでのびず。
2勝クラスを勝ち上がったばかりの馬なので、当然の結果ではあるが、先行力のある馬の揃った重賞でしっかり逃げれたということは、2番枠に恵まれたとはいえテンのスピード能力は高いということであり、このことはしっかり覚えておくべきである。

14着   4番  ダノングレース     牝 4 蛯名正義  55  1.48.4 35.1

インぴったりを追走し、最後までインにこだわり少しは伸びていたが、最後は前が壁になりブレーキをかけてしまった。
最後は不利があっての着順なので、能力通りの結果でないことは確か。

2019年7月26日 (金)

2019 中京記念 G3 レース回顧

この時期の3歳馬は斤量が軽いことを活かして好走する場合がわりとあって、それはよく函館スプリントSで発生していたのだか、今年は中京記念でそれが発生したという感じの結果となった。斤量に恵まれただけで、その後はまるで好走できない馬も多いので、ここでの結果を過信してはならないのだが、3歳馬が複数出走した場合は今回のように3歳馬が複数好走するケースも想定すべきということが来年以降の中京記念の予想の際の教訓になった。


1.レース結果の基礎データ

2019年 7月21日(日) 3回中京8日  天候: 曇   馬場状態:稍重
11R  第67回トヨタ賞中京記念
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指)  芝 1600m   16頭立

馬場差 -0.3 完全タイム差 -0.8
タイムランク D メンバーランク C

LAP :12.4-11.3-11.6-11.4-11.3-11.4-11.9-12.3
通過:35.3-46.7-58.0-69.4  上り:69.9-58.3-46.9-35.6 

レース後コメントでは馬場を苦にしたものが見られたが、そう力のいる馬場にはなっていない。この程度の状態でパフォーマンスを落としている馬は力のいる馬場が全くダメということなのだろう。

2.隊列分析

2019072501

平均ペースで流れたのと、外に出しても伸びない馬場だったので直線入り口では縦長の隊列となった。


3.完全タイム差検証

2019072502

グルーヴィット、クリノガウディーは軽ハンデを活かしてパフォーマンスをUPさせた。プリモシーンはいつもと違う前目につける戦法だったため、パフォーマンスをDOWNさせた。ミエノサクシード、グランドボヌール は前走とほぼ同等のパフォーマンスを見せたと考えると、この完全タイム差は妥当である。


4.各馬の分析

1着   5番  グルーヴィット     牡 3 松山弘平  52  1.33.6 34.6 

中段追走から、直線入ってすぐでは伸びは今一つに見えたものの、ゴール直前でひと伸びして1着になった。
エンジンのかかりは遅く、減速ラップの中での最後のひと伸びだったので、トップスピードもそう大したことはないので、やはり軽ハンデを活かしての勝利だったと思う。この後まるで活躍出来ない可能性もあると思う。

2着   6番  クリノガウディー   牡 3 森裕太朗  52  1.33.6 34.4 

グルーヴィットの少し内の前の中段追走から、4角から鞭が入りっぱなしの状況だったものの、最後までしぶとく伸びて2着だった。
先行してまるで末脚が発揮出来なかった馬が、中段追走に戦法を変えて、ソコソコの末脚を使える走りをすることができたので、今後に向けて収穫のあるレースだった。長くいい脚が使える持続力があるようではあるが、トップスピードは大したことなく、今回の好走の要因はやはり軽ハンデということだと思う。

3着   7番  プリモシーン       牝 4 福永祐一 55.5 1.33.7 35.0 

中段の外を追走し、早めに進出し、ゴール直前で一旦先頭に立つも上位2頭に交わされた。
いつも後方待機のこの馬が速めのレースを行い、内容的には前走より少しパフォーマンスを落としたレースになったが、多頭数で差し馬の多い組み合わせだったので、いつもの戦法だと馬郡を捌くのに手間取るリスクがあったので、いつもより早めの戦法が正しかったと思う。いつもよりパフォーマンスを落としても勝てるメンバーだったが、3歳馬の軽ハンデにギリギリやられてしまった。

4着  15番  ミエノサクシード   牝 6 川島信二  54  1.33.7 34.3 

外枠から、後方のインを追走し、直線でしっかり伸びての惜しい4着だった。
今回はインを通る意識を強く持っていたようだが、外枠だったため、後方からの位置取りになってしまった。ゴール前の脚色は一番よかったので、内枠だったらさらに上位だった可能性がある。この馬は地味ながらいつも直線でしっかり伸びて自身のパフォーマンスをしっかり発揮するレースをすることが多いので、堅実な馬である。トップジョッキーが乗れG3戦ならばすぐ勝てるのではないかとも思う。

5着   1番  グランドボヌール   牡 5 和田竜二  54  1.34.0 35.9 

2番手追走から、直線で一旦先頭に立つも最後は交わされた。
1200m、1400m戦を中心に使っている馬だけに距離が長く合わなかった感はあるが、差し馬が多く先行有利な流れのわりには最後の粘りが足りないので、重賞では能力不足だと思う。

6着   4番  ジャンダルム       牡 4 藤井勘一  55  1.34.1 35.2

インぴったりの中段を追走し、残り400mで追い上げを開始し、坂を上がってからはいい末脚を使うも長く続かず残り100mで失速した。あまり末脚が長く使えない馬のようで、古馬重賞では全く好走実績がないので、明らかrに能力不足。ただ、オープン特別であればかなり好走出来る可能性はある。

7着   2番  エントシャイデン   牡 4 中谷雄太  54  1.34.1 34.4

後方追走で直線では外に持ち出し、坂を上がったところからよい末脚を見せた。
向こう正面でノメっていたということで、騎手は敗因を馬場と言っていたので、道悪や力のいる馬場は全く合わないと考えてよさそう。

8着  14番  カテドラル         牡 3 川田将雅  53  1.34.2 34.7 

中段後方ながら、この馬としてはいつもよりも前の位置を追走し、直線では外から追い上げようとするもさほど伸びなかった。
3歳G13着の実績があるといってもその時点では3勝クラスよりやや低い水準のレベルなので、この程度の走りでも不思議はない。現時点では古馬と戦うには能力不足の可能性が高い。あと、この馬は軽ハンデが活かせなかったので、軽ハンデが活きない馬と考えてよいかもしれない。後方待機の戦法を取るようになってから強力な追い込みを武器にしてきたが、こうした瞬間的なトップスピードを活かすタイプは軽ハンデが活きないのかもしれない。

9着  12番  レインボーフラッグ 牡 6 小崎綾也  54  1.34.2 34.2 

スタート決まらず後方から、最後は上がり3ハロンタイム最速の脚を使った。
近走堅実な末脚を使えているが、重賞で勝負するには能力不足のようだ。あと、スタートがよくないことも覚えておくべき。

10着  16番  キャンベルジュニア 牡 7 浜中俊    56  1.34.5 36.1

好スタートから3番手を追走するも、直線では全く伸びなかった。
好走出来ない不調状態がかなりながく続いているようだ。

11着  11番  ロードクエスト     牡 6 M.デム  57  1.34.5 34.5

ダッシュ付かず後方から、直線も大外からさほど伸びなかった。
デムーロ騎手らしいアイディアが全く見れず。ただ回ってきただけの印象のレースだった。やはりこの馬の能力はこの程度ということだと思う。

12着  10番  コスモイグナーツ   牡 4 国分優作  53  1.34.6 36.0

先行力を活かし4番手で先行するも直線では全く伸びなかった。
「単騎で行くのが理想なので……」と騎手がレース後コメントしているので、先行争いが起こるレースでは全く力を発揮出来ない馬のようだ。

13着   8番  ツーエムマイスター 牡 7 城戸義政  52  1.34.8 36.8

何が何でも行く構えを見せて逃げるが、直線では全く伸びなかった。
先行力があっても粘りが全く足りない。

14着  13番  ヒーズインラブ     牡 6 酒井学    56  1.35.1 34.8

後方のまま何もできず。よほど調子が悪いのか、衰えなのか・・・

15着   3番  ヴェネト           牡 7 松若風馬  53  1.35.3 36.6

オープン特別戦でも全く好走できていないことから、能力不足なことは明らか。

16着   9番  ロワアブソリュー   牡 6 幸英明    56  1.35.6 35.8

見所なし。

 

2019年7月21日 (日)

2019 中京記念 G3 予想

今週は中京記念の予想にチャレンジする。

各馬の過去のレースにおける真完全タイム差(補正済完全タイム差)による定量評価と、レース回顧による定性評価により予想を組み立て、正解に近づけることを目指す。

1.予想馬券

 (1)本線

    ⑭ミエノサクシードから、②エントシャイデン⑦プリモシーン⑪ロードクエスト⑭カテドラルへの3連複流し

 (2)遊び

    ⑭ミエノサクシード1着固定で、⑪ロードクエストが2,3着で、相手が②エントシャイデン⑦プリモシーン⑭カテドラルの3連単

2.1走前、2走前の真完全タイム差

 

馬番 馬名 1走前 2走前
1 グランドボヌール +1.3 +2.5
2 エントシャイデン +1.2 +0.7
3 ヴェネト +2.3 +2.1
4 ジャンダルム +1.7 +0.9
5 グルーヴィット +1.3 +1.3
6 クリノガウディー +0.9 +1.7
7 プリモシーン +0.1 +0.6
8 ツーエムマイスター +1.1 +1.6
9 ロワアブソリュー +1.8 +1.2
10 コスモイグナーツ +1.5 +2.1
11 ロードクエスト +0.9 +0.7
12 レインボーフラッグ +1.2 +1.2
13 ヒーズインラブ +2.3 +1.6
14 カテドラル +0.9 +1.8
15 ミエノサクシード +0.7 +0.9
16 キャンベルジュニア +1.2 +0.8


※完全タイム差を補正する(真完全タイム差)とともに、G1,オープン,3勝クラスの戦績については相応の補正をしている。

3.レース回顧の再掲

安田記念

12着  12番  ロードクエスト     牡 6 石川裕紀  58  1.31.9 34.1
不利の影響は少なかったようで、ロジクライのすぐ後ろの位置で追走できたが、直線では全く伸びなかった。

15着  11番  エントシャイデン   牡 4 田辺裕信  58  1.32.2 34.0
明らかに能力不足で見所無し。ただ、スタート練習の成果があって、以前よりスタートがよくなったとのこと、この馬オープン入りしてから重賞しか走っていないので、オープン特別やメンバーの弱いG3では好走する可能性はある。

NHKマイルカップ

3着  10番  カテドラル          アヴドゥ    1.32.5 33.7
行く気なく後方から、ちょっとだけ押し上げやや内側で前から12頭目くらいの位置で追走する。直線残り450mあたりから追い出しはじめ最後までしっかり伸びて3着を確保した。
長くいい脚を使えていたが、L1Fの末脚の性能はケイデンスコールに少しだけ劣ったということだと思う。
僕がこの馬に注目したのは、前走のアーリントンカップで出遅れたのが幸いして、今までにない後方から追い込む競馬で好走していたので、これで新戦法に開眼したと考えたからなのだが、そのとおりに今回も後方から上手く追い込むことができた。前半で前が飛ばす展開に恵まれた感はあるが、末脚勝負の戦法でいけば今後も3着以内に入って活躍する可能性はありそうだ。

10着   6番  グルーヴィット      レーン      1.32.9 34.3
中段からあまり伸びず。この馬も時計のかかる馬場の方がよさそう。

14着   1番  クリノガウディー    藤岡佑介    1.33.5 35.5
いいところなく、ここでは力が足りない。

ヴィクトリアマイル

2着   9番  プリモシーン        福永祐一    1.30.5 33.0 
スタートはよかったが、他馬が速くやや後方の位置から、残り400mで鋭く伸びてきたが、2着となった。
この馬エンジンのかかりが遅く、馬郡を捌くのが下手と僕は考えていたが、そのとおり直線でもなかなかエンジンがかからず、残り400mを過ぎたところで、エンジンがかかった。このレースはハイペースで馬郡がばらけた為スムーズに進出できたとみる。エンジンのかかりが遅いため東京コースは向いていると思うものの、馬郡を捌くのに手間取るので、多頭数のレースであれば今後も少し狙いを下げた方がよいと思う。

6着  10番  ミエノサクシード    川島信二    1.31.1 33.1
前半のスピードについていけず後方三番手となるがインぴったりを走って直線では最後まで伸びて6着になる。
ペースが速い時は後方からになったが、本来は中段でレースしたい馬。最後は堅実に一脚使ってくる。G1では能力が足りないがメンバーの弱い重賞では十分3着以内入る能力はある。

ファルコンS

2着  13番  グルーヴィット      北村友一    1.21.0 34.4
ハッピーアワーの少し前の位置から直線入り口では同じような脚色で追い込んでくるも、最後はハッピーアワーに末脚が劣った。
ダート実績しかなく、芝のレースは初挑戦だったが、前半スピード負けすることなく中段の位置で追走することができて、最後に末脚を確実に使える馬のようだが、今回は勝馬より少し能力が劣った形になったが、同じような条件のレースであれば、今後も3着以内に入る可能性は高そう。ただ、勝ち切るにはもっとメンバーが弱くなる必要がありそう。

ダービー卿CT

2着  12番  プリモシーン        福永祐一    1.31.7 34.0
後方から4角でじわじわ押し上げ、最後まで脚色が衰えなかったことで2着に浮上した。
この馬、エンジンのかかりが遅いのだが、単調なハイペース戦だったので、4角で追い上げやすかったのがよかったと思う。また、この馬の前走のレース回顧で馬郡を捌くのが下手なのではと書いたが、今回はハイペースで馬郡がばらけたことも良かったと思う。なので、この馬も今後の狙いどころがわかりやすいと思う。

阪神牝馬

3着  12番  ミエノサクシード    川島信二  54  1.33.7 33.3
後方からであったが、徐々にポジションを押し上げ、4角では外を回って差してきての3着だった。
2走前のターコイズSは9着でも1着馬から0.4秒しか離されていないので、不人気馬ながらこれで3戦続けて重賞を善戦している。今後も重賞で穴馬として面白い存在になると思う。

CBC賞

6着   1番  グランドボヌール   牡 5 城戸義政  54  1.10.4 35.3 
まずまずのスタートから、ずっと最内を追走するも最後は大して伸びなかった。
インぴったりを走って、最後は撃沈しているので、上位馬との力の差は歴然となるレースだった。以降もオープン戦では軽視した方がよさそう。


4.結論

完全タイム差の比較ではプリモシーンが抜けているのだが、追い込み脚質でエンジンのかかりが遅く、馬郡を捌くのが下手なので、最悪3着以内を取りこぼす可能性があるので、軸には出来ないと考えた。カテドラルも追い込み脚質であり、他にも差し追い込み脚質の馬が多いので前に行ける馬が有利になるのではと考えられるものの、先行馬には信頼できそうな馬がいない。そこで、近走の重賞で安定した成績で走っているミエノサクシードに期待した。ロードクエストはデムーロ騎手の立ち回りに期待してピックアップした。エントシャイデンは、このメンバーならば好走出来るかもとの期待からピックアップした。

 

 

2019年7月17日 (水)

2019 函館記念 G3 レース回顧

成績の安定している馬が不在の難解なレースであったが、終わってみれば前残りの決着となった。
今年は例年以上に前走巴賞に出走した馬が多かったが、巴賞で好走した馬が不発に終わり、力を出せなかった馬が上位に来た。例年、巴賞で好走した馬は苦戦することが多いこのレースの特徴を踏襲する結果になった。このことはこのレースの特徴として、今後覚えておく必要がありそうだ。
本命にしたゴールドギアは不発だったが、上位人気勢がアテにできない状況だったので、後悔はなく今後もこういう場合は同じように攻めの予想をしていこうと思う。ただこういう予想のケースは自信度が極めて低くなる。

1.レース結果の基礎データ

2019年 7月14日(日) 2回函館4日  天候: 曇   馬場状態: 良
11R  第55回農林水産省賞典函館記念
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指)  芝 2000m   16頭立


馬場差 -0.2 完全タイム差 +0.7
タイムランク D メンバーランク D

LAP :12.7-11.7-11.9-11.7-11.8-11.9-12.0-12.0-11.6-12.3
通過:36.3-48.0-59.8-71.7  上り:71.6-59.8-47.9-35.9

全国的に雨が降り続いた地域が多い週であったが、函館はさほど馬場は悪化しなかったようだ。
レースは平均ペースとなった。ラップタイム的には巴賞とそう大きく変わらないものの、巴賞は前が競り合ったり、早めにマクる馬がいたりと、先行馬に苦しい展開となったが、このレースは前の馬が競り合うことが少なく自身のペースで走れる展開となった。やはりラップタイムだけではく、レース映像をよく見ないとレース展開の状況は正確に把握できないということなのだと思う。


2.隊列分析

2019071601

直線入り口でかなり縦長になっているが、ハイペースではなく平均ペースでまだ前が比較的余力を残している状況なので、こうなると前にいなければどうにもならない。


3.完全タイム差検証

2019071602

前走好走してダメだった馬、前走力を出せなかったが今回は好走した馬が入り乱れる結果となったため、大きくパフォーマンスを上げた馬、下げた馬が混在しているが、この完全タイム差は妥当だと思う。

4.各馬の分析

1着   4番  マイスタイル       牡 5 田中勝春  56  1.59.6 35.9 

スタート後、ハナを取り切って、やや速い平均ペースでレースを引っ張る。直線の手前でマイネルファンロンに一旦交わされるも最後に差し返して1着となった。
巴賞に比べると、先行力のある馬が少なかったため、この馬が先行できると予想するのは容易ではあったが、この馬、好走と凡走を繰り返すムラ馬であるため、この馬を信頼すること自体が大きなギャンブルとなる。
今回のように気分よく先行できれば、最後までしぶといことは戦績からわかっていることではあるが、それだけに今後もこの馬の扱いは難しくなる。今回も相手候補としてピックアップすることができたが、常に相手候補として警戒すべき馬ということなのであろう。


2着   6番  マイネルファンロン 牡 4 丹内祐次  54  1.59.6 35.6 

スタート後先行争いはせずマイスタイルにハナを譲り2番手を追走、最後はマイスタイルを捕らえるかに見えたものの、最後は差し返されて2着となった。
マイスタイルより少し離れた2番手で他馬に絡まれることなく自身のペースで先行できていたので、マイスタイルとは明らかに能力差があることがわかる結果となった。
前走は厳しいペースで能力を発揮できなかったが、1600万条件戦勝ちの真完全タイム差がよかったように、重賞でも自身のペースで先行できれば好走出来る可能性があることは示した。

3着  10番  ステイフーリッシュ 牡 4 中谷雄太 57.5 1.59.9 35.3 

4番手追走から、勝負所でスパートし、脚は速くはないものの、最後まで脚色衰えることなく3着になった。
相変わらず、長く脚を使える持続力はあるものの、トップスピードは速くない。しかしながら毎度安定して自身の能力を発揮するので、2,3番手候補として常に警戒すべき馬である。

4着   5番  ドレッドノータス   セ 6 菱田裕二  56  2.00.1 35.7 

3番手を先行できたので、前残りの流れに恵まれての4着との印象が強いが、前走の巴賞と同等の能力は発揮出来ているので、安定して能力が発揮できる馬ということなのかもしれない。
また、調教ではステイフーリッシュと併せ馬でステイフーリッシュを抜かせない調教だったので、かなり調子がよかったようだ。

5着   2番  アメリカズカップ   牡 5 北村友一  55  2.00.3 35.3

中段の最内を追走し、最後は距離得を活かしてなだれ込んでの5着。
早め進出して外を回った馬がバテたのに乗じて距離得を活かした印象なので、あまり評価できる着順ではない。

6着   1番  レッドローゼス     牡 5 蛯名正義  56  2.00.4 35.6

中段追走から、残り600mで外に出して進出するも、ジリジリとしか伸びず。
この馬は持続力はあるもののトップスピードは速くなさそうなので、さらに上がりのかかる展開の方がよさそう。前走のオープン特別はたまたま展開がハマったということで、現時点ではオープン特別で安定して能力を発揮出来る馬ではないということだと思う。

7着   8番  メートルダール     牡 6 武藤雅    57  2.00.8 35.2 

前半はかなり後方を追走、残り600mで外に出して進出しようとするも、他馬も同じように追い上げているのでなかなか前に出れず。直線で大外から伸び続けて少しだけ着順を上げた。
最後は上がり3ハロンタイム最速の末脚を見せたが、後方の位置取りでは話にならない展開になったことが大きかった。もともと戦績から緩い馬場はよくないとわかっていたのだが、それが前半の追走が今一つだった要因の可能性はある。ただ、後半はしっかり追い上げていたので調子は悪くなさそうで、高速馬場で見直せそう。

8着  14番  ナイトオブナイツ   牡 6 池添謙一  56  2.00.8 35.4 

後方から、メートルダールのすぐ外の少し前を追走し、残り600mで外に出して進出し、メートルダールよりはコーナーでの反応はよかったが、他馬も同じように追い上げているので着順を上げることができなかった。
最近後方からの追い込みで末脚が安定的に発揮できるようになってきたものの、やはり重賞では能力は足りない。前走のオープン特別2着は展開に恵まれた要素が大きかったということである。


9着  13番  アーバンキッド     牡 6 横山武史  54  2.00.9 35.7

中段追走から直線でもさほど伸びず、この程度の実力ということ見所なし。

10着   9番  ポポカテペトル     牡 5 岩田康誠  55  2.01.0 35.6

後方追走から、最内を回るもさほど伸びず。やはりオープンでは実力不足。

11着  15番  ゴールドギア       牡 4 幸英明    52  2.01.0 36.1

後方追走から、3角のかなり早めに外から進出しようとするもの、最後はバテた。
後方追走ではどうしようもない展開だったので、後方でじっくり構えて末脚に賭けても届かなかったと思われるので、早めの進出は仕方なかっただろう。この馬のよさを発揮出来なかったレースなので、これで見限ることはないと思う。ただ、52キロの軽ハンデを活かせなかったので、軽ハンデが活きる馬ではないということは覚えておきたい。

12着   7番  カルヴァリオ       セ 6 吉田隼人  54  2.01.0 35.4

後方追走から、直線でもさほど伸びず。オープンでは実力不足。

13着  16番  エアスピネル       牡 6 福永祐一  58  2.01.1 36.2

中段追走から、外を回って追い上げようとするも、直線では全く伸びなかった。
戦績的にこのメンバーでは格上の馬であったが、外枠で常に外を回った距離ロスはあるし、そもそもこの馬はマイル戦がベストで2000mは距離が長いということだと思う。昨年の札幌記念で負けた時のルメール騎手のコメントでも距離を理由にしていた。菊花賞3着の実績はあるが、近年の菊花賞は長距離戦らしからぬ展開になるので長距離実績には加えない方がよい。そのため、次走マイル戦に出走したら、ガラリ一変の可能性はありそうだ。
 
14着   3番  ブラックバゴ       牡 7 斎藤新    55  2.01.5 35.8

後方からまるでのびず。もうオープンでの好走は無理ではないだろうか。

15着  11番  マイネルサージュ   牡 7 国分恭介  55  2.01.6 35.7

後方からまるでのびず。もうオープンでの好走は無理ではないだろうか。

16着  12番  スズカデヴィアス   牡 8 勝浦正樹 57.5 2.01.9 36.2

後方から、まるで伸びなかった。コーナーで馬が嫌気を出していたということなので、気性的にアテにできないムラ馬ということのようだ。戦績どおり重賞では能力は足りないものの、オープン特別ではやや警戒が必要という馬なのだと思う。

 

 

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