レース回顧

2021年6月16日 (水)

2021 エプソムカップ G3 レース回顧

重賞としてはかなり弱いメンバーでかつ18頭立てであったため、かなり難解な一戦となった。

1.レース結果の基礎データ

2021年 6月13日(日) 3回東京4日 天候: 曇 馬場状態: 良
11R 第38回エプソムカップ
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指) 芝 1800m 18頭立


馬場差 -1.8 完全タイム差 +1.0
タイムランク E メンバーランク C

2021061403

平均ペースながらL1Fで減速する持続力勝負となった。4角から最後の直線にかけては内を避けて外を通る馬が多く、かなり大きく横に広がる隊列となりコーナーでの距離差が大きくなるレースとなった。

 

2.完全タイム差検証

2021061404
0.3秒ほど下方修正した方がよさそう。


3.各馬の分析

1着 15番 ザダル 牡 5 石橋脩 56 1.45.1 34.4

中団やや外を追走。直線に入って外からの伸び脚がよく残り200mを過ぎたあたりで先頭に立つと、そのまま押し切って1着になった。
今回L2Fで早めに加速してL1Fで減速ラップになる中後続に抜かせずしっかり粘り切ったので、L1Fでの持続力勝負になる展開が向いているのかもしれない。次回好走できそうなレースを予想するのは難しい馬ではある。

2着 13番 サトノフラッグ 牡 4 戸崎圭太 56 1.45.2 34.3

後方追走から4角では外を回りすぎないように回り、直線入口でインに切れ込みながらポジションを上げていき、残り200mをすぎてザダルが先頭に立った位置では内にいた2頭と2着争いになったが、最後一伸びして2着になった。
この馬の戦績を見ると、距離が長かったり、道悪だったりで平均1Fラップが12秒台のレースが多かったが、今回の平均1Fラップが11.67秒だったことから、1800mで高速馬場で減速ラップのレースに適正があったということのようだ。今後この馬の好走機会を考えるには今回のレースをモデルにして予想するのがよさそうだ。

3着 7番 ファルコニア 牡 4 川田将雅 56 1.45.4 34.8

スタートやや遅く中団のやや後方の位置になる。それでもインぴったりを回ることで直線入口ではインで先頭からすぐ後ろの位置までリカバーする。そこから最後までよく粘って3着になった。
本来は先行して最後ひと足使う形の馬ながら、スタートで失敗したものの、インぴったりを回ってリカバーした川田騎手のリカバーは見事だった。また、L1Fで減速ラップになる展開で最後までしっかり粘ったのは底力があるということで、オープン初戦だったが、好走できるレースの幅は広そうだ。

4着 3番 ヴェロックス 牡 5 浜中俊 57 1.45.4 34.7

中団を通追走。4角で多くの馬が外を回る中、ややインを通ることで直線入口までにポジションを上げていく、直線ではインを突き伸びてはいるが、1,2着馬のような勢いがあり、最後ファルコニアに迫るのが精いっぱいだった。
インを上手く立ち回ったことが大きく、長く脚は使っているがダラダラとしたものので、上位進出は難しそうに見える走りで、今後も好走の機会はあまりなさそうに思える。

5着 18番 アトミックフォース 牡 5 武藤雅 56 1.45.5 35.3

2番手を追走。直線では一旦先頭に立つ場面があり、上位勢には最後交わされてしまうものの、最後まで粘れてはいた。
前目のポジションが取れてそこそこ粘れる馬なので、今後も前残りで好走することはありそう。東京や新潟でも好走したことがあるので、ペースと全体のスピードがどの程度になるかが好走の鍵となりそうだ。

6着 6番 ヒュミドール セ 5 吉田豊 56 1.45.6 34.4

中団追走したが、向こう正面では前が詰まりポジションが後方に下がってしまう。4角では一旦最後方まで下がるが、4角で多くの馬が外を回る中、ややインを通ることで直線入口までにポジションを上げていく、直線ではそこそこ伸びてはいた。
ちぐはぐな走りで能力が発揮しづらい中よく走っているように見えるものの、4角での距離得が生きていた面もあるので、評価が難しい。ただ、この馬まスローペースの時に良績が集中しているので、そもそも今回は展開が合わなかった。

7着 17番 アドマイヤビルゴ 牡 4 岩田望来 56 1.45.6 34.7

中団やや後方を追走。4角で外を回るも外を回る馬が大かったことから直線入口では馬が詰まり追い辛い感じになり馬郡がばらけたL1Fでがよく伸びていた。
外を回る距離ロスがあったことから能力以下の着順になっている可能性がある。この馬オープンになってからの戦績が少ないので、G3戦ならば好走できそうな可能性を残している。

8着 10番 ワンダープチュック 牡 7 田辺裕信 56 1.45.7 34.5

後方追走から直線大外から少しは伸びてはいた。外を回る距離ロスがあっての8着なので、オープン特別ならば好走の可能性はありそう。

9着 9番 ヤシャマル 牡 4 木幡巧也 56 1.45.8 35.3

外の3番手を追走していたが、4角で外を回る距離ロスから直線入口では少しポジションが下がってしまう。そこから巻き返すことはできなかった。
オープン初戦であったが、戦績からもっと緩いペースにならないとダメそう。

10着 8番 アルジャンナ 牡 4 ルメール 56 1.46.4 36.0

5,6番手を追走するも、最後は伸びず。
前走はハイペースで後方位置を追走していて、前々走はスローペースで先団追走して末脚が発揮できたので、今回は平均ペースで前目を追走したことで末脚が削がれたと考えてよさそう。好走できるレースの幅が狭いと考えた方がよいのかもしれない。

11着 2番 マイラプソディ 牡 4 武豊 56 1.46.5 35.8

中団追走。4角では多くの馬が外を回る中目ざとくインをついたが、直線では伸びなかった。
ここでは能力不足は明らか、加えてもっと緩いペースにならないとだめそうだ。

12着 14番 ガロアクリーク 牡 4 野中悠太 56 1.46.5 35.8

中団追走するも、直線では伸びなかった。戦績からこの馬はもっと時計のかかる馬場、展開でいとだめそう。

13着 1番 プレシャスブルー 牡 7 柴田善臣 56 1.46.6 35.4

後方追走から直線では大外を突くも最後は伸びなかった。ここでは末脚が足りない。

14着 16番 シュリ 牡 5 M.デム 57 1.46.7 35.8

スタートで躓き後方からになる。それでもリカバリーしようとして、向こう正面で大外から5番手の位置まで上る。しかし3,4角では馬郡の隊列が外に広がる形になってしまったので、大きく外を回される距離損があり直線入口では後方の位置になってしまい。そこから伸びることはなかった。
前目のポジションにつけて好走する馬なので、まったくいいところがなかった。ただ、今回は不運が重なりすぎなところもあるので、巻き返せる可能性は残っている。

15着 12番 ミラアイトーン 牡 7 菊沢一樹 56 1.46.7 35.6

後方追走から終始外を回る距離ロスがあり、前目につけて好走するこの馬としてはいいところがなかった。

16着 5番 エアアルマス 牡 6 三浦皇成 58 1.46.9 36.7

逃げたが直線でまるで伸びなかった。

17着 4番 セダブリランテス 牡 7 石川裕紀 56 1.47.0 36.6

インで先行したが直線では全く伸びなかった。もっと時計がかかる馬場でないと厳しいのかもしれない。

18着 11番 ニシノデイジー 牡 5 江田照男 56 1.47.0 36.6

先行したが、直線でまるで伸びず。古馬オープンでの好走は絶望的。

 

「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。

 

完全タイム差を検証する表について説明します。

 

2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~

 

2021 函館スプリント G3 レース回顧

洋芝の札幌競馬でも開幕週の短距離戦ということで、かなり高速ハイペースの決着となった。

1.レース結果の基礎データ

2021年 6月13日(日) 1回札幌2日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第28回函館スプリントS
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指) 芝 1200m 16頭立

馬場差 -2.8 完全タイム差 +0.7
タイムランク D メンバーランク C

2021061401

前半32.8秒とかなり速くなり、L1Fがかなり減速しているが、それでも差しが決まりにくいのは直線が短く洋芝の札幌ならではなのかもしれない。


2.完全タイム差検証

2021061402

かなり妥当な値ではあるものの、カレンモエ、ミッキーブリランテが前走よりパフォーマンスをダウンさせたとは考えにくいので、0.2秒ほど上方補正した方がよいと思う。

3.各馬の分析

1着 14番 ビアンフェ セ 4 藤岡佑介 56 1.07.6 34.8

スタートはまずまずながら、二の足で楽に先頭に立つ。後続に少し間隔を空けた速いペースで逃げ、そのまま押し切った。
開幕週の高速馬場と4角をインぴったりで回った距離得と短い直線を活かしての勝利だった。非凡なスピードはあるものの、最後は末脚が甘くなる馬なので、ここまでハマることはそう多くないだろう。

2着 16番 カレンモエ 牝 5 鮫島克駿 54 1.07.6 34.5

外枠ながら、一旦先頭に立つほどの好スタートで外の4番手の位置につける。4角は少しだけ外の距離損があったものの、直線はしっかりのびて先頭に半馬身差まで迫っての2着だった。
最後は外を回った分だけで1着馬との能力差はない。結果論だがスタートがすごくよかったので、序盤でイン2番手のポジションを取り切っていれば結果は変わっていたと思う。前目につけて最後ひと足使うタイプなので、好走できるレースの幅は広い。

3着 7番 ミッキーブリランテ 牡 5 和田竜二 56 1.07.6 33.9

スタートは遅かったが二の足で中団やや後ろのポジションを取る。直線入口ではまだ先頭とかなり差のある位置だったが、残り200mからグングン伸びて2着になった。
4角でやや外を回ったが、最後同じような脚色だった4着馬とは内外の距離差で能力差はない。1400-1600を中心に使ってきていたため、今回のような高速超ハイペース戦は初経験だったものの適正があることを示した。ただしエンジンのかかりが遅いのでコーナーからの加速が必要になるレースには対応できなそう。

4着 10番 ジョーアラビカ 牡 7 横山和生 56 1.07.7 33.7

後方追走。終始外を回り、直線に入って外からグングン伸びて、3着馬とほぼ差のない4着だった。
展開がこの馬にバッチリハマったので外を回った距離ロスが痛かった。序盤のスピードが今一つながら、堅実に末脚を使うので、今後も展開がハマればチャンスはありそう。また、休養なしでの5戦目まで好走した実績があるタフさがあることも覚えておきたい。

5着 8番 カツジ 牡 6 岩田康誠 57 1.07.7 33.3

ポツンと最後方を追走。4角で大外に出して、大外からしっかり伸びてきたものの5着までだった。
マイルCSを33.4秒の末脚で走った馬なので、極端に脚を貯めれた33.3秒の末脚が使えても不思議のない馬。レース映像を見返しても最後ジョーアラビカを交わすような勢いはなかった。久々にこの馬らしい末脚が見れたといってもあまり評価しない方がよい。

6着 5番 ケープコッド 牝 4 吉田隼人 54 1.07.7 34.4

インの5番手を追走。4角もしっかりインを回るも、直線に入ってすぐの地点では勢いが今一つですぐ前にいたカレンモエとの差が開いてしまう。それでも最後までジワジワと伸びてはいた。
前目の位置で4角を全く距離ロスなく走れていたので、それでも6着ということはこのメンバーではやや決め手に欠けるということのようだ。

7着 2番 マイネルアルケミー 牡 5 黛弘人 56 1.07.8 34.2

中団イン追走。4角もしっかりインを回り最後まで伸びてはいた。
全く距離ロスのない走りだったので、実力以上の着順になった可能性が高い。

8着 11番 コントラチェック 牝 5 丸山元気 55 1.08.0 34.5

中団外を追走。4角の手応えよく直線入口では前の内にいたカレンモエに迫れそうな勢いがあったが、直線の伸びは今一つだった。
先行できないとダメな馬で、今回のような速い馬がいるレースでは先手が取れないであろうということは戦前から予想できた。それでも、4角の走りはよかったので、どこかで条件がハマって好走できる可能性はありそう。

9着 3番 シゲルピンクルビー 牝 3 泉谷楓真 50 1.08.1 34.3

やや後方のインを追走。4角もしっかりインを回り最後まで伸びてはいた。
全く距離ロスのない走りだったので、実力以上の着順になった可能性が高い。
斤量に恵まれた3歳馬ということでやや人気になっていたが、この馬の実績からすると過大評価だったのは明らか。

10着 12番 ロードアクア 牡 5 田中健 56 1.08.1 34.4

後方外を追走。最後は少し伸びてはいるものの上位勢とは明らかに勢いが欠けていた。
前目のポジションにつけれるものの、末脚が圧倒的に足りない馬だったので、あえて後方の位置につけて末脚を試したようではあるが、このメンバーでは全く通用しなかった。


11着 1番 アスタールビー 牝 5 池添謙一 54 1.08.1 35.1

インの2番手を追走していたが、直線でまるで伸びなかった。
前目のポジションが取れるが、末脚が圧倒的に足りない馬。ただし、札幌競馬場で馬場差+1.8のキーンランドカップで4着の実績があるので、力のいる馬場になったときに好走できる可能性はある。

12着 9番 タイセイアベニール 牡 6 小崎綾也 56 1.08.1 34.4

後方追走から、最後はさほど伸びなかった。
この馬向きの展開になったようではあるものの案外内容でこの馬の好走実績を調べてみると、好走時の平均1Fのタイムが11.2秒台で今回は11.3秒台だった。このことから、差し馬ながら、L1Fで大きく減速するハイペース戦では持続力が劣るということなのかもしれない。好走できるレースの幅が狭い馬。

13着 6番 リンゴアメ 牝 3 秋山稔樹 50 1.08.2 34.9

中団追走するも、特に見どころなく終わる。ここでは能力不足であることは明らか。

14着 13番 センショウユウト 牡 6 中井裕二 56 1.08.4 34.5

後方追走から最後は少しは伸びているものの、ここでは相手にならなかった。

15着 15番 アルピニズム 牡 4 団野大成 56 1.08.6 35.3

中団追走から最後は伸びなかった。

16着 4番 ジャスティン 牡 5 坂井瑠星 58 1.09.4 36.4

3番手で先行していたが、直線でまるで伸びなかった。

 

「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。

 

完全タイム差を検証する表について説明します。

 

2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~

 

2021年6月 8日 (火)

2021 安田記念 G1 レース回顧

グランアレグリアを負かすとしたらどの馬かが、予想のポイントになったレースだったが、答えを出すのは難しかった。それでも終わってみればすごく納得できる結果となった。

1.レース結果の基礎データ

2021年 6月 6日(日) 3回東京2日 天候: 曇 馬場状態: 良
11R 第71回安田記念
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝 1600m 14頭立


馬場差 -2.0 完全タイム差 +0.3
タイムランク C メンバーランク B

2021060803

ややスローペースであるが、グランアレグリアより前目につけて一発を狙った馬は全滅した。やはり安田記念は末脚優先で予想するのがよいのかもしれない。

 


2.完全タイム差検証

2021060804

 

グランアレグリアは前走より少しパフォーマンスを落としたと考えるのが自然で、そう考えると0.3秒ほど低く見た方がよさそう。

3.各馬の分析

1着 11番 ダノンキングリー 牡 5 川田将雅 58 1.31.7 33.1

中団を追走。4角で外を回り外の距離損から直線入口では後方の位置で、そこからの伸びは最初大したことないように見えたが、坂を上がると騎手の激しいアクションに馬が応えてグングン伸びて内から伸びたグランアレグリアをわずかに抑えての辛勝だった。
最後までしぶといこの馬のよさが久々に発揮されたレースになった。この馬が本領を発揮すればこのくらいの走りを見せるのは不思議ではない。かなり不調が長く続いたような印象があったのだが、振り返ってみると凡戦は昨年の安田記念、天皇賞の2戦のみだったので、簡単に見限るべきではなかったということだったようだ。

2着 5番 グランアレグリア 牝 5 ルメール 56 1.31.7 32.9

後方を追走。直線に入って外に出せない狭いポジションに入ってしまったものの、内に切れ込み進路ができるとそこからかなり鋭く伸びて、1着にはギリギリ届かない2着となった。
ルメール騎手のコメントによると、前半の行きっぷりが前走より悪かったということなので、やはり間隔を詰めての出走が影響したようだ。それでも最後の瞬発力は他馬を圧倒するものがあった。また、今回は馬君が詰まった際に全くひるむことなく伸びることが出来たので、以前の馬郡に怯む弱点は完全に克服したようだ。やはり、同一G12連覇プラス短い間隔でのG1連勝するということは超実力馬でもハードルが高く、過去にも今回と類する結果は何度も見てきたのでこういうケースの場合はグランアレグリアを2,3着として勝つのは他の馬と考えるのがよいのだと思う。

3着 13番 シュネルマイスター 牡 3 横山武史 54 1.31.8 33.4

中団追走。4角でやや外を回ったので直線入口では少し後方でさほど伸びないように見えたものの、外の後ろからダノンキングリーが迫ってくると、そこからダノンキングリーと併せ馬のようになって伸びて、かなり長くたたき合いが続いたものの最後は3着までだった。
この時期の3歳馬としては大健闘を見せたが、NHKマイルカップの真完全タイム差は古馬戦とのクラス差を補正してもそう悪いものではないので、斤量2キロ差と今回のメンバーを考えるとこれだけやれても不思議ではない下地はあった。ダノンキングリーとの長いたたき合いからわかるように接戦に強いタイプのようで、マイル戦ならが好走できるレースの幅は今後も広くなるかもしれない。

4着 8番 インディチャンプ 牡 6 福永祐一 58 1.31.9 33.5

中団のシュネルマイスターのやや内で同じような位置を追走。直線に入っての反応よく、外のシュネルマイスターとの差を広げ伸びて一旦は先頭に立つも最後は甘くなり、4着になった。
長い脚が使えず最後甘くなるのはこの馬の特徴なのだが、それでも今回、このメンバーで3着以内に入れなかったことから少し衰えがあるということなのだと思う。


5着 9番 トーラスジェミニ 牡 5 戸崎圭太 58 1.32.1 34.2

2番手追走から最後までしっかり粘っての5着。
オープン特別での好走実績しかないこの馬がこの着順まで粘れたということは、今回はG2,3の好走実績馬の実力は大したことなかったということを示している。

6着 10番 カデナ 牡 7 武豊 58 1.32.2 33.2

後方追走。直線入口でも後方であったが、最後はよく伸びていてた。
1800m以上のレースが多い馬なのだが、マイル戦でもらしさを見せる走りをした。重賞でも後方インをついて追い込んで好走した実績があり、追い込みが鋭い特性をまだ維持しているので、今後どこかで好走できるチャンスはまだありそう。

7着 6番 ダノンプレミアム 牡 6 池添謙一 58 1.32.3 34.1

3番手のインを追走。直線に入ってすぐは勢いがあり先頭に立ちそうな雰囲気があったが、前の2頭を交わすころには後続の上位勢の末脚が迫ってきてしまい、抵抗できずの7着だった。
前目の位置につけてひと足使う馬ながら、ペースが速くなると対応できないので、好走できる機会が限られる馬なのだが、今回はさほどペースが上がらなかったの十分にチャンスがあった。結果論だがもう少し早めに先行していた2頭を捕らえていればもう少し良い結果になった可能性はある。

8着 1番 サリオス 牡 4 松山弘平 58 1.32.4 33.7

インの中団を追走。直線でやや外に出すも馬郡に囲まれるポジションになり、グランアレグリアが内に切れ込む際に不利を受けた。その後の末脚は大したことなかった。
毎日王冠以降、古馬のとの対戦で結果が出ていないが、振り返ってみれば毎日王冠も弱いメンバーだったので、古馬G1で好走できるほどの実力はない馬と考えてよさそう。

9着 2番 ギベオン 牡 6 西村淳也 58 1.32.6 34.2

5番手インを追走していたが直線で伸びず。
ここではこの程度の結果でも善戦したといえるほどの実力しかない馬。

10着 12番 ケイデンスコール 牡 5 岩田康誠 58 1.32.6 33.9

やや後方でグランアレグリアの外の少し前を追走。4角での反応よく外を回って加速してくるものの、直線に入ってからの伸び脚は今一つだった。
3戦連続で重賞で好走したのでかなり力をつけたかと思われたが、G1ではここまでだった。過去3戦は斤量が56キロだったので、長くいい脚を使うタイプだけにここでは斤量57キロが響いた可能性もある。

11着 3番 ダイワキャグニー セ 7 石橋脩 58 1.32.7 34.9

先頭に立ちさほど速くないペースで逃げれたが、直線に入って後続に交わされて後退。鋭い脚がないので、しっかり先行できてもG1で高速馬場では全く相手にならない。

12着 14番 カテドラル 牡 5 田辺裕信 58 1.32.8 33.9

後方待機から直線外から伸びてはいるものの、ここでは歯が立たなかった。

13着 4番 カラテ 牡 5 菅原明良 58 1.33.0 34.1

後方追走から見せ場なく終わる。元々ここでは実力不足ではあるものの、前目につけることが全くできなかったので、休み明けはよくないということもあったようだ。


14着 7番 ラウダシオン 牡 4 M.デム 58 1.34.5 36.3

3番手追走していたが、直線では伸びず。前目につけて粘るのが持ち味の馬であるが、1600mだと少し距離が長いのかもしれない、それでも実力からすると負けすぎの成績なのだが、これは直線で後ろから来たグランアレグリアに前をふさがれるに交わされた際にブレーキがかかり、そこから騎手が諦めたことによるもの。

 

 

「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。

 

完全タイム差を検証する表について説明します。

 

2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~

 

 

2021 鳴尾記念 G3 レース回顧

同じコース・距離の金鯱賞と同じように典型的な前残り決着となった。が、金鯱賞が最後は接戦だったのにこちらは1着馬とそれ以降では差がつく決着となった。この結果は今回のメンバーの中ではユニコーンライオンの能力は劣ってはいないことを示している。

1.レース結果の基礎データ

2021年 6月 5日(土) 4回中京1日 天候: 曇 馬場状態: 良
11R 第74回鳴尾記念
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指) 芝 2000m 13頭立


馬場差 -1.3 完全タイム差 +2.1
タイムランク SL メンバーランク C

2021060801
前半がかなりのスローペースになっていて、早めのペースアップが始まっている。こうなると、後方にいた馬は何もできない。また、2番手にいた池添騎手が「まさか逃げ切られるとは思っていなかった」と言っていたように、騎手もユニコーンライオンを舐めていたふしがある。

 

2.完全タイム差検証

2021060802

 

SLランクなので上方補正が必要で、1秒くらい上に見た方がよさそう。


3.各馬の分析

1着 3番 ユニコーンライオン 牡 5 坂井瑠星 56 2.00.7 34.1

スタートよく楽に先頭に立ち、他馬をあまり離さない逃げをうつ。4コーナーで加速して他馬を少し離しリードを広げて直線に入り、ゴールまでリードを広げたまま1着となった。
ラップタイムからわかるように前半のペースがスローすぎてここでかなり楽ができたことで典型的な前残りの競馬となったが、展開に恵まれただけであればゴール前でもう少し後続に詰め寄られるはずで、そうならなかったのはこの馬に実力があったということ。前走が下級クラスの3勝クラス勝ちの成績とはいえ、前走の真完全タイム差を他馬と比較すると5番目に速いタイムとなるので、そう実力が劣るというわけではなかった。今季はかなり調子がよく自身のパフォーマンスをアップさせており、前目のポジションで競馬できることが多いことから、今後もどこかでチャンスがありそう。

2着 8番 ショウナンバルディ 牡 5 池添謙一 56 2.01.3 34.4

2番手追走。ユニコーンライオンが4角でペースアップした際にはついていかなかったものの、そこから2番手をキープしたまま後続を交わさせず2着となった。
騎手のコメントによると4角ではまさか逃げ切られるとは思っていなかったので追い出しを待ったということなのだが、同時にスパートしていたとしても結果は変わらなかった可能性は高い。この馬も展開に恵まれた形ではあるが、この馬の前走の真完全タイム差を他馬と比較すると4番目に速いタイムであり、直線で後続に交わさせなかっただけの実力はあるということ。

3着 1番 ブラストワンピース 牡 6 岩田康誠 57 2.01.4 34.0

中団やや後方のインを追走。4角をインぴったり回ることで距離得を得て、直線入口ではショウナンバルディのすぐ後ろのインの位置まで上がる。そこからしっかり伸びたもののショウナンバルディを最後まで交わせずの3着だった。
久々の好走となったが、この馬の好走実績は斤量57キロ以下のときに限られていたので、今回好走できそうな下地はあった。ただ、調子のよい頃の状態であればショウナンバルディは交わせたはずであり、それが出来なかったことからまだ本調子ではなかった可能性がたかい。

4着 4番 ペルシアンナイト 牡 7 幸英明 57 2.01.6 34.2

中団やや後方で、ブラストワンピースの外の少し後ろを追走。4角では外を回りすぎないように回り、直線に入って、坂では少しもたつくように見えたものの坂を上がってしっかり伸びたが4着までだった。
最後は末脚をしっかり発揮してブラストワンピースとの差は外を回った分程度に見えたが、今回のメンバーであればこの程度走るのは不思議ではない。

5着 5番 ワイプティアーズ 牡 6 松若風馬 56 2.01.6 34.5

インの4番手を追走。4角をインぴったりを回った距離得もあり、最後までしっかり粘って5着を確保した。
重賞5着とはいえ、インぴったりを回って展開にめぐまれたものなので、まったく評価できない。

6着 13番 サンレイポケット 牡 6 鮫島克駿 56 2.01.7 34.3

中団やや後方の外を回り、3角で大外から早めの進出を試みたが中途半端にポジションを上げただけになり、スパイラルカーブで大外を回ったことの距離損から直線入口ではかなり後方の位置になってしまう。スローで上りが速い展開になったためそこからの伸びは大したことなく6着までだった。
外枠とはいえ大きな距離損をする拙い騎乗であった。前走を勝っているとはいえ、馬、騎手ともに1番人気を背負う器ではないことが明らかとなる結果となった。

7着 7番 サトノソルタス 牡 6 川田将雅 56 2.01.7 34.4

中団追走。4角ではやや外ではあるが外を回りすぎないように回り、直線で進出を試みたが、上位に食い込めるような末脚はなかった。
前目のポジションにつけれたときだけ好走する馬なので、中団のポジションになったところで絶望的だった。今回のようなペースで川田騎手だったにも関わらず前目のポジションにつけれなかったということから、この馬が前目のポジションにつけれる機会を予想するのは困難なようだ。アテにできず軸馬には向かないムラ馬ということのようだ。

7着 11番 クラージュゲリエ 牡 5 松山弘平 56 2.01.7 34.6

3番手を追走したが直線で伸びなかった。
前目のポジションにつけて展開に恵まれたのだが、スローの瞬発力勝負には対応できなかった。

9着 6番 ブラヴァス 牡 5 武豊 56 2.01.7 34.5

中団を追走し、4角では外を回りすぎないようにして距離損なく回れたて、直線入口ではまずまずの位置にいたものの、そこから伸びなかった。
そもそも末脚は今一つなので、スローの瞬発力勝負には対応できなかった。

10着 2番 アフリカンゴールド セ 6 藤岡康太 56 2.01.9 34.2

後方イン追走。ずっとインを回ってこれてもここまでの馬。

11着 9番 ヒンドゥタイムズ 牡 5 福永祐一 56 2.02.0 34.5

後方追走。直線で外を回って後方から伸びようとするも末脚は大したことなかった。
元々末脚は大したものではなく、立ち回りのよさで好走してきた馬なので、スローの瞬発力勝負で後方の位置になってしまってはどうにもならなかった。

12着 10番 ペプチドオーキッド 牡 6 富田暁 56 2.02.6 35.0

後方追走から直線では大外に出すも伸びなかった。格下馬なので、当然の結果


13着 12番 アメリカズカップ 牡 7 西村淳也 56 2.03.2 35.9

中団外を追走していたが、直線では全く伸びなかった。

 

「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。

 

完全タイム差を検証する表について説明します。

 

2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~

 

 

2021年6月 2日 (水)

2021 日本ダービー G1 レース回顧

エフフォーリアが3連複の軸馬にふさわしい実力があることは容易にわかるレースながら、その他の馬の能力比較が難しいレースとなった。

1.レース結果の基礎データ

2021年 5月30日(日) 2回東京12日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第88回東京優駿
3歳・オープン・G1(定量) (牡・牝)(国際)(指定) 芝 2400m 17頭立


馬場差 -2.6 完全タイム差 -0.6
タイムランク B メンバーランク B

20210603

前半はスローペースだったが、早めのペースアップが始まる展開になった。サトノレイナスあたりは早めに脚を使わされる展開に翻弄される形になり、シャフリヤールは最後にひと足使ったことがハマるレースとなった。

 

2.完全タイム差検証

20210604

過大評価しすぎ、0.8秒ほど低く見た方がよい。

3.各馬の分析

1着 10番 シャフリヤール 牡 3 福永祐一 57 2.22.5 33.4

中団追走。4角ではやや外を回り、直線に入ってすぐはややもたついていたように見えたが、坂を上がってから鋭い伸び脚を見せて、ゴール前ギリギリでエフフォーリアを差し切って1着となった。
戦績から、末脚は特に秀でているようには見えなかったのだが、一瞬のトップスピードは非凡なものがあったということのようだ。今回は各馬早めに脚を使うレースになったので、最後にひと足使うことがハマっての1着だったように思う。ここまでハマることは今後あまり多くなさそうに思え、ダービー馬とはいえあまり軸に向かなそう。逆にしばらくは人気を吸うありがたい存在になりそう。

2着 1番 エフフォーリア 牡 3 横山武史 57 2.22.5 33.4

中団インを追走。4角もしっかりインを回り、直線に入って少し外に出し、追い出すと先頭に立ち、そのまま押し切るかに見えたが、最後は1着馬の強襲により惜しい2着となった。
ほぼ勝ちに等しい2着であり、軸馬としての安定度は抜群であることを示した。今後の活躍も期待できそう。

3着 11番 ステラヴェローチェ 牡 3 吉田隼人 57 2.22.7 33.4

後方追走。直線では外から長くいい脚を使い、ゴール前ギリギリで3着争いを制した。
長くいい脚を使えるのが強みで、皐月賞3着の実績から、ここでは力上位であることを示した。

4着 13番 グレートマジシャン 牡 3 戸崎圭太 57 2.22.7 33.6

中団追走から外を回って、直線ではよく伸びていて、3着馬とはほとんど差がなかった。

5着 16番 サトノレイナス 牝 3 ルメール 55 2.22.7 34.0

中団外を追走していたが、3角で外から後続が追い上げてきた際にスイッチが入ってしまったのか、ここからスパートしてしまい、直線で早々と先頭に立ってしまい、そこからよく伸びてはいるものの、3着争いで競り負けてしまった。
これで3戦続けて外枠が災いしているので、その点からもツキのない馬である。切れ味勝負に徹することが出来たらもう少しやれていた可能性は高い。

6着 14番 タイトルホルダー 牡 3 田辺裕信 57 2.23.1 34.3

最初の直線でうまく内に切れ込んで、先団のインのポジションをとる。ずっとインを回って最後の直線までうまく立ち回っていたが、最後は伸び負けした。
皐月賞でもそうだったが、外枠でもインに入って上手く立ち回れるレース巧者で、さすがに直線の長い東京コースでは厳しかったが、今後も前残りの展開で好走することはありそう。

7着 8番 ヨーホーレイク 牡 3 川田将雅 57 2.23.1 33.8

中団外追走。4角で馬郡が団子状態になり外を回る距離ロスで、直線入口ではかなり後方の位置になってしまい。そこから少しは伸びていたが、位置取りが後ろになってしまったのが最後まで響いた。
実力以上に負けたようにも見えるが、この馬はいつも後ろのポジションになっているのであまり立ち回りがうまくないということはいえそう。多頭数競馬では信頼できない。

8着 7番 グラティアス 牡 3 松山弘平 57 2.23.1 34.4

中団追走から向こう正面で2番手に進出。4角でインを回り、うまく立ち回ったが最後の伸びはここでは足りなかった。

9着 6番 バジオウ 牡 3 大野拓弥 57 2.23.3 34.0

インの中団を追走。4角をインぴったりに回ったものの、直線では伸びなかった。ここでは力不足は明らか。


10着 12番 ワンダフルタウン 牡 3 和田竜二 57 2.23.3 34.4

中団追走。4角のペースアップのところから騎手の手が大きく動き周囲のペースについていったが、直線では伸びなかった。
しぶとさが持ち味の馬だが、上りは34秒台がこの馬の限界のようだ。騎手もこの馬には時計が速すぎたとコメントしている。


11着 4番 レッドジェネシス 牡 3 横山典弘 57 2.23.6 33.7

離れた最後方を追走。4角はインを回って直線はインから伸びてきてはいたものの、大した末脚ではなかった。

12着 9番 ラーゴム 牡 3 浜中俊 57 2.23.7 34.5

中団追走から、最後は伸びず。高速馬場の瞬発力勝負は向かない。

13着 3番 タイムトゥヘヴン 牡 3 石橋脩 57 2.23.8 34.3

後方追走。4角で外を回り、直線外から伸びようとするもさほど伸びなかった。
末脚は大したことない馬ながら、追走に苦労しているようにも見えたので、長い距離は向かないということもありそう。

14着 2番 ヴィクティファルス 牡 3 池添謙一 57 2.24.3 35.4

前目の位置で追走していたが、直線では伸びなかった。

15着 17番 バスラットレオン 牡 3 藤岡佑介 57 2.25.4 36.8

大外枠ながら、他馬の初速が速くないので楽に先頭に立つ。ペースを落としての逃げが打てたものの3角から後続の追撃に遭い早めに馬郡に飲み込まれてしまった。

16着 5番 ディープモンスター 牡 3 武豊 57 2.25.7 36.8

後方追走から3角で早めに外から前に進出するも、直線では伸びなかった。早めのペースアップを演出した馬だったがそれだけだった。

17着 15番 アドマイヤハダル 牡 3 M.デム 57 2.26.0 37.1

後方外を追走。3角で外からディープモンスターがペースアップしたのに合わせてこの馬も上がっていったが、直線は伸びなかった。この馬の能力からすると負けすぎのように思えるが、敗因ははっきりしない。

 

「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。

 

完全タイム差を検証する表について説明します。

 

2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~

 

2021 目黒記念 G2 レース回顧

初ブリンカー馬の激走はわりとよくあるので、初ブリンカー馬のチェックは怠らないようにすべきというのがこのレースの教訓となった。

1.レース結果の基礎データ

2021年 5月30日(日) 2回東京12日 天候: 晴 馬場状態: 良
12R 第135回目黒記念
4歳以上・オープン・G2(ハンデ) (国際)(特指) 芝 2500m 16頭立


馬場差 -2.6 完全タイム差 +3.6
タイムランク SL メンバーランク D

20210605


かなり極端なスローペース戦になり、上りが極端に速く前につけていないとどうにもならないレースとなった。また、極端に速い上りへの対応可否がはっきり出たので、各馬の今後の参考にはなりそう。

 

2.完全タイム差検証

20210606

SLランクのレースでもしっかり値を導き出せるのが、真完全タイム差の利点。2.7秒ほど上方補正するのがよさそうだ。

3.各馬の分析

1着 5番 ウインキートス 牝 4 丹内祐次 52 2.32.8 32.5

2番手を追走。直線に入って早めに先頭に立つと後続を寄せ付けず1着となった。
前の位置にいて、32.5秒の上りを使われては後続は何もできない。「今日は逃げた馬の直後で折り合ってスムーズに運ぶことができていましたし、これまでのように抜け出してからソラを使うようなことがなかったですからね。スパートしてからも集中力を切らずに走れたことも良かったです。」という騎手のコメントから、集中力の面での成長があったようだ。さらに斤量52キロも味方した。この時期の4歳牝馬の成長力は侮れない。

2着 8番 ヒートオンビート 牡 4 川田将雅 55 2.33.1 32.4

4,5番手のインを追走。4角をインでじっくり回ることでややポジションを下げたものの、ここでの距離得と脚を貯めれたことを活かして、直線ではグングン伸びて2着となった。毎回ほぼメンバー最速に近い上りを繰り出す堅実な馬で、ここでも順当に能力を発揮してきた。馬券の軸馬としての信頼度は高く、今後も重賞で活躍が期待できる。


3着 3番 アドマイヤアルバ セ 6 北村宏司 53 2.33.4 33.0

3番手を追走。直線でヒートオンビートにあっさり交わされたが、他馬は抜かせず最後までしっかり粘り切った。
軽ハンデを活かした典型的な前残りパターンなのだが、この馬の戦績からこの馬が前のポジションに行くことを予想するのは難しかった。ただ、初ブリンカーというヒントがあった。初ブリンカーによる不人気馬の激走はよくあるので、このパターンの馬は3連複の3列目に薄目に入れておくべきなのだろう。初ブリンカーのチェックは怠るなということがこのレースの最大の教訓となった。


4着 11番 グロンディオーズ 牡 6 ルメール 56 2.33.6 32.7

中団追走。直線入口ではヒートオンビートのすぐ後ろの位置にいたものの、追い出しの反応は明らかにヒートオンビートより鈍く最後の最後で伸びてきたものの4着までだった。
戦績からズブいことはわかっており、ヒートオンビートより信頼度は劣るもののなぜか1番人気になっていた。ズブかったり、速い脚に限界があったりと馬券の軸馬としての信頼度は低い。


5着 14番 ゴールドギア 牡 6 田辺裕信 55 2.33.9 33.3

後方追走から、4角で外から早めに進出してきたが直線では伸び切れなかった。
速い上りの勝負になっただけに、4角での距離ロスが大きかった。内容は悪くなく、昨年よりは少し調子を上げている可能性がある。

6着 12番 ダンスディライト 牡 5 横山典弘 55 2.33.9 33.3

3,4番手あたりを追走していたが、直線で伸びを欠いた。速い上りに限界があるようだ。
オープン入りして3戦はすべてG2戦であり、3勝クラスではヒートオンビートに勝ったこともあるので、もう少し弱いメンバーになれば好走できる可能性は高い。

7着 4番 サンアップルトン 牡 5 柴田善臣 55 2.33.9 32.8

後方追走。4角で外を回り外からしっかり伸びてきているものの、位置取りが後ろ過ぎたのと外を回る距離ロスがあって、届かなかった。悪くない走りだったので、今後好走の機会はありそう。

8着 9番 アイスバブル 牡 6 石川裕紀 55 2.33.9 32.8

後方追走から、最後までしっかり伸びていたが、前が速いのでここまで。
あまり速い上りを使ったことがなかったこの馬としては、かなり速い上り3ハロンタイムであり、騎手のコメントによると意識的に後方のポジションで脚を貯めるレースをしたとのこと。悪くない走りだったので、どこかで好走の機会はあるかもしれない。


9着 2番 トラストケンシン 牡 6 吉田豊 52 2.34.0 32.7

後方追走。4角では最後方をに置かれてそこから大外を回って最後は少し伸びていた。
まだ3勝クラスで軽ハンデをもらっていたものの、この程度で、最後速い上りを使ってはいたものの、見どころはなかった。

10着 10番 ナムラドノヴァン 牡 6 内田博幸 54 2.34.1 33.3

後方追走から、見どころなく終わる。上りが極端に速いレースには対応できない。

11着 1番 ムイトオブリガード 牡 7 横山武史 57 2.34.1 33.2

中団追走から、直線では伸びず。以前は上りが極端に速いレースにも対応できていたのだが、かなり衰えがあるのかもしれない。

12着 15番 ミスマンマミーア 牝 6 福永祐一 54 2.34.2 33.2

後方追走から最後あまり伸びず。上りが極端に速いレースに対応できなかった。いつも後方からの追い込み馬なので、馬券の軸馬としての信頼度は低い。

13着 6番 アドマイヤポラリス 牡 5 吉田隼人 55 2.34.3 33.6

中団追走から最後はあまり伸びず。
オープン初戦だったが、かなり極端な展開のレースだったので、この一戦で見限らない方がよさそう。

14着 13番 ディアマンミノル 牡 4 松山弘平 54 2.34.6 33.9

中団追走から直線であまり伸びず。一応前走と同じ上り3ハロンタイムで自身の脚は使っているので、上りが極端に速いレースには対応できなかったということのようだ。

15着 7番 サトノルークス 牡 5 大野拓弥 55 2.34.7 33.6

後方追走。4角でインを回るも、直線で伸びず見どころがなかった。

16着 16番 トップウイナー 牡 5 和田竜二 55 2.34.8 34.8

かなりのスローペースなのに後続を離すといったかなり恵まれた逃げになったものの、直線で粘る力はまったくなかった。

 

「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。

 

完全タイム差を検証する表について説明します。

 

2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~

 

2021 葵ステークス 重賞 レース回顧

有力馬は前走から距離短縮している馬が多く、能力比較が難しいレースだった。勝った馬は成長力により大きく自身のパフォーマンスをアップさせたので、やはりこの時期の3歳戦の予想は難しい。

1.レース結果の基礎データ

2021年 5月29日(土) 3回中京7日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第4回葵S
3歳・オープン(重賞)(別定) (国際)(特指) 芝 1200m 18頭立


馬場差 -1.3 完全タイム差 +0.4
タイムランク D メンバーランク C

20210601

かなりのハイペースに見えるが、2番手以降は少し離れて追走していたので、そう速いペースではなく、最後は横に大きく広がり後続がなだれ込んであまり着差のない結果になったので、2番手以降は無理のないペースだったようだ。

2.完全タイム差検証

20210602

ほぼ妥当に見えるが、0.2秒ほど低く見た方がよさそうに思える。

3.各馬の分析

1着 7番 レイハリア 牝 3 亀田温心 54 1.08.1 34.5

好スタートから先頭争いに加わるも、テイエムトッキュウが速すぎるので、少し離れた2番手を追走。残り200mを過ぎたところで先頭に立つと、ゴール前でヨカヨカの追撃をギリギリ凌いでの1着だった。
未勝利戦、1勝クラスを連勝して、重賞のここでも大きく自身のパフォーマンスをアップさせた。2番手でしっかり折り合うことができるので、1200m線であれば今後も好走できそう。高速馬場から、重馬場、ダートまでこなせるのも強みとなる。

2着 2番 ヨカヨカ 牝 3 幸英明 55 1.08.1 34.0

中団追走。直線で坂を上がったところからグングン伸びて、1着馬をギリギリ差せずの惜しい2着。
フィリーズレビュー2着の実績からここでは力上位ということだったようだ。

3着 8番 オールアットワンス 牝 3 和田竜二 54 1.08.2 34.3

中団のやや前目を追走。4角の終わりでレイハリアの少し後ろの位置につけ、そこからの伸びは大したことないように見えたものの、ゴール前で少し伸びて3着を確保した。
前目につけてひと足使うタイプの馬のようで、今回のような位置取りになれば、3着以内に入るのはあり得るということのようだ。もう少し位置取りが後ろになると末脚が足りないということになりそう。

4着 14番 ファルヴォーレ 牡 3 鮫島克駿 56 1.08.3 33.5

後方追走から、4角は外を回りすぎないように回り、直線では坂を上がってから伸びたが、そう鋭い末脚には見えなかった。上り3ハロンタイムは4角をうまく立ち回ったものであまり評価できない。


5着 5番 モントライゼ 牡 3 ルメール 57 1.08.3 34.0

ゲートを五分に出たが、向正面で挟まる不利。これで中団まで引かされてしまった。それでも4角でやや内を回り距離得で巻き返し直線に入ってインをついてよく伸びたものの、最後の伸び脚が足りなかった。
いい脚があまり長く使えないタイプのように思える。安定して好走するのは難しいタイプなのかもしれない。

6着 9番 スンリ 牝 3 池添謙一 54 1.08.3 34.0

中団やや後方を追走。直線では外に出し、最後はよく伸びてはいた。
先行することが多い馬なのだが、今回のようなハイペースだと追走に苦労するようだ。

7着 17番 マリーナ 牝 3 坂井瑠星 54 1.08.4 34.5

外の4番手を追走していたが、4角で外を回った距離ロスがあり直線では少し後ろに位置になってしまう。坂のところではもたつくように見えたが、最後はしっかり伸びていた。大外枠ということもあるが、外を回る距離ロスが大きかったことは記憶すべき。いい騎手に代われまもう少しやれるかもしれない。

8着 11番 サルビア 牝 3 福永祐一 54 1.08.4 34.1

中団追走し、直線では外に出して伸びようとするも大して伸びなかった。
もう少し前の位置につける馬なのだが、今回のペースはこの馬には速すぎたということなのかもしれない。

9着 18番 フォイアーロート 牡 3 岩田康誠 56 1.08.4 33.9

後方追走から直線では外を回って最後はよく伸びていた。
9着とはいえ1着との着差は0.3秒でこのあとの古馬2勝クラス戦はしっかり勝ち上がれる実力はありそう。

10着 13番 アスコルターレ 牡 3 松山弘平 57 1.08.5 33.7

後方追走から直線では外を回って最後はよく伸びていた。
戦績から追走力が今一つであることは明らか。

11着 4番 インフィナイト 牝 3 藤井勘一 54 1.08.5 34.7

インで4,5番手を追走していたが、最後は伸びず。
インでうまく立ち回れていたわりには最後がダメすぎた。

12着 1番 リンゴアメ 牝 3 丹内祐次 55 1.08.6 34.0

後方追走から4角で外を回りすぎないように回って、最後まで伸びてはいるが、後方から外を回った馬よりも末脚は劣っていた。

13着 15番 テイエムトッキュウ 牡 3 松若風馬 56 1.08.6 35.4

序盤のスピードは速く他馬を少し離しての逃げだったが、残り200mを過ぎたところで失速した。
序盤のスピードがかなり速いのは持ち味なので、どこかでこれを活かして好走する機会はありそう。

14着 10番 ロングトレーン 牝 3 団野大成 54 1.08.7 33.8

後方追走から、最後は極端に大外に出して少しだけ伸びてはいた。多頭数のレースはよくないのかもしれない。

15着 3番 カンタベリーマッハ 牡 3 鮫島良太 56 1.09.1 35.0

中団追走するも直線で後退した。ここでは能力が劣っていたのは明らか。

16着 6番 ダディーズビビッド 牡 3 武豊 57 1.09.4 35.4

中団追走するも最後は止まる。戦績から負けすぎなのだが、「スイッチが入ってコントロールが利かなくなってしまった。2戦目になると良くない」ということなのでこの馬は出走間隔を開けないとダメということは覚えておきたい。

17着 12番 リメス 牡 3 浜中俊 56 1.09.6 35.9

2番手追走していたが、最後は止まる。ここでは能力不足であることは明らか。


競争除外 16番 ロンギングバース 牡 3 横山和生 56

 

「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。

 

完全タイム差を検証する表について説明します。

 

2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~

 

2021年5月25日 (火)

2021 オークス G1 レース回顧

やはり桜花賞とコース形態、距離も大きく異なる舞台なので、桜花賞で好走した有力馬がどんな結果になっても不思議ではないわけで、やはりオークスは馬券勝負には向かないレースなのではないかと、改めて思える結果となった。今回のようなレースで的中できたとしても、それは馬券勝負の実力ではなく、運によるところが大きいのだと思う。

1.レース結果の基礎データ

2021年 5月23日(日) 2回東京10日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第82回優駿牝馬
3歳・オープン・G1(定量) (牝)(国際)(指定) 芝 2400m 18頭立

馬場差 -1.8 完全タイム差 +0.6
タイムランク D メンバーランク C

2021052503

序盤ポジション争いが激しく速いのかと思われたものの、中盤はペースが落ち着き、直線での末脚比べになった。L2Fまではあまり各馬の差はつかなかったが、L1Fでは後方待機して脚を貯めていた馬の脚色が目立っていた。

 

2.完全タイム差検証

2021052504

ほぼ妥当な完全タイム差に思える。


3.各馬の分析

1着 9番 ユーバーレーベン 牝 3 M.デム 55 2.24.5 34.4

中団やや後方を追走。3角から少しづつ外からの進出を開始し、直線入口では大外から、ジワジワと伸びてきて、坂を上がったところから勢いが他馬より優ってきて、最後は後続より1馬身抜け出ての勝利だった。
後方から長くいい脚をジリジリ使う馬で、今までは勝ち切るまでのイメージが持てない走りだったのだが、今回の距離、ペースがこの馬には合っていたということなのだと思える勝利だった。ジリジリとしか伸びないタイプなので、今後勝ち切る機会はそう多くないように思えるが、3着以内には入る機会が多くなることは今後もありそう。

2着 7番 アカイトリノムスメ 牝 3 ルメール 55 2.24.6 34.4

中団を追走。直線入口ではソダシの少し後ろの位置にいて、この時点では他馬と同じような脚色だったが、坂を上がったあたりからグングン伸び2着に浮上した。
トップスピードはそう秀でているわけではないのものの、脚の使いどころをしっかり踏まえて最後伸びたのはルメール騎手の好騎乗によるところが大きそうに思える2着だった。

3着 8番 ハギノピリナ 牝 3 藤懸貴志 55 2.24.6 34.3

後方追走から4角で大外を回って外から追い込んでくるが、坂を上がってからの脚色はかなりよく見えてあわや2着の好走。アカイトリノムスメとの差は明らかに内外の差であり、乱ペースでもないのに後方追走から大外回って追い込むといった比較的単純な騎乗でこれだけ好走したのだから2400m戦での能力は高いことを示した。


4着 4番 タガノパッション 牝 3 岩田康誠 55 2.24.8 34.2

後方追走。馬場の真ん中あたりをジワジワ伸びてきて、坂を上がったところから勢いがついいて4着に浮上した。
キャリアが浅くまだ今一つ特徴がつかみにくいのだが、デビューからさほど間隔を開けずこれで4戦目の好走なので、連戦に強いタイプということは覚えておきたい。


5着 15番 アールドヴィーヴル 牝 3 松山弘平 55 2.24.8 34.5

やや後方追走で脚を貯め、直線ではタガノパッションと同じように伸びてきてタガノパッションとはわずかの差の5着。

 

6着 12番 ミヤビハイディ 牝 3 吉田豊 55 2.25.0 34.3

後方追走から、最後は大外からひと足使ってきたが、体制決した後だった。

7着 1番 ククナ 牝 3 横山武史 55 2.25.0 35.1

インで3,4番手追走。直線入ってすぐは抜け出しそうな雰囲気があったが、最後まで脚は続かなかった。

8着 11番 ソダシ 牝 3 吉田隼人 55 2.25.1 35.1

4,5番手あたりの好ポジションにつけるも終始かかり気味で、最後は伸びを欠いた。
かかり気味で消耗が激しかったのはあったものの、やはりクロフネ産駒で言われていた距離の壁があったと考えざるを得ない結果となった。

9着 2番 スルーセブンシーズ 牝 3 戸崎圭太 55 2.25.2 34.9

中団イン追走。直線入ってすぐはインからよく伸びているように見えたものの、最後まで脚は続かなかった。

10着 3番 パープルレディー 牝 3 田辺裕信 55 2.25.3 34.7

後方イン追走から、最後はインから少し伸びてはいた。

11着 13番 ファインルージュ 牝 3 福永祐一 55 2.25.5 35.1

中団追走から、4角でややポジションを下げ脚を貯めるも直線では大して伸びなかった。
距離が合っていないのは明らかな走りだった。

12着 17番 スライリー 牝 3 石川裕紀 55 2.25.5 35.7

中団追走から4角で早めに進出するも最後まで脚は続かなかった。
たまに前目につけられたときに好走する馬で、穴としては注意は必要なものの、アテにしてはいけない馬。

13着 18番 ステラリア 牝 3 川田将雅 55 2.25.9 36.1

2番手追走するが直線途中で脱落。

14着 5番 クールキャット 牝 3 武豊 55 2.26.2 36.6

逃げたが直線途中であっさり捕まった。

15着 6番 ウインアグライア 牝 3 和田竜二 55 2.26.4 36.3

中団インを追走するも、直線ではまるで伸びなかった。

16着 16番 ニーナドレス 牝 3 藤岡康太 55 2.27.9 38.1

中団追走から4角外から早め進出するも直線ではまるで伸びなかった。

17着 14番 ストライプ 牝 3 柴田善臣 55 2.28.5 38.7

中団追走から4角外から早め進出するも直線ではいいところなかった。

18着 10番 エンスージアズム 牝 3 岩田望来 55 2.29.1 38.9

中団追走するも直線でまるで伸びなかった。

 

「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。

 

完全タイム差を検証する表について説明します。

 

2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~

 

 

2021 平安ステークス G3 レース回顧

混戦かと思われたものの、終わってみれば人気通りで、実力差のはっきり出た結果になった。

1.レース結果の基礎データ

2021年 5月22日(土) 3回中京5日 天候: 曇 馬場状態: 重
11R 第28回平安S
4歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定) ダート 1900m 16頭立


馬場差 -2.6 完全タイム差 -0.7
タイムランク B メンバーランク C

2021052501

序盤やや速いものの、中盤少し緩んでいる。このペースだったのでアメリカンシードは後続を離しながら少しだけ楽ができて最後の粘りにつながったのではなかと考えられる。

2.完全タイム差検証

2021052502

明らかに過大評価の完全タイム差。4着以下の馬はあまり差のない大したことない走りだったので、これらの馬の多くがで前走とほぼ同等のパフォーマンスだったと考えると、正解に近い真完全タイム差が導けるのではないかと思う。

3.各馬の分析

1着 5番 オーヴェルニュ 牡 5 福永祐一 58 1.54.7 36.4

スタート良く3番手のインを追走。3~4角で2番手に上がり、残り200m手前でアメリカンシードを掴まえると、そこから伸びて後続に6馬身差をつけての勝利。
コーナー4つのコースでは好位につけて安定して好走している。脚抜きのいいダートになるとさらに高い能力を発揮するようだ。今回のメンバーでは力上位であることを示す勝利だった。

2着 16番 アメリカンシード 牡 4 ルメール 56 1.55.7 38.2

難なく先手を取り、後続を少し離した逃げを打つ。直線残り200m手前であっさりオーヴェルニュに交わされ、そのあとも危なかったが、直線入口までに後続を離していたことが活きた2着だった。
今回は道中で絡んでくるような逃げ馬がいなかったことに恵まれた点は大きい。最後かなり危なかっただけに、次走好走できるかどうかはメンバー次第となる。

3着 11番 マルシュロレーヌ 牝 5 川田将雅 55 1.55.9 37.1

中団追走。4角でやや外に出し、直線に入ってジワジワ追い込んでくる。最後までしっかり伸び続けたが3着までだった。
4着以下の馬との能力比較では力上位を示したが、1,2着馬とははっきり差のついた3着だった。

4着 2番 アルドーレ 牡 6 横山典弘 56 1.56.0 36.3

後方追走。4角で外に出し、大外から伸びてきて、最後は4着に浮上した。
4着とはいえ、レース映像にはほとんど映らず。最後の最後で浮上した形で、末脚勝負に徹すればひと足使えるもののあまり評価できない4着。

5着 15番 スワーヴアラミス 牡 6 松田大作 56 1.56.1 37.8

外の3,4番手を追走。4角から直線入口ではやや苦しくなったかに見えたが、最後まで粘り5着を確保した。
前目につけて最後までしっかり粘れることを示したが、戦績が示す通り、3着以内に入るには能力が今一つ足りない。ただ、今回は終始外を回るロスがあったのは確か。

6着 7番 ミヤジコクオウ 牡 4 和田竜二 56 1.56.1 37.6

前から5番手のインを追走。直線に入って、1,2着馬とは差があったものの、早めに抜け出し3着はあるかに見えたが最後は甘くなった。


7着 8番 サトノギャロス 牡 5 津村明秀 56 1.56.2 37.0

後方追走から、4角で勢いをつけて外から上がっていき、直線も外から伸びてくるかに見えたものの、直線の伸びは大したことなかった。
追い込み馬ながら4角の走りはよいがいい脚は長く続かないようだ。

8着 14番 サクラアリュール 牡 6 武豊 56 1.56.2 36.3

後方追走から、最後の直線では内外に動いて進路を迷っていたものの、しっかり伸びてはいた。4着以降のメンバーであれば展開次第ではそこそこやれる。

9着 13番 マリオマッハー 牡 4 団野大成 56 1.56.4 37.4

やや後方追走から、最後は外から伸びては来ているものの大した脚ではなかった。

10着 4番 デルマルーヴル 牡 5 岩田康誠 57 1.56.4 37.4

中団やや後方追走から、最後まで大きくバテてはいないものの、見どころはなかった。

11着 9番 マスターフェンサー 牡 5 松山弘平 58 1.56.6 37.6 

中団やや後方追走から、最後まで大きくバテてはいないものの、見どころはなかった。
戦績から、もう少し緩いペースでないと対応できないのかもしれない。

12着 1番 ヴェルテックス 牡 4 岩田望来 56 1.56.6 37.9

6,7番手につけて追走していたものの、最後はいいところなし、下のクラスでは、前半でややペースが緩むレースで好走していたので、重賞での緩みのないペースのレースには対応できないということのようだ。

13着 12番 ロードブレス 牡 5 幸英明 58 1.57.5 39.0

先行5頭の後ろを追走。残り600mから仕掛けたが、直線途中でバタッと止まってしまった。
戦績からすると、負けすぎのように思えるのだが、アテにはできないムラ馬ということなのかもしれない。

14着 10番 ドスハーツ 牡 4 小沢大仁 56 1.57.7 37.5

後方追走のままいいところなく終わる。下のクラスで常に速い上り3ハロンタイムを繰り出していたのだが、それは皆前半でややペースが緩むレースだったので、重賞での緩みのないペースのレースには対応できないということのようだ。

15着 3番 ケンシンコウ 牡 4 酒井学 57 1.58.6 39.8

いいところなし。古馬オープンでの好走は難しそう。

16着 6番 ペオース 牡 4 藤岡康太 56 1.58.7 40.5

2番手追走していたが、4角ですでにポジションが下がっていってしまった。
古馬オープンでの好走は難しそう。

 

 

「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。

 

完全タイム差を検証する表について説明します。

 

2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~

 

2021年5月19日 (水)

2021 ヴィクトリアマイル G1 レース回顧

京王杯スプリングカップと比べて、こちらは高松宮杯出走馬の好走はそう多くない。やはり距離が400m違うと展開もだいぶ違ってくるということなのだろう。特に今回は高速馬場の瞬発力勝負になったので、高松宮杯出走馬は苦戦する結果となった。

1.レース結果の基礎データ

2021年 5月16日(日) 2回東京8日 天候: 曇 馬場状態: 良
11R 第16回ヴィクトリアマイル
4歳以上・オープン・G1(定量) (牝)(国際)(指定) 芝 1600m 18頭立


馬場差 -2.0 完全タイム差 -0.1
タイムランク C メンバーランク C

2021051803

先行馬が多いように思えた割にはさほど速くならず、高速馬場の瞬発力勝負になった。結果的に先行勢は工夫が足らず惨敗した。


2.完全タイム差検証

2021051804

やや過大評価で0.6秒ほど低く見た方がよさそう。

3.各馬の分析

1着 6番 グランアレグリア 牝 5 ルメール 55 1.31.0 32.6

中団を追走。4角ではやや外を回り、残り400mから軽く追い出すと、楽な手応えで加速していき難なく先頭に立ち、最後は後続を突き放しての楽勝だった。
他馬との能力の差をはっきり示す圧勝だった。高速馬場での瞬発力はかなりのものであり、前走の敗因はやはり道悪と、距離ということだったのだろう。

2着 8番 ランブリングアレー 牝 5 吉田隼人 55 1.31.7 33.2

スタートはまずまずながら二の足は遅く中団のやや後方を追走する。4角はインを回り直線に入って少しづつ外に出していき、グランアレグリアのすぐ後ろの外に出したところで加速を開始。そこからグングン伸びて特に坂を上がってからの加速が速く2着に浮上した。
持久力戦で好走することが多く、高速馬場の瞬発力勝負での実績がなかったのだが、たまたまそういう機会がなかったというだけで、高速馬場の瞬発力勝負でも十分対応できるということのようだ。好走できるレースの幅は広そうで、今後も好走が期待できる。

3着 1番 マジックキャッスル 牝 4 戸崎圭太 55 1.31.7 33.5

中団インを追走。最後の直線で横に数頭馬が並んでのたたき合いになり、2着は確保できたかのように見える伸び方だったが、最後に外から差してきてランブリングアレーにわずかに交わされての3着だった。
ここ数戦堅実に末脚を発揮しており安定度が高いので馬券の軸として信頼しやすい馬である。

4着 14番 ディアンドル 牝 5 団野大成 55 1.31.8 33.8

5番手を追走。最後の直線では加速に苦労していたように見えたが、最後までしっかり伸び続けており、2,3着馬とは差の少ない4着だった。
先行力があり最後までしぶとい持ち味をしっかり活かしたが、瞬発力勝負になるとやや部が悪いということのようだ。それでも4着になるのだから地力強化は明らか。

5着 2番 シゲルピンクダイヤ 牝 5 和田竜二 55 1.31.8 33.8

スタートはよくなかったが、意図的に前に出していきインの6番手につける。直線ではあまり伸びないように見えたが最後までしっかり粘って5着を確保した。
元々は瞬発力勝負の馬だったのだが、最近は前につけ粘る競馬をするようになっている。一時期スタートに不安があったがそれは解消したようで、メンバーに恵まれればまだ好走の機会はありそう。

6着 18番 レシステンシア 牝 4 武豊 55 1.31.9 34.1

3番手を追走。直線にはいってじっくり追い出して前の2頭を交わし先頭に立つが、グランアレグリアには性能の違いで楽に交わされ、さらにゴール直前で甘くなり6着になった。
最後甘くなったのが敗因なのだが、この馬の好走したレースのL1Fのラップの最速が、11.8秒で今回が11.3秒だったので甘くなったのも納得できる。結果論ではあるが、もっと早く先頭に立ち後続を早めに離していれば2着になれた可能性は高い。前走で控える競馬が出来たことが逆に仇となった。

7着 11番 ダノンファンタジー 牝 5 藤岡佑介 55 1.31.9 33.0

後方を追走。直線で外から追い上げようとするが、最速ラップのL2Fではやや加速が足りないように見えたもののL1Fでは少し伸びてきたのだがそれでも7着までだった。
末脚はいまいちな馬と思っていたのだが、じっくり貯めると高速馬場でもそこそこの瞬発力をくりだせることを示した。ただし、好走するには恵まれる状況が必要な馬。

8着 5番 デゼル 牝 4 川田将雅 55 1.31.9 33.2

中団やや後方を追走。最後の直線でランブリングアレーのすぐ外の少し後ろから同じように伸びてきたが、ランブリングアレーより少し末脚が劣っての8着だった。
前走のような瞬発力が繰り出せなかった形であり、かなりスローペースにならないとだめということなのかもしれない。

9着 7番 マルターズディオサ 牝 4 田辺裕信 55 1.32.2 34.0

中団を追走。直線ではやや伸びを欠いた。高速馬場の瞬発力勝負は向いていない。

10着 3番 クリスティ 牝 4 斎藤新 55 1.32.3 34.7

スタートはさほど速くなかったが、他馬があまり速くなかったので楽に先頭にたった。最後の直線では上位勢に交わされたが、インでそこそこ粘れてはいた。

11着 12番 サウンドキアラ 牝 6 松山弘平 55 1.32.3 34.1

中団追走から最後はあまり伸びずに終わる。
やはり昨年の良い頃の出来にないようで、年齢から復調は難しいかもしれない。

12着 10番 レッドベルディエス 牝 5 石橋脩 55 1.32.4 33.2

ほぼ最後方追走。最後は大外から伸びてきてはいた。

13着 16番 リアアメリア 牝 4 福永祐一 55 1.32.4 33.2

後方追走から4角では外を回りすぎないないように回ったものの直線ではあまり伸びなかった。上り3ハロンタイムが3番目に速くなっているがインを効率よく回ってのものなので評価できない。

14着 9番 テルツェット 牝 4 M.デム 55 1.32.4 33.5

スタート遅く後方から4角ではインを回り、直線で最内から伸びようとしたが、伸び脚は大したことなかった。
前走G3勝ちから斤量2キロ増であり、このメンバー相手では能力不足ということだったようだ。

15着 17番 スマイルカナ 牝 4 柴田大知 55 1.32.6 34.9

2番手追走していたものの、高速馬場の瞬発力勝負には対応できないので、大敗。

16着 15番 アフランシール 牝 5 大野拓弥 55 1.32.6 33.7

後方追走のまま特に見どころなし。


17着 13番 プールヴィル 牝 5 三浦皇成 55 1.32.8 34.1

中団やや後方を追走するも、直線では大して伸びなかった。
本来の能力以下の走りように見えるが敗因がはっきりしない。

18着 4番 イベリス 牝 5 酒井学 55 1.36.5 38.5

3番手追走していたが、直線に入ってすぐ脱落した。心房細動を発症したとのこと。

 

「先週の結果分析」のタイムランクA B には怪しいものと信頼できるものがある。

 

完全タイム差を検証する表について説明します。

 

2020年 ジャパンカップの真完全タイム差を補正する ~真完全タイム差こそスピード指数の最終到達点である~

 

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