レース回顧

2019年6月25日 (火)

2019 宝塚記念 G1 レース回顧

このブログの予想初挑戦は苦い結果となった。やはりトータルの戦績で能力評価するよりも前走のレースの評価を重視すべきということが、今回の僕の反省点であり大きな教訓となった。前走海外で善戦した馬が好走し、海外で惨敗した馬が本来の実力を発揮できなかったことは決して偶然ではないということである。

1.レース結果の基礎データ

2019年 6月23日(日) 3回阪神8日  天候: 曇   馬場状態: 良
11R  第60回宝塚記念
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定)  芝 2200m・内   12頭立

馬場差 -0.4 完全タイム差 -0.4
タイムランク B メンバーランク B

LAP :12.6-11.4-11.5-12.4-12.1-11.9-12.0-11.6-11.5-11.4-12.4
通過:35.5-47.9-60.0-71.9  上り:70.8-58.9-46.9-35.3 

やや遅めの単調なペースであり、残り4ハロンでペースアップする持久力戦になったので後方にいた馬には厳しい展開になった。

2.隊列分析

2019062301

直線入り口で前にいた5頭で決着したが、このペース、隊列にしては意外に着差がついた。2着以下はあまり評価できないレースだったと思う。

3.完全タイム差検証

2019062302

リスグラシューは間違いなく過去最高のパフォーマンスを発揮したと思うが、キセキ、アルアインが前走のパフォーマンスよりアップしているとは考えられない。そのため、このレースは0.9秒ほど低く評価した方がよいと思う。
なお、今回から前走の数値に真完全タイム差(完全タイム差を補正した数値)を使用している。

4.各馬の分析

1着  12番  リスグラシュー      レーン      2.10.8 35.2 

スタートはさほど速くなかったが、他馬が速くないので1角までに楽に2番手につける。勝負所のキセキのペースアップにも楽々ついていけて、直線でキセキを交わすと最後は突き放す一方という強い勝ち方だった。
緩いペースだったとはいえ、先行して好位差しの競馬が出来るとは驚いた。馬はなぜか終始左を向いて走っていたので、制御するのも楽ではないはずなので、レーン騎手の騎乗技術によるところも大きかったのではないかと思う。
こうして前につけれるレースができたことで、今後好走出来るレースの幅も広がったと思う。秋の活躍が楽しみになった。


2着   1番  キセキ              川田将雅    2.11.3 35.8 

スタートは速くなかったが、他馬が競りかけてこなかったので楽に先頭に立つ。その後も楽なペースで逃げて速めにスパートするも最後は末脚が鈍り2着となった。
スタートが遅く末脚が鈍いのは大阪杯での走りの印象通りだったのだが、これでよく2着になれたなという感じで、3着以降の馬がよっぽどだめだったということだと思う。キセキ自身の欠点がハッキリしていたとはいえ、今回のメンバーであれば能力上位と評価すべきだったということなのだろう。ただ、この馬のスタートは遅いということはもう戦績から明らかなのに誰もペースを乱しにこなかったことは、この馬にとってすごく恵まれた状況になったと思う。
高速馬場の東京競馬場以外では、この程度のパフォーマンス能力の馬であるということはしっかり覚えておくべきである。


3着  11番  スワーヴリチャード  M.デム    2.11.6 35.7 

スタートは遅かったが、ペースが遅いと見てじわじわと前に進出し、リスグラシューの少し後ろの外を追走する。勝負所では騎手の手が激しく動き鞭が入るなど反応がよくなかったが、じわじわ伸びて3着を確保した。
このメンバーでは能力上位だったため、なんとか3着に入れたということだと思うが、この馬のよいところである勝負所での反応の素早さが全く見られなかった。もうズブくなってきているのかもしれない。この馬はスタートがよくなく、持続力もそうないので、勝負所で素早く反応できなくなってきているとすると今後の好走は難しいかもしれない。

4着   4番  アルアイン          北村友一    2.11.9 36.1 

好スタートながら行く気を見せず、最内の3番手を追走。勝負所の反応はまずまずだったが、直線で速い脚が使えず最後はスワーヴリチャードに交わされて4着となった。
非常に消極的なレースをしたと思う。緩いペースになれば最後速い脚は使えない馬なので、4着になるのも当然の結果。この結果は距離によるものではない。
先行して常に自身の能力は安定して発揮出来る馬なので、もっとハイレベルな騎手が乗れば3着以内に入る割合ももっと上がるのではないかとも思う。

5着   2番  レイデオロ          ルメール    2.12.1 36.0 

最内で5番手を追走していて、勝負所での反応が悪く、最後もあまり伸びずに5着となった。
インぴったりで距離ロスなく走れての5着なので、外を回っていたらさらに着順は悪くなった可能性がある。
コーナーでの加速に苦労するのはいつものこととはいえ、最後全く伸びなかったのは残念だったが、前走の海外でのレースをしっかりチェックしておくべきだったと猛反省している。
前走の海外でのレースでは逃げて、最後この馬らしい末脚が全く発揮できていなかったのだが、いつも末脚を発揮している馬が、最後全く伸びないレースをした後は、その後も末脚を発揮出来なくなることはわりとよくあるので、そうした可能性を考慮すべきだった。今回の凡走は単に調子が悪かっただけではなく、メンタル面、勝負根性に問題があった可能性がある。だとすると今後も危険視すべきであり、再度末脚を発揮するレースをするまでは軸にはすべきではない。
「いつも末脚を発揮している馬が末脚を発揮できずに惨敗した場合の次走は危険視すべきである」ということが、このレースからの最大の教訓となった。

6着  10番  ノーブルマーズ      高倉稜      2.12.4 36.0

後方から外を回って、最後はよく差してきているが、上位馬とのレベルの差は歴然ということだと思う。

7着   6番  スティッフェリオ    丸山元気    2.12.4 36.3 

その気になれば逃げれそうなほどの好スタートと初速の速さだったが、中段に控えてしまう。勝負所、直線での反応もイマイチで伸びきれず。低レベルのG3勝ちしかない程度の馬なので、当然の結果。

8着   9番  クリンチャー        三浦皇成    2.12.5 36.4 

中段追走から勝負所では、一応スパートしているように見えるものの、上位馬との力の差は歴然だった。


9着   3番  エタリオウ          横山典弘    2.12.6 36.4 

後方追走から、早めにスパートして前に取り付こうとするも、4角で他馬もペースアップしたので先団にとりつくことができず、9着に敗れた。ロングスパートが不発に終わったのは天皇賞の激走の疲れが残っていたとのこと。それで改めてこの馬の戦績を見ると好走するのは休み明けとその次走に集中しているので、この点は覚えておくべきだろう。

10着   8番  ショウナンバッハ    吉田豊      2.12.6 35.9

後方からも、末脚不発。早めのペースアップで脚を使わされたこともありそうだが、それでもマカヒキよりは末脚はよかった。

11着   7番  マカヒキ            岩田康誠    2.12.9 36.3 

ポツンと最後方から、4角のペースアップで早めに進出せざるを得ない展開になったので、末脚を分散されてしまい、全くいいところがなかった。絶対的な能力が劣るので、ハイペース戦になってずっと後方がで我慢して最後他馬がバテるにのに乗じて追い込んでくるような展開にならないとだめなのだろう。これでまた人気が落ちると思うので、また、どこかで遊び馬券で狙ってみたい。

12着   5番  タツゴウゲキ        秋山真一    2.13.9 37.5

直線途中で息切れ、今後オープン戦で使うにしても、よい兆候を見せるまでは無視でよいだろう。

2019年6月18日 (火)

2019 函館スプリントステークス G3 レース回顧

アクシデントにより7頭立てになってしまったが、結果も低調なものになった。

1.レース結果の基礎データ

2019年 6月16日(日) 1回函館2日  天候:小雨  馬場状態:稍重
11R  第26回函館スプリントS
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指)  芝 1200m   13頭立


馬場差 -0.7 完全タイム差 +0.7
タイムランク D メンバーランク D

LAP :12.3-11.0-11.1-11.3-11.0-11.7
通過:34.4-45.7-56.7-68.4  上り:68.4-56.1-45.1-34.0 

この日の未勝利戦でも前半34.4のレースがあったり、前日は未勝利戦でも前半33秒台のレースがあったり、ここ数年の函館のように時計の出やすいコンディションになっている。それでいて、前半がこんなに遅いペースであれば、前に行った馬が断然に有利なレースとなる。


2.隊列分析

2019061702

この頭数にしては、直線入り口で意外に縦に長い隊列になっている。これは、逃げたカイザーメランジェのペースが絶妙であり、後続の馬の早めの進出を封じたということだと思う。

3.完全タイム差検証

2019061704

妥当な完全タイム差である。タワーオブロンドンが明らかにパフォーマンスを落としているが、1200m戦は合わないと考えてよいのではないかと思う。

4.各馬の分析

1着  10番  カイザーメランジェ 牡 4 江田照男  56  1.08.4 34.0 

スタートが特に速いわけではなかったが、他に速い馬がいなかったため楽に先頭に立つ。その後ペースを全く緩めない絶妙なラップで走り、後続の追い上げを封じ、直線の短いことも活かし最後までしのぎ切った。
前走直線1000mの競馬で先行した経験が生きての逃げだったと思う。ただ、3ハロン目以降ラップは見事だったものの、1、2ハロンが12.3-11.0というのは重賞としては明らかに遅く、今後このような楽なペースに恵まれることは少ないと思われる。

2着  11番  アスターペガサス   牡 3 小崎綾也  52  1.08.6 34.0 

好スタートからカイザーメランジェのすぐ後ろの外をついて行くが、3,4コーナーでカイザーメランジェのペースが全く緩まないので1馬身ほど離されてついて行くのがやっとの状態になるものの最後まで2着に粘り切った。
わりと3歳馬が好走するレースであるが、この時期ならではの斤量差が活きることが大きい。この馬が最後まで2着に粘れたのも52キロの恩恵だと思う。このレースを好走しても秋以降ぱっとしない成績の3歳馬も多いので、秋に好走するところを見せるまでは疑ってかかった方がよいと思う。

3着  13番  タワーオブロンドン 牡 4 レーン    58  1.08.6 33.5 

好スタートながら行く気なく後方を追走。4角で外に出し、追撃態勢に入ったものの、じわじわとしか伸びず3着となった。差し馬なのにトップスピードがさほど速くないので、今回のような差し切れないシーンはもう何度も見てきているのだが、さすがにこのメンバーならば差し切れるのではないかと思ったものの、1200m戦でさらに能力が劣ったということはありそう。やはりこの馬は前走のように、1400m、平均ペース、高速馬場と、好条件がそろわないと好走出来ない馬なんだと思う。3着に入っても、4着以下が弱かったということで評価できない。

4着   7番  ダイメイフジ       牡 5 松岡正海  56  1.08.7 33.8 

4番手追走、直線で追い上げ体制に入るも全く伸びなかった。
ごくたまに好走する馬であるが、もうさらにメンバーが弱くならないと好走は難しそう。

5着   2番  ペイシャフェリシタ 牝 6 岩田康誠  54  1.09.0 34.1 

スタートは遅かったが、2の脚でなんとか最内の3番手の位置を取る。追走にやや苦労しているようだったが、なんとか直線までは踏ん張っていたものの、直線でまるで伸びず後退した。
なぜか穴人気になっていたが、そもそもこの程度の実力ということだと思う。追走に苦労してまったく脚が溜まらなかったようで、この馬はどこかでペースが緩んで脚が貯められる展開にならないとよさが発揮できないというのはありそうだ。

6着   9番  ユキノアイオロス   セ11 木幡初也  56  1.09.3 33.9 

ダッシュ付かず後方から、直線でも1頭交わすのがやっとで、いいところがなかった。

7着   1番  サフランハート     牡 6 勝浦正樹  56  1.09.5 34.2 

スタートも二の脚も遅く最内の後方を追走し、直線も伸びずしんがり負け。明らかに能力不足。

 

2019 ユニコーンステークス G3 レース回顧

ユニコーンSはハイペースの末脚勝負になることが多く、今回もハイペースになったものの持久力勝負になり、末脚勝負と予想するだけでは馬券は獲れない難しい結果となったが、次に活かせる気づきも色々あったので、しっかりレース回顧したい。

1.レース結果の基礎データ

2019年 6月16日(日) 3回東京6日  天候: 晴   馬場状態: 重
11R  第24回ユニコーンS
3歳・オープン・G3(別定) (国際)(指定)  ダート 1600m   15頭立

馬場差 -1.4 完全タイム差 -0.1
タイムランク C メンバーランク C

LAP :12.3-10.5-11.1-11.9-12.6-12.3-12.0-12.8
通過:33.9-45.8-58.4-70.7  上り:72.7-61.6-49.7-37.1 

雨の影響により時計の出やすい馬場になったが、それでもかなりのハイペースになり、L1Fでは大きく減速する持久力勝負となった。

2.隊列分析

2019061701

ハイペースのわりには、直線入り口での隊列は短い。これはレース映像を見るとよくわかるが、前半縦長だった馬郡が4角から早めに差し馬がスパートしたために馬郡が凝縮したためである。このレースでは差し馬がかなりのロングスパートを強いられた。追走で脚を使いなおかつロングスパートとなれば、最後まで末脚を発揮するのは難しい。そのため、前にいた馬に有利な展開になったと思われる。こうした展開になったことはラップタイムからはわかりづらいので、やはりレース映像をしっかり見てどういう隊列でレースが進行したかチェックすることが大事である。

3.完全タイム差検証

2019061703

前走から不自然な完全タイム差の変動がないので、この完全タイム差は妥当だと思われる。かなりのハイレベルに見えたレースであるが、水準をちょっと上回った1,2着馬だけややレベルが高かったという程度のレースであったことが、この完全タイム差からよくわかる。

4.各馬の分析

1着   1番  ワイドファラオ      福永祐一  57  1.35.5 37.1

好スタートだったが、他馬も速く先行争いが激しくなり、3ハロン目くらいでようやく先頭に立つ。直線に入っても脚色はさほど落ちずに粘りL1Fでデュープロセスに交わされそうになると最後にひと伸びして1着となった。
初ダートだったものの、ヘニーヒューズ産駒だけにダート適正は高いという前評判どおりの走りを見せた。僕は、ダート適正は高そうだということはわかっていたものの、この馬の勝ったニュージランドトロフィーがスローペースだったことから、ハイペースが想定される今回は厳しいのではないかと軽視してしまったのだか、そう考える前にNHKマイルカップのレース映像を見るべきだったといまさらながら反省している。NHKマイルカップのレースを改めてみると、今回同様の前半ハイペースをしっかり先行して直線の途中まではかなりいい脚で粘っていた。このレースを見れば、この馬はハイペースを先行して好走するポテンシャルはあり、芝からダート変わりでさらによくなりそうで、さらに今回はG1からG2にメンバーレベルが落ちると考えれば、この馬を馬券対象から外すべきではないという結論には達することが出来たはずである。やはり過去のレース映像のチェックは重要である。
 
2着   8番  デュープロセス      M.デムーロ  56  1.35.5 36.5 

好スタートから一旦先行集団に加わるかに見えたが、ペースが速いことから無理せず一旦中段に下げる。3角あたりから外を回って追い上げを開始し、その後ジワジワ伸び続け最後は突き抜けて独走になるかに見えたが、ワイドファラオの抵抗を交わせず惜しい2着になった。
直線に入って、この馬が勝つと思った人は多かったと思う。それだけ強いレースをしている。
このレースの人気馬は差し馬が多かったが、その中でこの馬はペースが遅いときには先行できるような自在性があるので、人気馬の中では一番信頼できそうな馬だと僕は考えたが、予想以上の強さを見せてくれた。
ハイペースでこの馬が早めに動いたことから、この馬の後ろにいた有力馬は早めにスパートせざるを得なくなり、最後は脚色が鈍っていたが、この馬のロングスパートの持続力はかなりのものである。それでいて、この馬に交わされなかったワイドファラオもかなり強く、1,2着馬の強さが目立つレースとなった。

3着  11番  ダンツキャッスル    幸英明    56  1.36.0 37.3 

好スタートながら他馬が速く、先行集団の後ろのやや外目を追走する。4角で先行勢がバテて来たことに乗じて先行集団に加わるも直線に入ってデュープロセスにはあっさり交わされるものの、その後しぶとく伸び続け3着を確保した。
前走の500万条件戦が最短距離を通って逃げてあっさり勝ったものだったので、この馬がここまでしぶとい馬であると考えるのは難しかった。この馬そもそも初速はあまり速くないのだが、この走りができるであれば、番手で追走して最後までしぶとく脚を使うレースができるので、展開次第では今後も好走する可能性はあると思う。未勝利脱出にかなりかかったこともこの馬を軽視してしまった一因だったのだが、最近ようやく本格化したということなのだろう。

4着  10番  ヴァニラアイス      田辺裕信  54  1.36.1 37.6 

好スタートから先行争いに加わり、デュープロセスに交わされる際には少し抵抗するかに見えたが、最後はさすがに脚色が鈍り4着となった。オープン特別で1着、3着と2戦続けて好走しており、完全タイム差もほぼ同等になるので、自身の力はきっちり発揮する堅実な馬ということだと思う。

5着   4番  エルモンストロ      蛯名正義  56  1.36.1 37.2

中段のインぴったりを追走。直線に向いて内から一瞬速い脚を見せるも、50mくらいしか続かず、その後はじわじわのびで5着を確保した。
インを距離ロスなく走れたことによりコーナーでの早めのペースアップに巻き込まれなかったことが大きく、恵まれた5着だったと思う。速い脚が本当に一瞬だけなので、立ち回りの器用さで勝負するしかない馬だと思う。

6着  15番  アシャカトブ        大野拓弥  56  1.36.3 36.8 

前半はハイペースについていけず最後方になり、コーナーのペースアップでもついていくのに苦労したが、直線で大外にだすと、すこしづつ加速し、最後は外を回った差し馬の中では一番いい脚をつかったように見えた。
スピード不足がはっきりしており、エンジンのかかりも遅い。過去の戦績を見ると上がり3ハロンタイムが上位のレースが多いが、上がりがかかるレースに限られる。といったようにかなり特徴のハッキリした馬である。

7着   6番  デアフルーグ        津村明秀  56  1.36.4 37.2 

デュープロセスをマークするように少し後ろで追走するも、デュープロセスが速めにペースアップしたところでついて行かざるを得なくなり、最後まで一応伸び続けてはいたものの、末脚を分散されてこの馬の強みが発揮できなかったようだ。
前走の青竜Sではデュープロセスと接戦だったが、最内を距離ロスなく走ってのものだったので、デュープロセスよりは少し劣ると考えられる内容だった。それでいてこの馬が1番人気になったのは不思議だったのだが、僕の見立てどおりデュープロセスの外を回って追い込む形では勝負にならなかった。

8着   7番  ザディファレンス    野中悠太  56  1.36.7 37.2

後方からインを回り、最後はなだれ込んだが、距離ロスがなかった分での8着なので全く評価できない。

9着  14番  ノーヴァレンダ      北村友一  56  1.36.8 37.9 

デュープロセスの少し前の内を追走するも直線では全く伸びず。実力通りの結果。

10着  13番  ニューモニュメント  石橋脩    56  1.36.8 37.6 

デアフルーグのすぐ外を追走し、コーナーでのペースアップでデアフルーグと合わせ馬のように上がって行ったが、直線で早々と脱落した。
この馬も末脚を分散させられて実力を発揮できなかったのだが、僕は戦績からデアフルーグとほぼ同等の能力の差し馬と考えてちょっとこの馬に期待したのだが、今回デアフルーグとははっきり実力が劣ることがよくわかる結果となった。

11着   3番  ヴァイトブリック    戸崎圭太  56  1.36.9 37.8 

出遅れて後方からインぴったりを走るも全く伸びず。ちょっと不可解なほどの負けっぷりなのだが、前走の園田でのレースが2着とはいえ、1着馬から0.9秒も離されてのものなので、そもそもこの程度の実力なのかもしれない。

12着  12番  オンザウェイ        柴田善臣  56  1.37.7 38.6

まるでいいところなし。戦績から、時計の速いダートはだめなのかもしれない。

13着   2番  イメル              丸山元気  56  1.37.8 39.1

果敢に先行争いに加わるも、最後はバテバテ。明らかに実力不足。

2019年6月12日 (水)

2019 マーメイドステークス G3 レース回顧

毎年荒れるレースではあるが、今回も予想の難しい難解なレースだった。しかしながらレースをしっかり振り返ることで気づかされることも多いので、やはりレース回顧は重要である。

1.レース結果の基礎データ

2019年 6月 9日(日) 3回阪神4日  天候: 曇   馬場状態: 良
11R  第24回マーメイドS
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (牝)(国際)(特指)  芝 2000m・内   16頭立


馬場差 -0.2 完全タイム差 +1.7
タイムランク E メンバーランク D

LAP :12.2-10.9-12.2-12.2-12.3-12.4-12.1-11.8-11.4-12.8
通過:35.3-47.5-59.8-72.2  上り:72.8-60.5-48.1-36.0  平均ペース

前半が速いというより、2ハロン目が特に速くなっていて、勝負所で加速するもL1Fでは大きく減速しているので、スタミナ勝負の持久力戦にもなった。
馬場差からもわかるように今の阪神は力のいる馬場になっている。1番人気のセンテリュオの敗因は馬場と考えられ、京都の高速馬場で好走した馬が苦戦するケースはこの後もありそう。

2.隊列分析

2019061002

直線入り口では隊列が短く、ここまでは各馬がついていけるペースで直線入り口ではどの馬にもチャンスがある展開だった。
結果的に先行した馬が早々とバテて最降着に、中段の馬が直線でバテて、最後方の馬が上位入線と極端にわかりやすい結果になったが、最初の直線が長く先行争いが激しくなりオーパーペースになりかつ、力のいる馬場の場合はこうした結果になることが起こり得るということは記憶しておきたい。

3.完全タイム差検証

2019061004

前走との完全タイム差比較では、パフォーマンスを大きく落としたように見える馬が多く難しいが、どうもそうした馬は前走が過大評価だったということで説明できそうだ。例えばパールSは過大評価な完全タイム差だったということ。条件馬が多数出走した牝馬限定戦だけに、この完全タイム差は妥当だと考えられる。

4.各馬の分析

1着   3番  サラス             牝 4 松若風馬  51  2.00.3 34.6 

インの最後方を追走するも、勝負所では大外を回り、一気に差し切って1着となった。
日経新春杯の時とか、近走はハンデ戦に多く出走して軽ハンデを活かして先行する競馬が多かったが、前走で追い込みに転じて末脚を発揮する競馬で3着になった。今回は前走の経験が活きる形となったが、後方でじっとしていた分、他馬よりはL1Fの消耗は少なかっただろうし、L1Fが12.8かかったこともこの馬には好都合で、色々ハマった上での勝利だったということは言えると思う。

2着  16番  レッドランディーニ 牝 4 池添謙一  51  2.00.3 35.0

後方の位置になるが、サラスより少し前で、外を回る距離ロスのある追走だったが、4角での加速が速く直線の半ばでは先頭に立つが、ギリギリでサラスに差されて2着となる。
1000万条件戦を勝ったばかりの格下馬だったので、評価が難しかったが、この馬は上がり3ハロンタイムが速いことが多かったので、末脚勝負のレースになると考えることができれば、馬券候補として考えられたと思う。
ソラを使う馬ということなので、最後差されたのは早めに先頭に立ってしまったからかもしれない。
外を回る距離ロスがありながら、コーナーでの加速が速かったので、このレースではかなり強かったと評価できる。好走できそうなレースの幅はサラスよりも広そうだ。

3着  15番  スカーレットカラー 牝 4 岩田康誠  53  2.00.4 35.2

外枠で前半が速いペースだったとこもあり、この馬としてはかなり後方の位置取りになった。4角でも外を回らないようにして我慢して、さらに直線の途中まで追い出しを我慢して、最後にインに進路をとって末脚を発揮し3着に浮上した。
岩田騎手の好騎乗でL1Fが12.8かかったことを活かしたレースをすることができた。
上がり3ハロンタイムはさほど速い馬ではなく、ポジショニングで勝負する馬なので上手い騎手が乗れば成績が安定しそうだ。

4着   4番  センテリュオ       牝 4 北村友一  54  2.00.7 35.2

スタートはよかったが、他馬が速く後方からになる。4角から追い出すも反応は鈍く、ずっと鞭を入れっぱなしの状態でジワジワ伸びてゴール直前でようやく4着まで浮上した。
近走好走が多かったので人気になったが、前走が京都で上がり32.8で勝ったことから、この馬は高速馬場の方がよくて、力のいる馬場は向いていないと考えてよさそうだ。騎手のレース後コメントもそのような内容だった。

5着   8番  ウインクルサルーテ 牝 6 高倉稜    50  2.00.8 35.2

最後方から、直線入り口でサラスより少し内の位置でいい脚で少し伸びたが最後まで続かず5着だった。
後方で脚が貯められてL1Fが12.8かかったわりにこの程度の末脚しか使えないので5着でも全く評価できない。

6着  11番  モーヴサファイア   牝 5 川田将雅  54  2.00.8 35.9

6番手追走から、直線では一瞬先頭に立ちかけるが、L1Fで失速した。
ハンデで見込まれ前走勝っていることから2番人気になったが、前走が完全タイム差+1.8の低レベルレースだったし、その前もスローペースのレースが多かったので、実力はこんなもので過剰人気だったということだと思う。

7着   7番  チカノワール       牝 5 小崎綾也  50  2.00.8 35.4

後方から、外差しの流れに乗じてなだれ込んだだけ。

8着  14番  クィーンズベスト   牝 6 松山弘平  52  2.01.1 36.0

中段追走から4角では外を回る。4角から直線のはじめまでは良い脚を使っていたがその後失速した。
洋芝巧者とも言われているので、北海道で出走するなら見直したい。

9着   1番  サンティール       牝 5 荻野極    52  2.01.2 36.2

中段インを追走できたが、直線では全く伸びず。

10着   2番  ウスベニノキミ     牝 4 酒井学    49  2.01.5 36.1

後方インを追走するも全く伸びず。後方の馬が有利な展開になるも全く何もできなかったので、レベルの差は歴然。まだ2勝馬クラスを走っている馬なので当然の結果。

11着  13番  ダンサール         牝 4 藤岡康太  51  2.01.6 36.9

4番手追走も4角で早くも手ごたえが悪くなり、失速した。

12着   9番  アドラータ         牝 4 坂井瑠星  50  2.01.7 37.4

他馬を少し離しての逃げだったが直線であえなく失速。まだ2勝馬クラスを走っている馬なので当然の結果といえばそうなのだが、こうした格下馬にあっさり逃げを許したわりのは先行馬が苦戦したレースになったということは記憶すべきことだと思う。自己条件ではしればかなり好走できる馬だと思う。

13着  12番  フローレスマジック 牝 5 石橋脩    55  2.01.7 36.9 

5番手追走から4角で追い上げ直線入り口で先頭に立つもその後失速。
前走は好位から2着になったが、今回は失速で、この馬過去の戦績を見ると人気先行になることが多い。戦績から緩いペースのレースで好走していることが多いので、やはりこの馬は疑ってかかるのが正解だと思う。

14着   6番  カレンシリエージョ 牝 4 秋山真一  50  2.01.9 36.7

中段イン追走し、直線のはじめは少し伸びるもその後失速。
この馬も2勝クラスを勝ったばかりの実績しかないので、明らかに格下馬だった。

15着   5番  ランドネ           牝 4 M.デム  54  2.03.1 38.4

先行して3番手を追走するも、勝負所の反応が悪すぎて、直線でも全く伸びず。最後は騎手があきらめて流していた。
この馬もスローペースで先行出来た時しか好走実績がないということを覚えておくべき。

16着  10番  レーツェル         牝 4 和田竜二  51  2.03.1 38.5

2番手を追走したが、4角で手ごたえが怪しくなり、その後ズルズル下がった。
この馬もスローペースで先行出来た時しか好走実績がない。まだキャリア5戦ということで、まだ伸びしろがありそうに思わされるものの、2勝クラス勝ちから、さらに上のレベルで好走するのは難しいということだと思う。

2019年6月11日 (火)

2019 エプソムカップ G3 レース回顧

前走重賞出走馬が2頭のみと、メンバーレベルの低いレースであったが、レース結果も超スローペースの凡戦だった。

1.レース結果の基礎データ

2019年 6月 9日(日) 3回東京4日  天候: 雨   馬場状態:稍重
11R  第36回エプソムカップ
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指)  芝 1800m   14頭立


馬場差 -1.1 完全タイム差 +3.2
タイムランク SL メンバーランク D

LAP :13.5-12.2-12.7-12.9-12.6-12.3-11.0-10.8-11.1
通過:38.4-51.3-63.9-76.2  上り:70.7-57.8-45.2-32.9  超スローペース

雨が降っていたからとはいえ、1ハロン目が13.5はかなり遅い。上がりが速かったとはいえ、これだけペースが遅いのは重賞では稀であり、全く評価できない結果である。


2.隊列分析

2019061001

雨が降って馬場が少し悪くなっていることもあり、外を回る馬が多かった。直線入り口では隊列はやや短かったものの、超スローでこれだけ上がりが速いと後方にいては絶望的な流れだった。

3.完全タイム差検証

2019061003

スローで補正しきれない完全タイム差になったが、前走と比較することにより、レースレベルを想定できる完全タイム差を考えることができる。各馬の前走との比較から完全タイム差は+1.5程度と思われる。このことから、やはりこのレースは低レベルなレースである。

4.各馬の分析

1着   9番  レイエンダ         牡 4 ルメール  56  1.49.1 32.7

好スタートから2番手の位置につける。直線ではジワジワ伸びて、ゴール直前でサラキアを退けて1着となった。
近走前半で前に行けないことが多かったが、今回は初チークピーシズの効果があって好スタートが切れた可能性が高いものの、1ハロン目が13.5と遅かったから先行出来たと思えるので、普通のペースのレースで今後も好位置がとれるかどうかは疑問。レースのレベルも低かったので、今後も良血馬で人気先行しそうなので基本疑ってかかった方がいい馬だと思う。
勝因は超スローペースで前につけたルメール騎手の好騎乗につきる。今までの実績がイマイチであっても、これだけメンバーが弱くなればルメール騎手ならなんとかするかもと、考えるべきであったということだろう。

2着   6番  サラキア           牝 4 丸山元気  54  1.49.2 33.0

好スタートから押し出されるように先頭に立ち、最後までしっかり伸びて2着となった。
この馬も前半が遅すぎるペースだったために前に出れて、脚を貯められるペースで逃げれたということであり、今回のようなレースが再びできるとは思えない。この馬の好走を予想するのは難しかったが、他馬の戦績と比べると、牝馬限定戦が多いとはいえオープンでは重賞ばかり走っているので、少し警戒すべきだったということだろう。

3着   4番  ソーグリッタリング 牡 5 浜中俊    57  1.49.4 32.8

4,5番手から直線入り口ではレイエンダのすぐ後ろの位置にいたが、少しもたつき離され、最後まで伸びたものの3着まで。
直線入り口ヨーイドンの競馬で、トップスピード能力ではレイエンダに劣ることをはっきりと示した。この馬、上がり3ハロンタイムが上位になることが多いが、あまりスローペースにならないレースの方がよさそう。

4着   1番  ショウナンバッハ   牡 8 吉田豊    56  1.49.6 32.7

後方から、直線に入って最後までいい脚を使い4着となった。
こんなペースでも後方になってしまう、前半のスピード能力不足は絶望的ではあるものの、近走は最後に速い末脚を使えていることが多いので、調子はよさそう。またどこかで3着になる可能性はありそう。

5着  12番  ブレスジャーニー   牡 5 戸崎圭太  56  1.49.6 33.0

後方から4角で最内をついて、一旦先頭にたつも残り200mで止まった。
距離ロスのないインをついたのは好判断だったが、今回のペースでも後方になってしまうのではどうしようもない。

6着   7番  プロディガルサン   牡 6 レーン    56  1.49.7 33.1

中段から、直線ではやや内を通って伸びかけたが残り200mで脚色が鈍った。
末脚で勝負する馬ではあるが、トップスピードが少し足りない。重賞では少し足りないということだろう。

なお、この馬Win5対象レースに出走するレースが多い割に人気を裏切ることが多いということも、見逃せないデータだと思う。

 

7着  13番  アンノートル       牡 5 柴田大知  56  1.49.8 33.1

後方からなだれ込んだだけで見どころなし。ただし、5着以下の馬と大差ない走りなので、オープン特別では好走出来そう。

8着   3番  ストーンウェア     牡 7 中谷雄太  56  1.49.9 33.4

超スローペースのため前目の位置につけれたが、瞬発力勝負ではまるで歯が立たなかった。

9着  11番  カラビナ           牡 6 武藤雅    56  1.50.0 33.2

やや後方で馬郡の中に入ってしまい、動くに動けなかったとのこと。瞬発力勝負は向いていない。


10着   8番  ミッキースワロー   牡 5 横山典弘  56  1.50.1 33.2

JC5着や有馬記念出走と、このメンバーでは明らかに格上であったため、2番人気だったものの、このメンバー、このペースでも後方に位置するレースしかできないというのには、ちょっと呆れた。追い込み馬ではあるものの、今回のような直線ヨーイドンの超スローのレースは向いていない。これだけメンバーが弱化してもだめということから今後、この馬が勝ち切るのは絶望的なのではないだろうか。

11着   2番  ハクサンルドルフ   牡 6 大野拓弥  56  1.50.3 33.6

前半の基礎スピード不足は絶望的であり、今回も後方の位置取りとなり何もできなかった。もう、オープン特別でも連対は絶望的なのではないだろうか。

12着  14番  ダノンキングダム   牡 5 三浦皇成  56  1.50.3 33.8

このレースで先行すると読めた馬はこの馬だけであり、であるならば、3着以内に粘れるのではと考えた人は多かったはず。それなのに、この馬はスタートが良くても逃げることは嫌い3番手でレースを進め。結局瞬発力勝負となり何もできず大敗した。この結果から、この馬は積極的に自身でペースを作れる馬ではないということが分かったということだと思う。戦績からも先行して好走したレースはスローペースのレースが多い。積極的に前に行く馬というよりかは、前に行って結果的にそれが恵まれたときのみ、好走する馬ということだと思う。このレースは先行しそうな馬はこの馬だけだったので、この馬が怪しい先行馬ということがわかれば、このレースは超スローペース戦になるということまでは読めそうな気がする。


13着   5番  アップクォーク     牡 6 津村明秀  56  1.50.7 33.6

出遅れて最後方のまま何もできず終わった。戦績を見るとある程度間隔を空けて大事に使われている印象があるが、ここ2戦は大敗していて、もう6歳であることから、当面はオープン特別戦も含めて疑った方がよいと思う。

2019年6月 5日 (水)

2019 鳴尾記念 G3 レース回顧

小頭数であまり魅力のないメンバーだったが、レース結果も凡戦だった。ただ、配当はそこそこついたので、こうしたレースもしっかり予想検討することが、馬券に勝つには必要なのだと思わされた一戦だった。


1.レース結果の基礎データ

2019年 6月 1日(土) 3回阪神1日  天候: 晴   馬場状態: 良
11R  第72回鳴尾記念
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指)  芝 2000m・内   9頭立

 


馬場差 -0.4 完全タイム差 +1.0
タイムランク E メンバーランク C

LAP :12.5-11.5-12.2-12.2-12.0-12.0-11.9-11.5-11.5-12.3
通過:36.2-48.4-60.4-72.4  上り:71.2-59.2-47.2-35.3  スローペース

スローペースであり、それでいてL1Fは減速しているので、やっぱり凡戦だったのだと思う。末脚の鋭いメンバーが少ないレースだったということだと思う。

 


2.隊列分析

2019060302

スローペースだっただけに、直線入り口の隊列は短い。それでいて後方の馬が差してこれないのだがら、末脚の鋭いメンバーが少ないレースだったということだと思う。

3.完全タイム差検証

2019060304 

メールドグラースと、ブラックスピネル が大きくパフォーマンスを落としているが、僕は前走の新潟大賞典では「この完全タイム差は過剰評価。ペース補正をかけすぎなのだと思う。1秒くらいは割り引くべきだろう。」と書いたが、まさにその通りだったと思われる。他にパフォーマンスを落としているギベオンにしても前走のダービー卿CTは「1.0~1,5秒くらい完全タイム差を低くみるべきである」と書いていたので、まさにその通りだったということだろう。ステイフーリッシュがパフォーマンスを大きく上げているように見えるのは大阪杯の完全タイム差が異常に過少評価だったためである。そう考えると、このレースの完全タイム差は妥当だと思われる。

4.各馬の分析

1着   7番  メールドグラース   牡 4 レーン    56  1.59.6 34.6 

まずまずのスタートながら前半は無理せず後方から3番手に控える。コーナーから徐々に追い上げ、外から危なげなく末脚を発揮して1着になった。
外から差し切る競馬だったことから、このレースは粘れる先行馬も鋭い差し馬もいなかったということだと思う。前走の勢いそのままに楽に勝てた印象であるが、メンバーの弱い組み合わせだっただけに、今回の結果はあまり高く評価すべきではないだろう。
それにしてもレーン騎手は外差しの競馬で連対することが多いようだ。直線で外に出すまでのポジショニングがよいということなのだと思う。そういう意味では、先行力があって中山コースに向いていたマーフィー騎手とは対照的にレーン騎手は東京コース向きの騎手なんだと思う。今後も外差しで好成績を上げている馬に騎乗した際には逆らわない方がよいだろう。


2着   9番  ブラックスピネル   牡 6 三浦皇成  56  1.59.8 35.5 

外枠からあまり速いスタートではなかったが、他に行く馬がいないので、楽に先頭に立ち、そのまま2着に粘った。
この馬逃げて東京新聞杯を勝ったことはあるが、逃げられないことも多いのでピックアップすることは難しかった。ただ、最近は三浦騎手とコンビを組むことが多く、僕の前走の回顧記事で「末脚がしっかりしたメンバーでは粘り切るのは難しい。この馬さらに速いペースで先行したときはさらに成績が落ちているので、この馬が連対するのは、スローペースで先行できて末脚の劣るメンバーの時に限られそうだ。」と書いたが、今回は末脚がしっかりしたメンバーが少なく、スローペースのレースになったので、まさにこの馬向きのレースとなった。
このレースの馬券で儲けられたかどうかは、この馬をピックアップすることができたかどうかがカギだったと思う。

3着   6番  ステイフーリッシュ 牡 4 藤岡佑介  56  1.59.8 35.2 

4番手追走で残り600mからスパートするも、直線でメールドグラースにはあっさり交わされ、ブラックスピネルを捕らえることもできなかった。
この馬の個性である、ロングスパートで長くいい脚を使うものの、トップスピードが劣るといった特徴がそのまま現れたレースとなった。鋭い末脚はないものの、最後まで脚は衰えないので、G2,G3戦であれば常に2,3着候補として検討すべき馬ではある。

4着   3番  ギベオン           牡 4 福永祐一  56  1.59.9 34.8 

スタートでつまずき、その間にタニノフランケルに前を塞がれたことで後方からの競馬となった。直線で追い上げるも最初はもたつき、徐々にペースアップしたものの4着に入るのがせいいっぱいだった。
この馬、後方からではだめだということを示した。それなりに末脚が使えていたように見えたものの、他に末脚がしっかりした馬がいないことから目立ったと思われる。これまで、古馬とのレースで好走できたのは中日新聞杯だけであるので、中日新聞杯だけたまたまハマったものであると考え、重賞でのこの馬の評価は少し落とした方がよいと思われる。

5着   5番  ノーブルマーズ     牡 6 高倉稜    56  2.00.0 35.2 

中段追走から、直線では少しは伸びるかと思わせるところがあったものの、結局伸びなかった。
このメンバーでこの程度走りでは、もう昨年の宝塚記念3着から衰えたと考えてよいと思う。

6着   8番  ブラックバゴ       牡 7 岩田康誠  56  2.00.3 35.1 

最後方追走から、最後の直線でちょっとだけ伸びたように見えたが、末脚の劣るメンバーだったので相対的に伸びたように見えただけだと思う。
今回のペースでも最後方になるということは前半の基礎スピード能力が絶対的に不足していて、重賞で好走するには絶望的だと思う。

7着   2番  サンデーウィザード 牡 7 藤岡康太  56  2.00.4 35.7 

インの中段につけていたものの、直線では全く伸びず。長期休養前はそこそこやれていたものの、これで復帰後3戦続けて凡走した。年齢的に見てももうダメなのかもしれない。

8着   4番  タニノフランケル   牡 4 武豊      56  2.00.8 36.3 

2番手で積極的に先行したが全くいいところがなかった。休み明けだったこともありそうだが、しばらくは復調の兆しが見れるまでは消しでよいかもしれない。そもそもこの馬はインで距離ロスなく先行できたときしかオープンでは好走実績はない。

9着   1番  プラチナムバレット 牡 5 和田竜二  56  2.00.9 36.4 

先行するも全く伸びず。今後も好走するのは難しそう。

 

2019 安田記念 G1 レース回顧

グランアレグリア、ラッキーライラックに続いて、ダノンプレミアムもと、強い先行馬の受難が続く今シーズンの東京G1であるが、今回はアクシデント的な要素が大きいものの、これだけ続くと偶然ではないような気がする。今後に向けてしっかりレース回顧したい。

1.レース結果の基礎データ

2019年 6月 2日(日) 3回東京2日  天候: 曇   馬場状態: 良
11R  第69回安田記念
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定)  芝 1600m   16頭立

馬場差 -1.7 完全タイム差 -0.3
タイムランク C メンバーランク B

LAP :12.2-10.9-11.4-11.3-11.2-11.1-11.2-11.6
通過:34.5-45.8-57.0-68.1  上り:67.8-56.4-45.1-33.9  平均ペース

相変わらずの高速馬場が続いている。前後半が34.5-33.9のペースだったので、決して速すぎるペースでなく、前にいた馬が有利な展開になった。


2.隊列分析

2019060301

直線入り口の時点で無茶苦茶縦長になっている。ここまで長いと後方にいた馬は絶望的だ。とは言え、後方にいた馬が追い上げるには厳しいラップタイムでレースが進行しているので、結局、最初のアクシデントも含めて最初の1ハロンでのポジショニングが極めて重要なレースだったと思う。


3.完全タイム差検証

2019060303

前走の完全タイム差が過大評価だったり、過少評価だったりするレースが多いので、前走との比較が難しくなっているが、この比較から大阪杯の完全タイム差がかなり過少評価になっていることが改めてわかる。判断が難しいところではあるが、このレースの完全タイム差は0.3~0.5秒ほど低く見た方がよいように思う。

4.各馬の分析

1着   5番  インディチャンプ   牡 4 福永祐一  58  1.30.9 32.9 

好スタートから一旦3番手の位置になるが、前半はじっとしていて一旦5,6番手の位置まで下げるが、直線でも慌てず残り400mの位置で追い出すとしっかり伸びて1着となった。
前走が末脚比べでパスクアメリカーナに負けていたのでがっかりさせられたのだが、前走は超スローの究極の上がり勝負であり、今回のようにある程度流れた展開になったのがこの馬によかったと思われる。加えて前走は前半は折り合いを欠いて無理に前半を抑えたのがよくなくって、この馬は前半抑えでも末脚を貯めることができないことが前走で明らかになったので、多分福永騎手は今回は前半は馬の気の向くまま行かせようと考えたのだと思う。その結果、今回は枠順も含め、この馬にドンピシャな展開になったのだと思う。
残り400mからの末脚は素晴らしかった。この馬は早めに先頭に立つとソラを使うクセがあるが、アエロリットが今回はいい目標になった。あらゆる点にこの馬にハマった展開のレースとなった。

2着   2番  アエロリット       牝 5 戸崎圭太  56  1.30.9 33.9 

スタートはさほど速くはなかったが、二の足と内枠を活かして、先頭に立つ。その後最後まで粘り切り2着になった。
前走のヴィクトリアマイルは今回よりもかなり前半が速いペースになり最後はバテてしまったが、そのときの調教師のコメントが「今日の競馬はこの馬を刺激できたと思います。自分の競馬ができたし、レースを引っ張ってこの時計ですからね。タメたからどうこうという馬でもないですし、力は発揮できました。」ということだったので、昨年に引き続き、ヴィクトリアマイルを叩きに使った戦略が上手くいったようだ。こうした戦略が2年連続で上手くいくとは思えず、僕はこの馬を軽視してしまったのだが、この馬まだ5歳だし、衰えるにはまだ早いということなのだろう。昨年はこの後毎日王冠で1着になっていたが、今年もこの馬まだまだ活躍できそうだ。

3着  14番  アーモンドアイ     牝 4 ルメール  56  1.30.9 32.4 

スタート後、ロジクライの内側への逃避の影響を受け後方からになり、直線に入っても絶望的な位置になったが、凄まじい末脚を発揮して3着に入った。
出遅れることもある馬だけに今回のような展開は想定内であったが、強烈な末脚を発揮するのも想定内であった。この馬が3着以内を外すとは考えられず、3連複の軸として考えることがこのレースでは正解だったと思う。この組み合わせで3連複3690円はいい配当だと思う。
グリーンチャンネルの中継によると、この馬はレース後の疲労が著しく、このレースを勝ってもウイニングランはしない予定だったとのこと。今回も3着とはいえ、スタート後の不利を跳ねのけての3着だったので、今回の疲労も相当激しかったと思われる。なので、この馬は海外遠征などせずに、今後は出走するレースを厳選して無事に現役の競争生活を送って欲しいと思う。


4着   6番  グァンチャーレ     牡 7 松岡正海  58  1.31.1 33.9

好スタートから2番手につけ最後まで粘り4着となった。
単勝オッズ103.3倍ながら戦績を見ると、ここ2年くらいオープンクラスで3着以内に入ることが多く、堅実な走りをしている。先行力があるので、展開に恵まれればこのくらいやれても不思議はない馬ということだと思う。今後も侮れない存在ではある。

5着   4番  サングレーザー     牡 5 岩田康誠  58  1.31.1 32.9 

インぴったりを通って、直線では伸びたが、最後は甘くなった。直線でかなり伸びて善戦したかのように見えたが、昨年秋に比べると物足りない末脚だった。少し衰えがあるのかもしれない。

6着   7番  モズアスコット     牡 5 坂井瑠星  58  1.31.2 33.1

好スタートからインディチャンプの少し外の後ろを追走し、インディチャンプと同じように追い上げようとしたが末脚が劣った。
前走のマイラーズCはスローペースだったため、全然ダメだったが、今回は少し速い流れだったので少しいいところが見れたが、この昨年の安田記念は前半の3ハロンが34.2で自身の上がりが33.3で勝っているので、この馬は今回よりも前半が速い流れの高速馬場が合っているということだと思う。条件が整えばまだまだやれるところを見せた。
 
7着   1番  ケイアイノーテック 牡 4 幸英明    58  1.31.3 32.7

内枠を活かし直線では少し伸びたが、G1レースで勝負できる末脚は見られなかった。上がり3ハロンタイムは速いが、インをロスなく通ってのものなので、評価できない。

8着   8番  ステルヴィオ       牡 4 レーン    58  1.31.3 32.6 

隊列図にあるように直線入り口ではかなり後方の外の位置になるも、その後よく伸びていた。ゲートでガタガタしてしまい、普通より遅めのスタートになったため、かなり後方に位置になってしまったとのこと。ゲートで失敗することがあるということは覚えておきたいが、最後はかなりいい脚が使えているので、今後どこかで好走する可能性は高いと思う。

9着  16番  ロジクライ         牡 6 武豊      58  1.31.4 33.8

スタート直後、内側に逃避し、15~12番までの馬に不利を与えたが、自身はインの3番手の位置に収まるものの、直線でさほど伸びず9着になった。
先行して最後ひと脚使える馬ではあるものの、G1では能力が足りないということだと思う。あと、この馬は大外枠に入ったのが今回初めてだった。今回のようなケースは少ないとは思うものの、大外枠に入ると、内側に逃避しようとする馬がいたことは覚えておきたい。


10着  13番  ペルシアンナイト   牡 5 M.デム  58  1.31.8 32.7 

大きな不利を受けて最後方になったが、最後はかなりいい末脚を見せていたのでデキはかなりよかったようだ。この馬は高速馬場が合っているが、L2Fの末脚は速かったが、L1Fの脚は大したことなかったので、いい脚は長く続かないのような。そのため東京コースは合ってなく、狙いどころの幅が狭く、今後好走する機会は少なそうだ。

11着   3番  サクラアンプルール 牡 8 横山典弘  58  1.31.9 33.3

インの後方の位置にいて、直線あまり伸びず見所はなかった。この馬には全く合わない距離、コースだったということ。

12着  12番  ロードクエスト     牡 6 石川裕紀  58  1.31.9 34.1

不利の影響は少なかったようで、ロジクライのすぐ後ろの位置で追走できたが、直線では全く伸びなかった。

13着   9番  スマートオーディン 牡 6 池添謙一  58  1.32.0 33.4

後方でまるで伸びず、やはり1400mで展開がハマった時しか出番はなさそう。

14着  10番  フィアーノロマーノ 牡 5 北村友一  58  1.32.1 33.7 

全くいいところがなかったが、北村騎手のレース後コメントが興味深かったので、記憶しておきたい。「返し馬から馬場が合わないと感じました。そういう馬場ではないのに凄くノメッていました。あと、左回りも結果が出てなくて、坂を登る時に手応えがなくなりました。」高速馬場なのにノメる馬がいるということは覚えておくべきだろう。あと、左回りはだめということで、馬の弱点を素直に語ってくれたコメントだった。

15着  11番  エントシャイデン   牡 4 田辺裕信  58  1.32.2 34.0

明らかに能力不足で見所無し。ただ、スタート練習の成果があって、以前よりスタートがよくなったとのこと、この馬オープン入りしてから重賞しか走っていないので、オープン特別やメンバーの弱いG3では好走する可能性はある。

16着  15番  ダノンプレミアム   牡 4 川田将雅  58  1.32.9 34.5 

スタートの不利により後方からになったのが大きかったが、この馬の好走時は前半どこかでペースが緩いところがあったので、今回のように緩みのないペースでは挽回は難しく、追走で脚を使いきってしまい、直線は伸びなかったということだと思う。あと、発汗が目立っていて、パドック時点で嫌な感じもあった。2強のうち、連を外すならこっちの方とまで考えることは十分できた状況ではあった。

2019年5月30日 (木)

2019 目黒記念 G2 レース回顧

2500mレコードタイム樹立レースとなったが、ここに出走してきた馬のレベルは低く凡戦だった。今の東京競馬場の馬場が異常であり、競馬にとってレコードタイムは全く何の価値もないということを思い知らされるいい機会と思うが、このレースの出走馬は今後過剰評価される可能性があるのでしっかりレース回顧したい。

1.レース結果の基礎データ

2019年 5月26日(日) 2回東京12日  天候: 晴   馬場状態: 良
12R  第133回目黒記念
4歳以上・オープン・G2(ハンデ) (国際)[指定]  芝 2500m   13頭立


馬場差 -2.9 完全タイム差 +0.1
タイムランク C メンバーランク C

LAP : 7.4-11.0-11.0-12.2-12.0-11.7-11.8-12.0-11.6-11.7-12.0-12.0-11.8
通過:29.4-41.6-53.6-65.3  上り:71.1-59.1-47.5-35.8 

この日は完全に前残りの馬場であり、このレースではもう騎手は前につけなければ勝負にならないことがわかっていて、ペースは速くなっていた。それでいて上がりのラップタイムが落ち続けるわけでもなく、最後の1Fで再び加速しているので、あまり消耗戦のスタミナ勝負にはなっていないことが伺える。

2.隊列分析

2019052802

ダービーでは後方からの追い込みが決まりにくいレースになったが、このレースは後方の外から差してきた追い込み馬が上位に入った。このことからもダービよりレベルの低いレースだったことが伺える。このレースで先行した馬は、有利な状況であっても難があるということなのだと思う。

3.完全タイム差検証

2019052804

ほとんどの馬が前走より大幅にパフォーマンスアップさせているので、この完全タイム差はおかしい。少なくとも1秒は割り引く必要がある。緩急がないため時計の出やすいペースだったということだと思う。


4.各馬の分析

1着  10番  ルックトゥワイス   牡 6 レーン    55  2.28.2 34.3

スタート速くなく後方から、直線は外から追い出すと、相変わらずズブかったが、じわじわと伸び続け1着となった。
とにかくズブいものの最後まで伸び続けるので、今回のように先行馬がダメダメだった場合には今後も好走の可能性はあると思う。

 
2着   5番  アイスバブル       牡 4 アヴドゥ  54  2.28.4 34.7 

この馬もスタート速くなく後方から、意図的ではなく速いペースについて行けなかった印象。直線では外からじわじわ伸びたがルックトゥワイスには劣った。この馬1600万条件勝ちからの昇級馬だが、過去6戦で上がり3ハロンタイムが3番目以内と、堅実に末脚を使ってきていた。なので、このメンバーでは末脚の決め手が上位だったこと。逆に言えば末脚が大したことない馬の多い組み合わせだったということ。相手と展開に恵まれての2着。タイムから次走は過剰評価されそうなので注意が必要。

3着   3番  ソールインパクト   牡 7 福永祐一  54  2.28.6 35.3 

まずまずのスタートから中段のインぴったりを追走して、直線の追い出しは速くは見えなかったが、じわじわと伸び続け3着に浮上した。
いつ好走のかよくわからない掴みどころのない馬であるが、戦績を見るとハンデの軽い時に好走する場合が多いようだ。そして、インを距離ロスなく回れたこと。末脚の鋭い馬が少なかったということで恵まれての3着だと思う。

4着   7番  ゴーフォザサミット 牡 4 石橋脩    57  2.28.7 35.6 

好スタートから、4番手のインぴったりを追走して、直線では残り300Mで一旦先頭に立ったが、末脚が続かず4着となった。
速い流れを先行する力はあるが、末脚は大したことない馬。ただ、この馬はオープンでは重賞ばかり使っているのでオープン特別ではあっさり勝ち切る場面もありそう。

5着   4番  ムイトオブリガード 牡 5 武豊      56  2.28.8 35.0 

スタート速くなく後方から、4角ではインぴったりをまわり、残り400m地点ではソールインパクトのすぐ横の位置まで押し上げたが、その後の末脚が続かなかった。
4角のコーナリングは騎手の腕であり、一瞬の速いスピードはあるが長くは続かない馬のようだ。後方待機に有利な展開でこの走りは全く評価できない。

6着   1番  ウインテンダネス   牡 6 内田博幸  56  2.28.9 35.4 

速い流れについていけず後方からになる。最後はそれなりに伸びているが、大した末脚ではなかった。
一時期はよい末脚を発揮出来ていた馬ながら、昨年秋が全くダメな馬になってしまった。復調の兆しが見えるまでは消しでよさそう。

7着   8番  チェスナットコート 牡 5 坂井瑠星  56  2.28.9 35.4

直線入り口では、アイスバブルと競り合っていたが、残り300mで早くも脱落した。

8着   6番  ブラストワンピース 牡 4 池添謙一  59  2.29.1 35.8

中段のやや外を追走していたが、直線でも大して伸びなかった。
ハンデ59キロを背負っていたにしても、グランプリホースとしてはふがいない走りで、かなり調子を落としているようだ。しばらくは軽視した方がよさそう。このメンバーでこの程度の走りではどうしようもない。


9着   2番  アクションスター   牡 9 藤田菜七  50  2.29.5 35.2

前半は全くスピードについていけず最後方となり、直線の伸びも大したことなかった。

10着  12番  パリンジェネシス   牡 5 川田将雅  54  2.29.6 36.7

ハイペースを2番手で追走したが、直線は全く粘れなかった。
戦績からこの馬は緩いペースを先行する形でないとだめそう。1600万条件からの昇級馬だが、オープンでは苦戦しそう。

11着  13番  ケイティクレバー   牡 4 鮫島克駿  54  2.30.6 38.2

速いペースで逃げたが、直線は全く粘れなかった。
前有利の馬場を全く生かせなかったので、調子がよくないとも言えそう。

12着  11番  ポポカテペトル     牡 5 M.デムーロ  55  2.33.4 40.3

大敗なので、馬の能力が全く足りない。

競争中止   9  アドマイヤエイカン 牡 6 岩田康誠  55  ------ ----

好位集団の直後に取りつくが、向正面で馬体に故障を発症して3角手前で競走中止。

 

2019年5月29日 (水)

2019 日本ダービー G1 レース回顧

強い馬が強い勝ち方をして、硬い配当になることが多い日本ダービの中で、単勝2桁人気の馬が勝ったのは1966年テイトオー以来に53年ぶりと言うことで、単勝9310円はダービー史上歴代2位の高配当とのこと。こうした珍事が起きたのは3強と言われていた馬が実はさほど強くなかったということに他ならないと思う。特に競馬マスコミのサートゥルナーリアの持ち上げぶりは異常だった。競馬マスコミが何といおうと、自分の目で見て「これは強い」と思わない限り、信用すべきでないということが今回の最大の教訓だと思う。

1.レース結果の基礎データ

2019年 5月26日(日) 2回東京12日  天候: 晴   馬場状態: 良
11R  第86回東京優駿
3歳・オープン・G1(定量) (牡・牝)(国際)(指定)  芝 2400m   18頭立

馬場差 -2.8 完全タイム差 -0.4
タイムランク C メンバーランク B

LAP :12.7-10.7-11.4-11.4-11.6-12.0-12.3-12.4-12.2-12.0-11.9-12.0
通過:34.8-46.2-57.8-69.8  上り:72.8-60.5-48.1-35.9 

今開催でもっとも速い馬場差となったが、昨年からの東京競馬場の馬場コンディションはものすごくよかったということのようだ。また、この週は内を通った先行馬が圧倒的に有利な馬場となっていたのはダービー前に明らかになっていた。

2.隊列分析

2019052801

リオンリオンが大逃げを打っていたとはいえ、直線入り口ではかなりの縦長になっていた。前にいた馬の多くがバテていたものの、後方にいては厳しい結果になった。ラップタイム的にも息の入らない展開で持続力勝負となった。

3.完全タイム差検証

2019052803

1着のロジャーバローズは最高にかみ合ったレースになったので、パフォーマンスアップに違和感はなく、過大評価だった皐月賞組が大きくパフォーマンスダウンしている。僕は皐月賞のレース回顧で、完全タイム差は1.5~2秒くらい低く見た方がよいのではと書いたが、前走と同等のパフォーマンスだったと思われるヴェロックスが1.9秒パフォーマンスをダウンさせているので、やはり皐月賞は1.9秒完全タイム差を落とした方がよいと思う。この日本ダービの完全タイム差は妥当な値だと思う。


4.各馬の分析

1着   1番  ロジャーバローズ    浜中俊    57  2.22.6 35.1

好スタートから楽に最内2番手の位置に取り付き、逃げたリオンリオンが暴走したので、向こう正面では後続にかなり差をつけて逃げているような位置で追走できた。
直線に入ってもしぶとく、ダノンキングリーの追撃をギリギリ抑え切って1着となった。
とにかくこの日の東京競馬場はインを先行した馬が圧倒的に有利だったものの、リオンリオンが強引に逃げるのはわかっていたのでこの馬の扱いがすごく難しかった。僕は結局2番枠のヴィントも含めて3頭の先行馬が競り合って先行勢がバテると読んでしまったためにこの馬をピックアップすることができなかった。この馬にとってよかったのは、リオンリオンが暴走したことに加え、ヴィントが逃げなかったことも大きかったと思う。リオンリオンの横山武史騎手は経験が足りない若い騎手で、ヴィントはたまにしか乗鞍のない竹之下騎手だったということを考えると、浜中騎手がいいポジションで先行できるケースは想定できたといまさらながら思う。
加えて、僕は京都新聞杯のレース回顧で、「L1Fで各馬がバテる中、逃げて2着に粘ったのはかなり強さを感じさせる走りだった。
前走のスプリングSは「パドックからゲートに入るまで、ずっと競馬に向かえる精神状態ではなかった」ということで先手が取れなかったので、自分のペースで走れなければ脆い先行馬ということだと思う。」と回顧していたので1番枠に入って、先行で競り合うと思われる騎手が浜中騎手よりもかなりレベルが落ちると考えれば、この馬を相手候補と考えることが可能だったといまさらながらおもってしまう。
この馬は、スプリングSよりも成長したということは確かなものの、この馬がしぶとかったのか、ダノンキングリーの末脚が大したことなかったのか、判断が難しいのでこの馬の能力判断は保留としたい。そもそも、今後古馬との戦いで善戦するには夏の成長力が必要なわけで、この馬の能力判断するには時期尚早。
ただ、今年の秋は夏の上がり馬が台頭し、菊花賞を勝つ可能性は高いと思う。


2着   7番  ダノンキングリー    戸崎圭太  57  2.22.6 34.5 

好スタートからインぴったりを走り4角では3番手から追い出す形になったが、じわじわとしか伸びず1着馬を交わせず2着となった。
直線入り口の映像を見て、多くの人はこの馬が勝つと思っただろうと思う。この馬としては最大の武器である瞬発力が、淀みのないレースになったことで削がれてしまったことが大きかったと思う。後はタラレバになってしまうが、直線で左鞭を入れて大きく外に出さず、最後まで馬体を合わせていたら、ダノンキングリーがダービーを勝っていたかもしれない。この馬の2着の敗因は後方から追い込んでくる馬を意識するあまり前を走っている馬を軽視してしまったということだと思うが、それは仕方のないことだとも思う。
この馬はある程度ゆったりしたペースで瞬発力が活かせるレースとなると強いと思うので、今後もそうした展開のレースを見てみたい。

3着  13番  ヴェロックス        川田将雅  57  2.23.0 34.3 

外枠だったが、中段の好位置を追走することができた。あまり外を回らなかった、4角では外を回って伸びる際に少し距離ロスがあった。直線では一旦外から差してきたサートゥルナーリアに差されるも最後は差し返して3着に浮上した。
この馬、今回も接戦で差し返してきたように、接戦での負けん気の強さというか、勝負強さはかなりのものだと思う。今後の古馬との戦いも、相手なりにしっかり戦ってくれそうな予感はある。

4着   6番  サートゥルナーリア  レーン    57  2.23.1 34.1

出遅れて後方からになり、直線では外を回り残り500mあたりから追い出し速い末脚を見せるも残り100mで止まり、一旦交わしたヴェロックスに差し返され、ニシノデイジーにもあわや差されそうになる4着だった。
輪乗り中にテンションが上がってしまい、出遅れたのは痛かったが、残り100mの止まり方を見ると好スタートを切れても勝つのは厳しかったように思える。
追い出してからの反応の速さ、トップスピードの速さはかなりものではあるが、直線の長いコースではトップスピードの持続力が足りないようだ。ただ、皐月賞では4角からのロングスパートが出来ていたので距離が長かった可能性もある。
休み明けの皐月賞を勝って、叩き2戦目ではさらに調子が上がって強いところを見せるのではとの期待から過剰人気になったが、こうした考え方は危険だということが今回の最大の教訓だと思う。よく言う「上積みがありそう」という考えは危険だということ。実際に上積みがあった実績がない限り信用すべきではない。

5着   9番  ニシノデイジー      勝浦正樹  57  2.23.1 34.3

スタートはあまり速くなく、サートゥルナーリアの少し後ろの位置を追走。4角で外に出したサートゥルナーリアが外に出したのと対照的にインを突き、直線途中での末脚はあまり速くなかったが、最後までしっかり伸びて5着になった。
末脚のトップスピードは速くはないものの、持続力はあるので、直線の長い東京コース向きということがわかった。ただ、トップスピードが速くないので古馬との戦いで好走する可能性は低そう。

6着  10番  クラージュゲリエ    三浦皇成  57  2.23.2 34.7

好スタートから中段のやや前の位置を追走し、直線入り口ではヴェロックスと同じような位置から伸びてきたが最後は脱落した。
速い流れを積極的に追いかけたわりに善戦した印象はある。直線が短いコースで好位差しが活きる展開になれば、今後も好走する可能性はありそう。

7着  14番  ランフォザローゼス  福永祐一  57  2.23.2 34.4

中段追走から、直線ではクラージュゲリエの内から同じように伸びるも最後は脱落した。
G2,G3で2着してきたように、善戦はするが決め手に欠ける。

8着  11番  レッドジェニアル    酒井学    57  2.23.4 34.2

スタートは速くなく後方からになる。直線入り口では後方すぎる位置ではあったが、最後まで伸び続け持続力は示した。
京都新聞杯を勝ったので穴馬としての期待はあったが、速い流れを追走するために必要な、前半の基礎スピード能力に難がありそうということがわかった。

9着  16番  タガノディアマンテ  田辺裕信  57  2.23.8 34.6

後方から、直線ではニシノデイジーの内から合わせ馬のようにして追い上げたが早々と脱落した。
あまり見所のない走りだった。

10着   8番  メイショウテンゲン  武豊      57  2.24.0 34.4

後方から、さほど伸びず見どころなし。

11着   5番  マイネルサーパス    丹内祐次  57  2.24.2 35.8

インをうまく立ち回って中段のやや前の位置につけれたが、直線では全く伸びなかった。

12着   3番  エメラルファイト    石川裕紀  57  2.24.3 36.0

好位につけれるも直線では全く伸びなかった。

13着  17番  ナイママ            柴田大知  57  2.24.5 35.3

後方から、さほど伸びず見どころなし。


14着   2番  ヴィント            竹之下智  57  2.24.5 35.0

前半馬が行く気を見せなかったからということで、前には行かず。ただ回ってきただけで、特に何もしなかった印象。この馬前走逃げて勝っているので2番枠だったことから積極的に先行してロジャーバローズのペースを乱すのではないかと考えてしまったのが今回の僕の大失敗だった。

15着  15番  リオンリオン        横山武史  57  2.25.0 38.3

外枠ながら強引に逃げたが、暴走ペースになり自滅した。外枠で、騎手が息子に乗り替わったことで、この馬の連対はないと思ったが、暴走ペースになり他の先行馬にさほど影響のない展開になるとは予想できなかったことではなく、そう考えるとロジャーバローズが浮上することも十分考えられたので、今回の展開はしっかり記憶して今後に活かしたい。

16着  18番  シュヴァルツリーゼ  石橋脩    57  2.25.0 36.1

見どころなし。

17着   4番  サトノルークス      池添謙一  57  2.25.8 37.6

速い流れを4番手で追走はしたが、直線でばったり止まる。
この馬は緩いペースで先行して好走した実績しかないので、好走できる展開の幅は狭そう。

18着  12番  アドマイヤジャスタ  M.デムーロ  57  2.26.9 37.4

後方のまま何もできず。最後は騎手があきらめて流していた。

 

2019年5月23日 (木)

2019 平安ステークス G3 レース回顧

  タイムランクDになるような、低レベルレースではないのだが、レースレベルの判断の難しさを改めて考えさせられるレースとなった。


1.レース結果の基礎データ

2019年 5月18日(土) 3回京都9日  天候: 曇   馬場状態: 良
11R  第26回平安S
4歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定)  ダート 1900m   16頭立


馬場差 +0.3 完全タイム差 +0.8
タイムランク D メンバーランク C

LAP : 7.1-11.2-11.6-12.9-12.8-12.9-12.2-12.1-12.5-12.8
通過:29.9-42.8-55.6-68.5  上り:75.3-62.5-49.6-37.4  平均ペース

最初の直線は速かったが、1コーナーにはいってすぐペースは落ち着いているものの残り800mからペースアップが始まっているので、先行勢が最後は大きくバテる厳しい展開になった。

2.隊列分析

  2019052105

直線入り口でかなり縦長になっているので、早めのペースアップが厳しいものだったということだろう。この時点でかなり後方にいた馬が上位に来ているので、直線はバテ比べで時計のかかる展開だったことがよくわかる。

3.完全タイム差検証

2019052104

モズアトラクションはムラ馬なので、大きくパフォーマンスアップしても不思議ではないのだが、他の馬はパフォーマンスダウンしているのは明らかに不自然。こんなにレベルが低いレースではないのになぜこうなってしまうのか、と考えたのだがその原因はペースの緩急にあると思う。ギアの上げ下げが必要になるレースほど時計がかかる傾向にあり、逆にペースが一定のレースほど時計が速くなるということだと思う。ここに、ベイヤー式スピード指数の限界があるということだと思う。基準タイムと馬場差でレースのレベルを判断していては、このレースのようにレースの価値を見誤ってしまう。なので、「先週の結果分析」の完全タイム差はそのまま鵜呑みにしていたら、絶対に馬券で勝つことは出来ないと断言できる。過去のレースとのパフォーマンス比較をするような一工夫は絶対に必要なのだ。このレースはあと1秒近くは高めに評価すべきだと思う。

4.各馬の分析

1着   7番  チュウワウィザード  川田将雅  58  1.58.1 36.5

スタートはあまり行く気なく、中段のやや後方の位置になる。残り800mからのペースアップでは最初は速い脚は使えなかったもののジワジワと伸び続け1着となる。
東海ステークスで唯一インティに肉薄できた馬であり、このレースで大きく差をつけられた馬がオープン特別で好走していることを考えると、この馬のこのレースの力量は上位であることは歴然であり、一番人気でも逆らうべきではないことはわかっていた。
この馬の戦績を見ると3ハロン目が高速なレースが経験がないので、3ハロン目まで高速になると位置取りが後方になってしまうことがわかった。しかし、後方になってしまうようなレースでもしっかり勝つのだから、かなり高いレベルにある馬であることは確か。今回のようなメンバーで単勝2.5倍はむしろオイシイ配当だったのではないだろうか。


2着   6番  モズアトラクション  藤岡康太  56  1.58.1 36.3

前半は速いペースについて行けず後方からになるも、4角からの追い上げ時にちょうど少し前にチュウワウィザードがいたために直線では合わせ馬ような形になり最後まで伸び続け2着になった。
かつて、狙ったときに凡走され、ノーマークのときに好走されたので極端なムラ馬だということはわかっていた。なので、このレース勝つのはチュウワウィザードしかないと思っていて、穴ならモズアトラクションと思ったものの、オメガパフュームをノーマークにしてしまったため、馬券を外してしまった。今はなぜ馬連を抑えておかなかったのか激しく後悔している。ただ、モズアトラクションのようなムラ馬をしっかりマークできていたのは個人的に収穫だと思っている。この馬とにかく、ムラ馬なので人気がなくとも気分よく走れた場合は好走する可能性があるので、今後も相手候補として警戒する必要がある。


3着   1番  オメガパフューム    M.デム  59  1.58.3 36.9

まずまずのスタートからかなり後方の位置からになる、勝負どころから徐々に外から前に出るかなり強引な競馬になったがそれでも3着になった。
「先週の結果分析」によると平地重賞で59キロの馬が3着以内に入ったのは2015年のプロキオンS以来のことのようだ。59キロ背負ってことと前走フェブラリーSで惨敗したことでこの馬を切ってしまったことは大間違いだった。この馬左回りはよくない、上がりが速いレースはよくないので、今回のレースではハマる可能性はあったし、終始外を回っていたので実力上位なのはしっかり示した。この馬をしっかりピックアップできなかったのが、僕のこのレースの最大の敗因である。

4着   5番  アナザートゥルース  大野拓弥  57  1.58.5 37.2

まずまずのスタートから最内を先行しようとするも、他馬が速く中段の位置の最内となる。残り800mからの早めのペースアップにはついて行けなそうな感じはあったが、インを距離ロスなく走れたことを活かして、直線は少し伸びたが、末脚は明らかにオメガパフュームに伸び負けしていた。
前走のアンタレスS勝ちはそう低いレベルではないことを証明する4着だった。ただし、最内をロスなく走れての4着なので、あまり過剰に評価しない方がよい。


5着   8番  サンライズソア      田辺裕信  57  1.58.7 38.0

先行して終始最内を通って逃げていたが、残り200mで捕まって5着となった。
近走は逃げて厳しい展開でも3着以内に入る器用さをみせたが、今回は最後まで持たなかった。かなりギリギリまで粘っていたので弱い印象はない。

6着   9番  ジョーダンキング    岩田康誠  56  1.58.7 37.2

まずまずのスタートながら後方からになる。最後の直線ではかなりいい脚で追い込んできたので、オープン特別戦では活躍できそうだ。
 
7着  14番  マイネルユキツバキ  和田竜二  56  1.59.0 38.1

外から3番手で先行出来ていたが直線ではあまり伸びず、残り200mで追い込み勢に交わされて7着まで下がった。
外から速いペースを先行したので、前半がかなり厳しい展開になり最後伸びなかったのも仕方のないところ。1600万条件勝ちからの昇級初戦だったが、この内容であれば、オープン特別戦では活躍できそう。


8着  11番  クイーンマンボ      北村友一  54  1.59.0 37.9

スタート後早めにインの4番手に潜り込み先行したが、この馬も残り200mで追い込み勢に交わされた。
上手くインを距離ロスなく走れたことはあるが、速い流れをしっかり先行できたわりに大きく負けてはいないので、23週の休み明けとしては悪くないレースだったと思う。どこかで好走することはありそう。

9着  15番  サトノティターン    石橋脩    57  1.59.1 37.9

先行しようとするも速い流れで外枠だったこともあり中段の外を追走する。終始外をまわる距離ロスはあったが、4角から鞭を入れてもあまり伸びず、最後までいいところはなかった。
今回かなり鞭を入れても大丈夫だったが、今回はこの馬の能力の限界が見えてしまった感じだった。前走のマーチSはハンデ戦で55キロで今回57キロなので、前走の重賞勝はハンデが活きたとも考えられる。オープンクラスではさほど強くないと考えてよさそう。

10着   3番  グレンツェント      幸英明    57  1.59.4 37.7

後方から、直線でインに入って少し伸びたが、最後まで脚は持たなかったのでまるで評価できない走りだった。

11着   2番  サンマルデューク    武士沢友  56  1.59.5 37.4

最後方から、大外回って一応最後まで伸び続けてはいたが、さすがにもう3着以内に入ることはなさそう。

12着  16番  ロンドンタウン      藤岡佑介  56  1.59.7 38.7

外枠から5番手で先行できたが、終始外を回る距離ロスはあったとはいて、最後はバッタリ止まった。
この馬は時計のかかるダートでの実績がないのでこんな程度かとも思うが、近走の成績からすると負けすぎなので、調子が落ちていたこともあったのかもしれない。

13着  10番  ハイランドピーク    武豊      57  2.00.0 38.8

先行しようとするも周りが速かったので中段の位置になり、ペースの緩んだ向こう正面で外から5番手の近くまで押し上げるものの、勝負所から全くついて行けなかった。この馬も時計の速いダートでしか実績がなく、近走はかなり成績が悪いので復調の兆しが見えるまで消しでよいと思う。

14着   4番  トラキチシャチョウ  水口優也  56  2.00.1 38.4

後方のまま何もできず明らかに能力不足。

15着  13番  メイショウスミトモ  小牧太    57  2.00.2 38.9

後方のまま何もできず明らかに能力不足。

16着  12番  マイネルオフィール  国分恭介  56  2.00.3 39.5

速い流れを2番手で先行できたが、最後は止まりすぎた。能力不足と、連戦しすぎというのもありそう。オープン特別戦であればまた穴を空ける可能性はありそう。

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